August 15, 2004

THE PIANIST (2002)

pianist今までにナチスのホロコーストを描いた映画はいくつかあった。シンドラーズリストやGood Evening, Mr.Wallenbergなどであるが、それらは主に集団的苦しみにテーマを置いているのではないか。ピアニストの監督、ローマン・ポランスキー氏(Roman Polanski)は少し違った見方から接近していったようだ。それはホロコーストのなかの個人の苦しみである。その個人とはピアノ弾きの天才であるヴラディスラフ・スピルマン(Wladyslaw Szpilman)であり、彼のホロコーストの記憶が映画のベースとなっている。

実際のストーリーを元に製作された映画であり、主な登場人物は実在する。シュピルマンを救ったヴィルム・ホセンフェルド(Wilm Hosenfeld)というナチス将校の情報は少ないが、彼の81歳になる息子が証言を集め、近年本を出版したという話も聞いたことがある。

お勧め度 ★★★★☆


最後に:オランダ語字幕で見たので、ドイツ語で話されている部分が聞き取れなかった。いずれ字幕を作るのが好きなフランダースの少年に英語の字幕を作成してもらい再度みたい。

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