ノルウェーで過ごす初めてのクリスマス

2019年になって一ヶ月がたつというこのタイミングで「クリスマス」の話。

いまさら感はあるけれど、それがランダム日記。

「書き残したい2018年のクリスマス」

レッツGO。



2013年にドイツからノルウェーへ引っ越した私。

住む国が変わっても、クリスマスの時期は毎年ドイツへ帰っていました。

2004年から9年間、クリスマスはいつもマルティナ、ヴォルフガングと過ごしていたから、それがごくごく自然なことでした。
マリーやレア家族も毎年クリスマスが近くなると私の予定を聞いてくれて、常に温かく迎えてくれました。
ドイツの友人たちやハンドの教え子たちに再会するにも、時期的にいいタイミングでした。


でも、「今年のクリスマス、日程的にドイツ行きはきびしいな・・・」と気付いたのは12月に入った頃。
選手としてプレーしていた時は、2〜3日休みを延長してもらうこともできたけど、練習予定を出している監督が練習に来ないんじゃ話にならない、ということで、2018年は初めてノルウェーでクリスマスを迎えることにしたのでした。


休暇前の1週間はどのチームもすでに心はクリスマス。

17日は週に一度ハンドを教えている2005年生まれ女子チームでクリスマストレーニング。

19日はセカンドチームとトップチームでバブルサッカーのお楽しみトレーニングを企画。

18日には、こちらも週に一度練習を受け持っている2005/2006年生まれ男子チームでクリスマストレーニングをしました。

そして、21日がトップチームの休暇前最後の練習でした。



クリスマス休暇に入った22日。

この日は「クリスマスランチ」に招待されて、料理一品を片手にエリンの家に行きました。

昨シーズンまでトップチームのアシスタントコーチだったモナ、99年チームのマリエ、01年チームのミナの両親のエリンとビューエ、エリンの子どもたちにそのお友達などなど、顔見知りも何人もいたけど、来ていた人の半分近くは初めましての人たちでした。

でも、さすがにエリンの友達。
すぐに打ち解けられる。

おいしい料理とお酒、素敵な空間と楽しい時間を満喫しました。


そのクリスマスランチを途中で退席して夜から向かったのは、ドイツStammtischでいつも気にかけてくれているヴォルフガングの60才の誕生日パーティー。

たくさんの招待客の中に馴染みのドイツ人、オーストリア人のメンバーを発見。
久しぶりに会ったみんなで、ここでも楽しい時間を過ごしました。

この誕生日パーティーには私が住む家の大家さんも来ていて、その奥さんは2003年女子チームの監督。
前日に体育館で話をして「メリークリスマス」って言って別れたのに、翌日に早速再会。

ヨーヴィクは狭いなぁ、と改めて思いました。



24日はお昼からモナの家の伝統行事、Grot ランチに招待されました。

Grot はノルウェーではよく見かける食べ物で、クリスマスイブの日に食べる家庭も多いのだそう。
作り方は色々あるのですが、モナの家ではお米を水とミルクで炊いて、砂糖とシナモンをかけて食べていました。
日本人には違和感アリアリのこの Grot は、お米という先入観がなければおいしい料理でした。


夕方からはエリンの家へ。

エリンとカイ、子どもたち、エリンの両親にカイのお父さん、という一家団欒にちゃっかり混じって、美味なクリスマス料理を頂いて、クリスマスプレゼントまでもらって、夜は遅くまでエリン、カイ、ヴィリアムといろんな話をしました。

爆笑したり、真面目な話をしたり、ヴィリアムの将来の話をしたり、本当に素敵な時間でした。

ノルウェーにもこんな風に家族ぐるみで付き合える人がいるということに、改めて感謝したクリスマスイブでした。



25日はお昼頃にトゥーネを訪問。

「今日はクロスカントリースキーをしよう！」って2人で盛り上がってたのに、スキー靴を履いていざ出発、というタイミングで何かを探すトゥーネ・・・。

『どうしたの？』

「スキーボックスの鍵が・・・ない」

なるほど、トゥーネらしい。

結局今シーズン初のクロスカントリーは次回にお預けで、この日は快晴の雪道を2時間弱散歩することにしました。
でも、あんなにのんびりとトゥーネと話しをするのは本当に久しぶりで、スキーをしながらじゃこんな風に話せなかったなぁ、としみじみ。

気持ちまで晴れ渡るような時間でした。

私たちが散歩している間に料理を作ってくれていたのはジモーネ。
3人で一緒にご飯を食べて、映画を見て、のんびりとしたクリスマスを過ごしました。


夜からはマリの家に行って、女子10人くらいのクリスマスパーティーに参加。
飲んで、笑って、ゲームして、テンション上がって街に繰り出す、というノルウェーならではの飲み会でした。

久しぶりに会う元チームメイトもいて、こちらも楽しい時間でした。



26日は国士舘大学時代のチームメイト、千尋がノルウェーへ遊びに来てくれたので空港までお出迎え。

夕方からはキョン、トゥーネ、ジモーネが千尋に会いに家へやってきました。

キョンと千尋は同期。

トゥーネとジモーネは去年の夏に日本に来た時に、私と一緒に、千尋にとってもお世話になっていました。

ノルウェーで5人が集合。
嬉しい再会でした。



ノルウェーで過ごした初めてのクリスマスは、ドイツと同じようにみんなの温かさを感じる日々でした。

どこの国にいても優しい人たちに囲まれていることに感謝。

そういう大切な人との時間が一番のプレゼントだと思った・・・そんなクリスマスの話。