2018年09月16日

いよいよ開幕

シーズンが始まるのをこんなに長く感じたことはなかったかもしれません。

いよいよ明日、2018/2019シーズンが開幕します。

ホームに Selbu を迎えての初戦。
準備してきたことを出し切れるように全力を尽くします。


大事な初戦の前夜、ふと、2004年8月8日に渡独した日から1か月ちょっと書いていた日記を開きました。

「一生懸命」が文面から溢れでるような日記に、懐かしさで胸がいっぱいになりました。


初心を忘れずに、感謝の気持ちを持って、これまでの時間と道のりに思いを馳せて明日のコートへ向かいます。

魂を込めて、戦ってきます。


応援よろしくお願いします。








2018/2019シーズン日程。

9月16日(日)、16時。Gjovik HK - Selbu.
9月22日(土)、16時。Byasen Bredde - Gjovik HK.
9月23日(日)、12時。Melhus/Gimse - Gjovik HK.
10月13日(土)、16時。Gjovik HK - Utleira.
10月28日(日)、18時。Gjovik HK - Sverreborg.
11月3日(土)、16時。Charlottenlund 2 - Gjovik HK.
11月4日(日)、14時。Levanger - Gjovik HK.
11月7日(水)、20時。Gjovik HK - LFH09.
11月17日(土)、16時。Gjovik HK - Orkanger.
11月28日(水)、20時。Storhamar - Gjovik HK.
1月6日(日)、14時。Gjovik HK - Melhus/Gimse.
1月9日(水)、20時。Gjovik HK - KOngsvinger.
1月19日(土)、16時。Selbu - Gjovik HK.
1月20日(日)、14時30分。Utleira - Gjovik HK.
2月9日(土)、16時。Gjovik HK - Byasen Bredde.
2月16日(土)、16時。Orkanger - Gjovik HK.
2月17日(日)、13時。Sverreborg - Gjovik HK.
2月27日(水)、20時。LFH09 - Gjovik HK.
3月6日(水)、20時。Gjovik HK - Storhamar.
3月10日(日)、14時。Gjovik HK - Levanger.
3月30日(土)、16時。Gjovik HK - Charlottenlund.
4月14日(日)、14時。Kongsvinger - Gjovik HK.


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2018年09月07日

初陣

IMG_06838月29日(水)、ノルウェー1部リーグ Oppsal をホームの Tranberghallen に迎えたNMカップは、私のトップチーム監督としての初陣となりました。


1部リーグとも対戦できる勝ち上がりトーナメントのNMカップ。
トップチームの選手としてプレーしていた昨シーズンまで、上のリーグに所属するチームとの試合を前にして、「練習試合のつもりで楽しもう」とか「結果はとにかく頑張ろう」という監督の発言が好きではありませんでした。

大金星を挙げることがハンドボールの醍醐味だと思っているし、なにより一人のプレーヤーとしてトップリーグ所属の選手を前にしても負けていないと信じていたから。

必ず戻ると決めて戦い続けた場所だったから。


だから、監督になって初めての公式戦が1部リーグのチームということを感慨深く思いながら、試合前、選手たちに言いました。

『全力を尽くして、勝ちに行こう』



ヨーヴィクボールから始まった試合は、開始からおもしろいハンドボールだったと思います。

高いラインの5−1DFでスタートしたオップサールに対して足が止まったヨーヴィクには、相手戦術に戸惑うような、もしくは味方の動きのタイミングを計るのに手こずるような、そんな間がありました。
この試合に懸ける意気込みは強くても、シーズン開幕の9月16日に合わせてチーム作りをしてきた私にとっても、準備不足という点で嫌なDFシステムでした。

ところが、2回、3回と攻撃を繰り返すうちに、ヨーヴィクのフローター陣のオフ・ザ・ボールの動きがよくなってボールが流れ出します。
左サイドのマリンの思い切りのいい切りでノーマークができて、パスが通ると気持ちが痛いほど伝わってくる全力のシュート。
空いたスペースに抜けさせたら一流、唸るほど絶妙のタイミングでオップサールDFを翻弄したポストのアストリ―。

ヨーヴィクは2部も上のリーグでプレーするチームを相手に堂々とプレーして、力の差を感じさせませんでした。

スタメンで出場したマリT、リサ、ガビのフローター3枚は、夏の期間に怪我なくしっかりとトレーニングを積んで、Follo Cup でもチームの柱として活躍しました。
夏の間中ずっとチームのテーマだった粘り強い攻撃、前を強く狙いながらもボールを持ちすぎないテンポの攻撃が、徐々に選手全員に浸透してきたと感じます。

10分過ぎ、オップサールはDFを6−0に下げました。

理想的な序盤でした。

それでも、少しずつ差を見せ始めたのは地力が上のオップサール。
パワフルなロングシュートと閃光のような速攻で得点すると、試合が動き出しました。

この場面で私は、左45とセンターに1999年生まれコンビを送り込んで、流れを変えようと試みました。
春からの4ヶ月で見違えるような成長を遂げたマテアとオティリエは、今まで4部リーグでしかプレーしたことがありませんでした。その経験の差は明らか。
OFで攻めあぐねて、DFではセンター・ポストのクロスからサイドのクロスを合わせてエースのロングシュートで勝負するオプサールの攻撃を止めることができません。

前半20分、点差が5点まで開きます。

そこで、左45・マッテL、センター・キョン、右45・テアの3人を投入。
オップサールのOFでの勢いを止めるため、予定にはなかったキョンを3枚目に置くというぶっつけ本番の作戦にさすがはベテラン。走りこむエースに高く当たって、オップサールの攻撃のリズムを壊してくれました。
OFでもカミソリフェイントで得点。観客を沸かせます。

キョンと同様、怪我の影響でチーム合流が遅れたマッテも、持ち前のパワーとスピードを活かしてカットインからシュートを決めると、DFではチームの中心となって活躍しました。

テアは期待通りのスピードと切れのあるフェイントで、味方のノーマークを作り出すきっかけとなりました。

勢いは完全にヨーヴィクでした。
点差が縮まっていって、一気に追いつくか、というラスト5分に、サイドからのシュートを決めきれず、同点まで持ち込むことはできませんでした。

それでも、あきらめないプレーで前半の最後に追い上げたヨーヴィクは、13−16、3点のビハインドでハーフを折り返します。

ハーフ明けはマッテ、キョン、ガビの3枚でスタート。
一進一退の攻防で、後半も格上チームを相手に一歩も譲りません。

シューターへのマークが厚くなって、ディスタンスシュートを打ちきれなくなってきたこの時間帯に存在感を示したのはポストのアストリ―。
フローターの3人も前を攻め続けてポストへ技ありのパスを通しました。

この試合、アストリ―は5得点。そして4本の7mスローを奪う大活躍。
センセーショナルなデビューを飾りました。

43分、20−23。

十分に勝機のあったこの試合で、チャンスを逃すきっかけとなったのは、前半最後のシュートミスと、この時間帯のパワープレーだった気がしています。

この試合、オップサールの退場は5回。対するヨーヴィクはたったの1回。
合わせて8分間は一人多い状態でのプレーでした。

後半中盤の1人多いこの大事な場面でミスを出したヨーヴィクは、オップサールに速攻へ走られて、逆に2失点してしまいました。

今思えば、パワープレーのきっかけにこだわって、得点しなければと慎重になって、ゴールへ向かう強さがなくなった選手たちに、違ったきっかけの攻撃を指示していれば・・・と反省しています。

