今までジャズの感覚を学んだのは、富樫さんが一番だった。
ジャズでもフリージャズ(後半、スタンダードジャズもやったが)をメインでやっているので、そこからは何を学んだのかと思うかもしれない。
しかし、富樫さんは自分の演奏以外、自宅などではフリーなど殆ど聞かない。何を聞いているかというと、50〜60年代の奇麗な音楽。
(多分ミュージカルが全盛期の頃のジャズ)
よく喫茶店で流れているようなムードジャズ。
それを聞きながらベースラインを歌っている。
実は富樫さんは、中学中退で松岡直也のバンドに入る前に、殆どの楽器をやっていた。それは彼の父親のダンスバンドで経験していたのである。(たぶん欠員してるところの穴埋めではないかと、、、)
だから大体の歌もの(スタンダード)はベースラインを歌えるのである。
こんな話も聞いた。
まだ歩ける頃、銀座のクラブ(50〜60年代ジャズのメッカ)をはしごして、なんとベースで飛び入りしたようだ。
当時のどんな日本人ベーシストよりジャズになっていたらしい。
当時日本に来ていたナットキングコールの弟(オルガン奏者)に相当ベースを弾いてくれと頼まれたらしい。(最後はなんでやってくれないと怒りはじめたらしい。富樫談)
これを書きながら改めて富樫さんの凄さを感じる。