こんにちは!

『懸賞なび』編集部のぴろりです。

平成最後の年末、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。。。



平成という1つの時代が終わるのは、なんだかさみしいですね。。。



でも、あさって1月1日からは新しい年がスタートします!

そして、5月には新しい元号が始まります!!!

新しい年、そして新元号を機に、心機一転☆

懸賞応募も、仕事も、家事も、育児も、勉強も、運動も、恋愛も、なにもかもがんばりましょう〜!



さてさて、平成が終わろうとしている今、改めて平成30年間の懸賞界の変遷を学び、新元号の時代に活かしたくないですか??



ということで、2018年9月に発売した『当てコツ』2こと、『懸賞 当てる&裏ワザ100Vol.2』(白夜書房、1300円・税別)に掲載いたしました、懸賞界の2トップ、小島かつらさん&ガバちゃんこと長場典子さんの平成の懸賞界の変遷がわかるスペシャル対談を一部抜粋&新たな情報も追加いたしまして「『当てコツ』2 さよなら平成スペシャル企画」として、こちらでご紹介させていただきます!










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☆『当てコツ』編集部 懸賞界で20年以上もの長きにわたり確固たる地位を確立されているお二人が、懸賞を始めるきっかけを教えてください。

☆小島かつら(以下、かつら) もう20年以上前のことになりますが、専業主婦の時です。結婚して、子供が生まれて、マイホームを購入したのですが、引っ越したばかりの当時はまわりに知り合いはいないし、子供が小さいので外に出かけることもできなくて、“テレビが友達”みたいな生活が続いていました。そんな時に、地元のローカル局のテレビ番組を見ていたら、「新製品の○○を△名様にプレゼントします!」というようなスポットCMが流れたんです。それで、録画して、賞品内容と応募先をチェックして応募してみたら、ドリンクや洗剤などの日用品がポツポツと当たるようになって。マイホームを購入して、貯金も底をついていたので(笑)、生活に役立つ賞品が届くことで家計に貢献できている!といううれしさを感じて、懸賞の魅力にハマるようになりました。

☆長場典子(以下、ガバちゃん) 私は約30年前のOL時代、「マンションを購入するぞ!」と思い立ったことが懸賞を始めるきっかけですね。当時は薄給のOLでしたから、毎月の給料からの貯金だけでは、到底マンションを購入するまでにはいたらない。では、どうやってお金を貯める?と考えた時に出した答えが、「懸賞と投稿」した。当時の私はとある雑誌に自分が体験したことを書いて投稿したら掲載されて、現金5000円をゲットした経験があったんです。そのあとすぐに懸賞で英国王室御用達ブランド「WEDGWOOD(ウェッジウッド)」の1万2000円相当のお皿が当たったこともあり、「文才と強運を持つこの私なら、稼げる! 懸賞と投稿で、マンションの頭金を貯めるぞ!!」と決意したんです。

☆『当てコツ』編集部 当時はどのようなテクニックを駆使して応募していましたか?

☆ガバちゃん 会社で起きた事件や、日常生活の中で気になったこと、はやりのフレーズなどを、ネタ帳に書きとめていました。雑誌やラジオに投稿するためのコメントのヒントに、と思って始めたのですが、かなり役に立ちましたね。懸賞に関して言えば、オープン懸賞に応募するハガキは、強調したいところに赤い線を引くくらいで、シンプルにまとめる。ローカルな懸賞に応募するハガキには建設的な提案型のコメントを書くようにしていました。

☆『当てコツ』編集部 “懸賞達人”として、メディアに登場するようになったのは?

☆ガバちゃん 1996年までさかのぼりますが、TBSテレビの某人気ニュース番組に、懸賞達人として紹介されてVTR出演したことがすべての始まりです。当時の私は懸賞や投稿が好きなケーマー仲間がいたのですが、たまたま4人で集まってオフ会、という日に、その番組の取材が入ったんです。テーマは、「規制緩和」。1996年4月に「景品表示法」などに関する規制緩和が施行されて、オープン懸賞の上限はそれまでの100万円から最高1000万円に改定されましたが、これにともない、日清食品や永谷園といった大手メーカーが現金1000万円が当たるビッグなオープン懸賞を連発したんです。これからの豪華懸賞は話題を呼んで、一般紙でも「懸賞で一攫千金が可能に!」とセンセーショナルにあおるような記事が多く見受けられました。番組も、規制緩和のメリットをわかりやすく伝える目的で、「懸賞で大金をゲットできますよ!」と伝えたかったんでしょうね。このニュース番組が引き金となって、タモリさんが司会を務める『タモリ倶楽部』や『NHKニュースおはよう日本』など、さまざまなテレビ番組に懸賞達人として呼ばれるようになったんです。テレビがこぞって懸賞に注目したことで、出版社も「時代は懸賞!」「ブームに乗り遅れるな!」とばかり懸賞に注目して、懸賞雑誌が続々創刊されたのも、この頃です。一時は20誌ほどの懸賞雑誌が毎月刊行されているような状態でしたから、紙媒体の取材の話もたくさんいただくようになりました。当時の私は月〜金曜日はOL、土&日曜日はメディア取材に対応と、大忙しの毎日を送っていました。