チャンスで逆に失点したヨーヴィクは、そこから徐々に引き離されていきました。
5点・・・6点・・・7点と。

そこで再び選手交代をした後は、それまで張りつめていた緊張感や徹底していた戦術が嘘だったかのように、単発で攻撃を終えてミスから速攻へ走られました。

ラスト15分は、空気で膨らみ切った風船が割れたように一気に崩れていきました。


60分を戦って、22−34。

最終的には12点差の完敗でした。


けれど、シュートの精度、戦術の徹底、ベンチの判断、全てにおいて学びのある、そして光の見える敗戦でした。

これだけの点差で負けた試合でも、応援に駆けつけてくれた観客の人たちからは温かい拍手と、前向きな言葉をかけてもらうことができました。

試合後に笑顔で家に帰ることができる、ノルウェーの表現でいう見応えのある「観客試合」だったそうです。

会場に足を運んでくれた人が笑顔で体育館を後にできるようなハンドボールを、これからもしていきたいと強く思いました。


私個人の感想としては、「ただただ楽しかった」に尽きます。

まだまだ現役でできるという自負もあるし、1部リーグのチームと対戦するということで、監督としてベンチにいながらコートに飛び出したくなったらどうしよう・・・と試合前はけっこう本気で考えていましたが、無用な心配でした。

純粋に監督として、試合を楽しめました。


これから、もっとおもしろいチームになると思います。

本領発揮はこれから。

ワクワクするハンドボールで勝負して、ファンを魅了していきます。


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試合前の展望と試合結果を、地元新聞が大きく取り上げてくれました。


IMG_0675私の監督デビュー戦に駆けつけてくれたトゥーネとジモーネ。






IMG_0679トゥーネ、ジモーネ、キョン、ローゲル、亮介と。

今度は勝って、この笑顔で写真を撮れるように!



晴れ晴れしい負けで飾った初陣。

いつか、あのチームに勝つ日まで、一歩一歩前進していきます。

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2018年08月29日

デビュー戦

IMG_0548書きたいことはたくさんあるのに、日々の仕事に追われてブログの更新を先送りにする毎日が続いています。

あっという間に過ぎていく一日、一週間の早さを疑いたくなるような気持ちです。

8月18日と19日は、新チームとして初めてのカップ戦に参加してきました。

今年で3度目の参加になった Follo Cup。

ノルウェー2部リーグ女子、3部リーグ女子、U18女子の3カテゴリーに分けられたカップ戦で、ヨーヴィクは計8チームが参加した3部リーグのカテゴリーで試合をしました。

土曜日は、2グループ各4チームのグループ予選。
その順位をもとに、もう一つのグループの同位チームと順位決定戦をするというシステムでした。

ヨーヴィクの初戦の相手は Elverum。
序盤こそDFがチームとして機能せずに拮抗した試合展開になりましたが、中盤以降に安定した布陣に変えてからは一気に点差が離れて、35−17で快勝しました。

2試合目の相手は Hokksund、初顔合わせのチームでした。
終始リードをしながらも点差が離れていかない試合で、我慢の時間が流れました。
Hokksund のOFに怖さを感じることはなかったのに、ここで引き離したいという場面でミスが出て逆に追い上げられる、というようなもどかしい試合。
それでも、最後まで逆転を許さなかったヨーヴィクが、25−24の接戦を制しました。

土曜日の最終戦は、ノルウェー1部リーグでプレーする Oppsal のセカンドチーム、Oppsal2 との対戦でした。
Oppsal2 は若いチーム。速くて巧い選手が揃っていて、昨シーズン、3部リーグで優勝した実力は、ウォーミングアップを見ただけでも窺えるものでした。
試合の長い時間を攻めあぐめながら、DFで粘ったヨーヴィク。
後半ラストの大事な時間に7mスローを2本止めたキーパーのイングヴィルの活躍にも助けられて、20−20で星を分けました。

残り30秒を切って、19−20。
ヨーヴィクのタイムアウトで、時間を使い切ること(Hokksund が1点差で Oppsal に勝っていたので、負けても1点差ならば Elverum との得失点差で1位通過が決まるという状況でした)、そして一つのきっかけで攻撃を始めることを確認しました。
そのプレーを練習通りにやりきったコート上の選手たち。
ポストのアストリにパスが通って、7mスローを勝ち取りました。
それをガビが決めて同点に持ち込んだのは見事。

OFで戦術を徹底すること。DFで戦うこと。そして、最後までチームで勝ちにいくこと。

その結果、接戦を一点差で制したり、残り数秒で同点に追いついたりできたこの経験は必ず次につながります。

2勝1分でグループ1位通過をしたヨーヴィクは、日曜日、もう一つのグループで1位になった Haslum と決勝で対戦することが決まりました。


翌日の決勝は予想外の展開になりました。

DFでプレッシャーをかけたヨーヴィクが、Haslum の攻撃陣をシャットアウト。
シュートを許しても、前日から好調の続くイングヴィルがノーマークを阻みます。

一時は12−3まで点差の開く一方的な試合になりました。

前半、打つ手のなかった Haslum はハーフを折り返して意地を見せました。
ノルウェー1部リーグや2部リーグでプレー経験を持つベテラン選手を集めて、数年後の1部リーグ昇格まで視野に入れているという噂のある Haslum は、確かに強い個の集まりのような印象を受けました。

でも、この日はチームとしてより機能したヨーヴィクが、後半の苦しい時間をしのいで、27−20で勝利。

IMG_0557Follo Cup で2年ぶりに優勝を飾りました。







今シーズンから監督になったかのようにと言われると少し違和感を覚えます。

2011年にはドイツでBユーゲントの監督を務めました。
ノルウェーに来てからはU14、U16、セカンドチーム・・・毎シーズン、複数チームの監督として4シーズンを戦いました。

でも、クラブのトップチームと限定するならば、今シーズンが私の監督としての新たな一歩ととらえて間違いありません。

その最初のトーナメントで優勝できたことを嬉しく思います。
選手の頑張りを見ることが、なによりの喜びです。

けれど、昨日の勝利は過去のこと。

チームと一緒に日々歩みを進めて、最高のシーズンを送れるように精進していきます。


ちなみに、このカップ戦の決勝がインターネットから観戦できます。

handballtv.com

から検索して、少しスクロールすると、Gjovik HK − Haslum で出てくるので、興味のある方は是非!

私の姿はほとんど映っていません。でも、声はよく聞こえる・・・。

「エミはちっちゃいから体育館のどこにいるか見えないけど、声だけはどこまででも聞こえる」という最高の賛辞をことあるごとに頂きます。

私の叫び声を聞きに、レッツGO。



明日は、1部から4部までリーグを超えた勝ち抜きトーナメントでノルウェー優勝を競うNMカップの第2巡で、1部リーグ所属の Oppsal と対戦します。

ホームの Tranberghalle で20時から(日本時間30日3時)。

第1巡はシードで試合がなかったので、明日の試合がヨーヴィクHKの今季初の公式戦です。

私の「トップチームの監督」としてのデビュー戦が、1部リーグのチームということを感慨深く感じています。

プレーヤーからコーチになっても、やることはただ一つ。



全力を尽くしてきます。

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2018年08月27日

フランツィと手作り合宿

時間が加速しています。

今日から、「目指せ!連続更新」

さぁて、どうなることやら。



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日本からノルウェーに戻ってきて6日後、7月28日にドイツへ飛びました。

ツヴィッカウでBユーゲント(アンダー16カテゴリー)の監督をしていた時のキャプテン、フランツィの結婚式へ出席するため。

フランツィは当時、ツヴィッカウのキャプテンとして、そしてエースとしてチームを牽引していました。
ブンデスリーガでプレーすることを目標に、日々トレーニングに励んでいました。

全身全霊で選手たちに向かい合っていたコーチとしての私を信頼してくれて、選手としての私をずっと応援してくれていました。
私も懸命に努力を重ねるフランツィの夢を心から応援していました。

私がフランクフルトへ移籍をした年、念願のブンデスリーガのコートに立つ夢を叶えたフランツィは、同じシーズンに持病の腰痛を悪化させてハンドボールを引退する決断を余儀なくされました。

