はじめまして、さしす(@sasisu_memo)と申します。

初めに使用した6体を紹介します。
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今回はシーズン1のWCSレートで使用した、エルフーンを中心に考えたパーティの解説記事です。
レート2017で最終6位を取ったロム(TN:Aegis)の方では、また別のパーティを試していたので、そちらは別の機会があればご紹介できればと思います。

戦績としては、さしすがレート2006の最高2位(TN:カグヤ)、一緒に回したアラカキ(@arakaki_96)がレート2018(TN:ななおゆりこ)の最終5位という結果でした。
(TN:カグヤのロムは最終日に1位を狙った結果負け越してしまいましたが。。)

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【目次】

-構築経緯
-個別解説

     ・エルフーン
     ・カプ・テテフ
     ・カプ・コケコ
     ・ガブリアス
     ・テッカグヤ
     ・ウインディ
-QRコード Showdown
-選出
-雑感①さしす
-雑感②アラカキ
-執筆者




【構築経緯】


Z技とフィールドによる火力の上昇に比べて、クレセリアのような優秀なコマが少ないこのルールでは、手薄になりがちなすばやさ操作に着目。ポリゴン2が単純なダメージレースではなかなか崩せず、容易に「トリックルーム」を起動できるゲームが多くみられたため、そこにメタを貼りつつ、スタンダードな並び+「おいかぜ」を主軸に考えて、エルフーンを採用。

エルフーンは、「がむしゃら」や「うそなき」を用いることで、ポリゴン2へ攻撃的な解答を用意しつつ、本筋である「おいかぜ」の展開でも、同様に多くの相手に干渉する手段を持っているため、ゲームプランを組み立てやすいです。カプ・テテフの登場により、こういった『いたずらごころ』を活かした戦法は取りづらくなりましたが、『ようりょくそ』の特性を採用することで、それを逆手にとって攻めていくことができます。エルフーンは元々のすばやさが高く、耐久もそれなりにあるために、『いたずらごころ』抜きでも「おいかぜ」の起動に失敗する対面は少ないです。

メインのアタッカーに見据えたカプ・コケコ、カプ・テテフの2体は、優秀な範囲技を持つために、攻撃技を持たないエルフーンと合わせた際でも安定した削りを行うことができ、またそれぞれ高い素早さを活かした『デンキZ』による初手からの攻め筋を持つ点、『いのちのたま』の補正による重火力と「おいかぜ」パーティで厄介になる相手の先制技を『サイコフィールド』でカットできる点などが強力です。

『とつげきチョッキ』を持ったテッカグヤは、その耐性と技範囲を活かして広い範囲と打ち合うことができ、『ビーストブースト』と「おいかぜ」の相性も非常に良く、ガブリアスは『こだわりスカーフ』を持つことで、終盤に強力なスイーパーとして運用することができます。この2体はエルフーンによる攻め筋を除いても、カプ・コケコ、カプ・テテフとの範囲、耐性の補完が良いです。
 
最後の枠は、エルフーンの刺さりにくいミミッキュ入りの「トリックルーム」パーティを主に意識して、選出のパターンを増やせる補完的な役割としてウインディを加えました。

パーティを組んだ当初は「みがわり」テッカグヤを筆頭に、サイクル戦から高耐久のポケモンで詰ませる展開を狙うスローペースなゲームが多く見られたため、そこへのメタを重点的に置いたパーティであって、現在のトップメタと言っても差し支えないカプ・レヒレ+ウインディ+カミツルギのような、基本的に対面から引かない攻撃的なパーティは特に意識していませんでしたが、この組み合わせにも「おいかぜ」のすばやさ操作が強く、『デンキZ』カプ・コケコ、「かえんほうしゃ」テッカグヤなどの要素も相まって、細部を調整するだけで有利に戦うことができました。 


【個別解説】

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エルフーン

性格:おくびょう(H26個体)
実数値:133-×-106-×-127-184
努力値:0-0-4-0-252-252
特性: ようりょくそ
持ち物:きあいのタスキ
技構成:がむしゃら / おいかぜ/ うそなき / ちょうはつ
H    : 無振りカミツルギ(HP134) -1
HD:C133アローラキュウコンのダブルダメージ「ふぶき」+『あられ』ダメージ高乱数2回分耐え
S   :最速 

最初はHP個体値を0に設定して「がむしゃら」 との集中攻撃でポリゴン2を突破する方向性で考えていましたが、ダメージが足りず、そこでカプ・テテフとの並びで「うそなき」が使えるように『ようりょくそ』での採用を閃きました。

