2017年01月22日

DSC044281月19日(木)はアウェーで、Elverum との対戦でした。

ミューサ湖を挟んで車で一時間ほどの Elverum は、男子ハンドボールが伝統的な地域です。
男子のトップチームはノルウェー1部リーグで何度も優勝していて、EHFチャンピオンズリーグにも参戦しています。

女子チームは昨シーズン4部リーグで優勝して、今シーズンから3部リーグ登録になりました。
現在10位、残留争いの真っ只中です。

10月のホームでは、44−12で圧勝していた Elverum の試合を前に、監督のヘンリは珍しく2日間かけて対策を練りました。
ここ数試合、Elverum が7対6のOFで上位チームを相手に善戦して、接戦を落としていたからでした。

試合前にも、アシスタントコーチのモナが、「今日は接戦になる。前回の試合内容は忘れて、スタートから全力でいくように」と念を押します。


試合が始まって、通常の6対6のOFを選択した Elverum に、予想していた強さはありませんでした。

どこのポジションからも1対1で突破できなかった Elverum の選手たちは、ミスで攻撃を終えるか、シュートを打たされて逆速攻を受けました。

オフェンシブな6:0DFから2次速攻で連取したヨーヴィクは、9分、7−0とします。

この日は、前試合同様に「年少チーム」と「年長チーム」に分かれての布陣でした。

先発で出場した「年少チーム」。
10分過ぎ、背の一際大きなポストにパスを落とされて失点した直後、さらにDFラインを上げて、フローターにプレッシャーをかけました。
距離が長くなったパスがポストへ落ちると、しっかりと2人でフォローしてフリースロー。

対戦相手のレベルが上がれば上がるほど、今のままのコートバランスで守れなくなると思うけれど、勝気な性格の多い若手に頼もしさを感じています。

攻撃では、セットOFを思い出すのが難しいほど、2次速攻からの得点ばかりでした。
フローターで先発したサウスポーのエマが、速攻から走りこんでパワフルなシュートで相手ゴールを脅かします。

15分、ヘンリがタイムアウトをとって、「年長チーム」の6人とキーパー・エリーネが交代してコートに立ちました。

前半中盤から出場したサウスポー選手のロングシュートにDFの枝が合わずに連取を許すものの、すぐに修正したヨーヴィクが終始安定した試合運びで、前半を17−8で終えました。

2次速攻、そしてセットOFから、勢いをつけてアンダースロー、ランニングシュートを放ったリサのパワーとシュートテクニックに目を奪われる前半ラスト10分でした。

後半も、「年少チーム」、「年長チーム」と15分でコートに立つ7人を同時にチェンジさせたヨーヴィク。

Elverum のエースが意地を見せて、1対1を抜いてシュートを決めたり、ヨーヴィクDFの退場を誘ったりと、果敢に攻め続けましたが力の差は歴然でした。

「年長チーム」が守った最後の15分は、コンパクトな6:0DFから左サイドのアネッテが快走して連続得点。

最後まで試合の流れが変わることはなく、ヨーヴィクが33−16(17−8)で勝利しました。


私は前半スタートから15分、後半もスタートから45分まで、きっかり30分の出場で3得点。

年明けの2試合同様に、速攻へのスタートの遅れが気になるゲームでした。
DFで隣を守っていたエマのラインが高くて、私が自分のラインを意図して下げた、ということも大きく関係していますが、それにしても出遅れることが多かった・・・。
次のチャンスには、DFから攻撃的にポジションを取って、誰よりも速くスタートを切る意識を持ってプレーします。

フローター2人+ポストは、メンバーが固定されてきました。
左45のカタリーナはセンターのマリF、ポストのSynneと。
もう一人の左45、マリTはセンター・リサ、ポストのノラと同じ時間にコートに立つことが圧倒的に多くなりました。

私やキョンは固定されずに回っている感じ。
個人的には、キョンが隣がやっぱり一番やりやすいし、気持ちよくプレーができるな、と再確認した試合でした。


DSC04484引き続き、単独1位を突っ走るヨーヴィク。

10勝3敗で2位につけている Fredrikstad2 はトップリーグ所属のセカンドチームなので、ノルウェーハンドボール協会の規約で、2部リーグ昇格への権利がありません。
3位の Sarpsborg は4敗、4位の Nit/Hak は5敗と、ヨーヴィクと6ポイント以上の差がついています。

ノルウェーに来てから毎年、全く息をつけないシーズンを送っていたので、少しだけ心にゆとりのある今シーズンが不思議です。
もちろん、油断は一切することなく、一試合、一試合に全力を尽くします。

年が明けてから対戦した相手は、10位、11位、12位。
これから中位、上位のチームとの試合が続くので、気が引き締まるとともに、強いチームと戦えることが今から楽しみです。



3部リーグの順位を書いたついでに、私がコーチをしているチームの中間報告も。

DSC04483監督を務めているセカンドチームは4部リーグで2位。

試合数が一番多いので、負けた試合数を考えると実際は4位か5位。
それでも、周囲の予想を大きく覆す上位に位置しています。

経済的に3部リーグへの昇格が叶わないチームでも、周囲の期待が薄くても、監督としての私は虎視眈々と、チャンスを狙い続けています。


DSC04480セカンドチームに所属する18才以下の選手がプレーするU18も好調。

ヨーヴィクは現在2位。

ノルウェーの中地区で女子ハンドボールを牽引する Storhamar の後を追います。

U18は全ての選手に出場機会を与える、という目的のためのリーグ。
ベンチ入りメンバーが人数ギリギリ、ということが多い中でも頑張っている選手たちに成長を感じます。

セカンドチームの監督としての責任感をしっかりと持って、選手を育てていけるように全力を尽くします。


DSC044822001年生まれ女子は、2チームがU16の2部リーグに登録しています。

GHK2は3位、GHK3は7位。

GHK2は、2位の Otta にアウェーで競り勝っているので、2位、1位へあがる可能性は十分にあります。
来シーズン、1部リーグに参戦して戦うために、今シーズンをできる限り上位で終えたいと思っています。

楽しく、元気に、そして貪欲に。

選手たちと一緒に戦います。



もう一つ、昨日からスタートした新しい試み、ユーストレーニングをちょこっと紹介。

このブログでも何度か紹介したことのあるハンドボールアカデミーは、希望者を対象とした技術トレーニングで、今シーズンは2003年生まれ〜2009年生まれの子どもたち52人が参加してくれています。
私は、2014年の秋からアカデミーの指導者になりました。
ハンドボールを指導したヨーヴィクの子どもたちは、150人はゆうに超えているはずです。

今回、私が積極的に立ち上げに関わったユーストレーニングは、そのアカデミーに参加できない年代のハンドボーラーたちを対象としたもの。

U16、U14、U12の年代でコーチが教えきれないテーマやポジションがある、という意見を以前から耳にしていました。
さらに、その年代ごとに能力の高い選手たちが、適切なトレーニング環境で育っていくための土台作りが必要だと以前から考えていました。

それらの意見やアイデアを合わせて、週に一度、金曜日にユース年代を対象としたトレーニングをすることを決めました。

シュートやフェイントといったテーマトレーニング、ポジションごとの技術トレーニング、フィジカルトレーニング・・・クラブ内外からコーチを招いて、ハンドボールが大好きな選手たちに学ぶ場を提供する。
そして、同時にユース年代の選手を指導するコーチたちに、インスピレーションを与えられるようなトレーニングにしたい。

第一回の昨日は、トップチームの監督ヘンリの「シュートトレーニング」でした。

少しずつ、少しずつでも、みんなが満足できるクラブにしていきたい。

また新たな一歩を踏み出せました。



なんの因果か、流れ着いたヨーヴィクの地。

ここに植えたハンドボールの種が、力強く根を張って、芽を出したような想いです。

この町にいるうちは、目の前のハンドボーラーたちのために、ただひたすら私にできることをしていくつもりです。

いつか、大きな花となって咲く日が来ることを夢見て。

emi_aus_riesa at 12:08|PermalinkComments(1)TrackBack(0)clip!