フランクフルトへ移籍してからも、ノルウェーに活動の場を移した後も、連絡を取り合っていた私たち。

そのフランツィから「エミに結婚式に来てほしい」と言われたときは、すぐに予定を確認して即答。
それからずっと楽しみにしていた日でした。


金曜日にトレーニングがあった私は、土曜日の朝一番の便でベルリンに飛んで、そこからレンタカーで結婚式がおこなわれたお城まで向かいました。

全てがうまくいけば14時からの誓いの言葉に間に合う予定だったけれど、飛行機が遅れ、高速道路が渋滞し、清々しいほどオーバーした到着時刻に慌てる気持ちもなくなって、ゆっくりと会場入りしたときは16時過ぎ。
ちょうど参列者に囲まれて、新郎新婦が写真撮影をしているときでした。

最初に新郎のリカルドが私に気付いてくれて、リカルドの指さす方を見たフランツィも笑顔になって、そして、「エミーーー」と叫びだすフランツィの父ちゃん。
すごい久しぶりなはずなのに、一瞬で「あの頃」にワープで戻ったような気がした瞬間でした。

37977786_1767808346622349_6824144704775389184_nその後は、城内でコーヒータイム。

フランツィと仲良しで、私もよく知るエリーとの再会を喜んで、ツヴィッカウに住んでいた頃は小さかったティナにも何年振りかで再会して、フランツィのお母さんがツヴィッカウでブンデスリーガ―として活躍していたときのチームメイト・ママさんズとの会話が盛り上がって、楽しい時間を過ごしました。

フランツィが家族ぐるみで付き合いのある一家ともすっかり意気投合して、ハンドボールの話や、旅行の話、フランツィの話で会話が途切れることがありませんでした。

写真撮影をしたり、新郎新婦へメッセージを書いたり、夕食を食べたり、ビデオレターを見たり。
夜が更けて来てからはみんな踊りだして・・・幸福な空間でした。

参列者が少しずつ減っていった後は、フランツィ、リカルド、フランツィのお父さん、お母さんと話をする時間もできて、「来てよかった」と心から思う素敵な結婚式でした。


フランツィ、結婚おめでとう。

末永くお幸せに。



IMG_0023翌日は、ハナとリナとツヴィッカウの町で合流。

2人はフランツィの一学年下、やはり当時のツヴィッカウBユーゲントの選手たちで、ハナは私がノルウェーに移籍してからもツヴィッカウで会ったり、ノルウェーまで遊びに来てくれたりしていました。
リナとはなんと5年ぶりの再会でした。

私がフランクフルトでプレーしていた時、高校生だったハナとリナがツヴィッカウからはるばる遊びに来てくれたことを昨日のことのように思い出します。
リナはその数か月後に双子の妹レナと親友のマクシィ、お父さんとお母さんと一緒に再びフランクフルトまで自転車で来てくれて。

あれ以来。

盛り上がる話と夏の太陽で、アイスがどんどん溶けていきました。


幸せな時間をこの町で過ごしていたな。

素敵な出会いをこの町でしたな。


改めて感じました。


IMG_0024その後は、アンドレの家によって日本での写真をコピー。

函館でバイバイしてから3週間ぶり。
いつもは一年単位で会えない人なのに、ずいぶんとすぐ会えたな、と思わず笑ってしまいました。

2人して「日本帰りたいなぁ〜」ってつぶやいて。

みなさん、アンドレはきっとまた日本へやってきますよ。



IMG_0025アンドレの家から向かった先はマリーの実家、テンプリン。

この旅の最後はマリーに会いに行こうと決めていて、ライプツィヒに行くはずだった私の目的地が変更になったのは、この週末にマリーが実家に帰っていたからでした。

でも、そのおかげでマリーのお父さん、お母さん、さらに普段は南アフリカのケープタウンに住んでいる妹のアンニャにも会えました。

この家族、好き。

ただ単純明快。



土曜日の朝に家を出て、月曜日のお昼に帰ってくる弾丸ドイツ旅行だったはずなのに、なんだかもっと長くいたような、大切で心温まる時間を過ごすことができました。

パワー充電。

またドイツへ帰る日まで、みんな元気でね〜!!!



IMG_0033たくさん眠って、比較的のんびりしていた最初の1週間とは打って変わって、ドイツから帰宅後の毎日はなかなか多忙でした。

トレーニング時間を各チームに振り分ける最終調整をしたり、月間予定を出したり、トーナメントの準備をしたり、他チームの監督やクラブ関係者とミーティングをしたり。

一番大変だったのは、急遽中止になった合宿の代わりに、ヨーヴィクでの一泊二日のプチ合宿を一人で企画運営したこと。
宿泊場所を決めて、所有者と連絡を取って鍵を受け取って、選手のお母さんに手伝ってもらって昼食や夕食の買い出しに行って、チームビルディングの内容を決めて、選手に連絡をして・・・その全てをドイツから帰って4日間でバタバタとこなしていきました。


IMG_00388月4日、5日の週末は両日ともに2部練習でチームとしての戦術をかなり落とし込みました。
そして、土曜日の夜はヨーヴィク近郊のスクム湖の山小屋にチームメイト全員で宿泊しました。

土曜日の午後のトレーニング後にみんなで移動。

事前にチームを4つのグループに分けて、お互い自分のことを紹介していくように伝えておきました。
新しくチームに移籍してきた選手と長くチームにいる選手、普段あまり話さない選手たちを同じグループにして、チームメイトをもっと知ってもらおうという作戦。

生年月日や家族の名前、趣味、住所、乗っている車の車種やハンドボールシューズのメーカー等々、いろんな質問に答えてもらいました。
短時間でよくここまで話したな、そしてよく覚えたな、と感心するハイレベルな戦い。

私の隣の部屋に引っ越してきたテア。
私たちの住んでる住所は「Ostre(東)」なのに「Vestre(西)」と勘違いして覚えていたらしく、その質問がきたときに自信満々に「西」と答えるチームメイトとハイタッチ。

いや、西じゃねーから。


IMG_0044ゲーム2回戦は、マシュマロチャレンジ。

マシュマロとスパゲッティを使って、どのチームが一番高いマシュマロタワーを建てられるかを競うゲーム。


これ、おもろい。

IMG_0049インテリジェンスが鍵。

あとはなんといってもチームワーク。

キョンのチームがリードしていたのに、下の方でちみちみと立体模型のようなものを作っていたアストリ・チームのマシュマロタワーが逆転優勝を飾りました。

お見事。

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マシュマロゲームの後は外へ出て、ジェスチャーゲーム。


IMG_0091水が入ったバケツ・キープゲームを終えて、いよいよ最後のゲームをするため湖畔へ。





それまでのポイント差が、そのままスタートする時間の差になる水泳対決で最終決着をつけました。

今年の夏に隣町のリレハンメルから移籍してきたアストリ率いる、マリン、シリエF、イネのチームがそれまでのゲーム全てで好成績を収めていたので、他チームよりも30秒から50秒早くスタート。

最後までリードを守ったアストリ・チームが最初にゴールテープを切った後は、2位から4位争いの熾烈な戦い、と思いきや。

IMG_0110ちゃんとタッチしてないのに次がスタートしただとか、そもそもお前のチーム前のゲームでズルしたべ、とか湖で始まったディスカッション。

「エミ、判定は!?」って問い詰められても、私、水泳対決の時、折り返し地点役で沖に浮いてただけ・・・。

チームビルディングをしていたはずが、危うくチーム崩壊しそうなほどのみんなの剣幕でした。

負けず嫌いの塊みたいな選手がゴロゴロしてるっていうことがよくよく分かったチームビルディングでした。


IMG_0122その後はバーベキュー。

ソーセージやハンバーグを焼きながら、アシスタントコーチのヨルゲン、お手伝いに来てくれていた選手の母ちゃんグリュー、キョンやアストリとおしゃべり。


IMG_0130食後はみんなリビングに集まってカードゲームをしたり、お絵かきゲームをしたり、ジェンガをしたりして過ごしました。







IMG_0132倒れる〜!!!