4つ目のスロットは比較的自由ですが、ドレディアに強く出れる点(『ようりょくそ』が活きる対面)と「トリックルーム」を主に搦め手に対して様々な対面をケアできるため、「ちょうはつ」がベターかと思います。

数値の面では、余った努力値をとくぼうに振り切ることで、キュウコンの「ふぶき」 を耐えて「がむしゃら」で切り返すことができ、またHP個体値を少し下げることで、HPが満タンの状態でもカミツルギの『きあいのタスキ』を割ることができます。
 
「おいかぜ」の起動後に盤面に残れば豊富なサポートで活躍し、倒れてしまってもターンを最大限に生かして後発のポケモンで攻め立てることができるのが、エルフーンの強みだと思います。


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カプ・テテフ

性格:ひかえめ
実数値:146-×-95-200-135-147
努力値:4-0-0-252-0-252
特性: サイコメイカー
持ち物:いのちのたま
技構成:サイコキネシス / ムーンフォース/ マジカルシャイン / まもる
C:「サイコキネシス」(サイコフィールド補正)で191-139までの『しんかのきせき』ポリゴン2を半分削る、「ムーンフォース」で212-120アローラベトベトンを半分削る
S:準速

エルフーンのサポートを受けてカプ・テテフの行動回数を稼ぐのがこのパーティの主な勝ち筋です。先制技をカットする『サイコフィールド』と「おいかぜ」の相性が非常によく、エルフーンの『きあいのタスキ』が発動すれば、「がむしゃら」+「マジカルシャイン」などの強力な動きを容易に通すことができます。

「うそなき」と組み合わせることで、「サイコキネシス」でほとんどのポリゴン2、「ムーンフォース」でベトベトンや、『メンタルハーブ』を警戒して可能な限り処理してしまいたいヤレユータンの多くを縛ることができ、本来不利な対面や多くの「トリックルーム」パーティへ強く出ることが可能です。またスロットの都合上採用を見送りましたが、「10まんボルト」を採用することで、テッカグヤに対しても同様に優位を取ることができるため、この技も候補には入ってくるかと思います。

相手のカプ・テテフやウインディに対して上を取れていると非常に動きやすいため、準速まですばやさを引き上げていますが、耐久に数値を割く選択肢もありかと思います。


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カプ・コケコ
 
性格:ひかえめ
実数値:146-×-106-154-105-179
努力値:4-0-4-196-76-228
特性: エレキメイカー
持ち物:デンキZ
技構成:10まんボルト / ほうでん/ マジカルシャイン / まもる
C  :「Z10まんボルト」で175-150カプ・レヒレが確定1発、212-120アローラベトベトンを半分削る
HB:A256カミツルギの「リーフブレード」を最高乱数切りで耐え
HD:C147カプ・コケコの『いのちのたま』ダブルダメージ「マジカルシャイン」2発耐え
S:   味方のエルフーンより遅く設定 

カプ・テテフと比較して火力面で劣るものの、「オーロラベール」 を起動されると厄介なキュウコンなどに対して上から行動できる点など、序盤の立ち回りに柔軟性をもたらしてくれるポケモンです。

『デンキZ』 を持つことで上記の火力不足を解消し、一見すると不利な対面の多くを逆転させることができます。これは交代を駆使したサイクル戦よりも、極力対面で行動を通していきたいこのパーティにとって、マッチした持ち物であるとも考えています。

すばやさをエルフーンより遅く設定することで、「うそなき」+「Z10まんボルト」など立ち回りの幅を広げることができ、その分余った努力値をとくぼうに回すことで、ミラーなどで少し動きやすくなるほか、ガブリアスと並んだ際に相手のポリゴン2への『ダウンロード』対策となります。余談ですが、このパーティはどの2体が並んだときでも、合計値がとくぼう>ぼうぎょになるように調整してあります。


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ガブリアス

性格:いじっぱり
実数値:191-179-116-×-121-150
努力値:60-100-4-0-124-220
特性: さめはだ
持ち物:こだわりスカーフ
技構成:ドラゴンクロー / じしん / いわなだれ / どくづき
A  :ダブルダメージ「じしん」で146-105カプ・コケコ確定1発
HB:A182ガブリアスの「Zじしん」最高乱数切り耐え
HD:C182カプ・テテフの「ムーンフォース」最高乱数切り耐え
S   :最速フェローチェ抜き

このルールのガブリアスは、終盤に「じしん」の一貫による詰めを目指す形が強いと考えていて、このパーティにおいては、エルフーンによる展開からそれが実現しやすいです。

「おいかぜ」の展開だけを意識するならば、『ジメンZ』などを持って序盤から積極的に攻撃する型も良いと思いますが、相手のカプ・コケコやカミツルギに終盤に切り返される点を嫌って『こだわりスカーフ』での採用です。

