2019年06月22日

「サーカディアンリズム」って何? 上智大公開講座 第7講

いつもブログへお越し下さいましてありがとうございます。

さて、今回も上智大学の公開講座で学んでいる内容をご紹介します。
第7講 生理心理学入門 脳のはたらきから見た心の世界「生体リズムと睡眠の神経機構」について

その中でも今回は表題の「サーカディアンリズム」を中心に記します。

IMG_8770

↑写真は自宅で去年の秋に植え付けたカサブランカ、母が大好きなゆりを子どもたちと一緒に「綺麗だねっ」て愛でています。母も上の方から「ゆりの女王様が咲いたわねえ」なんて、楽しんでくれているかしら?!(^^*)
ちょっとマニアックなお話ですが…ゆりの花粉は赤くて綺麗ですが、つけたままにすると白い花びらが汚れたり、洋服につくと落ちなかったり、雌しべにつくと花持ちが悪くなるので花びらが開くのを待って空かさず一つ一つ花粉を軽く引っ張って取り除きます。その取り除くときのプチッという感覚がなんとも気持ちよくて大好きなんです!この写真を撮った後、すぐさま左に映る花粉をニタニタしながら取り除きました。ん〜快感!(笑笑)


サーカディアン・リズム( circadian rhythm )は概日リズム(がいじつリズム)と表現するとご存知のかたも多いと思います。
約24時間周期で変動する生理現象であり、動物、植物、菌類、藻類などほとんどの生物がこの地球上40億年の信念に基づき培って来たもので、一般的にこれを体内時計と言ったりします。
この概日リズムは内在的に形成されるものではありますが、光や温度、食事など外界からの刺激によって修正されてしまうものでもあります。

視交叉上核
グルコース取り込みを動物で昼夜差の実験をした際、明るいところで過ごした脳と、暗闇で過ごした脳はグルコースの取り込みに差があったことが判明、その部位が視交叉上核(脳の視床下部に存在する神経核)で、ほ乳類の概日リズムの中枢だそうです。
動物の視交叉上核を破壊すると概日リズムがなくなることが知られています。
また脳の24時間の明暗の周期に従っており、完全な暗闇の中に置かれた場合には、24時間に同調しない周期となる。これをフリーランと呼ぶそうです。
このように非同調した周期は明暗などの刺激によりリセットされる。脳の視交叉上核が、体内のそうした周期に影響を与えていると考えられています。周期的でない状況におかれることで概日リズムの乱れは、不快感のある時差ボケを起こしたり、概日リズム睡眠障害となる場合があるようです。

自然と調和したリズムよいの眠りがどれだけ私達に大切なのかを物語っているようですね。

ヒプノセラピーがはじめてというクライアントさんにお話する項目でもありますが、脳は覚醒時、睡眠時などその周波数が異なります。ヒプノセラピーはこのアルファ波を引き出して行う心理療法であると言えます。
デルタ波:睡眠中
シータ波:覚醒時かた睡眠に入る時
アルファ波:リラックス時、催眠時
ベーター波:覚醒時
※国際脳脳波学会の分類

●一回の睡眠パターンのことを脳科学ではヒプノグラムを用いて表します。
睡眠経路図(1957年Dement&Kleitmanによる)では
A:覚醒を示し、1から4をレム(浅い睡眠)ノンレム(深い睡眠)として睡眠の段階を示しました。

結果、私達は概ね90分というサイクルでウルトラディアンリズム(睡眠周期)を持っていることが解って来ました。ノンレム睡眠が60〜80分にわたって出現し,その後,レム睡眠が10〜30分ほど続いて1つの睡眠周期が終了し,この90分の睡眠周期が4〜5回くり返されて6〜8時間という1晩の睡眠となるようです。
なお、90分のウルトラディアンリズムは覚醒時にもみられ,講義に集中できるのは90分くらいで,それ以上は集中しにくいのも,ウルトラディアンリズムが影響していると考えられているようです。
90分のサイクルを乱すような起床をすると寝起きが悪かったり疲れが取れない、不眠状態やうつ症状など心にも影響していくようです。
ここからもサーカディアンリズムに沿った眠りが大切なことを改めて学びました。

さて、今回の表題についてはこの辺にします。
他にも講義では、睡眠の段階と生理機構、睡眠の意義、睡眠と覚醒を司る神経機構などボリュームある授業でした。ご興味ある方は調べてみてください。
生理心理学や脳科学、心理療法に興味を持っていただけたら嬉しいです。

次回の第8講は「脳とコミュニケーション」です。
言語に重要な脳部位が脳損傷した失語症患者が明らかにしてくれたこと、ブローカ・ウェルニケなどの研究者が明らかにした言語野について論じていただけるそうです。

私達は脊柱動物の中でも類を見ない地球上どこにでも存在している動物ですね。
生物分類学上では「動物界 脊椎動物門 有羊膜亜門 哺乳綱 真獣亜綱 霊長目 真猿亜目 類人猿科 ヒト亜科 ヒト属 sapiens」で、その学名は「Homo sapiens sapiens(ホモ・サピエンス・サピエンス)」と言います。
どうしてこんなにも「ヒト」が地球以上で増えることができたのか、その理由の一つがこの言語能力、コミュニケーションを持ったことではないでしょうか。
次回の講義も興味深いです。

今回もブログへお越しいただきましてありがとうございます。

あなたの毎日が健康と幸せで溢れますように心からお祈りしています。(^^)/

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日本ヒプノセラピーアソシエーション・渋谷サロン
http://www.j-hypno.org
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emilysmile at 15:50│Comments(2)clip!

この記事へのコメント

1. Posted by ichiro   2019年06月24日 21:57
5 emilyさん、こんばんは!

カサブランカが見事に咲きましたね〜
良い香りに包まれていらっしゃることと思います。
私も大好きな香りです。
ゆりの季節ですね。

初めて聞く言葉が多い中、サーカディアンリズムも初めて聞きました。
体内時計と言われると多少分かる気がしますが、自然と調和したリズムの大切さを改めて考えさせられました。
地球上で受け継がれ進化してきた命のリズムですね。
自然と調和した生き方が本来の生き方かもしれませんね。

日曜日、散歩した公園でヒマラヤスギのたくさんの球果を見つけました。
本当に卵みたい。
そばに大きなアオサギが止まっていて、まるで絵本のひとコマの様でした♪
2. Posted by emily   2019年06月25日 09:41
ichiroさん

おはようございます。
いつもご丁寧なコメントをいただきまして本当にありがとうございます。

ヒマラヤスギの球果が見られる季節になったのですね!
なんだかにょきにょき出てきた生き物のようですよね。
アオサギがいるなんて、本当に物語のワンシーンみたいですね。素敵!

子供のころ、「緑色のカマキリの卵をいっぱい見つけた!」と言っておばあちゃんに教えたら「ちがうよ、あれは球果よ」って爆笑された思い出があります。
田舎の自然の中、一卵性双生児の妹と二人でオテンバ三昧、朝から晩までもう楽しくて楽しくて…ずいぶん周りの大人達の心を賑わせたようです。(苦笑)

お散歩しながら自然に触れるっていいですね。
いつの日か私も渋谷の喧騒から離れ、自然の中でより自分らしく過ごせたらいいなぁなんて思っています。(^^*)

肌寒く感じる日があったり、蒸し暑かったりしますね。
どうぞお身体をご自愛下さい。

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