イチオシの一枚。




IMG_0142急な変更で本来予定されていた合宿が中止になって、手作り感たっぷりの合宿になったけど、でも、みんなで楽しく和気あいあいと、有意義な時間を過ごすことができました。


これから一緒に楽しく、きびしく、力強く目標へ向かう仲間とのスタートとなった合宿。

ハンドボールシーズンが始まります。

emi_aus_riesa at 08:55|PermalinkComments(2)clip!

2018年07月31日

未知の世界

IMG_97437月22日に無事ノルウェーに帰ってきました。

それから1週間以上がたって、やっとブログを更新できます。
無事に戻ったよ、っていう報告すらできなかった。

なぜなら、最初の一週間は眠り姫だったから。

「休暇がハードすぎて、やっと仕事が始まってゆっくり眠れる」という普通の人には理解できない状況とともにヨーヴィクの家に戻ってきて、最初の5日はよく寝て、再開したトレーニングに集中して、そして自分のトレーニングにもしっかりと時間をとれました。

週末はドイツで、ツヴィッカウのときコーチをしていたBユーゲントのキャプテン・フランツィの結婚式に出席してきました。


昨日からはセカンドチーム、U16チームのトレーニングも始まって、事務仕事にも取りかかってフル稼働。
姫のまま眠っていても誰も迎えに来てくれなさそうなので・・・目を覚まして働きます。



今年の夏は「新しい」ことの多かった休暇でした。

新たな土地でハンドボールを教える機会をもらいました。
初めての経験をさせてもらえて、素晴らしい人たちとの出会いがありました。

ドイツからはアンドレとダニエルが、ノルウェーからはトゥーネとジモーネが遊びに来てくれました。
目まぐるしい日々だったけれど、休暇中は疲れも感じないほど楽しくて充実した毎日を送ることができました。

お世話になった皆様、本当に本当にありがとうございました。


家族や友人、私の周りにいてくれる素晴らしい人たち。

どれだけの人たちに支えられているか、応援してもらっているか、心から痛感した夏でした。


感謝の気持ちを力に変えて、ハンドボールに真摯に取り組みます。

まだまだ未熟な私ですが、これからもどうぞよろしくお願いします。



ノルウェーリーグで、トップチームの監督として初めてのシーズンがいよいよ始まります。

ここからは未知の世界。

自分の信念を貫きながら、周りの人たちと協力して、勝負にこだわりながらもハンドボールを楽しみます。


応援していてください。

きっと、新しい世界へ辿り着くから。

emi_aus_riesa at 21:57|PermalinkComments(1)clip!

2018年06月26日

帰国15分前

IMG_8932最後の最後に仕上げてくる女。

今回こそは仕事を放り出すか、部屋を掃除しないで歯ブラシだけ荷物に詰めて帰ることになることを覚悟していましたが、最終3日でスーパー加速、Bダッシュ。

なんとか仕事を終えて、部屋を掃除して、荷造りを終えて、15分後に帰国です。


今年は6月27日から7月22日まで日本に滞在します。

ドイツからアンドレとダニエルが、ノルウェーからトゥーネとジモーネが遊びに来るので、色々と飛び回って、長めの滞在の割には地元にいる日数は多くありませんが、最近の多忙が幸いして、日本の予定はまだ埋まり切っていません。
予定を気ままに決める、そんな気楽な休暇を過ごしたいと思います。

私に会いたいと思ってくれる物好きな方がいらっしゃいましたら、日本で私がいつも使っている携帯電話か、フェースブックの方に連絡をください。


IMG_8942ノルウェーでの挑戦は小休止。

日本でめいっぱいレフレッシュしてきます。

さらば〜!


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2018年06月17日

コーチライセンス−Trener3−

35508725_1829975277059572_1689916021470658560_n (1)この週末は、ノルウェーハンドボール協会主催のトップハンドボールセミナーに参加していました。

毎年、南ノルウェー海沿いの町 Sandefjord で開かれるトップハンドボールセミナーは、ノルウェー最大のハンドボールコーチ講習会で、私が受講するのは昨年に続いて2度目でした。

このセミナーは同時に、現在受講中のコーチライセンス「Trener 3」最後の講習会でもありました。

2年間で、2泊3日の講習会を6回。
様々な課題に取り組んで、チームでの日々の活動に照らし合せて、色々なテーマでレポートを提出しました。

「Trener 3」

また一つ、目標を達成しました。



ノルウェーに移籍してきた2013年の秋から2014年の春までは語学を学びました。
2015年は Trener 2 を受講して、2016年の秋から2018年の6月までは Trener 3 のコーチライセンスを受講していました。

2014/2015以降のシーズンでは複数のユースチームのコーチになって、2016/2017シーズン、2017/2018シーズンはセカンドチームの監督を務めました。

振り返れば、ノルウェーに来てからの私は「コーチ」としては無駄のない最短距離を歩いてきたような気がします。

次の目標は、ノルウェーで最も上のコーチライセンス「Trener 4」

受講者を選ぶための審査がかなりきびしいので、いつのタイミングで始められるか分かりませんが、はっきりと目指す場所を決めています。



話は戻ってトップハンドボールセミナー。
金曜日の朝から日曜日の昼までぎっちり詰まったプログラムは、去年と同様にとても興味深いものでした。

特に、ドイツ・ブンデスリーガの名門フレンスブルグで活躍後、ハンガリーのヴェスプレムの監督になったスウェーデン人の Ljubomir Vranjes のオフェンス講義と実技。
オランダを速攻最強国に変えて世界大会で上位常連になるきっかけを作った、現ドイツ女子代表監督の Henk Groener の育成に関する講義と速攻の実技は、身を乗り出すほどおもしろくて、本当に貴重な経験ができていると感謝しています。

DSC08913土曜日の夜にはトップハンドボールセミナーの参加者、主催者全員が集まったパーティーで、「ノルウェー国内で、ユース・ジュニアの育成に尽力した人」の表彰がありました。

なんと、その表彰を受けた4人のうちの一人に私が選ばれるというサプライズ。

誰かの推薦があったのだと思います。
ハンドボールにかける時間は、ハンドボール王国のノルウェーでも確かにトップクラスでしょう。

でも、まさかこのタイミングで、こんな名誉ある賞辞を頂けるとは夢にも思っていませんでした。
ノルウェー女子代表チーム、アシスタントコーチの Mia Hermansson Hogdahl、キーパーコーチの Mats Olsson からバラの花をもらいました。

ノルウェーに来てから今までの努力に光を当ててもらえたような気持ちです。

これからコーチとしてトップハンドボールの世界で戦っていく、と決めた今。
この道を力強く歩いていくスタートラインのように心に残る賞になりました。

名誉ある賞辞に恥じないように、これからもノルウェーハンドボールの世界で邁進したいと思っています。



DSC089162年間、「Trener 3」を一緒に受講した仲間。

夜になるとホテルのバーに集合してハンドボール談議が始まりました。

さらに夜が更けるとゲームが始まって飲み会のようになりました。

最後の講習会になった今回、from JAPAN のゲームを流行らせるべく「竹の子、竹の子、ニョッキッキ」を教えて、みんなで盛り上がりました。
決してお祈りしているわけではなく、「竹の子、竹の子、ニョッキッキ・・・1!1!あ〜〜〜!!!」

DSC08917「イエーイ。最後の夜だ。町に繰り出すぜっ」て言って、雨の中外へ出て振り返ったら、2人しかいませんでした。






DSC08918ドイツに住んでいた時に大好きだったフレンスブルグの監督、Vranjes とノルウェーで再会できるなんて・・・感無量。

めっちゃ気さくで笑顔の素敵な人でした。
写真からも伝わる優しい感じ。

・・・え?なんで私がこんなに濡れてるかって?