ただしシーズン終盤では、同じ型のすばやさに振り切ったであろうガブリアスや、同じく『こだわりスカーフ』のおくびょうカプ・テテフに上から攻撃されることがが多かったので、ようきでの採用も視野だと思っています。
  
 
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テッカグヤ

性格:ひかえめ
実数値:175-×-124-168-125-113
努力値:20-0-4-204-28-252
特性: ビーストブースト
持ち物:とつげきチョッキ
技構成:ラスターカノン / エアスラッシュ/ かえんほうしゃ/ ギガドレイン
C   :「エアスラッシュ」で175-153オニシズクモ確定2発
HD:C161ゴルダックの「Zハイドロポンプ」(雨補正)耐え、C147カプ・コケコの『いのちのたま』「10まんボルト」(エレキフィールド補正)耐え
S   : 準速(ミラー意識)

優秀な耐性を活かしての受け出しと詰め筋、カプ・テテフが削りを入れた相手を倒して『ビーストブースト』を発動させることで、終盤の強力なアタッカーとして運用するポケモンです。『とつげきチョッキ』を持つことで、カプ・レヒレや同系統のテッカグヤ、天候パーティ相手に強く出ることができます。

「ギガドレイン」はテッカグヤには珍しい技ですが、草打点として機能する上に、カプ・レヒレやミロカロスのような固い相手との打ち合いの際に、回復ソースとなるのが強力です。また場持ちが良くなることで『ビーストブースト』による火力上昇の恩恵を強く受けることができます。
 
 
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ウインディ

性格:おくびょう
実数値:196-×-103-124-105-151
努力値:244-0-20-28-36-180
特性: いかく
持ち物:オボンのみ
技構成:かえんほうしゃ / バークアウト/ ほえる / まもる
HB:A200ガブリアスのダブルダメージ「じしん」耐え
S:準速カプ・テテフ抜き+3

単純な火力での処理が通じず、カプ・テテフも苦手なミミッキュがここまでで非常につらく、主にそこを見据えたサポートのコマとして『いかく』+「ほえる」の要素を用いた型で採用。ミミッキュに対しては「バークアウト」で隣の火力をそぎながら『ばけのかわ』を剥がせる点も動きやすいです。

選出率は低めの枠なので、今後カミツルギの採用率が落ちる、シーズン終盤にマッチングして苦手に感じた「トリックルーム」ウツロイド+ギガイアス、『こだわりスカーフ』ガブリアス+ファイアロー、ペリッパー+ゴルダックなどが今後環境に増えるようであれば、ギャラドスなどでもよいと考えています(やはりポリゴン2などの不意の「10まんボルト」に引っかかる点が扱いづらいですが)。
 





【選出】

基本選出
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対キュウコンやカプ・レヒレを意識、ドレディア+コータスなど
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エルフーンを選出しない際の対キュウコンなど
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エルフーンを選出しない際の対「トリックルーム」など
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上記は一例であまり決め打ちの選出は練っていませんでしたが、テッカグヤとガブリアスを後発に置くことが多かったです。


【雑感①さしす】

エルフーンの独特な性能を活かした、面白いコンセプトのパーティに仕上がったと思います。エルフーンが非常に苦手なファイアローやミミッキュ、「トリックルーム」ウツロイドなどが流行すると厳しくなる点や、初見殺し的なギミックのため、今後そのままの形で流用するのは難しいと思いますが、何かの参考になれば幸いです。

VGC2017(WCSレート)は、とてもパーティの色が出しやすいルールだと思うので、これからの環境の変化も楽しみです!


【雑感②アラカキ】

基本選出に強力な勝ち筋があり、かつ(速いポケモンで固められてるパーティには追い風から、中速以下が多いパーティには初手から高火力を押し付けるなど)対応出来る範囲が広いので、とても扱いやすく選出もしやすい構築だと感じました。



【執筆者】

さしす(@sasisu_memo
アラカキ(@arakaki_96

主な実績 
さしす
ORAS 
VGC2015 S10ダブル6位 S11ダブル4位 S12ダブル8位 S13ダブル5位 S17ダブル3位
VGC2016 S14スペシャル9位 JCS2016予選3位 代表決定戦出場
SM VGC2017 S1 WCSレート6位

アラカキ
ORAS JCS2015,2016代表決定戦出場(シニアカテゴリ)
SM VGC2017 S1 WCSレート5位