2007年02月

2007年02月26日

天保異聞 妖奇士 20話「不忍池子守唄」感想

三者三様、己の在り方と『武士とは何なのか』に悩み、それぞれの道を定める・・・。話としては纏り良くきれいに終わったかなという印象。

往壓と母親のやりとりは、結構感動的なものがありました。往壓の事をしっかり「覚えていて、目の前で、変化を遂げた、息子の姿をしかと見詰め、往壓の選択を見届け、受け入れた眼差し・・・。往壓は幸せ者でありますな。

思ったよりは、アトルと宰蔵のカツヤクがありませんでしたが、最後宰蔵の団子を強奪するアトル、二人で声をそろえて『最低だな!』というシーンは何やら微笑ましかったでありますな☆

『往壓の為にならば』と敢えて屋敷に戻った往壓を連れ戻しに行かなかった宰蔵。そんなことお構いなしに、行ったアトル。

すぐに思い切って行動できるアクティブさがある分、アトルの方が有利でありましょうか。

次回は元閥がカツヤクしそうで楽しみ。

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2007年02月23日

武装錬金 21話「GONE INTO FLAME」感想

武装錬金2 初回限定版

★★★★★★★★☆(10段階評価)
三人を変えた七年前の、忘れられない任務失敗のキオク。ブラボーは、以前にも増して、護る意思を固くし、火渡は、生来の攻撃性を高め、敵という名の『不条理』をねじ伏せ、千歳さんは、どんなミスをしたのかは解りませんが、『二度と失敗をしない』為に冷静であろうと努めているのでしょう。

三人それぞれ、違う変化を遂げても、その思いの根幹は同じ。

正反対の道を進んでも、『戦友』としての思いは消えていなかったんでありますな・・・。火渡はブラボーの為に、カズキらを殺そうとし、ブラボーは重傷を負いながらも、戦友と弟子を守ろうとした。

火渡はブラボーを認めるがゆえ、自分があの事件で未だ苦しんでいるゆえに、あのような態度をとっていたんでありますな・・・。

ともかくも、大戦士長のお陰で、ブラボーは無事!火渡も大戦士長の愛のコブシと言葉によって、ちょっぴり反省風味♪ブラボーと前、仲良かったどうか知りませんが、一緒にまた戦えるようには、なったのではないでしょうか。

大戦士長に諭される、火渡が可愛いすぎでありますな・・・。とても部下の前では見せれない、らぶりーの武装錬金!大戦士長の前では、火渡も少年に戻ってしまうんでありますな・・・。それだけ大戦士長を慕っていると言う事なのでしょう。

それにしても大戦士長め・・・・武装錬金も何やら、反則っぽいですが、生身でも火渡とカズキを一瞬でボコる強さ・・・・錬金戦団最強!と言う事でありますな・・・・☆巻き毛とメガネがきゅーと!(カッ)

それにしてもやんぐな三人は何やら、らぶりー!特に千歳さんはめがとんきゅーと!ブラボーも結構可愛い顔してましたな(笑)

そしてそして、ブラボーの看病はモチロン千歳さん!大戦士長と、火渡は部屋の中にも入らず、看病もそこそこに、邪魔しちゃ悪いとばかりに退散☆

火渡も何やら毒島に大層気に入られてるようで、もし予想通り女子であったならば、火渡にもらぶちゃんすが!?しかしあのちびこさから、するとカクジツにロリコンと言われますな(笑)

やはり、わたしの睨んだ通りブラボーと千歳さんはらぶらぶ!ということでありますな☆

しかし今回はなんと言っても、潜水艦!あの潜水艦の人らは面白すぎる(笑)

『我らは三つの核鉄を一つに合わせ、武装錬金を織り成す者!』

『その組み合わせは三核鉄六変化!』

『海域空中戦ならこのカタチィ!!』


『『『フォーメーション!!!』』』

アホすぎる・・・。しかもアレはアニマックスで年末にやってた、海底軍艦!轟天号(爆)