だから、雨の中町へ繰り出したからですよ。

結局、ディスコ前にできた長蛇の列を見てホテルに戻ってきたんだけど。

ホテルの部屋でみんなで飲んで、3時頃に他の部屋に移動して飲んで、撃沈。
金曜日の朝5時起きで出発して、金曜日2時まで、土曜日3時半まで飲んだらそりゃ眠い。


ハンドボールのコーチたるものタフであれ。


講習会と同じくらい熱くハンドボールトークのできるあの時間が好きでした。


一緒に「Trener 3」を受講した仲間、52人。

またハンドボールコートで再会しよう。

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2018年06月11日

振り向かない背中

DSC088446月8日、ヨーヴィクハンドボールクラブ・トップチームの監督として新しい契約書にサインをしました。

そして今日、6月10日にクラブのサインが入った契約書を受け取りました。

実際には5月1日から監督としての仕事をスタートさせていましたが、契約書にサインをするまでは非公式。

これで本当に、公式に「指揮官」です。


この2か月弱でたくさんのことを学びました。

今までもずっと繰り返してきた「後になってみて分かること」の気づき。
そうやって日々成長していくのだと思います。

一つ一つの感情や思い出、反省や試練を大切にしまって前へ進みます。


この期間に「自分の役割」が変わったことも、しっかりと自覚できました。
自分がすべきこと、できること、やりたいことを整理して、今後につなげていきます。

新たな世界で飛躍できるよう毎日を大切に過ごしていきます。



DSC08831今週末は、2001生まれ女子チーム(J01)と一緒にビーチハンドボールトーナメントを戦ってきました。

今年は、GHK1とGHK2の実力が均等に分かれた2チームで参加。

去年とは比較にならないほど技術アップした選手たちが躍動する姿を見られるのは幸せなことでした。

GHK1は予選を2勝1敗でグループ2位通過。
予選の順位で組み合わせが決まったトーナメントでは、初戦でヨーヴィクの1学年下、2002年チーム(GHK3)と当たりました。
その試合に勝って駒を進めた次の対戦相手もヨーヴィク。今度は同じJ01のチーム、GHK2と対戦することになってしまいました。

対するGHK2は専門のキーパーがいないハンデもなんのその。予選を3戦全勝してグループ予選を1位通過していました。

そんなGHK1とGHK2の対戦は、見ごたえのある試合になりました。
1−1で前後半を終えて、シュートアウトでも決着がつかず、3人を選抜してゴールデンゴール形式で勝敗を決めるシュートアウトでも同点。
再び3人を選抜してゴールデンゴールのシュートアウトをして、GHK1の3人目のシュートが外れて勝負が決まった・・・と思ったら、キーパーのセーブで大歓声が起きて、またも延長。
最後の最後、2ポイントシュートが有効というシュートアウトで勝敗が分かれた大大大接戦でした。

その接戦を制したGHK2はその次の準々決勝を快勝。
準決勝で優勝したホームチーム、Moelvenにシュートアウトで惜敗しましたが、GHK1、GHK2ともにすべて素晴らしい試合でした。

いつの間に、こんなにみんなピルエットが上手になっていたんだろう・・・。
知らないうちに戦術理解がすすんで、試合中に相手チームのプレーに対応できるようになってるなぁ・・・と驚かされることばかりでした。


「4年間ですごく成長したんだな」と改めて感動を覚えました。


このトーナメントで、2001年生まれ女子チームとしての活動は区切りでした。
今後は、セカンドチームの一員としてハンドボールをプレーしていくことになります。


日本で関わったハンドボーラーや、ドイツ・ツヴィッカウのBユーゲントの選手たちとのような別れがあるわけでもなく、2年前の1999年生まれ男子チームのようにチーム自体がなくなってしまったわけではないので「涙の別れ」とは違う。
でも、トーナメントが終わった後はずいぶん感傷的になってしまいました。

4年間一緒に戦ってきたこのチームとはお別れ。

さらに、ノルウェーではU16からU18に上がる年代で驚くほど多くの選手が引退を決めてしまうので、本当に残念なことですが、このビーチハンドボールの大会でハンドボールを通じて関わるのが最後になる選手もいると思います。

「もっとできたことがあったな」という気持ちと、「真摯に向き合ってきたな」という想いの混ざる一区切り。


時間を止めることはできないから、振り向かずに前へ、前へ。


一緒に過ごせた時間を、ありがとう。

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2018年06月04日

夏の到来を感じさせる5月

IMG_8670記録的な暑さとなった今年の5月。

今日は、トレーニングとミーティング、プランニング以外に私がなにをしてたか、というお話。

ランダム日記、はじまり、はじまり。


5月の1週目は、7日から始まったトレーニングへ向けての準備に追われていました。

私にとってこの時期に一番重要だったのは、セカンドチームの選手と話をすること。

トップチームへ上がって契約書にサインした選手、トップチームのポジションを争う選手、練習生としてトップチームのトレーニングに混ざる選手、そして、これまで通りセカンドチームに在籍する選手。
来シーズンへ向けて少しでも不安を抱える選手たちと直接話をして、選手たちの気持ちを聞く必要があると思っていました。

水曜日は午後からリレハンメルで8人と、木曜日にはヨーヴィクのキャンパス・アリーナに5時間座りっぱなしで10人と個別面談。
笑顔の選手、涙の選手、不安を感じる選手、本当に十人十色で、一人ひとりの気持ちが鏡に映るかのように私まで笑ったり、悲しくなったり、心配になったりと心模様が移り変わりました。

とても大事な時間でした。


5日の土曜日は、ミューサ湖対岸のエリートリーグのチーム、Storhamar でプレーするアレクサンドラとヨーヴィクでカフェ。
ポーランド人のアレクサンドラがノルウェーへやってきたのは1年前。
ノルウェー語は少し話せる程度。テーマが少し難しくなるとすぐに英語にスイッチされてしまいます。
ノルウェー語と英語のマーブルケーキのような会話で、快晴の青空のもと3時間も笑いが途絶えませんでした。
コミュニケーション能力高めの2人。
アレクサンドラは底抜けに明るくて、才能があふれて、努力を惜しまない、心から応援したくなるハンドボーラーです。
今後もノルウェーに残って活躍してほしいと願っています。


この日の夕方からは、ヨーヴィクのフェルハレでセカンドチームのボランティアとしてウエイトレスの仕事の手伝いに駆り出されました。
「Dugnad」というノルウェーではごくごく一般的な活動で、チームの部費を稼ぐためにみんなで働こうぜ、というもの。
本来ならコーチの私は働く必要はないのですが、人手が足りなかったことと、駆り出されたのがエリン、エリン、ビューエ、テリエ、トロントと仲のいい人たちだったので、おもしろそう・・・という理由で部費稼ぎに貢献してきました。

大きな会社の150周年をお祝いするパーティーで、800人もの社員が招待されていました。
食事をして飲み物を飲んで、音楽を聴きながら150周年をお祝いするという催し物で、私たちは決められたテーブルのワインを注いだり、食事を運んだり、食後に食器を片づけたりする仕事を任されました。

ハンドボールばっかりしてる日常から少し非日常にワープして、音楽を聴いたり、お客さんと談笑したり、余った前菜を頬張ったり、酔っぱらったおっちゃんにくどかれたり・・・疲れたけど、楽しくて貴重な経験になりました。


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翌6日は、シュンネ、ノラ、テアとエリートリーグのプレーオフ観戦に行きました。
StorhamarとLarvik HK のカードは、お互い一歩も譲らない展開から前半終盤で Storhamar のミスを得点へつなげた Larvik がリードを広げて、最後は快勝。
たったの1年前までチームメイトだったマリFの1部リーグで堂々とプレーする姿、トゥーネとの対決も見ることができて大満足でした。