2017年01月17日

スタートダッシュ

DSC00146幸福なことにハンドボールを中心に充実した毎日を送っています。

年末には川和高校でハンドボールを教えていた智世が、先週までは国士舘大学で一緒にプレーした千尋が遊びに来てくれていました。

幸せ倍増。

遠く海を越えて会いに来てくれる友人たちに感謝の気持ちでいっぱいです。



年が明けて早速シーズンが再開しました。

今日は第12節、第13節の報告です。


1月7日(土)はシーズンを折り返して後半戦の一試合目、ホームに Bravo を迎えての第12節でした。

Bravo は12チーム中11位。
Tromso に乗り込んだシーズン序盤のアウェーでは、後半の中盤まで試合の行方が分からない展開で、ラスト15分で走り勝ったという記憶がありました。
パワフルなフローターとポストとの合わせが印象に残るチームで、順位が下から2番目ということが信じられませんでした。

でも、この日の試合が始まってみると、Bravo が勝てない理由が分かりました。
アウェーで対戦したときとは別のチームのようでした。

Bravo はOFに怖さが全くなく、ヨーヴィクの堅いDFを前に攻めあぐねる時間が続きます。
なかなかシュートまで持ち込めず、やっと作りだしたシュートチャンスにも、最近絶好調のキーパー・イネに阻まれて得点できません。

Bravo の1点目がゴールラインを割ったのは、実に17分を過ぎたときでした。

ヨーヴィクのOFはほとんどが1次速攻、2次速攻。
怒涛の攻撃で得点を重ねていきます。

30分を終えて、20−2。

同じリーグのチーム同士の試合とは思えない力の差でした。

後半こそヨーヴィクはOF、DFともにイージーなミスが出るようになりましたが、それでも圧倒的な優位が変わることはありませんでした。

センター、マリFのスピード溢れる速攻からの豪快なロングシュート。
代わって入ったセンターのリサも、パワフルなシュートを相手ゴールに叩き込みます。

ポジションバランスよく得点していったヨーヴィク。
視野の狭い選手もいるし、サイドへのパスが少ないチームだとも思うけれど、確実にチームの成長を感じます。

この日、MVPに選ばれたイネは45分強の出場で、許した得点はたったの3点。
風邪で欠場したエリーネの代わりに、2番手キーパーとしてベンチ入りした18才のイングヴィルが後半終盤に連続失点を許しますが、ナイスセーブもたくさん出て貴重な経験を積みました。

60分を戦ってヨーヴィクは、35−10(20−2)と Bravo を相手に完勝しました。


私は前半スタートから20分、後半もスタートから15分、計30分強の出場で4得点。

前半始まってすぐに速攻のチャンス、サイドシュートのチャンスが連続で巡ってきました。
キーパーが大きく構えていたので一本目のサイドシュートは遠目の脇、そして2本目はキーパーが遠めに動くのが見えたので近めの上を打ちました。

キーパーの動きがよく見えている、と思っていたのに後半はシュートを外してしまったし、1試合を通して速攻のスタートが出遅れている感覚が消えなかったので、課題が色々と残る試合でした。
でも、数週間のブレイク後、さらに年末年始の休暇を挟んだ後の初戦としては、手応えの悪くない試合だったと思っています。

コンディションの調整をしっかりとして、試合に向けての準備をベストにして、課題に一つ一つ向き合っていきます。



1月15日(日)、年明けホーム2連戦となった第13節は、12位の Ankenes との対戦でした。

9月の開幕戦では、終始危なげない展開で40−17と快勝していたものの、左フローターとポストに縦ブロックきっかけのプレーで何度もやられていました。
2対2の守りに大きな課題を残した試合でした。

あの試合で孤軍奮迅の活躍だった左フローターは今回怪我で欠場していました。
けれど、代わりにエースの責任を背負ったセンターが、ポストと一緒にチームの得点の半分以上を叩き出して、前日の土曜日に9位の Honefoss に勝利をあげていました。

キープレーヤーとなる2人をしっかりマークしよう、という意識をチーム全員でしっかりと持って臨んだ試合。

Campus Arena のコートに入ってきた Ankenes の選手たちを見てビックリ。
なんと、コートプレーヤー7人、キーパー1人。
選手8人+コーチ2人・・・。

北ノルウェーから飛行機で移動、さらに1泊しての土日2連戦ということで費用のかさむアウェーだとは言え・・・3部リーグの試合では滅多に見ることのない登録選手の少なさに驚きました。

それでも、前日の Honefoss 戦に競り勝った Ankenes の選手たちを素直に素晴らしいと思いました。


OFでダブルポストを多用してきた Ankenes。

チェンジミスなどで、大きいポストと1対1になる場面を何度か作られてしまったヨーヴィクは、6mから失点を許してしまいます。
フローターに対してはマークがはっきりしていて、パワーで負けることはありませんでした。

この試合は、最近ベンチスタートの多かった20才以上の「年長チーム」がスタートで出場。
安定の6:0DFから速攻で加点していきました。

15分きっかりにタイムアウトを取った監督のヘンリは、ベンチスタートだった97年・98年生まれの選手6人を一斉にコートに送り込みました。
代わった「年少チーム」は、オフェンシブになりすぎてもはやシステムのない3:2:1でボールを奪い、やはり速攻で得点を重ねます。
ろくに練習もしないでよく機能するなぁ・・・という感心と、マリFのトップ、Synneのセンターバック、180cm超えのセンターを置く3:2:1DFは攻めずらいだろうなぁ・・・という思いを抱きながら、オフェンシブなDFをベンチから見ていました。

チーム全員で走りに走って、前半を終えて25−6。

前半ですでに試合が決まってしまったような展開に、観客の注目はヨーヴィクの得点に注がれました。

後半もスタートは年長チームの6:0の堅い守り。
45分で代わった年少チームは、前半同様3:2:1DFからアグレッシブにボールを奪いにいきました。

後半もヨーヴィクは1次速攻、2次速攻を中心に、攻撃の手を緩めません。

後半終盤で少し失速して大台には届かず。
それでも、48−11(25−6)の圧勝でした。


この日MVPだった左サイドのマッテ・ソフィーは、昨シーズン、エリートリーグのハルデンから移籍してきたのですが、シーズン前の怪我を引きずって試合出場の機会が思うように得られませんでした。
今シーズンは左サイドで出場機会が増えたものの、持っている力を発揮しきれていない印象でした。
フィジカルではスピード、パワーともにチームの誰よりもバランスが整っていて、とても練習熱心なので、心から応援している選手でした。

この日は7得点。
迷いなくプレーするマッテ・ソフィーの姿は頼もしく、MVP獲得を自分のことのように喜びました。


私は前半スタートから15分、後半もスタートから45分まで、計30分の出場で7得点。

この日も試合開始直後に連続してチャンスが巡ってきました。
3分半で3得点。

その後はチャンスがなかなか回ってこなくなり、少ないチャンスにも一瞬反応が遅れる場面が何度かありました。
長いシーズン、ベストなコンディションを維持するのは簡単なことではないけれど、常にベストを目指して精進します。


ここまででヨーヴィクは12勝1敗、単独1位。

昇格だけを目標に、シーズン終了まで走り続けます。


応援よろしくお願いします!!!!!!!

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2017年01月01日

17

新年明けましておめでとうございます。

2017年が皆様にとって健康で、笑顔の多い穏やかな一年になりますように。


私が背負い続ける背番号17。

17年の今年は決意を新たに邁進します。


決意を行動へ。

今年は「実行の年」と決めて、感謝の気持ちとともに、努力を重ねる一年にしていきます。

一日、一日を全力で。


本年もどうぞよろしくお願いいたします。







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2016年12月31日

2016年

2016年は、嬉しいこと、楽しいこと、悔しいこと、悲しいこと、いろんなことがありました。

その中で改めて、家族、友人のかけがえのなさに気が付かされました。


申年がくるたびに大きな人生の転機を迎えていた私は、今年、形として大きく変わることはなくても、気持ちの面で大切な出発の一歩を踏み出しました。

迷いのない、もう揺らぐことのない覚悟。

好きなことに夢中になって、大切な人たちに守られて、見えない未来を切り開いていけることへの感謝。

「ありがとう」という想いとともに年を越します。


年末に自主トレーニングで追い込んだバッキバキの体は、来年への決意を表すようで嬉しくなります。


みなさま、よいお年をお迎えください。





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2016年12月30日

写真とともに振り返る2016秋

覚悟はいいですか。

タイトルをしっかり確認しましたか。

では年の瀬に、書きそびれてきた秋の日々を、写真とともに振り返る作業にお付き合いいただきましょう。


14022242_1395613047120971_5858979033888330178_n8月6日から10日まで、5日間の合宿を終えたヨーヴィクは、その週末に Follo Cup というトーナメントに参加してきました。

