May 23, 2016

ホットケーキミックスを使って手軽に作る その2

新潟市のはちみつ専門店エルスールのブログです。


以前ご紹介したホットケーキミックスを使う超簡単なケーキの作り方。
粉をふるったり、バニラエッセンスを加えたりする必要もなく、
よく膨らみやすいというメリットを利用したレシピです。

前回は、ジンジャーケーキとおまけのマーブルケーキでしたが、
今回は、ほぼ同じ要領で、胡麻(ゴマ)風味バージョンを作ってみました。
ほのかに香ばしいゴマの風味と、細かい粒々の食感がとっても美味。

さらに、美味しいだけでなく、抗酸化作用があり、
アンチエイジングや美肌効果、便秘や冷え性、
ダイエットにも良いとされるゴマちゃん。
はちみつパワーと相まって、
とっても健康的なケーキの出来上がりです!

ほんとに簡単なので、ぜひ、皆さまもお試しくださいね♪

はちみつ胡麻ケーキ

【レシピ】ホットケーキミックスで作るはちみつ胡麻風味ケーキ

★材料(18cm丸型1個分)
卵 3個
はちみつ 大さじ1
ホットケーキミックス 120g
砂糖 80g
サラダ油(今回はキャノーラ油) 100㏄
すりゴマ(白) 40g
水 小さじ2

① 卵は卵黄と卵白に分け、それぞれボールに入れる。
卵黄をゴムべら等で溶きほぐし、
サラダ油を少しずつ加えながら滑らかになるまでよく混ぜ合わせ、
さらに、はちみつ・水・ゴマを加え混ぜる。
② 卵白を泡立て途中砂糖を加えながら、しっかりしたメレンゲを作る。
③ ①にホットケーキミックスを加えてよくかき混ぜ、
さらに②も加えて、ボールの底から大きくかき混ぜ、しっかりとなじませる。
④ ③をケーキ型に移し150℃に温めたオーブンに入れ約1時間焼き、
焼けたらすぐに型から取り出して出来上がり。
※冷蔵庫に入れて冷やしてから食べると、しっとりとして美味しいですよ♪

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(12:52)

April 29, 2016


梅花びら入りはちみつ梅酒

我が家の小さな庭に
白梅の木と、紅梅の木とがあります。

毎年、白い方がひと足早く咲き、
追いかけるようにして紅い方も花開き、
そうして早春の訪れを知らせてくれます。

その2本の梅の木にも、小ぶりの実が成るのですが、
気が向くと、その実で梅酒や梅干しを作ったりしています。

一昨年漬けた梅酒は、氷砂糖にはちみつをプラスしたものです。、
昨年、その梅酒にさらに梅の花びらを漬け込みました。

数か月すると花びらが透き通ってきて、とてもきれいです。
そして花の香りがお酒に移り、香気を含んだ梅酒となります。

梅を漬けてから2年経っているので、
味に丸みが出て、とても良い飲み頃です。

ほんとうは梅を漬けこんでから正味3年経つと
より味がまろやかになりベター。
梅の上にも3年です(笑)

庭に梅の木がある方は、
お試しになってみると楽しいかもしれませんね♪

梅花びら入りはちみつ梅酒

【レシピ】梅花びら入りはちみつ梅酒

通常の梅酒の作り方を参考に、
以下のはちみつの分量で作ってください。
例は梅1kg&ホワイトリカー1.8Lの場合です。

甘味を全部はちみつにする場合、
お好みによりますが、
はちみつ400~600gをご使用ください。

甘味の一部を蜂蜜にする場合は、
氷砂糖400~600gに、はちみつ100gを加えてください。
氷砂糖の1~2割をはちみつに替えるだけでも
コクと深みが出て味わい深くなります。

梅酒を漬けた翌年か翌々年、梅が咲いたら、
その花びらをホワイトリカーでさっと洗ってから
梅酒に漬け込んでください。
花びらは
可能な範囲で、なるべく多めに漬けてください。
半年から1年経ったら飲み頃です。

はちみつの種類で風味も微妙に変わってきます。
くせのないアカシアや
柑橘系のレモンやミカンのはちみつとは相性が良いです。
また、お好みのはちみつで、いろいろ試してみるのも
面白いかもしれません。