因みに元のはどうか知りませんが、アニメのヤツはカナリつまらなかったですね。しかも『俺達の戦いはこれからだ!』みたいな終わり方でした(笑)

まぁ合体しようが変形しようが、ヴィクターにあっという間にやられてしまうんですけどな!なんというか、こう・・・笑いを取る為に出て来たんでありましょうな☆

『ああ・・・残念だ。残り四形態を披露出来なかった・・・』

そういえば、助けた女の子は何やら斗貴子さんっぽいんですけど、そこらヘンどうなんでありましょうか。

そして根来はなんか生きてたっぽいようでありますな。戦部を回収しに来た人らは全裸のムキムキ放送の限界に挑戦・生まれたての39歳を見てどう思ったのか・・・☆

次回もニュートンアップル女学院でブチ撒けることとする!

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コードギアス─反逆のルルーシュ─ 18話「枢木スザクに命じる」感想

コードギアス 反逆のルルーシュ 2
コードギアス反逆のルルーシュ5

★★★★★★★(10段階評価)
ついに潜水艦まで入手し、レジスタンスとしてはカナリ充実の装備に、人材も中核に藤堂、ラクシャータとそれぞれの分野でトップクラスの人材を加え、かつての日本解放戦線を凌ぐ大組織に成長した黒の騎士団。

新カットが追加されてましたが、個人的な注目としては、黒の騎士団集合カットで、C.C.さんと神楽耶が対称位置にいることでありましょうか。あと咲世子さんも犯罪者写真の仲間入りを果たし、新井さんがはんぎゃく日記でイジケないようなカツヤクを期待!

オレンジは、まぁ改造されて復活すると信じてましたからな!改造人間として、スザクから人類最強の座を奪って欲しいものです。ろけっとぱんちとか、目からびーむとか、質量のある分身とかで。

何やらスクライドのカズマ(アルター第一形態)っぽいですけど、死に掛け→また改造でさらに強化され、なんかカッコ悪く、ゴツい事になるんでありましょうか。個人的にはノコギリとか付けて欲しいでありますな☆

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得られないモノ
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2007年02月19日

天保異聞 妖奇士 19話「三人往壓」感想

『名前』を置いてきた往壓。『名前』を捨てた往壓。『名前』を拾った往壓。

ナゾの焦点としては、往壓が去った後にあの家で何があったのか・・・、ということでしょうか。『竜導往壓』という存在が、失われ両親とあの家にどのような空白が生まれたのか、それをあの養子は埋め切れなかったのでしょう。

そしてあの刀は『武士』として在りたいと望んだ、幼少の往壓の想いがそのまま残ったもののように思えます。武士になりたいと願う、土方の手に渡ったのも偶然ではないでしょう。

三人の『竜導往壓』のしがらみがどう終着するのか、楽しみですね。あとは久々にアトル、往壓、宰蔵の三角関係にも動きがありそうなので期待したい☆

実家を出てもやはり、そこは往壓にとって大切な場所だったと思います。それを完全に失った彼に手を差し伸べるのはどちらなのか・・・。

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2007年02月16日

コードギアス─反逆のルルーシュ─ 17・5話「仮面の真実(C.C.さんについて考えよう!)」感想

自分の金でピザ食いまくられて、部屋がピザの臭いで充満している腹いせなのか、なんと!ルルーシュはC.C.さんのお気に入りのチーズくんキュービックパズルをプレゼント商品に!

当然C.C.さんが奪い返しに来たワケですが、一体如何なる結末を迎えたのか・・・気になりますな!

『ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる! 全力で・・・アッあ゛ッ・・・』さすがはミレイさんと咲世子さんをトリコにする笑いの神・・・外しませんな!(カッ)

そしてミレイさんの天才ぶりもアキラカに!小学生の日!オレンジデー!只者ではありませんな!小等部の制服を全員着用。カリキュラムも小等部。遊びも小学生時代に逆流たいむりーぷ・・・想像するだにオソロシイでありますな!