1軍とU18の2チームで参加したこの Follo Cup、1軍チームの選手たちが左サイド・アネッテの親戚宅に雑魚寝をする中、私はU18チームのコーチングスタッフという扱いで、素敵なコテージに宿泊しました。

選手としてももちろん試合に出場して、土曜日の初戦でスウェーデン1部リーグの Helton に22−20で競り勝つと、続く2試合目は3部リーグの Runar に42−20で快勝します。

グループ1位通過で迎えた翌日のセミファイナルは、2部リーグの Aker との対戦になりました。
Aker は、その前週のトレーニングマッチで1点差で負けていた相手でした。

この日も一進一退。どちらも一歩も譲らない戦いで、試合時間を終えて23−23。
先に得点を取ったほうが勝ち、という延長戦でも、お互いに気合いのDF、慎重になりすぎてのミスが続いて決着がなかなかつきませんでした。
両チーム無得点が5分以上続いた試合を決めたのは、今シーズン、ヨーヴィクのエースと言えるまでに成長したカタリーナ。

決勝は、昨シーズン2部リーグで降格争いをしていた Fjellhammer と対戦しました。
この試合も接戦の末、31−30で競り勝ったヨーヴィクが、Follo Cup 優勝を飾りました。

U18チームは2勝2敗。
いいプレーも見られましたが合わせ不足は否めず、課題を見つけることができたトーナメントでした。

DSC03541夕方にはU18チームの選手たちと監督のアンネ・カーリンと一緒にご飯を作ったり、勝負を挑まれたリグレット対決で最後の最後に逆転に成功して負けず嫌いのイングヴィルを悔しがらせたり、ホテル裏の池に散歩に行ったり。
楽しい時間を過ごしました。

イダと私は本気で湖水浴をしたのですが、8月といえどさすがのノルウェー。
泳ぎ終わった後は寒くて足早へコテージへ戻りました。


DSC035648月19日は2001年生まれ女子チームのキック・オフ。近くの湖畔でキャンプをしました。

シャロットがキャンプの企画をしてくれて、今シーズンから3人目のコーチとして私たちを助けてくれるエリンも合流して楽しい時間になりました。

大自然の中、到着後に3グループに分けられた選手たちに、一番初めに与えられた課題は「テントを張る」というもの。

競争だったので、指示が出た直後に早速グループごとに行動を開始する選手たち。
「さすがノルウェー人」と感心せざるをえないスピードで、テントを張る場所をすぐに決定して、力を合わせて組み立てていきました。

DSC03566DSC03570






DSC03573私ここで寝る〜。

じゃあ、ここ私〜〜。




DSC035792001年チームを受け持ってから2年が経って、同じくらいだった身長がどんどんと離れていって見上げるようになっても、まだまだ子どもっぽいところもあるこの子たち。

かわいらしいなぁ〜・・・といまだに思います。



DSC035801部リーグでのプレー経験があるエリン。

キーパーコーチとして、そして試合にも帯同するアシスタントコーチとして今シーズンからシャロットと私を助けてくれることになりました。

おもしろくて気が合うエリン。最高の補強です。




DSC03583目を奪われる自然。







DSC03585集合写真。







DSC03589テントを張って、ご飯を食べた後は、クイズで盛り上がりました。

その後はキャンプファイヤーを囲んで、今シーズンのチーム目標について話し合い、選手からも意見が出て有意義なチームビルディングになりました。

23時就寝。

私はこの日、生まれて初めてのキャンプ泊でした。
寒いし、地面はゴツゴツしてるし、眠れるかな・・・と不安がよぎったのは一瞬で、横になったらお休み3秒。

DSC03598翌日は6時に起きてオスロ空港へ。

2001年チームはお昼までキャンプをしていたのですが、私はオフの週末を利用してドイツへ行くことにしていました。


行き先はフランクフルト・オーダーの山本さん宅。

3年前にドイツからノルウェーへ引っ越しをする時、運びきれなかった、もしくは処分しきれなかった物を、山本さんのお宅の地下室へ預かってもらいました。
2013年のクリスマス、2014年の初夏に2度訪れて少しずつ片付けていったものの、それから2年間タイミングが合わなくて伺えず・・・ずっと気になっていました。

フランクフルトへ向かう飛行機と電車の中で、ゆうじさんと朋子さんに会える喜び、申し訳ないという気持ち、そして地下室がどんな状況だったかはっきりと思い出せない、怖さに似た思いが胸の中で渦巻いていました。

DSC036002年ぶりに訪れて愕然。

2度の訪問でずいぶん片付けたと思っていたのに・・・いまだに地下室の4分の1を占領する荷物・・・。

ドキドキしながらも片づけを始めて、今度こそ驚愕!!
なぜかダンボールの中からアフロのカツラが!!

こんなくだらないものを・・・と自分に呆れながら片づけを進めると、さらに驚きの物を発見。

DSC03605リボンのついたトイレットペーパー・・・。

おそらく、トイレの近い私に誰かがなにかのタイミングでプレゼントしてくれた物だったのでしょう・・・。

その後も出てくる、出てくる、ガラクタの数々。
水鉄砲に、ピンクのヒラヒラした子供用ドレス。

いくら時間のない引越しだったとは言え、こんなガラクタを預けた迷惑な私・・・反省しきりでした。

ゆうじさんと朋子さんが助けてくれたから、あんな状況でもすぐに移籍することができました。
ノルウェーに渡ってからも、事務的なことで大変お世話になりました。

感謝してもしても足りない、恩人です。

土曜日の夕方から月曜日の朝までお世話になって、おいしいお食事、お酒をご馳走になりました。
久しぶりの再会で、いろんな話をして楽しい時間を過ごすことができました。

ダンボール4箱をノルウェーへ送って、大量の洋服や靴をリサイクルに出して、たくさんのゴミを捨てましたが、片付け終えることはできず・・・。
でも、シーズン後にもう一度遊びに行ったときに、全てを片付けられると思います。

ゆうじさん、朋子さん、本当に楽しい3日間をありがとうございました。
夏の再会を今から心待ちにしています。


DSC036368月最後の週末は、2001年チームが参加した Starum Cup に帯同。







DSC03647夜は、ハンドボール・アイスホッケー・サッカー、ヨーヴィクのスポーツ選手で盛り上がろうパーティーに顔を出しました。

他のスポーツ選手と知り合って話をするのは楽しいのだけれど、まぁ、みんな若い。

チームメイトの友達だから、サッカー選手もアイスホッケー選手も20代前半ばかり。

「クイズ年の差なんて」だったら、確実にアダルトチームに入ってしまっていることを、最近自覚するようになりました。

DSC03638でも、はしゃぐよ。









DSC03673語学学校でクラスメイトだったフジとは今も仲良し。
9月上旬、レギュラーシーズンが始まる前に会いに行きました。

いつも通り楽しい時間を過ごして、おいしいご飯をご馳走になりました。



14393217_1370581696316159_576100712_o9月下旬には、フジ、スー、スーの子どものマリアでランチ。

タイ人のフジとスーは料理がとっても上手で、この日も2人の料理に舌鼓を打ちました。





9月23日はトゥーネ、ジモーネとヨーヴィクのお祭りへ。
町の中心の広場に沢山の屋台が出て、コンサートも開かれて、天気が悪い中でも大勢の人が訪れていました。
9月は特にハンドボール三昧だった私。
2人に会うのは久しぶりで、いろんな話しで盛り上がりました。


DSC03749翌土曜日は、チームメイトのスティーネの30才の誕生日パーティーでした。

チームメイト、職場の友人、地元の友達。スティーネ・フレンズが大勢集まってお祝い。

スティーネの人柄が表れるような、優しさと笑顔で溢れてるパーティー。
笑い声が絶えなくて、素敵な時間でした。



DSC0378410月1日はホームゲームの後に、トゥーネ、ジモーネと隣町 Skreia のオクトーバーフェストへ行きました。

ノルウェー1年目にはトゥーネと、去年はヴォルフガングと一緒に、Raufossという小さな町にある小さなバーのオクトーバーフェストでビールを飲みました。

今年は Skreia のハンドボール体育館を全面オクトーバーフェスト仕様にして、バンドを呼んでコンサートをするという話しを聞いたので、期待とともに Skreia へ向かいました。

入場だけで5千円というノルウェー価格。

さらに、いいお値段のソーセージが、そこらへんの売店で売ってそうな種類だったことに、ドイツ人のジモーネから怒りの表情が。

『料理は仕方ないよ。でも、入場料はコンサート代みたいなものだから、バンドに期待しよう!!』という私の必死のフォローもむなしく、現れたのはオスロクラシック劇団といった人たち。

