【麻布台】江夏画廊より「希望・愛・喜び」のBlog

麻布台・六本木エリアにある江夏画廊のブログです。ハートウォーミングをコンセプトに、英国ベストセラーの画家マッケンジー・ソープ(Mackenzie Thorpe)など、世界各国の人気現代画家作品を扱っています。
オーナー江夏大樹による、心とアートに関するコラムも連載。

2018年05月

【社長コラム】絵の価値

昨日、ワンネーションカップにまつわる、ソープさんの新作について記事を書いたときに、絵画展会場であった出来事から、新たに記事を書きたくなりました。


会期中のある日、ご婦人方の団体が会場を訪れました。

その中である人が、

「私には絵の価値はまったくわからないわ~~~」

と話しながら、スタスタと早歩きで作品を見ていきました。皆さん、嵐のように来て、嵐のように去っていく感じです。


実はこの気持ちがとてもよくわかるのです。

私も若い時は、まったくもって絵に興味がありませんでした。父親がこの仕事をしていたのに(笑)

アートの面白さというのは、この仕事を始めてから、ようやくわかり始めました。そして、小さいころ、自分がいかにアートからいろいろと受け取っていたのかも、この仕事に携わってからようやく気が付いたのです。

だから、最初はわからなくても当然だと思います。

絵画展会場では、「私は絵心がなくて観るだけですみません」とわざわざ事前におことわりをされてくる方もいます。

大丈夫です!絵心がなくても、絵は楽しめます!

知識のある楽しさもあれば、逆に知識がなく感覚的に楽しむ方法もあるから。それぞれの立場の楽しみ方があるということ。

最初に拒絶しないで、興味の姿勢から入れば、必ず楽しめるポイントが出てきます。

絵は買ったことがないけれど、興味はある、という方にも、もう一歩踏み込んで価値をご提案できればと思います。

たとえば、昨日のブログ記事でもご紹介させていただいた、ソープさんの「タウン・プライド」などは、結婚、愛、つながり、などいったテーマに関心がある人にもおすすめしたい作品です。


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こちらの作品ですね。

丘の上の教会で結婚式をあげている人たちが描かれています。

このイメージから何を感じますか?

なんだか幸せな気持ちになりませんか??

たとえば、そろそろ結婚したいな~という自分がいたとしたら、この作品を身近に置いてあげて、結婚式を迎えている、幸せな自分の姿を思い浮かべるのはどうでしょう。


ここからは、ちょっと専門的な話しになりますが・・・

脳は、ある種の記憶パターンのもと、日々の習慣を繰り返していますが、日常から脱するために、そこに新たな習慣の回路を作ってあげるということを、毎日の絵を通してやってみるのです。

すると、自分の意識に「結婚」のイメージがどんどん刷り込まれていきます。絵を観たときに、周りの人物、景色、空気感など、さまざまに具体的イメージを持つことがポイントです。

脳科学やコーチングを学ばれている方ならご理解いただけるかもしれませんが、人は目標や目的を持って行動をし始めると、脳のサーボメカニズム(自動追尾システムのようなもの)により、その目標や目的に沿った様々な情報を自動的に意識野にキャッチしていきます。

この場合ですと「結婚に関すること」ですね。

もし「結婚」に関して、何かしらのネガティブなイメージを持っている場合は、先にそれを書き換えてしまうのが吉です。お一人で難しいようだったら、あなたが信頼するコーチのようなエキスパートにその信念を解除してもらってください。

脳は元の習慣に戻ろうとする性質(可逆性)があるので、その脳に毎日少しずつ変化を与えていくことで、新たなフィールド(可塑性)を構築することができます。絵というのは、常にそばに置いておけるものなので、このような試みには、まさにうってつけなのです。

実際に私のクライアントさんで、ソープさんの作品を通じてご結婚された方がいます。その時の行動パターンが、まさに先にあげたような感じだったのです。それだけアートには力があるということです。

もちろん、ポストカードやポスターだってかまわないのですが。でも、不思議なのですが、作家が直に制作に携わったものには、さらなるパワーがあります。この辺りは理屈ではないのですが、何よりも、人は大切なものを持つと、より意識が高まります。


あるとき、あなたの部屋に飾られている、この「タウン・プライド」を観た異性が言うのです。

「素敵な絵だね!」

と。

その時がチャンス!!

絵は間接的に自分の想いを相手に伝えられるツールでもあります。

その言葉に、たとえば次のように答えてみたらどうなるでしょう。

「ある時この作品を観て、すごく惹かれて手に入れたから、あなたにそう言ってもらえてすごく嬉しい。毎日こんな風に愛をたくさん感じられたらいいなって・・・」


などということを話せたら、あなたの想いや日々の考え方が少し相手に伝わるのではないでしょうか。

もちろん、本当にそう思っていることが大前提ですし、これはあくまでも事例なので、実際にはその時々に応じて、自然な自分の言葉で伝えることが大切です。


こういう価値の感じ方も「あり」ではありませんか?