しかし如何なるクツジョクを強制されようがナナリーの笑顔があれば、おーるOK!さすがコーネリアさんと並ぶシスコンの双璧☆

そしてシャーリーとマオについては、ほぼスルー。この冷たさがあれば、この先、安泰でありますな☆まぁなんかその分スザクで脳ミソ一杯にしてやがりましたが♪

あと何やら白い戦艦が映ってましたな。なんか手も映ってましたし、いよいよ存在を忘れそうなシュナイゼルの登場でありましょうか。

今回は番外編として『C.C.さんについて考えてみよう!』ということで、やっていきたいと思います。

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返せ!ルルーシュ!!
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2007年02月15日

奏光のストレイン 13話「ラスト・ワルツ」(終)感想

奏光のストレイン waltz.I(初回限定版)

★★★★★★★★(10段階評価)
今期レビュー完走一番手。最近書く時間があんまり取れなくて最短4分から15分くらいで書いてるのが多くなってきてる上、TB返しも滞り、心苦しい今日この頃。

今一番時間を掛けて書いているコードギアスですら、見ながら、粗筋みたいにばーっと書いて+30分で色つけたり、書き足していったりとかそんな感じの記事製作状況です。

さすがにコードギアス式は、くろっくあ〜〜っぷって感じで疲れるので、今はコードギアスのみに留めてますが(笑)

今期の感想が一段落ついて、来期も書くようでしたら、本数は4〜6本くらいになると思います。今のところあんまりピンと来るのが少ない・・・というのもありますけども。

それはともかく、ストレインついに最終回!色々と事情があって間空いたり不幸がありましたけど、スケールはびっぐでも無闇に話を広げず、セーラを中心にコンパクトに纏めたのが成功して、振り返ってみると結構面白かったでありますな☆

コンパクトに纏める為に、延々と流離ったり、友軍の大艦隊が強制移動させられたりと不自然な点があるにはありましたが、それも今となっては良かったんじゃないかと思えるくらい良い最終回でした。綺麗に終わってぐっじょぶ!

戦闘での感情剥き出しのセーラがラルフにボコボコに言うシーンは、わたしの言いたい事を全部ぶつけてくれてスカッとした(笑)

ロッティとセーラのちょっとくすぐったいけど、暖かさを感じるやりとり、ディコンやマーサら、みんなの機体のパーツを掻き集めての修理・・・『セーラ、俺達の分も戦ってくれ。そしてカリスの仇を・・・』

この作品全体に言える事ですけど、『王道』的な燃えに見てる人間が、ちゃんとノッていける。織り交ぜ方がカナリ上手かった。ベタだけどシラけずに、グングン気持ちが盛り上がってくる。演出の盛り上がりに同調出来る。

ストレートで空振りを取るのって難しいんですけど、ストレインは、投げたストレートは皆、ビシッとミットに決まりましたぞ!

女王陛下のマズマズおえ〜なサンドウィッチもうまうまニコニコで燃え燃え!(カッ)

『死んでも生きていろ・・・。わかったな。根性女!』

『はい・・・女王様・・・』


そして!セーラとフラグを立てる 死 亡 のジンクスにメルチが挑戦!『勿論、お前も無事でいろ。どっちも僕のモノなんだからな!』何気に告白しちゃってますぞ!しかも衆人環視の中!

うーむ・・・これは最終回後どうなったかちょっぴり気になりますな☆

忘れちゃいけない、ギャンビー隊のイジメっ子どもも無事生還の上、奮戦しまくり!

『ストレインEX、セーラ・ウィーレック。出撃します!』

帰還してから、本名で出撃するまでの流れは、ブラブラ、ブラァボォ!全員敬礼!!