トロンボーンでドイツのオクトーバーフェスト音楽を奏でだした壇上のバンドを見て、呆れかえる、といった表情を浮かべたジモーネを見て、思わず爆笑してしまいました。

違和感を感じることのないノルウェー人は、ビールを飲んで、はしゃいで、机の上に立って踊る。
その横でため息混じりに音楽を聴くジモーネ。
そのギャップがおかしくて、ずっと一人で笑っていました。

Skreia はハンドボールが盛んな小さな町。
オクトーバーフェストでも知り合いに次々と遭遇しました。
チームメイトのイネと家族、チームメイトのマッテのお母さん、ヨーヴィク男子チームの監督だったカイ。

DSC03781マッテのお母さん、ルレとはハンドボール談義に火が付いて、爆笑、団結、意気投合。

陽気な母ちゃん、最高。



夜が更けてからは、カイとダンシングタイム。
踊るというよりもふらついていたカイは、その後、携帯電話も財布も置いて姿を消すという酔っ払いっぷり。

来年も行く?って聞かれたら考えちゃうけど、でもハチャメチャでおもしろい夜でした。


10月は、9月にも増してTHEハンドボール月間でした。

10月2日はチームメイトと一緒に Elverum までチャンピオンズリーグの観戦に。

3日からの1週間はハンドボールスクールで責任者として忙しい1週間を送りました。

DSC03897DSC03876





中旬は、ヨーヴィクのマスターズチーム、U35対U40の練習試合を見に行ったり、U18全国リーグ予選がヨーヴィクで行われて、MVPを選ぶために一日体育館にこもったり。

週末は自分の試合、セカンドチームの試合、U16チームの試合でパッツパツ。

そして、そんなハンドボール月間を締めくくるに相応しく、10月最終週はコーチングライセンスの講習で、たくさんのことを学びました。


大好きなハンドボールに夢中になれる毎日を過ごして、その合間に一緒に楽しい時間を過ごせる友人がいる。

こんなに幸せなことはないかもしれない、と改めて思った師走です。

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2016年12月23日

プチ休暇

15697404_1403129599707003_4381113642504605741_n明日から4日間、クリスマス休暇でチームトレーニングがオフになります。

そのプチ休暇を利用して、ドイツでリフレッシュしてきます。

やること盛りだくさんだったここ数日、今回も寝ずに荷造りをする羽目になりました。
やっと荷造りが完了して、1時間後に出発します。


今週はバタバタとしながらも、なんだか心がほっこりする事が多くありました。

最近忙しかったトゥーネが仕事の合間に時間を作って、クリスマスランチをご馳走してくれたり。

手縫いの手袋を届けるためだけに、ジャネットが隣町から家に来てくれたり。

クリスマストレーニングの準備で、子どものトレーニングと自分のトレーニングの間に食べるものを買う時間がなくなって、フェースブックのグループに「バナナ一本持ってきて」って頼んだら、いろんな人から合わせて9本もらったり。

そんな、ほっこりの日々。


ドイツでも、優しさや笑顔にたくさん出会ってパワーを充電してきます。

Ein Frohes Weihnachtsfest!!!

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2016年12月17日

雪の上のサンタとトナカイ

15608514_10157991251115594_23209912_o今日は今年最後のハンドボールアカデミーでした。
6才から9才の子どもたちの天真爛漫さに負けじとパワーMAXで動いた90分。

外から見てるだけならかわいくて仕方のない子どもたちも、35人集まって、さらに自分が責任者という立場になるとなかなかモンキー。
試行錯誤を繰り返しながら、毎回学びをくれるあの子たちに感謝しています。

その後は、町の中心にあるサッカー競技場でインターバル走だったのですが、集合してみたらまさかの3人。

チームメイトの大半は週末のU18全国リーグに出場のため今日中に移動。その他は歯痛、仕事等など。
マイナス7度という寒さのなか、雪の上を風を切って走りました。

ニット帽を忘れた私は、アカデミーで使ったサンタクロースハットでインターバル。
きつかったけど、マリとマッテ・ソフィーのおかげで自分を追い込みながら走ることができました。

帰宅後は熱めのシャワーを浴びて、ご飯を食べながら女子ハンドボール・ヨーロッパ選手権準決勝、デンマーク対オランダを観戦。
クイックスタート、7対6、戦術の可能性を大いに示しながら、試合を通して常に変化を加えていったオランダの戦い方に強く感銘を受けました。
オランダのヘッドコーチの巧みさが光る一戦でした。

準決勝第2試合は、ノルウェー対フランス。

ノルウェーの試合を一人でなんか見ていられない、ということでモナの家に遊びに行って、モナ家族とノルウェーの応援。
前半序盤、ノルウェーは3−6とされたところでタイムアウト。キーパーチェンジ。
そこからDFが一気に良くなって、代わったキーパー Silje も大爆発。
11−9と逆転に成功して後半を迎えます。
後半は守りは機能するものの、攻撃で15分近く得点が止まって再逆転を許しました。
でも、さすが王者ノルウェー。
ラスト10分でシュートをしっかり得点につなげると、Silje の連続セーブの大活躍で勝負を決めました。

24−19でフランスに勝利して決勝進出。

昨年の世界選手権決勝カードが再び。日曜日のファイナルはノルウェー対オランダになりました。
後半中盤以降は、静かに試合観戦するモナの旦那さんと娘を横目にガッツポーズしたり、飛び上がったりのモナ&エミ。

いや〜、やっぱり応援してるチームの試合観戦は、同じ温度の人とでないとね。

決勝戦が楽しみです。



さて、同じく熱いシーズンを送るヨーヴィクHKの今年ラスト2試合の報告を。


12月7日(水)は、この時点で3勝7敗の Honefoss をホームに迎えての第10節でした。

Honefoss は、昨シーズンにヨーヴィクでプレーしたマッテが移籍していったチーム。
パワフルでガッツ溢れるマッテのフェイントとアンダースロー、そして今シーズン得点ランキング現時点で3位につけているエースを抑えられるかどうかが勝負のポイントとなりそうでした。

試合開始からの15分は一進一退。

予想していたとおりパワフルなディスタンスシュートを放つエースに、ヨーヴィクDFは当たりきれません。
キーパーのエリーネにも、セーブできそうなシュートを止められない、という場面が何度かありました。

OFでは速攻、セットOFともにノーマークを作り出しますが、シュートを決め切れません。

自分たちのリズムでプレーできない時間が続いて、8−7。
ところが、突然ヨーヴィクのスイッチが入ったかのようにゲームが動き始めました。

シュートを確実に得点につなげていったこと、DFでしっかりとエースに当たれるようになったこと、がきっかけだったと思います。

前半終了までに一気にリードを広げたヨーヴィクが、14−8でハーフを折り返しました。

後半も勢いの止まらないヨーヴィクは、全てのポジションから得点を重ねていきました。

DFでは前半序盤以降、がっちりと噛み合った守りで Honefoss にチャンスを与えず、後半からゴールに入ったイネのスーパーセーブもあって、最後は36−15で快勝しました。


私はスタートから20分弱、後半もスタートから15分ほどの出場で0点。

ノーマークシュートを3本も外してしまいました。

1本目は長いパスでキャッチするのがやっと。それでも倒れながらしっかりと上を打つべきだったのに、一番簡単なコースにシュートを打ってキーパーに止められました。
2本目は、外したシュートの悪いイメージを残したまま変なステップを踏んで、どうしようもないへっぽこシュートを放ち、3本目はゴールバーに当てて外しました。

いい感覚で試合に入ることができて、気持ちよく走れていたのに、1本目を外してから自分でも驚くほどリズムを崩しました。
その後のシュートチャンスに、余計なことまで考えすぎてしまいました。

最低の試合、という表現すらできないほどの内容に、ただ唖然としました。
一番しっくりくる表現をするなら、「今日、私試合に出たかな?」っていう感じ。

こういう日もあるか・・・。

と、切り替えるしかない試合でした。

試合後のロッカールームで勝利を喜ぶチームメイトに、アシスタントコーチのモナが、「今日はコートプレーヤー全員が得点したよ!!エミ以外・・」と言って苦笑い。
それにつられてチームメイトも遠慮がちに苦笑い。

『いやいや、負けた試合とか納得のいかないプレーをした後に、私がどれだけ落ちこむか知らないでしょ?』と言った私に、「私は知ってるよ。だから今エミが笑顔でいるのが信じられない」と返したのはモナ。

確かに。
でも、20点差をつけて快勝した後に落ち込むほど自分を中心に世界が回ってると思っていないし、毎回ノーミスでプレーできるほどスーパープレーヤーでないと自覚しているつもりです。

勝った。

みんな活躍した。

良かった。

さぁ、次に行こう!!