IMG_86775月9日は、2001年生まれ女子チーム(J01)の打ち上げイベントとして、選手vs両親の試合が組まれていました。

ドイツのツヴィッカウに住んでいた時、選手と両親が試合したらおもしろいだろうなぁ・・・と思って、Bユーゲントのシーズン打ち上げで初めて選手vs両親を企画。
その時は、試合開始まさかの5分で選手の父ちゃんが前十字靭帯を断裂するというアクシデントが起きました。

ノルウェーに来てからも一度、1999年生まれ女子チーム(J99)が両親と試合をしたことがあったけど、娘のスピードについていけないことにムキになった父ちゃんが、空中でシュートフォームをとっていた娘の腕を後ろから引っ張るというファウルがあって、その場にいる全員をヒヤッとさせました。

今回は怪我人が出ませんように・・・と祈るような気持ちで始まった試合は、怪我人も出ないほど力の差が歴然としていました。

IMG_8620私は両親チームに助っ人として参戦。

ヒョロッヒョロのキャプテン、ハナにかろうじて腕立て伏せで勝ってボールゲット。


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J01の両親はJ99の両親のようにハンドボール経験者が多いわけではありません。

J99の両親が選手と試合をしたときは、私が練習時間を確保してこっそり2回ほど練習をしていました。

ぶっつけ本番だった今回。
ただでさえハンドボール経験者が皆無に近いうえ、松ヤニなんか触ったことがないとなれば、勝敗の行方は火を見るより明らか。

左45から左サイドへのパスがダイレクトでサイドラインを割る、なんてことばかりが起きて、その度にベンチの選手や観客席の家族から笑い声があがりました。

「なんでもっとこうして攻められないんだ」とか「もっと走れ」とか普段言いたい放題の親たちに、圧倒的な力の差を見せつけることができた選手たちは終始満足気でした。

ポストのヘッダの父ちゃんはライン際でめっぽう強かった。
この父に、あの娘あり。

IMG_8659スピードスター・テアの父ちゃんもこのガッツ。

松ヤニにコントロールを奪われても、選手たちのスピードに翻弄されても、戦術に雲泥の差があっても、娘に簡単に負けられないという意地を見せた父ちゃんたち・・・あっぱれ。


IMG_8654そして前述の「絶対に負けられない男・ビューエ」は、J99でプレーしていた娘のマリエの腕を後ろから思いっきり引っ張ったという悪評が広がって、選手全員から警戒されていました。

全力で走りこんでジャンプシュートを放つビューエ。

私でも、こんな人に当たりに行きたくない・・・。

J01のエースでマリエの妹のミナが病気で試合を観戦したのは幸運だったかもしれない・・・父ちゃんにタックルされずにすんだから・・・と思わずシャロットにつぶやきました。


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IMG_8664結果は、THE完敗。

前半終了時に至っては1−16。

4年前は試合中に泣き出していたような選手たちの成長を心から嬉しく思う反面、どんな試合でも負けて悔しい自分に乾杯。

夏以降にセカンドチームで一緒にプレーする機会があったら、もう負けんぜよ。


IMG_8683試合後は私とシャロットに選手たちからお礼の言葉とプレゼントのサプライズ。





IMG_8688選手たち、シャロットと一緒に本当に幸せな4シーズンを過ごすことができました。

心から「ありがとう」。



10日の木曜日は昇天祭で祝日でした。

ドイツでは昇天祭の日を「男性の日」と名付けて男の人たちがビールを飲みながらサイクリングをする、という慣習があります。
私がドイツにいた頃、その人たちに対抗して「男女平等の日」と銘打ってエルベ川を暴走していた思い出が懐かしく蘇ります。

ノルウェーに来てからも、ほぼ毎年に近いペースで昇天祭の日はドイツにいたのですが、今年はマリー、グステと再会の計画を立てながらもドイツ行きが叶わなかったので、トゥーネの家にビール持参で行きました。

いつも忙しくて予定がすれ違うトゥーネと、久しぶりに2人でゆっくりと話ができました。


IMG_869912日の土曜日は、Hamar のインガの家へ行きました。

クロアチア人のインガは、昨シーズンの私のチームメイト・マルティナのお友達。
マルティナはクロアチアに帰ってしまったけど、インガと「BBQしようね」っていう約束をしていたので、同じくクロアチア人のガビと一緒に遊びに行きました。

昨シーズン、ヨーヴィクでプレーしていた Hamar 在住のハンネ、アレクサンドラ、その他にもインガのお友達が集まって楽しいBBQになりました。

インガの友達の子どもたちと輪投げをしていたら、いつの間にかハンネ、ガビと私で真剣輪投げ勝負が始まってたり、共通のハンドボールの話題で盛り上がったり、ベジタリアンのインガ特製の料理に舌鼓を打ったり。

楽しい時間はあっという間に過ぎて・・・。

IMG_8713この景色。

インガはミューサ湖畔の一軒家の横にある小さな家を借りていて、ベランダに出るともうそこは湖。

私の大好きな景色です。


IMG_8709アレクサンドラとは気が合って、話していて本当に楽しくて、笑いがいつも絶えません。

インガのお友達もみんないい人たちばかりで、インガの人柄がいいからだなぁ、としみじみ納得。


日が暮れだして、インガがウクレレを演奏しだして、みんなでカラオケみたいな大合唱が始まって、踊りだして・・・そのうちにこの日一番のショットが撮れました。

見る度、笑える。

言葉での説明が全くいらないワンショット。

この時間が楽しかったの・・・伝わるでしょう?


IMG_8723




翌日はチャンピオンズリーグの決勝をテレビで観戦して、夜からキョンが家に来て久しぶりにいろんな話をしました。



IMG_87595月17日はノルウェーの憲法記念日。

祖国を誇りに想うノルウェー人が最も大切にしている日です。

多くの人々が「Bunad」という民族衣装に身を包んで、もしくは正装をして、小学生、中学生が学校ごとに歩くパレードを見守ります。
みんなが口々に「おめでとう」「おめでとう」と言い合う姿、ノルウェーの国旗を振る姿は、外国人の私から見ても微笑ましい光景です。


IMG_8758ハンドボールを教えている、または教えていた選手たちのBunad姿に出会えるのも、この日の楽しみ。

私は毎年、ヨーヴィクや隣町レナのパレードを見て、その後トゥーネと食事に出かけたり、ジャネットの家に食事に招待されたりして、この憲法記念日をノルウェー人の友人と一緒にお祝いしています。

そんな記念日、今年は少し変わった一日になりました。


IMG_8761今年からヨーヴィク・ハンドボールクラブが、パレードの終点となるヨーヴィク農場の広場に屋台を出店することが決まって、そこで「Dugnad」のボランティアをすることになったのです。

合わせて6つの屋台を出したハンドボールクラブ。
4つの屋台でソーセージ、コーヒー、ケーキ、水やジュースを販売して、その他2つの屋台ではアイスを販売しました。

この企画が比較的急に決まったこと、そしてなにより日程が日程ということで、まぁ人手不足。

私は朝8時半から準備に追われ、6つの屋台に長〜い行列ができる時間はコーヒーポッドにコーヒーを注いで屋台へ走る、という作業を繰り返し、人が少なくなってからはソーセージとアイスをつまみ食いし、コーヒーを飲んで一息ついて、最後の撤収・片付けが終わる18時まで一日中働いたのでした。