どんなに時が流れても、一人では決して無いセーラと、絶望の果てに狂乱し、一人で逃げ続けたラルフ・・・。

ラルフは最期には一人ではなかったのでありましょうか。哀れと言うには余りに多くの命を奪いすぎたラルフ。命の終りに罪業からの逃走に幕を引き、安らかな心持ちで逝ったのか。余人には知りようもありません。

『兄さん。兄さんやっぱり兄妹だね、わたし達。自分の信じることだけ追いかけて、周りを巻き込んで・・・』

でもセーラは一人ぼっちじゃない。迎えに来てくれる仲間と、エミリィ達が。ロッティ達が居なかったら、セーラもラルフみたいになっていた事でありましょう。この兄妹はまるで合わせ鏡のようであります。

『兄さん。エミリーはわたしが、兄さんの想いはわたしがやり遂げて見せる。─わたしは、わたしは・・・一人じゃないから』

兄の想いを胸に、仲間達と共にセーラの飛翔は、未来を目指してどこまでも。

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武装錬金 20話「想いと力を込めて」感想

武装錬金2 初回限定版

★★★★★★★★☆(10段階評価)
師弟の、互いの全部をぶつけ合う超絶バトル!

ちょっと回想が長かったですが、そんなものは何処かへ吹き飛ぶ、全編大迫力のカズキVSブラボーの一騎打ち!

ヴィクター化しつつあるカズキはともかく、ブラボーはシルバースキン以外は鍛え上げたブラボー技しかないとか絶対ウソでありますな(爆)

カズキが飛べばブラボーも脚力のみで飛び、カズキがエネルギー全開の突きを繰り出せば、ブラボーは拳で爆炎を上げる猛攻・・・。

さすがに錬金の戦士・・・・、スザクなど問題にならない超人っぷり!ヤツら分身どころかマッハの動きで消えますからな!

それになんなんでしょうか、あの、ぎゅい〜んバッバッ、バシンッぎゅい〜んは、なんかエネルギーの塊みたいになって飛んでるんですけど(爆)

前の時も、モーゼみたいに海を割ってましたが、前にも増してエライ事になってますな・・・☆

GO太と斗貴子さんは結局参戦しなかったんですけど、しなくて正解でしょアレは(笑)

目で追うことすら出来ない、アキラカに別次元のバトルに介入してはいけません☆そう・・・例えて言うならば、燕(赤べこ勤務・弥彦の彼女)が比古清十郎に戦いを挑むようなモノ・・・☆

控え目に言ってもフライマンタとF91くらいの差がありそうであります。

それにしてもLXE以来斗貴子さんのカツヤクがめっきり減って、ちょっと残念でありますな・・・。

あと戦いそうなのがヴィクターとか、火渡とか、パピヨンとか・・・どう考えてもカツヤクの機会がありそうには思えません(爆)

もう『贓物をブチ撒けろ!』は聞けないのでありましょうか。

そんな余人の介入を寸土足りと許さない、戦いを決したのは、やはり想いの強さ。

『冗談じゃない!冗談じゃないぞ、キャプテン・ブラボー!!キャプテンブラボー!オレはアンタに勝つ!勝って、勝ってあんたを死なせはしない!』

自分を殺してから自らの始末を付けると言われては、是が非でも勝つしかありません。幾度地に伏しても刃が、自らの信念が貫くまで、カズキは倒れる事など出来ない。

『届け!届け!届け!うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!届けぇぇぇぇぇぇ!!!!』

『ただ一重に、一重にありったけの想いと力込めて撃ち貫く・・・!』

ついに師を越え、絶対の防壁を前に貫き通し、一筋の光明を掴む為の扉を打ち破ったカズキ・・・。しかしそこに、火渡が!

ちょっと待ってよ、空気読みなさいな!それからカッコイイけど、尻熱くないんですか!?