※はちみつは氷砂糖より溶けにくいので、
漬けている瓶を揺する回数を多くしてください。


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(14:41)

March 25, 2016

新潟市のはちみつ専門店エルスールのブログです。


ひさしぶりに本についてのお話です。

昔、若い頃に買って読んだ文庫本で、
「マンスフィールド短編集」というのがあるのですが、
正直、その頃はピンとこなかったんですよ。

なんでかって言うと、はっきりとした起承転結がなくて、
ぼんやり読んでいるうちに、
あれ、どういうストーリーだっけ?って感じになって、
退屈というか、読後の印象がないというか、
何が書かれていたのかさえ、ほんとゴメンナサイなんですが、
ほとんど記憶にない有り様だったんですよ、当時は。

なので、その本には「つまらない本」という烙印を押し、
二度と読み返すこともなく、本棚に仕舞いこんだままでした。

ところが先日、寝る前に読む本がなかったので、
しゃあない、これでも読み返してみるか・・・と、
数十年ぶりにでしょうか?
マンスフィールドを本棚から取り出してみたわけです。

長い年月を置いて読み返してみると、あれれ? 
これが、すっごく良く出来た短編ばかりじゃないですか!
いわゆる珠玉の短編集というやつです。

起承転結がないなどと言いましたが、ちゃんと読むと、あるんですよね。
しっかりとしたプロットが計算されたように構築されていて、
ピタリとうまい具合に落とし所が用意されているんです。

大きな起伏あるストーリーではないのに、
何気ない日常の中にどうしようもなく存在している
悲しみや憂鬱や喜びや憧れなんていう、言葉にしてしまうと、
どうも陳腐になってしまうような様々な心の揺らぎが、
彼女の筆に依ると、突然きらきらと輝き出すんですよね。

なんで、昔の自分はこの良さがわからなかったんだろうって、
今さらながら、恥じ入るばかりなんですけど、
まあ、年を経るとそんなことばかりですな(笑)

マンスフィールド
  「マンスフィールド短編集」マンスフィールド著 安藤一郎訳(新潮文庫)
  (マンスフィールドの肖像写真が表紙の
古い版です。
  典型的なフラッパーのボブカット、今で言うところの「ぱっつん」かな?)

念のため、この作家をご存じない方のために、
キャサリン・マンスフィールドっていうのは、こんな人です。

1888年生まれ。
20世紀のイギリス文学に大きく名を留めた作家の一人で、
ジェイムズ・ジョイスやD.H.ロレンス、
同じ女流作家のヴァージニア・ウルフなどとともに
「意識の流れ」という手法の小説を手がけた作家で、
おもに短編小説に才能を発揮しました。

彼女の小説の特徴的なところは、
それぞれの人物たちの心理描写に卓越していることはもちろん、
併せて描かれる情景描写が繊細で美しいことです。
また、その文章はまるで詩の一節のように流麗で洗練されていて、
散文詩にも似た、なだらかなリズムを紡ぎ出しているんです。
(原文では、韻を踏むような文章も多々あるようです。)
実際、彼女は多くの詩も手がけています。

ちょっと違うかとは思うのですが、
ついつい樋口一葉を重ねてしまうんですよ。
研ぎ澄まされた流れるような文章と、ていねいに描かれた登場人物たち、
特に女性たちの日常をリアルに描き出し、
人生の迷いや苦悩、そして孤独を独白させる書き方には、
一葉とマンスフィールド、2人の共通点を感じてしまうんです。
どちらも読み進むうち、いつのまにか各登場人物に感情移入してしまい、
「うんうん、そうだよね、そうだよね」って、思っちゃうわけです。

一葉は王朝文学や和歌などの古典に基礎を置いていたし、
マンスフィールドもまた、後に古典となるチェーホフを敬愛し、
その技法を自らの作品に反映させることで筆に磨きをかけました。

ちなみにマンスフィールドは34歳で亡くなったので、
一葉の24歳よりは長く生きましたが、やはりどちらも結核により夭折。
そして両者とも晩年に多くの名作を残しました。
死後にその名声が、より称えられたのも共通しているような気がします。