12月10日(土)は、2016年最後の試合、ホームで Junkeren と対戦しました。

Junkeren は北ノルウェーの Bodo の町をホームとするチームで、この時点で4勝1分4敗。
中位ながらも上位チームに勝利をあげていて、ヨーヴィクが唯一負けた Sarpsborg にも勝っていました。

序盤の15分は、前節同様に拮抗した展開で試合が進んでいきます。

Junkeren には背の高いポストがいて、フローターと巧く合わせていました。
ヨーヴィクは、フローターにプレッシャーをかけようと、一人が9mまで出た裏のスペースを攻められました。
ボールがない側の選手にフォローの意識がなく、ポストを守る選手が一人になる場面が何度も見られました。

中途半端なポジションと、タフになりきれないプレスが原因で失点を抑えられません。

それでも、速攻のチャンスを生かし、セットOFではオフェンシブな Junkeren のDFを相手に、ロングパスやフェイントなどを有効にいれて加点。
1〜3点のリードを保ちながらゲームを進めていきました。

前半の終盤には今シーズン特にDFで成長を見せている Synne がマリFとともに3枚目で相手ポストをしっかりマーク。
Junkeren の得点が止まった間にも加点していったヨーヴィクは、16−10で前半を終えました。

後半、エリーネと代わったキーパーのイネがこの日も大活躍。
ヨーヴィク安定のDFにチャンスを作れず、やっとできたノーマークシュートはイネにシャットアウトされて、徐々に集中力を失っていった Junkeren。

時間が進むにつれてはっきりと地力の差が表れて、33−17(16−10)で、ヨーヴィクは今シーズン10勝目を飾りました。


私は前半30分、後半はスタートから50分までの出場で7得点でした。

試合開始からみなぎるパワー。

最初のOFで、キョンからのパスを受けて飛び込んだサイドシュートを全力で近めの上へ。
シュートを決めた後、ベンチのみんなの嬉しそうな笑顔と温かい拍手ったら。

それからも、ワンマン速攻、サイドシュートと確実にシュートを決めました。
ヨーヴィクが1人退場者を出したときはポストの Synne にアシストパスを連続で通しました。

前半中盤、12−9のスコアの時点で、5得点、2アシスト、フェイントとサイドシュートから2本の7mスローを奪って、9得点に関わる理想的なスタートでした。

「今日は大爆発の予感・・・」と思ったこの辺りがピークで、個人的には試合終了〜。

後半スタート直後、2本の速攻のチャンスはキーパーをしっかり見れずに外してしまいました。
今シーズンは、難しいパスを受けた後のシュートが大きな課題です。

それでも、私らしいプレーができました。
前節の後、そして今年最後の試合だったので、とても重要なプレーのイメージを残すことができました。

特に、最近ポストへパスを通せなくなっていたので、会心のアシストでした。

ちなみに試合後、Synne のお母さんから「パスしてくれてありがとう」とお礼を言われました。
嬉しかったのは私と Synne だけじゃなかったんだ・・・と気づかされて、思わず笑ってしまいました。



シーズン前半戦を終えて、ヨーヴィクは11戦10勝1敗で単独1位です。

クリスマスにも浮かれすぎず、お正月にも怠けすぎず、心身ともにさらに調子を上げていって、このまま全力でシーズンを戦いきります。

引き続き、熱い応援をどうぞよろしくお願いします!!!!!!!

emi_aus_riesa at 09:52|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!

2016年12月06日

接戦とレッドカード

15102377_1167882829996525_684178874_oなんだかおかしな日程の組まれ方をしている今シーズン。

6節、11月6日(土)アウェーの Storhamar2 戦の翌週は、11月12日(土)、11月13日(日)と連戦で、7節ホームの Nit/Hak 戦、8節アウェーの Halden2 戦がありました。
8日で3試合。

そこから次の試合まで3週間が空いて、前9節は12月4日(土)の Aker2 戦、10節と11節は12月7日(水)、12月10日(土)、Honefoss と、Junkeren をホームに迎えます。
こちらも8日で3試合。

1週間で3試合っていう日程はフランクフルトのときにもあったけど、それは単純に試合数が多かったからで、その間に意味もなく3週間のブレイクが入るということはありませんでした。

連戦や中3日の試合をしんどいと思うほどは衰えていない自分にホッとしつつ、なんで毎週1試合ずつ試合を組まないのか不思議に思う今日この頃です。


というわけで、うっかり試合が溜まってしまう前に、第8節と第9節の報告を。



11月13日(土)は、アウェーで Halden2 との対戦でした。

Nit/Hak に快勝した勢いで、スピードで相手を圧倒したいヨーヴィク。
ところが、この日は前日の試合とは全く違った展開になりました。

Halden2 は、1部リーグに所属する Halden のセカンドチーム。
試合後に聞いた話では、トップチーム所属の選手7人がこの試合に出場して、その内の4人は1部リーグの試合でも出場機会を多く得ている選手だったそうです。
試合を振り返れば、なるほど、フィジカルの強さ、個の技術の完成度は3部リーグのレベルではありませんでした。

さらに、トップチームを指揮するヘッドコーチのトーマスがベンチ入り。
トーマスとは10月末のコーチングライセンスで知り合ったのですが、トップチームの監督がセカンドチームの試合に帯同することは珍しいことなので、試合前にトーマスを見たときは正直驚きました。


試合開始直後、2次速攻からスピードに乗ったセンター・マリFの豪快なロングシュートが連続して決まり、ヨーヴィクがリードを奪います。
DFでも Halden2 のパワフルなフローター陣を相手に、ヨーヴィクの6−0が機能しているように見えました。

ところが、10分を過ぎたあたりからヨーヴィクの得点が止まります。

オフ・ザ・ボールの動きがなくなって、決定的なシュートチャンスを作れなくなります。
やっと巡ってきたチャンスは、相手キーパーにシャットアウトされました。

前半終盤には速攻やポストシュートなど、完全なノーマークを何本も外してしまいました。
Halden2 のキーパーは、私より年上だったと思います。
位置取り、動き出すタイミングともに、巧さが光っていました。

全く得点が動かないヨーヴィクは、前半の中盤に逆転を許します。
それでもDFで頑張ったヨーヴィクは、キーパー・イネのセーブにも助けられて、Halden2 の後をぴったりと追いました。

この日、相手のエースと対峙したキョン。
なぜか突然DFのバランスが崩れて、広い1対1を守るシーンが何度もおとずれたキョンは、エースにパワーで押しこまれて、前半だけで2度の退場を受けました。

一人少ない時間帯にもDFで粘ったヨーヴィクは、我慢の30分を終えて8−9。

ハーフタイムに課題を明確にしてコートに戻りました。

後半をOFからスタートさせたヨーヴィク。
横にいたキョンに、『OFとDFで交代するの?』と聞くと、「なにも言われてない」との返事。

『ポジションで負けたら頑張らないで打たせてね。レッドカードになったら困るから』と言ったまさかの2分後、コミュニケーションミスで3枚目の2人が同時にフローターにアタックにいってしまった裏の広いスペースで、ポストと完全に1対1になったキョンがボールをカットしようとして・・・3度目の退場。

前日の試合で膝を痛めたサウスポーのエマが欠場して、ただでさえ右45のポジションが薄かったのに加えてキョンのレッドカード。不安がよぎりました。

その私の不安を吹き飛ばすように、チーム一丸となって守ったヨーヴィク。

OFでは前半不発だったカタリーナ、マリTのシュートが決まって逆転に成功します。

後半中盤には再びマリFがディスタンスシュート、カットインと連続でゴールを奪い、リードを4点、5点と広げていきました。
この日9得点と大活躍だったマリFのシュートで試合が大きく動きます。

終盤に Halden2 のフローターが豪快なディスタンスシュートをゴールに沈めるも、1試合を通した堅いDF、後半に修正したOFで差をつけたヨーヴィクが、24−18(8−9)で大事な勝利を手にしました。