☆『当てコツ』編集部 ガバちゃんが懸賞達人としてブレイクしはじめた1996年に、かつらさんはホームページを立ち上げていますね?

☆かつら はい。主人と一緒に「懸賞大好きホームページ」を開設しました。当時はWindows95が日本に上陸したばかりで、「パソコンって何だ?」「html(※Webページを作るための基本的なマークアップ言語の1つ)って何だ?」という感じで、誰もが手探りでパソコンと向き合っているような状態でした。私と主人は、せっかく開設すのであれば、見に来てくださる方の役に立つような、何かおもしろいものにしたいなと考えて、私が大好きな懸賞に特化したホームページを作ろうと思い立ったんです。それまで私がメモ書きとして残していた視聴者・リスナープレゼントがあるメディアの応募先一覧や、懸賞の基礎知識・当てる極意といったコラムのほか、掲示板の機能も取り入れて、情報交換できるような内容にしました。当時はそのようなホームページはめずらしかったので、アクセス数は日に日に伸びていきました。それで話題となって、ホームページを開設してからすぐに、『INTERNET Surfer』(エーアイ出版)や『Beginner’s Mac』(ソフトバンク)、『日経ネットナビ』(日経BP社)といったインターネットやマネー雑誌の取材依頼が殺到したんです。当時の私は主人にすすめられるままに応募した初めてのインターネット懸賞でいきなり10万円相当のギフト券が当たったことはありましたが、ガバちゃんのような特筆すべき実績があったわけではありませんでした。それでも、取材を受けると、ライターさんは私のことを「インターネット懸賞に精通する懸賞達人」と書いてくださるんです(苦笑)。インターネットに精通していたのは、私よりも主人のほうだったんですけどね。自分ではまだまだ実績がともなっていないと思っていましたが、金融経済用語でいうところの「先行者利益」なのかな、と。ほかの人よりも早くインターネット懸賞界に参入したので、そのメリットでインターネット懸賞達人と呼んでいただけているんだと、受け止めていました。

☆『当てコツ』編集部 かつらさんが、ご自分で懸賞達人になった!と感じるようになったのは、いつごろですか?

☆かつら 「懸賞大好きホームページ」を開設して、しばらく経ってからですね。もともと私はフツーの専業主婦で、何の知識もスキルもないまま、主人と始めたホームページでしたが、懸賞サークル「けん笑道」の佐藤さくらさんをはじめ、日本全国のたくさんのケーマーさんが、ねらい目の懸賞情報や当てるコツといったものを掲示板に書き込んでくださるようになったんです。みなさんからの書き込みを読んで、「なるほど、そんなやり方があったとは!」「このテクニック、私も実践してみよう」と、私自身、学ぶことが本当に多くて。ホームページやブログを見に来てくださったり、書き込んでくださったりするみなさんと一緒に、徐々にステップアップして、懸賞達人になれたのかな、と思っています。

☆『当てコツ』編集部 その後、かつらさんは懸賞サイトの運営、ガバちゃんは懸賞ライターと、ビジネスとして懸賞に関わるようになりましたね。

☆かつら はい。ホームページの開設から少し経つと、それまでインターネットやマネー雑誌ばかりだった取材依頼が、『すてきな奥さん』(主婦と生活社)や『anan』(マガジンハウス)といった女性誌からも舞い込むようになったんです。そうして「懸賞大好きホームページ」が広がりを見せて、さまざまメディアで取り上げられるようになると、企業から「ホームページにキャンペーンの情報も載せてもらえないか」と言われるようになりました。そのような依頼が多くなったので、懸賞情報だけをまとめたサイトを作ろうと思って、脱サラして起業した主人とともに、ネット上のさまざまな懸賞やプレゼントの情報を集めた「懸賞天晴」という懸賞サイトの運営を2000年から始めました。