クラブのためのボランティアなら喜んで手伝うし、なにより笑顔で記念日をお祝いする人たちに囲まれてのお仕事なんて最高です。

疲れたけど。


IMG_8749忙しい中でも、高校卒業を控えた3年生たちが練り歩くパレードの時間は少し休憩をもらって、何人かの選手にも会えました。

1999年生まれチームのコーチになったのは、2014年の年明けからだから・・・もう4年半の付き合いの選手たち。

そんな思い入れのある選手たちの卒業を、憲法記念日に合わせてお祝いする日なのだから、めでたくないわけがないのだけど・・・。

こんな微笑ましい記念日に、いまだに私が慣れない、というか理解できない慣習があります。
それが、この高校卒業を間近に控えた生徒たちの「Russ」という卒業パーティー。

高校3年生はこの時期みんなこういうツナギを着て、仲間と一緒に買ったバスで大音量の音楽を流して踊って、毎週末どこで会合みたいなのがあって酒を飲んで・・・そんな慣習。

謎。

18才から飲酒が許されるノルウェーでは、バスで音楽を流して踊っても、その中でアルコールを飲んでも法律違反を犯しているわけではないのだけれど、卒業試験を終えていない生徒たちが夜中に出歩いて、バスを乗り回して、声をガラガラにしている姿は私の理解の範疇を超えています。

この「Russ」では高校生たちがカードを作って配るのですが、明らかに明け方まで飲んでいたな・・・というテンションの高校生がばら撒くRussカードを、民族衣装に身を包んだ天使のような子供たちが争うように拾い集める光景を見て、「絶対教育によくない」と思うのは・・・きっと私がノルウェー生まれのノルウェー育ちではないからなのでしょう。


IMG_8756J99の選手たちの集合写真。

後ろにちょっと見える大型バスは、この高校生たちが購入したもので、中には爆音で音楽を流す音響機器、それを囲むような皮のシート。

入ってみたけど、音楽のデカさに耳が聞こえなくなりそうでした。
試乗していた子どもたちもみんな苦笑い。

そして、目がうつろでテンション高めの選手たち・・・。

うん。見なかったことにしよう。


IMG_8763家に帰って一息ついて、シャワーを浴びた後は、招待されていたモナの家に行きました。

モナの家族やご近所さんが集まって、おいしいノルウェー料理をいただきました。
一日の最後にやっと訪れた記念日らしい時間と空間。


縁があってやってきたノルウェーの地で、今年も素敵な憲法記念日を過ごすことができました。



IMG_876719日の土曜日は、トゥーネとジモーネの家に行きました。

3人で日本行きのチケットを購入。

いよいよ帰国日が決まって、そしてトゥーネとジモーネは初めての日本旅行が決まって、3人でワクワクしながら日程について話し合いました。

行く予定の場所の写真を見たり、日本のお勧めを教えてくれるサイトを調べたり、日本語翻訳アプリをダウンロードして「アリガトー」と片言で練習を始めたり・・・日本滞在、楽しくなる予感でいっぱいです。


20日はキョンが家に遊びに来て一緒に夕食を作りました。
シーズン直後に日本に帰国したキョンと話す機会がしばらくありませんでした。
私も最近新しいことが増えて、気が付くと長い時間話しこんでいます。


IMG_876921日は聖霊降臨の祝日で、エリンの家にシャロットと遊びに行きました。

久しぶりに3人で会ったら、やっぱり和むこの空間。

BBQしながらシャンパンを飲んで、会話が途切れることがありませんでした。

大切な人たちと素晴らしい時間を過ごすことができました。


22日はお昼に前監督のヘンリとカフェで待ち合わせ。

新シーズンへ向けての練習が始まってからのこと、ヘンリが監督をしていた3年間のこと、クラブ運営のこと、監督として必要なこと。
すごく大切なことを聞かせてもらえました。

体だけじゃなくて、心も大きいヘンリに支えられてきたし、今も支えられている、と感じました。


IMG_879427日の日曜日には、キョンの家でBBQをした後、みんなでチャンピオンズリーグファイナル観戦。

トゥーネとジモーネも来て、久しぶりにこの5人で集合しました。

シーズン中はやっぱり時間的にも気持ち的にも余裕がなくなるので、シーズンオフのこの時期が一番羽を伸ばせます。


IMG_87975月31日は、私がヨーヴィクへ来てから5シーズンずっとお世話になっていたトレーニングジム、360 Grader でウエイトトレーニングをする最後の日でした。

クラブが6月1日から新たなトレーニングジムと契約したのを機に、私はこれから新しいジムでウエイトをすることになります。

選手として利用していただけではなくて、コーチになってからは選手の指導にも来ていました。
特に今の時期は、大げさではなくて毎日のように来ていた360 Grader。

ジムで働く全員と仲良くなって、「日本から友達来てるんだけど、一緒にトレーニングしていい?」とか「セカンドチームの子、会員じゃないんだけど入れてあげていい?」とか、とにかく私のわがままを全部聞いてもらっていました。

クラブをバックアップしてくれて、信頼できる優しいスタッフさんたちでした。

『あ〜、こんなに長い年数、頻繁に来てたのに、もう来られなくなるかもしれないなんて寂しいし、信じられない・・・』と言ったら、「私たちもエミに会えなくなるなんて寂しいよ!!」と言ってくれました。

やっぱり最後は人。

スタッフさんたちの人柄がなにより私を惹きつけて、居心地が良くて、だからこれからここに来なくなることが寂しくて仕方ありません。


IMG_8796大好きな場所でした。

夢を追いかけた空間でした。

本当にありがとう。



IMG_88026月に入って最初の土曜日は、セカンドチーム2017/2018シーズンお疲れ会。

エリンの家でBBQをして、U18カテゴリーの優勝バッジ、トロフィー、そして賞状の授与式を行いました。

全員が来られなかったのは残念だったけど、でも大勢の選手が集まって楽しい時間を共有しました。


IMG_8807食後のアイスを食べた後は、みんなで湖まで降りていって、ビーチバレーやKubbというゲームで盛り上がりました。

始まりと終わりが交差しすぎて、感傷に浸る間もない毎日を送っているけど、気が付けば、確実に一つのぺリオドは終わっているということを実感します。

素晴らしいシーズンを一緒に過ごしてくれた選手たち全員に、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。


IMG_8816今日はキョンの家でまたまたBBQ。

ガビも来て、ご飯の後はハンドボール観戦。




IMG_8817今日のハンドボールは、ノルウェー代表+芸能人vsオールスターチーム(元ノルウェー代表)というチャリティーゲームで、世界中の貧しい子供たちに寄付金を、という趣旨で行われていました。

見た目は動けなさそうな体になっていても往年の技を見せるオールスターチームのプレーに歓声を上げて、ノーコンタクトなのに誰かに突き飛ばされたようなジャンプシュートを打つ芸能人を見て大爆笑しました。

「こういうチャリティーゲームがハンドボールで日曜のゴールデンタイムに放送されるんだからすごいよね」っていうキョンの言葉に納得。

確かに。

ハンドボールが文化の国、ノルウェー。



新しいことばかりの5月が終わりました。

あっという間だったような気もしていたけど、振り返ればやっぱりバタバタしていて、色んなことがあったな・・・と。
その合間にいい息抜きができて、楽しい時間を過ごせて、素敵な思い出ができました。

充電完了。

6月は来週から毎週末イベント盛りだくさんです。
ビーチハンドボールのトーナメント、コーチライセンスの講習会、地域のハンドボール協会の練習会。
今日を最後にオフは帰国前日の6月25日までありません。


動き出した車輪をしっかりと加速させてから帰国するために、まだまだやらなければいけないことが数多くあります。

一時帰国まで3週間とちょっと。

毎日「今までになかった新しい一日」を過ごす思いで、充実した時間を送りたいと思います。

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2018年05月27日

新発見

20180526_120131最近、新しい発見がありました。

トップチーム、セカンドチーム、両チームの監督として活動している今の方が、ずっと計画的に、そして気楽にフィジカルトレーニングができるということです。

当初の目論見では、トップチームで監督をしながら、セカンドチームでプレーヤー兼任アシスタントコーチとしてハンドボールができたらいいなと思っていました。
けれど、現在までにセカンドチームのコーチが見つかっていないので、今の期間にプレーヤーとして練習に混ざることは基本的にありません。