私はこの日フル出場で5得点。

前半はノーマークシュートを外してしまいましたが、後半はシュートのタイミングを変えて得点することができました。
2/4で前半を終えて、後半最初にめぐってきたワンマン速攻のチャンス。
そこで、キーパーのタイミングを外したシュートを打ちました。

完全に自己満足だけど、私が開発してドイツ代表の左サイド・クラインに真似された(と勝手に思っている)このシュートは、打つのに少しばかり勇気がいるので、シュートを決め切れなかった前半の後に打てたのは収穫だと思っています。

DFでも体を張って自分の役割を果たせました。

最近決定率の落ちているシュートを確実に決められるよう、トレーニングで調整していきます。



12月3日(土)、実に3週間ぶりとなった試合は、オスロに乗り込んで Aker2 との第9節でした。

Aker2 も、2部リーグ所属 Aker のセカンドチーム。

フィジカルの強さを生かしてパワーで勝負する Halden2、スピードで速攻のチャンスを生かす Aker2、 2つのチームのプレースタイルは大きく異なるものの、その2試合は驚くほど似たような展開になりました。


試合開始直後、ヨーヴィクは安定のDFからワンマン速攻のチャンスをゴールにつなげて5−2とします。

守れるという感覚と、速攻で押せるという予感がありました。

右の2枚目を守ったキョンは、相手エースの力強い1対1を完全にシャットアウト。
ところが、3度目のアタックで早くもイエローカードを出されてしまいます。

DFのアタックに対する審判の基準がきびしいな・・・と思っていた直後に、速攻の戻りで相手選手と接触したキョンが退場。その後にマッテもノーマークの選手の腕を引っかけて2分間の退場になりました。

Synne がチーム3度目の退場を受けたのは、11分を少し過ぎたときでした。

「この基準のまま笛を吹かれたら大変なことになるなぁ・・・」という思いが頭をよぎりました。

パワープレーで得点して点差を縮めた Aker2 はそれで勢いに乗ったか、2次速攻でノーマークチャンスを何度も作り出します。
ヨーヴィクのミスの後、得点の後に、全員で走りこんでくる Aker2 の速攻に、数的有利な状況ができました。

特に前半は右のサイドでシュートチャンスが多かったヨーヴィク。
シュートを放った選手の戻りが遅れたとき、逆サイドからのDFのフォローがなくて、何度も数的不利の状況になりました。

チームメイトの状況判断の悪さに思わず叫ぶと同時に、たった数秒の+1を確実にシュートへつなげる Aker2 のスピードとチーム戦術に徹底性を感じました。

攻めではこの日もシュートを決めきれないヨーヴィク。
相手が一人退場時の2次速攻で、フルスピードで走りこんだマリFが放ったディスタンスシュートがゴールの上を通過する。
そんなシーンがこの試合の前半を象徴しているようでした。

理想的な試合開始から、退場と相手の速攻をきっかけにリズムを失ったヨーヴィク。
得点が伸びないまま11−13でハーフを折り返します。

後半は、イネに代わってゴールを守ったエリーネが好セーブ。
早々に15−15と試合を振り出しに戻します。

ここで一気に逆転、という流れでした。
けれど、そこでミスが出て15−17、再び2点リードを奪われます。

我慢の時間が続きました。

それでも、後半に入って安定感の増したDF、エリーネの活躍、逆速攻の戻りも早くなって、以降 Aker2 に得点を許しません。

相手に退場者が出たところでしっかりとノーマークを作り出して、そのチャンスを左サイドのマッテ・ソフィーが確実に得点。

17−17。同点に追いつきます。

そこで逆転に成功したヨーヴィクは、3度目の退場で人生初のレッドカードを受けた Synne の穴を全員で埋めて、マリFがダメ押しのシュートを9mから叩き込みました。

ラスト5分強で3点差、7対6の攻撃で最後のチャンスにかけた Aker2 は、サイドシュートをエリーネに弾かれて試合終了。

ロースコアの接戦を制したヨーヴィクが、23−20(11−13)でシーズン8勝目をあげました。


私はこの日もフル出場で5得点。

ワンマン速攻とフェイントからのシュート、この日はキーパーをよく見て打ち分けることができました。
久しぶりの5/5。

前半はすごく体が軽くて走りきれていたし、フェイントも果敢に狙っていったけど、後半は気持ち的に少し受身になってしまいました。
無意識のうちに省エネモードになってしまっていたかもしれません。

そういえば、試合前に監督のヘンリが、「今日から1週間で3試合。タフな8日間になるけど、メンバーチェンジをどんどんするから、次の試合のことを考えないで全力でプレーしなさい」というようなことを言っていて、『次の試合のことを考えて試合中に体力温存する18才なんているのかな・・・そんなこと言わなくていいのに』と考えていました。

当然、私も試合中は次の試合のことなんて考えていなかったけれど、この日も欠場した右サイドのエマのことがあって、もしかしたら頭の奥の奥の方で、60分をコンスタントに戦いきれるように力をセーブしてしまったかもしれない・・・と試合後に深く反省しました。

チャンスがあるないに関わらず常に全力で走ることができるように、気を引き締めなおします。



現在、8勝1敗で単独1位のヨーヴィク。

明後日水曜日と土曜日のホーム2試合で年内の日程が終了します。

しっかりと自分たちのプレーをして勝ち星をあげられるように全力を尽くしてきます。

応援よろしくお願いします!!!

emi_aus_riesa at 12:27|PermalinkComments(1)TrackBack(0)clip!

2016年11月30日

一人シャトラン

DSC03959全日本インカレが終わりました。

徳島で繰り広げられた熱戦。

私の母校、国士舘大学女子部はベスト8という結果で大会を終えました。

夏に再会した吉田先生は全くお変わりなく、ハンドボール部のこと、選手のことを真剣に考えてくれていました。
そして、一生懸命に練習に取り組んでいた選手たち。
悔いの残らないインカレだったと信じています。

そして、国士舘大学の男子ハンドボール部は、見事6年ぶり3度目の優勝を飾りました。
藤村監督、豊田ケンちゃん、選手の皆さん、本当におめでとうございます。

大学時代に大変お世話になった八尾さんが監督を務める東京女子体育大学が準優勝。
後輩たちを熱血指導してくれた私のパズーこと岡本大さんが顧問の横浜桐蔭大学女子部が堂々の3位と、個人的には嬉しくて、気になるインカレでした。

このインカレで引退した全ての選手たちが、清々しくコートを後にできたことを願っています。

若きハンドボーラーが引き続きハンドボールのコートで、または新たな世界で躍動できますように・・・お疲れ様でした。



そして、男子日本代表チームのヘッドコーチに、ダグル・シグルドソンの就任が決定しました。

ここ数年低迷していた古豪ドイツ男子代表チームを復活させて、見事、ヨーロッパ選手権優勝、リオ五輪銅メダルに導いた世界トップのコーチ。

昨年末の就任から短期間で世界選手権出場を勝ち取り、男子代表チームに新たな風を吹かせてくれたオルテガ現ヘッドコーチの後を、どういう風に引き継いで、もしくはパワーアップさせてくれるのか、今から楽しみです。



15060229_1283560161711411_758178022_oさて、時間がふわっとワープした間に、肝心のシーズンは第6節、7節、8節を終えました。

今日は、6節、7節の試合報告をダイジェスト版でお届けします。


10月22日の第5節、アウェーの Sarpsborg 戦で本来のプレーが全くできなかったヨーヴィク。
負けるときはこういう崩れ方をするんだな、と知ったと同時に、楽に優勝できるシーズンではないな、と全員が気を引き締めなおすきっかけとなりました。

その敗戦を生かすべく日々のトレーニングを重ね、臨んだ11月6日(日)、アウェーの Storhamar のセカンドチームとの試合では、ウォーミングアップからチームメイトの緊張が伝わってくるようでした。

Storhamar2 はここまで4勝3敗。
セカンドチームは、トップチーム所属の20才以下の選手を3人までプレーさせることが可能なので、試合が始まるまでどんなチームと対戦することになるか予想できないやりにくさがありました。


前半序盤、この日好調だった左45のカタリーナのディスタンスシュートでヨーヴィクがリードを奪います。
オフェンシブな Storhamar2 のDFにできたスペースにポストのスティーネが走りこんだり、左サイドのアネッテ、マッテ・ソフィーが速攻のチャンスをしっかり得点につなげたり、確実に得点を重ねていきます。

DFでは、個人的に相手OFの強さを感じませんでした。
左サイド、右45、巧いなぁ・・と思った選手は数人いましたが、全てのポジションがそういった選手で埋まっているわけではなかったし、チームとしても洗練されているという印象を受けませんでした。