☆ガバちゃん 私は、テレビや雑誌などさまざまなメディアの取材を受けていく中で、『週刊アサヒ芸能』(徳間書店)から、「懸賞に関するコラムを執筆してみないか」というお話をいただいたんです。もともと文章を書くことが好きで作家を志していた時もあったので、この話に飛びついたら、『夕刊フジ』(産経経済新聞社)でもコラム連載の話が決まったんです! それで当時勤めていた会社の許可を得て、雑誌で懸賞の連載を執筆するようになりました。連載をきっかけに、私は自ら応募するだけでなく、懸賞の主催者に取材ができるようになり、「職業=懸賞ライター」を名乗って執筆活動を始めることになったんです。


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※ガバちゃんがOL時代の1998年に上梓した『正しい懸賞生活のススメ』(ワニブックス)。





















☆『当てコツ』編集部 お二人とも、趣味の懸賞が仕事になるって、素敵ですね。

☆かつら うーん、でも、会社の経営はいいことばかりではないですからね(苦笑)。特に、起業したばかりの頃は本当に大変で……夫婦二人三脚でがむしゃらにやってきて、今にいたっているという感じです。懸賞に応募したり、デコハガキを作ったりすることは楽しいですが、仕事となると、それだけはないですからね……。

☆ガバちゃん 私だって、「懸賞ライター」を名乗り始めたものの……「懸賞ライター」と「OL」という二足のわらじの生活を約3年間続けて、やっと頭金が貯まって、ついにマンションを購入! ローン審査を通過し、明日はマンションの鍵が渡されるという、まさにその日に、長年勤めた会社から、リストラの宣告を受けましたからね(苦笑)。まぁでも、連載の原稿料と突発的に入る取材の謝礼、そして懸賞の当選品でいけるところまでいってみよう!と、開き直って……ハイ、現在にいたります(笑)。もともと、私は楽観的な性格なので(笑)。

☆かつら 私、ガバちゃんの性格、本当に素敵だと思います! 私が最初にガバちゃんにお会いした時、私は懸賞達人として少しずついろいろなメディアに出させていただいていましたが、ガバちゃんはすでに懸賞界の超有名人。お話させていただくのも恐れ多いと感じていましたが、「はじめまして〜! 懸賞に関する質問があったら、何でも聞いてね!」という感じで、とてもフランクに接してくださって。懸賞達人としてはライバルであるはずの私に対して、敵対心もないようで(笑)、「かつらさんが活躍してくれると、懸賞界が盛り上がるわ♪」と言ってくださって。ステキな先輩だなぁと、心から思いました。その尊敬の念は、もちろん今も変わらず抱いています。

☆ガバちゃん あ、あ、ありがとうございます(笑)。当時は懸賞ブーム真っ際中だったのよね。規制緩和からの懸賞人気に拍車をかけたのが、1998年から1999年まで放送された日本テレビ『進ぬ!電波少年』の「電波少年的懸賞生活」。新人お笑い芸人・なすびさんのがんばりのおかげもあり、老若男女、誰もが懸賞に関心を抱いているような時代でしたから、私の中で、「懸賞ブームをブームで終わらせたくない。懸賞を“楽しくてオトクな趣味”の1つとして認知させたい」という気持ちがあったんです。でも、それを実現するのは、私1人の力ではダメだとわかっていて、だからこそ、かつらさんを始め、たくさんの懸賞達人さんに活躍してほしい、みんなで一緒に懸賞界を盛り上げたいと思っていたんです。

☆『当てコツ』編集部 懸賞ブームに沸いた当時と今の懸賞界の違いは何でしょうか?

☆ガバちゃん 言わずもがな、インターネットの普及が、懸賞界を大きく変えましたよね。近年はフェイスブックやツイッター、インスタグラムなど、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)から応募できる懸賞が非常に多くなって、ハガキで応募できる懸賞が非常に少なくなってしまいました。それまでの懸賞界はハガキ応募がメインで、そのほかの応募ツールと言えば、FAXか電話くらいでした。それが今では、商品を購入した証明が必要なクローズド懸賞でさえ、インターネットで応募できますからね。

☆かつら ガバちゃん、当時はごろもフーズが実施していたシーチキンの「奥様おこづかいプレゼント」、覚えてますか? シーチキンの缶ふたを集めて送ると、現金が当たるというクローズド懸賞でしたが、「先方に届いた時、臭ったらどうしよう……」なんて心配しながらキレイに洗って、ラップにくるんで封筒に入れて(笑)。

☆ガバちゃん もちろん、覚えてるわ! なつかしい〜(笑)。

☆かつら 当時は応募の手段がそれしかなかったので、主催者も応募する私たちも、大真面目にやっていたものです(笑)。そんな時代を知っているからこそ、購入したレシートの写真をアップロードしたり、対象商品に付いているシールに記載されたシリアルナンバーを入力するだけで応募OKといった具合に、クローズド懸賞もインターネットで応募できるようになり、本当に便利な時代になったと思いますね。とはいえ、私としては、もっと早くにハガキで応募する懸賞はなくなって、インターネット懸賞に切り替わるだろうと思っていたんです。2005年に『今日からはじめる インターネットわくわく懸賞生活』(翔泳社)というインターネット懸賞に関する本を上梓した時のことですが、時代の流れを強く感じていて、そのように予想していました。