仮に炎と同化出来て、熱の影響を受けないと仮定しても(ていうか喉斬られて平気な理由はこれしか思いつかない)服はどうしてるんですか!

根来は髪の毛織り込んだりいじましい努力してましたが、戦士長ともなると、そんなチマチマした真似はしなくていいというのか・・・☆

そういえば、根来はアレですな。最初に武装錬金!した時に服だけ残して壁抜けしたもんで、錬金戦団の女子に総スカン食らって、青 春 終 了→あんな根暗に。という事に違いありません。

そしてそれから覗きとか女子更衣室の窃盗とかは全部根来が真っ先に疑われるハメになったに違いありませんな☆

最強の防御力を誇るブラボーの次は、最高の攻撃力を誇るという、火渡!今までビミョウに発揮しどころがなかったその能力がついに明らかとなるのか・・・?

さぁて、カズキ、どう戦い抜くかのぉ?

次回こそ、太陽と炎のえくすたしーにブチ撒ける事とする!

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2007年02月12日

天保異聞 妖奇士 18話「漂泊者の楽園」感想

天保異聞 妖奇士 一 (完全限定生産)

★★★★★★☆(10段階)
生活が苦しいから夢を見る、政治に圧迫されているから、体制を否定するモノが欲しい。現状を否定したい思いが、『山の民』の持つ神秘性、『自由』を輝かせて見せた。

『真実』は見る者によって、どうにでも姿を変え、望めば見る者の望み通りの姿にさえなります。冷静さを失えば、それに囚われ惑わせる。『真実』をどう捉えるか、惑わされ擦れ違ったゆえに起きた悲劇なのかもしれません。

『俘囚』については大体、一般的にはアビが語った通りです。ただ必ずしも定義が一定しているわけではなく、『大日本史』は、俘囚は蝦夷人で、大和朝廷側に服従し皇化に従い帰服したものとされていたり、『類聚国史』では蝦夷人と俘囚を別けていたりします。

また元々、俘囚は大和朝廷の支配下にあった人々で、蝦夷人に征服された人々であるとしている資料があり、断定的にこういうものです。というのは難しいです。

ただ朝廷が各地に分散し、入れ替えなどを行ったのは確かなようです。『夷をもって夷を制す制するは是古への上計』・・・という事で朝廷に懐柔され服属した俘囚は、蝦夷に大きく寄与する事になります。

また俘囚の中には租税の特権を生かし交易で大きな利益を上げるものもあり、これが奥州の発展に繫がってゆきます。

詳しくは、なが〜くなるので割愛しますが、奈良から平安朝に書けて多くの記述があるものの、鎌倉期には、他の日本人と文化的にも大差なくなり、次第に俘囚は特別視されなくなって、歴史から姿を消した・・・というのが一般的な見方です。

ただ、ここでアビの話を裏付ける説があります。『別所地名起源』は『仏教諸宗の修学・修行に不満を抱く聖たちが、本寺を離れた別の場所に隠遁して、それぞれ集団を結んだ場所』というのが一般的ですが、これだけでは説明がつかない部分があり、柴田弘武氏は全国550ヶ所もの『別所地名』を尋ね、調査・分析した結果、別所とは蝦夷の俘囚を配した製鉄遺跡であるとしています。

柳田国男氏は、別所の人々が山の者、谷の者、峡の者等とも呼ばれたという説を唱えており、妖奇士は、この柳田説に準拠したものと思われます。

ただし、山の民の起源が必ずしも=俘囚とは言えないので、注意が必要です。戦乱を避け山奥に入った武士であったり、また一口に『山の民』と言っても伐木・箕作・木地師・漆工・鉱山師・たたら・炭焼・狩人・鷹匠・修駿等々の山地資源を利用して平地人の要望をみたす仕事をする人びと、いわゆる諸職に従事する人びとが多く含まれており、ありようは様々です。

