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狙ったわけではないけど『スターダスト』との2本観で『ミシェル・ファイファー・デー』となった土曜日。
最初に観た『スターダスト』でテンション下がりっぱなしの私の気分をノリノリ(←死語?)に変えさせてくれたこの映画に感謝!!
実を言うとこの日、うっかりしてて『コードギアス〜反逆のルルーシュ〜』(再放送)と『機動戦士ガンダム00(ダブルオー)』を録画し忘れてたんですよね〜。
テンション下がってる上に録画し忘れてた事に気づいて更にテンション下がってたんですが、観終わった後は
「ま、いっかぁ〜。映画面白かったし、このままメシ食って帰っちゃえ!!」
と無意味にテンション上がってカラオケよって帰りました(笑)


感想ですが
「トラヴォルタ、ラティファ、ファイファーあんたらスゲーよっ!!」
です。

元々この3人を観に行ったと言っても過言ではないんですが、それにしてもこの3人凄すぎ!!
勿論、主人公トレーシー演じるニッキー・ブロンスキーも凄いですよ。
ホント、この役のために生まれてきたような子。
歌も上手いし、ダンスも最高。
自分のこと卑下してなくて、素直でかわいい(ちょっと世間知らずな所はあるけど)愛すべきオデブちゃんってカンジ。
でもトレーシーの存在を薄めちゃうくらい存在感があるんだなこの三人わ。

劇中トレーシーに嫌がらせするものの空回りする美しき女ベルマをミシェル・ファイファーが演じるんだけど、その空回りっつぷりはどこか『スターダスト』の魔女ラミアに通じるとこもあって憎むに憎めないキャラ。
その美貌にフツーならクラクラになるはずがクラクラにならないトレーシーパパとのやり取りは最高に笑える。
前情報でトラヴォルタがトレーシーママを演じると知っていたにも関わらず、初めてみたときは
「(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?コレが『あの』ジョン・トラヴォルタ?!」
と思ってしまうくらいナチュラルにママを演じてたトラヴォルタ。
そのステップやリズムはやはりトラヴォルタでしたわ。
最後なんか娘のトレーシーそっちのけでノリノリでパワフルなダンスを披露してくれて、このシーンだけでも一見の価値あり。
デモで先頭を歩くシーンは
「やっぱ、この人じゃないとダメだ!」
と思わせるQ.ラティファ。
『シカゴ』でのラティファも『女神が家にやってきた』のラティファも好きだけど、こういうラティファが一番好きだぁーーーーっ!!
余談ですが、この人のラッパーとしての実力もかなりのもんです。
・・・とまぁ、この3人は本当に主人公食っちゃう勢いで歌い、踊ります。

ミュージカル映画や黒人問題を扱った作品という意味では『ドリーム・ガールズ』とかぶるんだけど、あそこまで深刻にならないのがこの作品。
トレーシーの明るさのお陰で問題提起しつつもオモシロオカシク観れちゃう。
ただ、残念だったのは劇中あきらかに『二グロ・デー』と言ってるのに字幕は『ブラック・デー』と置き換えてること。
問題提起されてる部分に一番関係する言葉だけにそこは正しく書くべきじゃないかなっと個人的には思います。
『ニグロ』と『ブラック』では『ニグロ』の方が侮蔑した言い方になって『ブラック』とは意味が違ってくるからね。
言い換える事が必ずしも正しいこととは言えないし、問題を理解しないで言い換えるのはただの『言葉狩り』なんでね。
残念だったのはその点くらいですかね。
後はホントに楽しめます。

どうでもいいことですが、ミュージカル映画やミュージカルを観ることには全く抵抗感がない私ですが、日常生活で歌われるのはダメです。
ニッキーがアルバイトしていたという『コールド・ストーン・クリーマリー』の池袋店で食べたことがあるのですがメッチャ列並んでるのに歌っいながらアイスクリームを作ってくれます。
大阪人の私としては
「歌わんでいいから、早く作って渡せやーっ!!(怒)」
という思いでいっぱいでした。
気持ちの余裕のある方は話の種に一度行かれてみてはいかがでしょう?
(別にコールド・ストーンの回しもんじゃございません)