☆かつら 実はこの本の執筆のお話は当初、主人に舞い込んでいたんです。でも、仕事の都合などで主人が書くことが難しかったので、私に話がまわってきたんです。

☆ガバちゃん えー! それは初めて知りました!! こちらの本は2005年に出版されたものですが、今読んでも、とても勉強になるので、インターネット懸賞ビギナーさんにはおすすめですよね♪ インターネット懸賞といえば、いっときものすごく盛り上がって、ハガキ応募の懸賞が激減した時がありましたね。たとえば、ビールの懸賞。大手メーカー主催のクローズド懸賞はシリアルナンバーを入力して応募するものばかりになってしまった時があったけれど、それからほどなくして、対象商品についているシールを専用応募ハガキに貼って応募するという従来の応募のスタイルが復活しました。その理由はおそらく、消費者から「インターネットができないから、応募できない。以前のようにハガキで応募できるようにしてほしい」とハガキ応募の復活を求める声が、メーカーに殺到したからではないかと思います。誰もが、インターネットに精通しているわけではないですからね。

☆かつら 技術が進んでも、使う人の意識が変わらなければ、スムーズにシフトしないということなんでしょうね。

☆ガバちゃん 時代は進化しているけれど、主催者は消費者サービスの一環として懸賞を実施しているわけですから、最先端のものを取り入れたところで、一般消費者のレベルやニーズに即さなければ意味がないですからね。ハガキ応募がメインの私としては、これからもハガキでバリバリ応募したいと思いますが……ただ、ハガキ1枚62円は、ちょっと高いですよねぇ。

☆かつら そうですねぇ。でも、2017年6月の郵便料金の値上げがきっかけとなり、懸賞界はまた1つ、次の段階に進んだように感じます。応募者に負担なく参加してもらえるようにと、あえてインターネットで応募可能なシステム作りをする企業が増えて、2018年の今、ようやくハガキとインターネット懸賞の比率が五分五分になった印象です。そもそも主催者にとっては、インターネットから応募を受けつけるほうが断然、コストがかからないからいいんですよね。ハガキを分類したり、集計したり、手書きのハガキから賞品の配送伝票に転記したりするのは、人手がかかる作業です。それが、応募者の情報が電子データとして集まるインターネットなら、抽選は専用プログラムを使えば一瞬でできますし、伝票も簡単にプリントアウトできます。ハガキの保管や処分にともなう費用も不要ですし、人件費も大幅にカットできますからね。その分、次の懸賞企画に予算をまわすことだってできますから。とはいえ、今の時代の懸賞は、高額賞品が若干名に当たるといったものは減って、大人数に広く浅く行き渡る形で、電子マネーやコンビニ無料引換クーポンが当たるといったような、配送コストをかけないものに進化しているように思いますね。

☆ガバちゃん 懸賞ブームに沸いた時代を知っている身からすると、ちょっとさびしいですよね。昔は車が当たる懸賞はしょっちゅうありましたし、海外旅行の懸賞なら、ペア10組、20組の招待は当たり前。宝くじなら100枚プレゼント、ビールなら、24本入1ケースを100名様にプレゼント!とか、ザラにありましたからね。

☆かつら 2006年にオープン懸賞の賞品上限が撤廃されてからは、私もどんどん高額懸賞が増えるかと期待したものですが……長すぎるデフレの影響もあって、企業=主催者に余力がなくなり、今や超豪華な懸賞はほとんど見なくなりましたね……。

☆ガバちゃん 懸賞は景気と呼応しているので、仕方ないとはいえ……“あの頃”はよかったですね(笑)。でも、最近、スーパーやドラッグストアとメーカーのタイアップ懸賞では、高額な現金や商品券が当たるものが少しずつ増えてきたように思います。2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催されますし、それまで景気回復が続くとも言われていますよね。そうなったら、高額懸賞も復活する……かもしれませんね! 期待しましょう!!



…おっと! だいぶ長くなってきましたので、「『当てコツ』2 さよなら平成スペシャル企画」は、次回の後編に続きます!!! 



次回「『当てコツ』2 さよなら平成スペシャル企画 後編」は、1月18日(金)にアップいたします!

お楽しみに☆

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※撮影/半田彰子



(…対談の続きが待ちきれない方&対談の完全版が気になる方は、『当てコツ』2をチェックゥ★)