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『環境基本法』って知ってますか?
結論から言うと、この映画ははっきり言って『映画』ではありません。
小学校の授業とかで見た『教材ビデオ』です。
普段から環境に興味がない人・ニュースや新聞を見ない人の為の大人用『教材ビデオ』です。

ところで、先ほどの『環境基本法』の中身ですが、取り合えず私が認識してる条文は以下の二文。
第一条:この法律は、環境の保全について、基本理念を定め、並びに国、地方公共団体、事業者及び国民の責務を明らかにするとともに、環境の保全に関する施策の基本となる事項を定めることにより、環境の保全に関する施策を総合的かつ計画的に推進し、もって現在及び将来の国民の健康で文化的な生活の確保に寄与するとともに人類の福祉に貢献することを目的とする。(目的)
第九条:国民は、基本理念にのっとり、環境の保全上の支障を防止するため、その日常生活に伴う環境への負荷の低減に努めなければならない。(国民の責務)

国や地方行政の責務や啓発は勿論、第9条のように国民の責務についても明記されてる法律ですが、日本国民の多くはこの法律の存在を知らないんじゃないでしょうか?
私は啓発事業に弱腰な国や地方行政も悪いが、知ろうとしない国民も同じくらい悪いと思ってます。

例えば『京都議定書』
温室効果ガスの一種である二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素、HFCs、PFCs、六フッ化硫黄について、先進国における削減率を1990年基準として各国別に定め、共同で約束期間内に目標を達成するとし、2008年〜2012年の間に、日本マイナス6%、アメリカマイナス7%、EUマイナス8%といった削減率を設定しました。
ところが、アメリカはコレを拒否。
ホスト国である日本は同盟国のアメリカを説得して批准させることが出来ないばかりか、削減目標のマイナス6%は愚かプラスに転じてる有様に諸外国は冷ややかな目で観ています。
更にホスト国でありながらいまだ啓発活動は十分と言えず、国民の意識も低いまま。
そんな状況を諸外国は更に冷ややかな目で見てます。
(既に『環境に無関心な日本人』といったタイトルでル・モンドやザ・サンなどに取り上げられてます)

更にハイブリッドカー。
日本で作られているけど、普及率や認知度で言えば日本国内より海外の方が高い。
ハリウッドの俳優達はこぞってハイブリッドカーを購入してます。
『環境に優しい』というイメージ戦略の為に購入・使用しているのが本音でしょうが、それでも
「僕ってクールだろ?」
と言わんばかりに公の場にハイブリッドカーで乗り付けてたらハイブリッドカーの広告に一役買ってるんですよ。
結果、ハイブリッドカーの認知度は日本国内よりアメリカの方が高い。


アル・ゴアが環境問題に早い時期から熱心なのはよく知られたことです。
大統領選で負けた(というよりかは意図的に負けさせられた)後、結構早い時期から再び環境問題の講演を開いているというのは日本のニュースでも流れてました。
ただ、私は彼がここまで真摯な態度で環境門だしに取り組んでいるというのは知りませんでした。
正直なところ選挙活動の一環若しくは政治的アピールだと思っていました。
ゆえに彼の環境問題に対する書籍も一切読んでいません。
残念ながら、最後のほうで環境問題について取り組みの悪い政治家には投票しないよう呼びかける一文がありました。
コレさえ、無ければ私の中では最高にいい教材になったんですが。

ブッシュ政権の閣僚たちは、ほぼ全員、軍産複合体と石油関連事業者から構成されています。
軍産複合体には一部自動車メーカーも含みます。
自動車メーカーと石油関連事業者、どちらもアメリカの二酸化炭素発生要因です。
もし、ここで二酸化炭素の増加が温暖化の原因になると認めてしまったら・・・?
認める事はできないですよね?
彼等にとって『不都合』な真実です。

そして、私達は地球温暖化の原因を知ってしまったら何かしら行動をしなくてはいけません。
例えば、エアコンの設定温度を変えるとか、買い物の時にビニール袋を貰わないとか、髪を洗ってるときはシャワーを止めるとか。
それは一度、便利さを知ってしまった人間には面倒でしかありません。
メンドクサイことはしたくない。
だったら『不都合』な真実は知らなかったことにすればいい。
「だって、自分は知らなかったんだから、しょうがないじゃないか。」
と言い訳できますもんね。

ゴアはやれることから無理ない程度にやろうと提案します。
微々たる事かもしれないけれど、それが集まれば大きな成果になると彼は言います。
実際、彼の提案することは比較的容易な事です。
コレをあなたは実行しますか?
それとも目を瞑りますか?