少しだけでも、「絵の価値」について、あなたの中に変化が起きたら嬉しいです(^^)

もちろん、絵にはまだ、さまざまな価値の感じ方があるので、いずれお伝えできればと思います!


江夏 拝



ワンネーションカップとマッケンジー・ソープ


5月19日〜25日にかけて、世界の15歳以下の少年少女サッカー選抜チームが集い、エキシビションマッチを行う、ドイツ発祥のイベント、ワンネーションカップ2018の絵画展示部門として、湘南に来ています。

2006年から続くイベントだそうですが、今年は日本がホスト国となって平塚市、茅ヶ崎市、大磯町の協力のもと開催されました。


実は今年2月にマッケンジー・ソープが来日した時に、このイベントへの協力のため、Jリーグの湘南ベルマーレの練習場を一緒に訪れました。

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とても風が強く、冷たくて凍えそうでしたが、英国北部の寒さに鍛えられたマッケンジーはへっちゃらな感じでした(^_^;)


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そして、練習場のすぐ近く、選抜チームの子供たちが宿泊する、ホテルサンライフガーデンさんにも一緒に行きました。

ここにある英国式教会はとても有名で、歌手のプロモーションビデオやドラマの撮影などにもよく使われる、とても美しい教会でした。実際にスコットランドから運んだレンガが使われているそうです。


これら視察から生まれたのがこの二つの記念版画作品


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湘南ベルマーレの練習風景を描いた

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英国式教会の結婚式とベルマーレのユニフォームがモチーフとなった作品


最初は「ブライド(結婚)」かと思ったのですが、「プライド(誇り)」でかけているのがマッケンジーらしくて素敵だな、と嬉しくなりました(^^)

これらの作品は日本限定で75部のみ制作されたものです。

サッカーファン、ベルマーレファン、湘南を愛する人々、新婚さん、そしてマッケンジー・ソープファンの皆様におすすめです!

最後に・・・

今回のイベントでは、かつてデパートなどでソープ作品をご購入くださったお客様なども、わざわざ遠方から来てくださったり、本当に有り難く感謝申し上げます。

スポーツとアートのコラボレーションは初めての経験でしたが、これからの活動の励みになりますm(_ _)m

またお会い出来るのを楽しみにしております。

江夏    拝


蒲原元「それぞれが迎える一日」

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ちょっと時間が経ってしまいましたが、2月に渋谷Bunkamura Box Galleryで蒲原元の個展をさせていただきました。

もともと元さんとの出会いは10年以上前、横浜の赤レンガ倉庫でした。
当時私は3階で絵画展をしていたのですが、その時同時に2階で個展をしていたのが元さんです。

2階を少しのぞいてみようとしたら、素晴らしい絵画の数々にすっかり引き込まれてしまい、作品ひとつ一つをじっくり拝見させてもらい、ついついその場にいた元さんに声がけしたのがすべての始まりです。


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ワクワクするような独創的世界観にすっかり魅了された私は、以降何度か元さんの個展をしました。その都度、新しい作品がどのように仕上がるのかが楽しみで仕方なかったです。

Bunkamuraでも、おかげさまで素晴らしい作品の数々と素晴らしい出会いをたくさんつなぐことができ嬉しかったです。

その中でも、個人的に嬉しかったのは、私と同業の方が作品を買い上げしてくださったことです。この業界でも重鎮の方でしたが、たまたま通りがかってくださり「久しぶりに本当に良い洋画家に出会えた」とおっしゃって下さいました。こういう出来事はさらなる自信につながりますね(^^♪

元さんの作品の魅力は、言葉にするのはとても難しいのですが、ファンタジック、かつスタイリッシュでもあり、そしてノスタルジーを感じさせてくれるのがたまりません。

頭を使う、型にはまった絵画表現ではなく、インスピレーションによる縦横無尽の表現力が、がんじがらめになった精神を日常から連れ出してくれるのです。


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一番最初に売れたのが、写真右側の「逢引」という作品。孤島にポツンとある建物に、ボートを漕ぎながら向かう人物に、なんともいえない物語を感じます。


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そして目立ったのは「オオカミ待ち」という少女の作品。これは外に向けて展示していたのですが、多くの人が立ち止まって見ていました。アンニュイな表情が何か訴えかけてくるものがあります。

蒲原元さんの個展はこれから順次開催していく予定です。私が一目惚れして、個展をするために何度も一緒にお誘いしてきたアーティストなので、思い入れもひとしおです!

アートは五感とそれ以上で感じていくものなので、ぜひ一度、リアルに元さんの作品にふれてください(^^)

すごく良いですよ~♪
プロフィール

江夏大樹

東京(麻布台)で画廊を経営しています。「人生を変えるアート」、「ハートウォーミング」をコンセプトに、心豊かになる絵画作品を世界各国から集めてご紹介しています。