2019年06月15日

上智大公開講座 脳のはたらきから見た心の世界 心の病気と脳 

いつもブログへお越し下さいましてありがとうございます。

さて、今回も上智大学の公開講座で学んでいる内容を私なりにご紹介します。
第6講 生理心理学入門 脳のはたらきから見た心の世界「心の病と脳」について

IMG_渋谷区庁舎 飲食店

↑写真は私が活動しているヒプノセラピー渋谷サロンから徒歩30秒(眼の前)にある新しく建て替えられた渋谷区本庁舎の一階にある飲食店のコーヒー350円!ごまの薩摩芋付き、リーズナブルでお腹にも懐にも優しい!美味しかったよ。(笑)

第6回めの講義は、
うつ病の精神症状 
うつ病のモノアミン欠乏仮説
新たな抗うつ薬を求めて
統合失調症のドーパミン仮説
統合失調症とグルタミン酸仮説
摂食障害 
についてでした。
項目が多いので今回は2大精神病(うつ病と統合失調症)と言われるうちの一つ、「うつ病」に焦点を当て書いていこうと思います。

まずはうつ病ってどんな精神症状なの?!

●うつ病の患者さんが実際に訴える内容や行動をご紹介
抑うつ気分…気が沈む、滅入る、落ち込む、おもしろくない、喜怒哀楽の感情がわかないなど
思考の抑制…考えが浮かばない進まない、決断力の低下、頭の働きが鈍い、精気がないなど
微小妄想……過小の過ちを悔やむ、自分を責める、罪業妄想、不治の病妄想、貧困妄想など
精神運動抑制…何事も億劫、やる気や気力がわかない、何事も時間がかかる、寝てばかりなど
不安・焦燥…イライラする、落ち着かない、不安である

●大うつ病エピソード(アメリカ精神医学会DSM-5より)
A・以下の症状のうち5つ以上が2週間以上続き、少なくとも1つは1)か2)を含むもの
1)抑うつ気分
2)全体的な興味・喜びの消失
3)体重や食欲の減少または増加
4)不眠または過眠
5)抑制または焦燥
6)易疲労性/気力減退
7)無価値感/罪責感
8)思考力や集中力の減退
9)自殺念慮/自殺企画
B・症状により苦痛、機能障害が生じている
C・薬物の影響によるものではない

誰しもこれらの項目のうち幾つかは時に当てはまることもあると思いますが、うつ病になっているとこれらの症状が長く続き、当てはまる項目が多い傾向があります。

このうつ病になっているときの脳でどんな現象が起こっているのか?
モノアミンとして総称される特にノルアドレナリンやセロトニンが欠乏しているという仮説があります。

現在使われている抗うつ薬には、次のようなタイプがあるようです。
● SSRI…選択的セロトニン再取り込み阻害薬
● SNRI…セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬
● NaSSA…ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬
● 三環系抗うつ薬
● 四環系抗うつ薬

具体的なシナプスでのSNRIの働きは、どのように抗うつ薬としてはたらいているのか?
事例としてSNRIのはたらき…セロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質は、送り手側の神経細胞の末端から受け手側の神経細胞の末端に、ストレートに送り出されているものではないようです。シナプスには受け手側で受け取られなかった神経伝達物質を、もう1度送り手側に戻す、再取り込みというシステムがあるようで、送り手の神経細胞にもその受容体があります。SNRIは、この再取り込みの受容体を塞ぐ作用し再取り込みの機能を下げて、シナプス間隙に神経伝達物質を増やそうとしているそうです。
…なんだか脳では複雑な働きをしているようですねぇ。

モノアミン欠乏仮説の問題点として
●患者の血液・脳脊髄液モノアミン濃度は低くない
●モノアミン前駆物質、モノアミン神経伝達増強薬を投与しても抗うつ効果なし
●投薬から薬効まで遅延
などが挙げられるそうです。

現在使用されているカテゴリーとしては、第二世代抗精神病薬(非定型抗精神病薬)が主流で副作用を減らすものになっているようです。ただ、残念ながら薬はピンポイントで効くわけではないため、必要でないところにも働きかけてしまう副作用もまだまだあり、これからの研究課題のようです。
これらを踏まえ、症状やうつ病の重症度合いに合わせ医師が処方しています。

私が提供している心理療法でもあるヒプノセラピーは、提携先の病院からご紹介状を頂いた方のみ精神疾患をお持ちのクライアントさんもお受けしています。
ヒプノセラピーのアセスメントで行うリラックスしたとき出る脳内物質アルファーファや筋肉の不随意運動、海馬や扁桃体へのアプローチなどが少しづつ分かって来ているようですが、更に生理心理学、脳科学的なアプローチからその効果が解明されていくといいなぁと期待しています。

毎週楽しみにしている岡田隆先生のこの授業も残り3回となりあっという間に過ぎてしまう感じです。
ほとんどの受講生が社会人だと思われますが、友人も含めお仕事が終わったあとで時間を作り急ぎ四谷の大学まで移動し学ぶことはエネルギーがいることでしょう。熱心に学ばれている多くの方の姿勢に大変感銘を受け、よい刺激を頂いています。好きなことを自由に学べる幸せに感謝の気持ちでいっぱいです。(^^)

人生は本当にいろいろなことが起こりますよね。
それでも、自分らしく自然体、笑顔あふれる毎日を過ごしていきたいですね!(^^*)

さて、今回はこの辺で、うまく説明できませんが、生理心理学や心理療法に興味を持っていただけたら嬉しいです。

次回の第7講(全10講)は「生体リズムと睡眠の神経機構」です。……質の良い眠りは大事ですね!

今回もブログへお越しいただきましてありがとうございます。

あなたの毎日が健康と幸せで溢れますように心からお祈りしています。(^^)/

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日本ヒプノセラピーアソシエーション・渋谷サロン
http://www.j-hypno.org
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emilysmile at 18:25│Comments(2)clip!

この記事へのコメント

1. Posted by ichiro   2019年06月17日 21:57
5 emilyさん、こんばんは!

さすが渋谷区本庁舎。美味しそうで、とても優しい価格ですね〜

今回もどれも興味深い内容ですが、「シナプスには受け手側で受け取られなかった神経伝達物質を、もう1度送り手側に戻す、再取り込みというシステムがある」というところに特に興味を引かれました。
シナプスがリトライ出来る可能性を残しているのだとしたら驚きです。
講座を共有されている方々から受ける熱気や良い刺激も、とても素敵だと思いました。

今夜はストロベリームーンです。
寄り添った土星も、とても美しく見えます。
2. Posted by emily   2019年06月18日 10:06
ichiroさん

おはようございます。
いつもコメントをありがとうございます。

昨夜のストロベリームーン綺麗でしたね。(^^)
静かだけれど、とても明るく辺りを照らしていました。
太陽の光も神々しく大変ありがたいですが、もう何年も前から私にはお月さまが落ちきます。
「一人でいてもいいんだよ」ってリスペクトしてくれている感じです。(苦笑)

今日も業務のあとで、四ツ谷で公開講座に参加です。
楽しみながら学んで来ようと思います。

ichiroさんの今日も笑顔で溢れますように!(^^*)

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