でも、守れているのに最後の苦し紛れのランニングシュートを決められる、突然広いスペースができてフェイントを抜かれる、という失点を繰り返しました。

それでも、得点が止まることのなかったヨーヴィクは3〜5点のリードを保って、16−11でハーフを折り返します。

後半、2次速攻のチャンスにチーム全員で走ったヨーヴィクは、前半同様にコンスタントに得点を重ねていきます。
けれど、セットOFではミスで攻撃を終えるシーンが目立つようになり、Storhamar2 に速攻のチャンスを与えてしまいました。

Storhamar2 は速攻、セットOFともに簡単にシュートチャンスを作り出していきました。
特に左サイドからセンターにポジションをチェンジした選手は、フェイント力があって、多彩なシュートで一回りも背が高いヨーヴィクDFを翻弄。
視野も広く、ポストと上手に2対2を攻めていました。
私が好きなタイプのセンタープレーヤー。

Storhamar2 のセンター、そして後半も勢いの止まらなかったヨーヴィクのエース・カタリーナの活躍が光る試合は、終始ヨーヴィクがリードを保ったまま、31−25(16−11)で決着がつきました。

痛い敗戦の後の少しナーバスな一戦。

大事な大事な勝利でした。


私はスタートから20分弱、後半はラストの15分ほどの出場で2得点。

試合開始直後に私の前にいたのは、Storhamar2 で最も得点を取っている選手でした。
以前、練習試合で対戦したときも難しいシュートを確実に決めていた記憶があったので、DFでかなり意識をしていました。
最初の Storhamar2 のOFは、予想通りに右45からのロングパスを受けた左サイドのシュート。
エリーネが止めてくれたものの、かなり狭い角度からでも果敢にシュートを狙う気持ちが見えました。

「ヨーヴィクにはOFでは得点を取れる選手がたくさんいる。DFでこの選手に得点されないことが今日の私の役割・・」

なんて、ベテラン選手的な考えを巡らせながらスタートしたこの試合では、DFに意識がいきすぎて速攻に走れない。
左45は怖くないな、と思っていたのに、マッチアップしたエマが左45に連続でやられる。

なんだか空回り。

そして、なによりつまらない。

気持ちの面で受身になってしまった前半に、DFでスカッと1対1を抜かれるという失態をおかした後半。
ダメダメなプレーの試合でした。

唯一の救いは、相手の最後のOFのスカイプレーを止めたこと。
前にもあったけど、大きな声で叫びたい。

『点差が離れた試合で、終了間際におもむろにタイムアウトをとって、36才が立っているポジションから・・・スカイプレーを狙うな−−−−−−−!!!!!』って。

スカイに跳んでる選手が生まれる前からハンドボールをやってる私の経験値は、Lv99くらいはいってると思う。

とにもかくにも、大事な2ポイントでした。



11月12日(土)は、ホームで Nit/Hak との対戦でした。

昨シーズンから Campus Arena をホーム会場としていたヨーヴィクHK。
けれど、この日は他のイベントで Campus Arena が使えなかったので、以前ホームだった Tranberghallen で試合が行われました。

木の床に片面だけの観客席。何十年と変わらないまま。
ホームゲームでは選手と観客が一体になるようなこの体育館に、個人的にすごく愛着を抱いています。
この日は500人ほどのファンが会場に足を運んでくれて、最高の雰囲気を作り出してくれました。

Nit/Hak はこの時点で6勝2敗、優勝を争う直接のライバルでした。

試合開始から10分は、Nit/Hak のペース。
得点を量産するパワフルなサウスポーフローターのディスタンスシュートが、ヨーヴィクゴールに突き刺さります。

試合前にしっかりと確認をとって、マークするカタリーナも意識していたはずでしたが、ゆっくりとしたステップから素早い腕のしなりだけで放たれるシュートは、分かっていても止められないクオリティがありました。
速攻も速く、さすがは優勝を争うチームだな・・・という印象を持って見ていた序盤から、徐々に流れが変わっていきました。

嫌なやられ方で失点していたヨーヴィクのDFがアグレッシブになっていって、速攻の戻りでもマークをとるのが早くなりました。
サウスポーエースに厚くマークをつかれた Nit/Hak の攻撃は、明らかに強さを失いました。

確か、10分を過ぎて5−5か6−6まで試合の拮抗が保たれていたと記憶しています。

そこから、一気に集中力とテンポをアップさせたヨーヴィクが、前半終了までに7点のリードを奪いました。

Nit/Hak は Storhamar と同じで、数人の中心選手でゲームを作るチームでした。
全てのポジションに高いレベルの選手がいるわけではなく、広いDFも、一定の選手に厚くマークを受けてしまったOFも、弱点をつかれると状況を打破できない、といった様子でした。

後半はスタートから守って速攻で連取に成功したヨーヴィクが、45分までに12点のリードを奪います。

ラスト10分でDFに簡単なミスが出て Nit/Hak に連続得点を許しましたが、勢いを緩めずに走りきったヨーヴィクが、34−23(19−12)で快勝しました。


私はこの日ベンチスタート。

Storhamar 戦の後だったので納得しながらも、やっぱりプライドがあるのでアップから密かに闘志を燃やしていました。

前半15分で出場のチャンスが回ってきて、ヨーヴィクの退場時にフェイントでサイドを抜いて得点。
同じく一人少ない時間に、DFでサイドへのパスを倒れこんでカット。
果敢に攻めた前半でした。

後半は30分フルでコートに立って、速攻、サイドシュート、リバウンドシュート・・・シュートチャンスが次々に巡ってきました。

この日は、速攻に走って、ミスが出たからダッシュでDFに戻っている途中でマイボールになって、また速攻〜〜〜というような場面がなぜか何度も訪れて、一人シャトランのような試合でした。

速攻→速攻の戻り→速攻でノーマーク!!という瞬間のパスが信じられないくらい、とってこ〜いパスで、完全に一人なのに謎のスカイシュート。

フェイントでDFをかわしてシュートを打ったら外して、倒れこんだ体勢からマッハで起き上がって自陣に戻っていたら、チームメイトがパスカットをして、切り返して再びダッシュ。シュートを決めて倒れこんで、すぐに起き上がってダッシュで戻り。

起き上がりこぶしかっていう。

試合中にあんなに息が切れることも、試合後に自分が何点とったか全く分からないということも普段はないのですが・・・ナイスガッツのナイスゲームでした。

最近サイドシュートの確立が落ちていて、跳べていない、キーパーを見れていない、シュートミスをしないようにと少し消極的な試合が続きました。
この日も、シュート決定率で言えば及第点以下の試合内容です。

15064951_10207655881503929_1642635132_oでも、ミスを恐れずに、果敢に攻め続けるのが私らしいハンドボールだと思い出したので、闘志を燃やして戦っていきます。
そして、それがきっとチームのためになると信じています。

45分出場で8得点。

ガッツあるプレーでこれからも魅せます!!!!!



試合後にキョンが隣に来て、「一人シャトランみたいな試合だったね」と私が思っていた事と同じ事を言いました。
この試合のMVPに選ばれて、「走りまくって、DFでも活躍して、ミスがなかった・・・ナンバー17、エミ!!」という発表の後、「いや、ミスはしまくってたよね」とやっぱり同じ事を考えたようでした。
さすが、キョンちゃん。

DSC03948この日のMVPの商品はマグカップ、BBQ用品、そしてハンドボールクラブが新しく契約した車3日間使い放題。
これからホームの試合のMVPは、「Banens beste−ベストプレーヤー」と書かれた車を3日間自由に運転できるそうです。

とっても嬉しかったけど、この車、その前の週末に子供たちの試合のアウェーで借りたばかりだったし、私が普段使用してる車もクラブが提供してくれているので、厳選な抽選の結果、車を使用できる権利をマリに譲りました。

でも、なんだかテンションがあがる商品。

もし、また選ばれることがあったら、無駄に町内をドライブして回ろうかと計画中です。

emi_aus_riesa at 20:28|PermalinkComments(1)TrackBack(0)clip!