アビの部族は、そういう来歴でああいった風俗の人々なのだ、程度に考えておくのが無難でしょう。

山の自然と生き、それを生業にする人々の特徴づけるものに『山の神』信仰がありますが、これも生業によってやや異なってきますので、一口では言えません。

様々な境遇の人々が登場し、それぞれの視点で、テーマや世界観が語られている本作ですが、アビは別格に複雑で難しい位置づけの存在で説明するのが無茶苦茶難しいです。

フィクション作品のキャラクタに落とし込む為の苦労は相当なものだったのではないでしょうか。

たぶん、誕生までに一番時間の掛かったキャラクタなのではないかな、と思います。その次に面倒そうなのが元閥ですね。

神道は、キリスト教や仏教のように教義が明文化されている訳でもないので、カナリ難しいです。

ぶっちゃけ神道が、仏教などの外来の宗教に押されて、信者の数が圧倒的に劣っているのは『悪い事したら、地獄にいくよ!』みたいな、一般ぴーぷるにあぴーるしやすい解りやすさがないからですので。

そうした難しさのある中、アビの設定はよく纏められて解り易く、しっかりしているので、山の民を中心にしてテーマが語られた本エピソードはカナリしっかりしたドラマになっているのではないかな、と思います。返す返すも1クール目のタルさが勿体無いでありますな。

愛する人を否定し、山の民という人の群れさえも捨てた、魂の漂泊者アビ・・・。ニナイと共にある事のみが彼にとっての楽土であったのかもしれません。

遥か海の彼方を見渡してもニナイカナイの幻すらも、その目に映ることは無いのでしょう。しかしいつかは、流離い続ければいつか・・・。

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2007年02月09日

コードギアス─反逆のルルーシュ─ 17話「騎士」感想

コードギアス 反逆のルルーシュ 2
コードギアス反逆のルルーシュ5

★★★★★★★(10段階評価)
マオはC.C.の手により、舞台から消え、教会に残されたルルーシュとスザク。未だにマオに暴露された衝撃に蹲る、スザクにルルーシュは言います。『『物語』は必要だからな。ブリタニアにも日本にも』

その言葉でようやく平静を取り戻したスザク。そのスザクと再びと共にゆける手掛かりを得たと内心喜ぶルルーシュ。しかし二人の道はとうに別たれ、幾万里の隔たりがあり、もう二度と交わる事はありません。

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子どもの時間の終わりを知った時
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2007年02月08日

奏光のストレイン 12話「リベルタッドの攻防」感想

奏光のストレイン waltz.I(初回限定版)

★★★★★★★(10段階評価)ラルフ惨め。ようするに、ラルフの殺戮狂乱は、エミリィが望んだ事ではなく、エミリィ星人の共有感覚と繫がった時の強烈さに支配され勝手に思い込んでいただけだったんでありますな。

エミリィの望みはあくまでもう一人の自分との再会。まだやり直せるって言うのは、この事だった、と。

エミリィはずっと艦の中に居ただけだし、ラルフの行動も把握してなかったんでしょうな。自らの罪の意識に押しつぶされ、半狂乱の中で『贖罪』の唯一の道と感じた道が実は思い込みでしかなくさらに狂乱。

最初からあんまり見境ついてませんでしたが、もうエミリィへの執着と、エミリィが望んでいなかったのにさらに多くの罪を重ねた事からの逃避で、ラルフはもうかなりアレな事に。

最終決戦ということで、何人の犠牲が出る事やらと冷や冷やしてましたが、名前のあるキャラはオバ艦長だけ。

ところで、メルチを助けに来たロッティ、リベルタッドに突貫してきたトゥモール、セーラとかが壁に穴を盛大に開けてましたが、なんで宇宙に吸い出されないのか(笑)

まぁメルチ達やディコン達が助かったからいいか☆

『もう誰も殺させない!』ロッティとセーラの心が一つになった叫びは、燃え燃え!

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