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君見ずや白口の險は 城よりも險なり

突兀空を摩して 路崢嶸


                               佐々友房

※ 意解 : 皆さんはご存知でしょうか。白口岳の険しいことは城の険しさよりもっと険しく、その山頂は大空に突き出て天に達するようであり、登山道の険しく深いことを。まさにUTMKエクストリーム区間の最後を飾るに相応しい無慈悲ぶりと言えるのではないでしょうか



3月28日(月)晴れ

決戦の時は近づいてきました。
アスリートたちにとって1年で最大のイベントといえば、例えばUTMBであったり萩往還であったりツール・ド・沖縄であったりと様々あると思いますが、エロビス氏にとっての最大の関心事は超マイナーイベントであるUTMK(ULTRA-TRAIL Mt.KUJU)であります。
過去、三度も挫折したUTMK。今度こそは必勝を祈願して、あのUTMSの山々と比較検証してみたいと思う訳です。


涌蓋山(UTMK 標高1,500m) VS 九千部山(UTMS 標高848m)

UTMS最初の山である天拝山と涌蓋山を比較するのは人としてアレなので、九千部山をと。
九千部山の倍近い標高を誇る涌蓋山であるが、登山口自体が800m近い標高の為、山頂までの標高差に大差はない。しかし、所々フラット区間が点在する九千部山と登り一辺倒の涌蓋山では、やはり涌蓋山のほうが苦しいかも知れない。涌蓋山を登った事のない人は、由布岳を想像して欲しい。ほぼアレである。
ちなみに涌蓋山はUTMK最初の山でありガチ登山である orz


久住山(UTMK 標高1,786m) VS 脊振山(UTMS 標高1,054m)

お互いの山系の主峰である両山。
これも久住山が標高的に圧倒しているのだが、如何せん久住山入口の縦走路自体が1,700m近い標高の為、標高差的には大したことはない。蛤岳より長い登り区間を擁する背振山のほうが手強いであろう。


大船山(UTMK 標高1,747m) VS 井原山(UTMS 標高982m)

後半戦の長い登り区間という意味では両者は良く似ている。
だが単純な勾配は大船山が上回るだろう。とにかく黒岳後の大船山の登坂は無慈悲そのものである。
ただし、UTMS初心者たちを幾人も奈落の底に落としてきた井原山もまた強敵であろう。この勝負、引き分けとしたい。


前岳(UTMK 標高1,334m) VS 羽金山(UTMS 標高900m)

お互いの縦走路のボスである両氏。
羽金山の直登は非常に手強いが、前岳の手強さはそれを上回るだろう。標高は控えめな前岳であるが、標高=難易度とは必ずしも言えない好例であろう。九重の素人は久住山を語り、玄人は前岳を語ると言うとか言わないとか・・・
何がそんなにキツいのか?実はよく分からない。ただし、滅法苦しいことだけは間違いない。


白口岳(UTMK 標高1,720m) VS 浮嶽(UTMS 標高805m)

九州の西に浮嶽があるならば、東には白口岳があるw
浮嶽のカミソリ坂にも劣らない激坂を誇る白口岳。強敵である。
登り勾配・距離ともに拮抗する両者だが、浮嶽がゴール間近なのに対して、白口岳はその後に1,700m峰の峰々との戦いが待ち受けているので、メンタル的にも白口岳に軍配が上がるだろう。



こうして似たもの同士(笑)を比較してみると、なるほど似たところも多々あるのだけど、UTMKには恐るべき伏兵がいるのです。


三股山&指山ブラザーズ。


UTMK中盤に現れるこの兄弟は、我々に大打撃を与える悪夢そのものである。
指山の登坂は非常にキツい登りであり、それに続く三股山のそれは激坂というよりは壁そのものである。
涌蓋山~長者原までの区間はただの前戯であり、指山からが本当のUTMKであろう。




という訳で、UTMKはUTMSを上回る難易度ですが何とかなるでしょう。
そこに山があるから(^_^;)