2016年10月31日

月・火・水

20161104_235624今日から日本とノルウェーの時差が8時間になりました。

いよいよ冬時間の到来。

ここヨーヴィクは10月末としては例年に比べて驚くほど温かく、0度から8度くらいで長い秋が続いています。
でも、初雪が降ったらきっと一気に冬がやってくるだろうなぁ・・・と考えながら冬靴や暖炉のチェックを始めました。



10月22日(土)は、アウェーで Sarpsborg とのシーズン第5節が行われました。

ここまで負けなしは、ヨーヴィクHKのみ。
その後ろに、Sarpsborg と Nit/Hak が1敗で続いていました。

Sarpsborg は、2年前に3部リーグの地区2位の座を争ったチームでした。
最終戦はアウェーの直接対決。7点差を猛追する Sarpsborg から辛くも逃げ切って昇格決定戦に駒を進めたヨーヴィクは、決定戦では他の地区の代表チームを寄せ付けないゲームで2部リーグへの昇格を決めました。

あのとき昇格を争ったチームと同じようなメンバー編成だろうと思っていた私は、この日、選手の若さに驚きました。
今シーズン3部リーグを戦う Sarpsborg は2年前とはクラブ自体が違うということで、20代の選手が数人いた以外は1998年/1999年生まれの選手たちでした。
Sarpsborg の1999年生まれはノルウェーで年代優勝をしたチームで、若くてもチームとしての完成度が高く、決して油断できないチームでした。


勝てば大きな意味を持つ一戦。

相手に先制のゴールを許した後、クロスからのきっかけで左45マリTの豪快なロングシュートが決まります。

1−1。昇格を争うチーム同士の対戦に相応しい、緊迫した空気が流れていました。

ところが、そこからオフェンスで Sarpsborg の守りを崩せなくなったヨーヴィク。
巡ってきたシュートチャンスは相手キーパーとゴールのクロスバーにことごとく阻まれてしまいます。

1−2、2−3、そして15分を終えて2−6。

ここでヨーヴィクはたまらずタイムアウト。
この日はヘッドコーチのヘンリが他の仕事で帯同できなかったため、アシスタントコーチのモナ、キーパーコーチのアンネ・カーリンが指揮を振るいました。

このタイムアウト後に大きくメンバーをチェンジしたヨーヴィクは、若い選手の投入で流れを変えるかに思われました。
実際に、左45のカタリーナ、センターのマリFの連取で5−8として、長く止まっていた得点版の数字が動き出します。
一気に追いつきたい場面、ヨーヴィクのシュートは無情にも再びクロスバーに弾かれます。

それでも、なんとか攻撃を立て直したヨーヴィクは8−10で後半につなげました。

後半は、前半の中盤以降にプレーしていたメンバーがそのままコートへ。
序盤で逆転のチャンスを掴みたいところでした。
ところが逆に、スピードあるコンビネーションで粘り強く攻めた Sarpsborg がじわじわと点差を離していきます。
この間、ヨーヴィクはテクニカルミス、シュートミスの連続で、チームとして何一つプレーが機能しません。

後半11分、10−15。

どんなにDFで頑張っても、キーパーのエリーネが孤軍奮闘してくれても、シュートが相手ゴールに決まりません。
時間だけが過ぎていって、残り時間5分を残して13−19。

最後にリサ、カタリーナの連取で16−19としたところでタイムアップ。

上位対決は、16−19(8−10)で、Sarpsborg に軍配が上がりました。

この日、ヨーヴィクのシュートミスは28、テクニカルミスは18。

2部リーグへの昇格を目指すチームの数字とは思えないものでした。
相手チームがどうこうではなくて、チームプレーができない、そしてシュートを決めきれないヨーヴィクの弱さだけが際立った試合でした。

唯一のプラスといえば、最後まで点差にこだわったこと。
万が一、シーズン終了後に2チーム以上のポイントが並んだ場合は、チーム間対戦での得失点差で順位が決定します。

6点差を3点差にしたプレーに、チームメイトの意地を見ました。


私は、この日サウスポーのエマが膝の怪我で出場できなかったため、60分間フル出場でした。

4本のサイドシュートを放って2得点。

速攻では厚いマークを受けてチャンスがありませんでした。
フェイントで作り出したシュートチャンス、味方の飛ばしパスからのサイドシュートを決めきることができませんでした。

チームの得点が止まった・・・そんな時にこそ、確実にシュートを決める選手でなければいけないと、試合後に強く責任を感じました。

今の私はベストな状態に比べて、ジャンプができていない。そしてキーパーが全く見えていない。


もう一度だけ自分にチャンスを与えるつもりで残りのシーズンに挑みます。

選手生命を長らえるような日々を送って一体何になるのか・・・改革を誓います。


この敗戦でヨーヴィクは3位まで順位を下げました。

1位の Nit/Hak は7戦5勝2敗、2位の Sarpsborg はヨーヴィクと同様に5戦4勝1敗です。

この時期にこういう負け方をして良かったと後から振り返られるように、個人もチームも今一度気を引き締めて、1試合1試合に臨んでいきます。


次は1週間後の日曜日、アウェーで Storhamar Bredde との試合です。

応援よろしくお願いします!!!





ダメージの大きかった負け試合でしたが、その前後には嬉しいこと、楽しいことがありました。

先週の月曜日、火曜日、水曜日。
3日間連続で、違う人からノルウェーに遊びに行きたい、という連絡をもらいました。

そして今日も、「年末年始の予定を教えてください」っていうメッセージが日本から届きました。

こうやって連絡をくれたり、ノルウェー遊びに行ってみようかな、って思ってくれるお友達や教え子の存在が本当に有難くて、とっても嬉しくなります。

お客様が来たら、ハンドボールの合間をぬって精一杯ノルウェーを案内したいと思っています。


そして今週の月曜日、火曜日、水曜日は、コーチングライセンス3の講習でした。

ノルウェーのコーチングライセンスは、1から4まであって、4はEHFマスターコーチと同様の資格です。
その前の3は、ノルウェー国内ではトップのライセンスと言って間違いないと思います。

第一回の講習となった今回は、ヨーヴィクから車で1時間ちょっとの Elverum で行われました。

月曜日は11時から18時半まで、火曜日は9時から19時まで、そして水曜日は9時から13時までと集中講義の3日間。

講師陣も、ノルウェー男子代表監督の Christian Berge、ノルウェー女子代表フィジカルトレーナーの Tom Morten Svendsen、ノルウェー女子代表キーパーコーチの Mats Olsson、元ノルウェー代表 Linn Sulland と、聞いただけでドキドキしちゃう豪華メンバー。
その他にもコーチング、タレント育成、栄養学などの興味深いテーマばかりでした。
「学ぶ」ことをこんなに楽しいと思ったことは、人生のうちで数えるくらいしかなかったんじゃないかと思うほど。

内容については、私が毎月執筆させてもらっている「スポーツイベント・ハンドボール」に書いていこうと計画中ですので、ハンドボールに興味のある方は是非ご購読ください。

私にノルウェーへ来るきっかけを作ってくれたトゥーネも一緒にライセンス3を受講することになって、なんだか縁を感じます。
トゥーネのおかげで全く不安のない状態で講習へ向かうことができました。

月曜日の夕食では、トゥーネ、ノルウェーU18代表コーチの Vigdis、この講習会の責任者、ノルウェーハンドボール協会の Helen と席が一緒になって、最高に楽しい時間を過ごすことができました。

ノルウェーハンドボールの話からインターナショナルな話題、Vigdis の元でプレーする私のチームメイトの代表選手たち、日本のハンドボールの話・・・真面目な話、大爆笑の話、夢の広がる話、盛りだくさんでした。
ちなみに、Vigdis と Helen は、日本の「伝統」の話に一番食いついていました。

夕食後は、ホテルのロビーで暖炉を囲みながら、他の受講者と団欒。
ライセンス2を一緒に受講していた人や、トゥーネの元チームメイト、ノルウェートップリーグ監督、クロアチア、セルビアから来たコーチ・・・。
ノルウェー全国から集まったコーチとネットワークをつなぐことは、私の今後にとってとても大きな意味を持つかもしれない、と直感的に感じた夜でした。

月曜日も火曜日も、夜遅くまでみんなでずっとハンドボールの話。

ホテルでは豪華朝食に始まって、豪華ランチ、夕食は大鹿やステーキのさらに豪華コース料理で、毎週講習会でもいいやって本気で思ったほどでした。

講習内容、出会えた人たち、VIPな待遇、とにかく最高としか表現できない3日間でした。

次回の講習会は2月。

それまでに課題を提出して、学んだことを日々生かすべく、コーチとしても精進していきます。



一日一日、幸せを感じながら、感謝の気持ちを込めながら、ハンドボールと向き合っていきます。

emi_aus_riesa at 04:00|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!