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お久し振りです。
見慣れた常套句で申し訳御座いません。。

去る8/26,27に中州Jazz 2011に行ってまいりました。
お目当てとしては、J.A.M from Soil & Pimp Sessions、Monday 満ちる、Fried Pride、青木カレン、小瀬村 晶…

史上最高の面子で挑む中州Jazz 2011…
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今回はFried PrideThat's My Wayです。
Jazzです。

Fried Pride






幼い頃からピアノに慣れ親しみStevie WanderAretha Franklinをフェイヴァリットに挙げる類まれなる歌唱力を持つヴォーカリストShihoと、他の追随を許さぬ超絶的なテクニックとセンスを併せ持つ横田明紀男からなるジャズユニットFried Pride
本作はそんな彼等がMarcus Miller村上"ポン太"秀一等豪華ゲストを迎えた、4thアルバム。

傑作の幕開けとなるタイトル曲1.That's My Wayは、パーカッショニスト村上"ポン太"秀一の重量感溢れるドラムと切れ味鋭いギターとShihoのソウルフルで力強い歌声があいまった素晴らしい楽曲。
続く2.Ribbon In The Skyは御存知Stevie Wonderのカヴァー。Mike Mainieriの優しいヴァイブスとしっとりと歌い上げるヴォーカルが心に沁み渡る美しいナンバー。対訳の「空にリボンが架かる」という訳は個人的にとても素晴らしいと思う。
3.Every Road Leads To Youは、前向きな気持ちにさせてくれる温かい雰囲気をもった曲で、秀逸な歌詞に注目。
4.Between The Sheetsはお分りの通りIsley Brothersのカヴァー。原曲の甘さを保ちつつ、フォーキーに仕上げている辺りがとても憎い。
6.Universalityはスパニッシュライクなギターが胸に沁み入る哀愁に満ちたナンバー。パーカッションが実に効果的。
続く7.Unbreakableは本作のハイライト曲。スパニッシュ・ギターは前曲と同様だが、こちらでは非常にクールな音色を奏でている。そこに村上"ポン太"秀一のドラムとShihoの力強いヴォーカルが渾然一体となり、絶妙な楽曲を産み出している。
重いベースが実に印象的な9.Moonlightは、Earl Klughを彷彿とさせるスムースなギターと村上"ポン太"秀一のドラム(特筆すべきは中盤以降)がとても印象的なJazzナンバー。
ラストを飾る11.Imagineは誰もが知るJohn Lennonの巨曲Imagineのカヴァー。Fried Pride独自の解釈による新しいImagineは音楽を愛する者全ての心に浸透するはず。

Jazz、Soul、Gospel、Blues…様々な音楽のエッセンスを上手く融合させた楽曲のどれもが喝采に値する名曲が揃う本作、是が非でも聴いて頂きたい。
独自の音楽道を邁進していく真摯な姿勢がひしひしと感じられる、後世に残る傑作である。
na22猛烈推薦盤

試聴→Ribbon In The Sky

That’s My Way

1.That's My Way
2.Ribbon In The Sky
3.Every Road Leads To You
4.Between The Sheets
5.Magic Eyes
6.Universality
7.Unbreakable
8.Go Away Little Boy
9.Moonlight
10.Blackout
11.Imagine

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