それでもトータルで見ると、怪我の多かった昨シーズンのこの時期と同じくらいはトレーニングを積めているし、フィジカルに限ればトレーニング量は例年より多いかもしれません。

昨シーズンは、試合に出場するためにハンドボールトレーニングを優先させて、それまでは当然のことのように自主トレしていたランニングやインターバル走ができなくなりました。
ウエイトトレーニングでも、痛みのせいで制限されるメニューが多すぎて、常に不完全燃焼でした。

今まで、モチベーションをなくしたとか、決まった時間に練習に行くのがつらくなった、と言ってハンドボールを引退してきた選手をきっと何百人という単位で見てきて、ただの一度も気持ちが分かったことはありませんでした。
ハンドボールを辞めた後も毎日のようにジムに通う元ハンドボールプレーヤーを見るたびに、「体を動かすことが好きなら、なんでハンド辞めたのかな・・・」と、いつも思っていました。

でも、今なら少しだけ分かる。

「明日はチーム練習だから、今日はここまでにして」とか、「週末にコンディションをベストにするために今週は・・・」とか四六時中逆算をしながら生活しなくていいって楽。

新境地。

人間なんでも経験してみるものです。

あ、でも。
それで、もうハンドボールを引退しようとしているわけではもちろんなくて。

今、鋼の肉体作りに励んでいるのは夏以降に元気にプレーできる体を作り上げるためなので、労いの言葉はもう少し先にとっておいてください。


5月1日、両親をオスロ空港へ送った後にミューサ湖沿いをジョギングして密かにスタートした私のシーズン。
オフ明けだった5月の第一週と第二週は徐々に強度を上げていきました。


先週は月曜日にリレハンメルまで行ってヴィルデHとがっつりウエイトトレーニング。
ヴィルデHは185僂鯆兇┐訥洪箸妊轡紂璽肇好圈璽匹發瓩辰櫃βいけれど、瞬発力アップに大きな課題を抱えるセカンドチーム所属の選手です。
目標に向かって真面目に頑張っているので、定期的に一緒にトレーニングをすることを決めました。
新しく作ったウエイトメニューを一緒に試してみて、個々の目標を明確にして、次回へつなげる課題を浮き彫りにしました。

火曜日は21時過ぎから仲良しエリン、元コーチのモナと6キロ走。
雪が少しだけ残っていた日陰以外は、もう春の色鮮やかな山を走るコースは快適そのもの。
3人で楽しくおしゃべりしながら走ったら、40分があっという間でした。

水曜日は、前回更新した私のミスのせいで2度目のシャトルランを走ることになった選手たちに申し訳なさ過ぎて、シャトルランに合流。
この日はアシスタントコーチのヨルゲンとキーパーコーチのモーテンがどちらもいたので、プレーヤーとしてトレーニングに参加。がっつりハンドボールをしました。

木曜日は祝日でトレーニングはお休み。

金曜日はイダEと一緒にウエイトトレーニングをして、翌土曜日もジムへ行って補強、怪我予防のトレーニング。

日曜日はイダCTと待ち合わせてまたまた6キロコースを走ろうとしたら、駐車場で偶然キョンに会って3人でジョギング。
朝から汗をかいて清々しい日曜日のスタートでした。


今週の月曜日は再びがっつりウエイトトレーニング。
昨シーズンの肉離れの経験から、今の時期はハムストリングスをひたすら鍛えています。
全身バキバキになることもしばしば。

え?なにを目指してるって?・・・・・ロビンマスクかな。

火曜日はまた夜にエリンと待ち合わせして6キロ走。
エリンと話しながら走っていると、本当に時間の経つのがあっという間です。

水曜日は自分のトレーニングはお休み。

木曜日はウエイトトレーニングでしっかり筋肉を痛めつけた後にセカンドチームの練習に移動。
トレーニングが始まる時間になって確認すると予定よりも3人少なくて、計画していたメニューを少し変更してもやっぱりどうしても一人足りない・・・。

ならば。混ざってしまえホトトギス。

指導しながら練習に混ざりました。
この日は速攻練習。下半身を追い込んだウエイトの直後に走りっぱなし。
途中で痛いところが出てきて抜けていく選手がいる中、最後はコートプレーヤーが6人になって、ひたすら2対2の攻防を繰り返していたら、自分のフェイントのスピードに足が耐えられずに大転倒しました。
ナイスファイト。私。

このトレーニング後、昨シーズン同じく怪我が多かったイダOとクールダウンでジョギングしながら、「きつかったけど、こんなに心拍数が上がって、きつい〜って思えることが嬉しいよね。昨シーズンはそこまで行く前にどこかが痛くなってたから」と気持ちを分かりあいました。

翌金曜日は補強と腹筋背筋トレ―ニング。

今日は朝から選手と一緒にいい感じのテンポで6キロ弱を30分以内に走りきった、と思ったら・・・残り200メートルをきったところでまさかの捻挫。
誰かが怪我をしたり、なにかがあったときのために一番後ろから声かけして追いかけた監督だったのに・・・。
ランニング後のダッシュインターバルもやる気満々でしたが、こちらは残念ながら時計係になりました。
その後は、2シーズン前までヨーヴィクでプレーしていたマリFがインストラクターとして開催した「怪我予防のトレーニング」に参加。

1時間たっぷり体を動かしながら勉強した後、リレハンメルからはるばるやってきたヴィルデHとイダOのウエイトトレーニングに付き合いました。
今シーズン、ヨーヴィクのフィジカルトレーニングのメニュー決め等、全面的に協力してくれることになったマリFのアイデアやヒントを受けて、とても有意義な時間を過ごせた様子のヴィルデHとイダO。

どこの国でも同じなんだろうなぁ・・・と最近よく思うのだけど、まじめな選手ほど教わったことに忠実に、そしてそこからはみ出さずに一生懸命やる癖がついています。
それで、伸び悩んだ時に解決策を見つけられない、ということが多くあります。

ヴィルデHが今まで「間違っている」「自分の弱点だ」と思い込んでいたことが、実はそんなに気にするようなことじゃないということをマリFが言い切りました。

今シーズン、ノルウェー1部リーグを2位で終えたL Larvik HK でプレーをしているマリF。
ヴィルデHと同い年で、ノルウェー年代代表でずっとキャプテンを務めている彼女から聞けたノルウェートップチームのウエイトトレーニングの考え方、方法論は、ヴィルデHにとって青天の霹靂だったようでした。
ウエイトメニュー自体はスタンダードなものでも、技術指導やトレーニング方法について色々聞けたのが良かったのでしょう。
トレーニングが終わって「今日は来てよかった。ありがとう」と言ってくれたヴィルデHの笑顔がとっても印象的でした。

高校3年間、ヴィルデHと同居していたチームメイトで一番仲良しのイダCTでさえ「ヴィルデはミステリアスだから考えてること分からないよね」と言うほど普段は真剣な顔をしていることが多いヴィルデのあんな笑顔が見られたなら、もうそれだけでこの先1週間は幸せいっぱいに過ごせるくらい嬉しい出来事でした。


毎日のチーム練習を通じて手ごたえを感じたり、反省を繰り返したりしています。

それと並行して、自分のためのトレーニングを、楽しみながら、成果を感じながら積める毎日を幸福に感じます。

そして、ハンドボールが大好きで、サポートが必要な選手たちの力に少しでもなれているなら、もうこんなに最高なことはないんじゃないかって思う土曜の夜。


あ〜、ビバ・ハンドボール。


みなさん、よい週末を。

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