こじつけと言えばこじつけなんですが、
なんか、2人がダブって見えちゃって仕方ないんですよね・・・。

一葉
  鏑木清方が描いた「一葉」。
  一葉女史、長生きしていたら、さらにどんな作品を書いてくれたんだろう
  と思わずにはいられません。

さて、マンスフィールドの出身地は、
当時の大英帝国植民地ニュージーランドです。
そして、この短編集の中の「湾の一日」というお話は、
ニュージーランドの湾岸のバンガローに暮らすバーネル一家と
彼らを取り巻く人々の日常の心の移ろいを繊細に描写しています。

とにかく、多くの登場人物たちのそれぞれの描かれ方が出色です。
因習を嫌悪し新時代の女性に憧れつつも今一歩踏み出せないベリル。
その新時代の女性を象徴するケンバー夫人は、
常にくわえ煙草で、世間からは「ふしだらな女」と見られている。
また、ケンバー夫人より10歳以上も年下の夫ハリーは異様に美青年で、
「とても人に話せないような」噂に満ちており、
「いつか彼が人を殺すだろう」とさえ思われている。
そして、高給取りだけど単純かつ、つまらない堅物で
典型的家長としてバーネル家に君臨するスタンレーと、
彼を夫として愛することを演じながらも、
自分の赤ん坊さえ心から愛せない病弱な妻でベリルの姉リンダ。
兄のスタンレーとは対照的に仕事はほどほど、
夢追いと趣味に生きていて面白味はあるけど、
口だけで実践力はなく、いたずらに人生を浪費して
結局、自己憐憫にひたっている「だめんず」ことジョナサン・・・
などなど、各登場人物が非常にキャラ立ちしているんです!

そして、彼らの心が各々に微妙に揺らいで動いていく様が
湾のある一日の早朝から日没までの風景描写とともに
ていねいに、こまやかに綴られていくわけです。

ハーディやフィッツジェラルド、カポーティ、
そして一葉や志賀直哉なんかもそうなんですけど、

ほんと、うまい作家の短編ってうまいよねって思います。
ツボを押さえているというか、読む者をページの中に引っ張り込むというか。

短編って、その作家の力量が問われる分野って感じがするんです。

マヌカ
  マヌカの木の花。ニュージーランドに自生する植物で、
  そのはちみつは強い抗菌作用で有名。
  白い花、ピンクの花、赤っぽい花など品種も様々で、
  そのはちみつも収穫場所や品種により味が異なります。 

・・・で、どうでもいい話なんですが、この「湾の一日」の中に
「マヌカ」についての描写が3、4か所も出てくるんです。
そっか、忘れてた。舞台はニュージーランドなんだっけ。

「家の前の芝生の中央に伸びているマヌカ樹の下、デッキチェアの上で、
リンダ・バーネルは午前をうつらうつらと過ごしていた。」

「南寄りの風にあおられて曲るマヌカ樹は、片脚で立って、
一つの翼をひろげている鳥のようなかたちであった」

これを読むと、今さらながらではありますが、
ほんとニュージーランドでは、マヌカって、
普通に家の庭に咲いているような花なんですね。

若くして故郷ニュージーランドを捨て、
ロンドンなどで生き、そして書いたマンスフィールドにも
この短編の中の描写のように
きっと、マヌカの木の下で降りしきる花びらを眺めた
想い出があるのかもしれない。
あるいは、マヌカハニーを口にしたことがあったのだろうかなどと、
ふと、感慨深く思ってしまいました。

短編集には、「湾の一日」のほかに、
代表作「園遊会」をはじめ「新時代風の妻」「声楽の授業」など、
珠玉の15編が収録されています。

個人的にお勧めなのは、
カジノでギャンブルに夢中になっている母親を待つ間、
虚勢を張り背伸びをしている少女の姿を
彼女たち姉弟のお守役の青年の視点で描いた「若い娘」。
ずっと「ふんっ、なによ」って感じでツンと大人ぶっていた少女が、
ラスト数行で突然、弱さを見せる描写とエロティシズムが秀逸です。

マヌカハニー
  エルスールの棚よりマヌカハニー。その効能から世界中で髙い人気。
  ジョコビッチ選手も愛用しているとか!



はちみつ専門店エルスール
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