今回ご縁をいただいた、学研プラスさんの月刊誌「実践 障害児教育 11月号」が本日画廊に届きました。

9月のアガペ東京センターさんにおける、マッケンジー・ソープの世界展において、施設に通所されている皆様と私とのワークショップの様子を取材していただいたのですが、その際に読者へ向けて記事を書いていただけないかとオファーをいただきました。

ちょうど生活の友社「アートコレクターズ9月号」にも寄稿させていただいた後だったのですが、その際にどうにも書き足りないなと感じていたので、とてもありがたいオファーでした。

この雑誌は障害を持つ子供に関係する方々に向けた本ではあるのですが、私はマッケンジー・ソープのアートを通じて、全ての子供教育に関わる方にお伝えしたいつもりで原稿を書きました。

ソープは導く者の象徴として、羊飼いの作品をよく描きますが、子供を導く人は、親であれ、先生であれ、特に心の成長を意識しなければいけません。

私も自分自身の子育てを通じて、いかに自分が子供たちから日々学ばせてもらっているか、ということを実感します。子供たちが鏡となり、自分の心の成長にいろいろと気付かされるのですが、この「気付く」ということについて、感性が大きな役割を持つと信じています。

場を捉える力、視点を広く持つことなど、感性は心の成長にリンクしています。今回の取材は感性を高めるためのワークショップに関するものでした。
他者との感覚共有が自分の感性を高めるのに役立つのですが、アートの力は素晴らしいです。

残念ながら、この感性は、大人より子供たちのほうが優れている場合が多いのです。つまり、我々は大人になるにつれ、この感性を鈍化させているということですね。
大人になると、頭で考えることや固定概念が増えすぎてしまい、固まってしまいますが、子供はとても柔軟です。

大人の常識で、子供の可能性を狭めていませんか?

子育てにおいて、正解というのはないのかもしれませんが、少なくとも、教育に関わる大人たちは、子供を潰していかない方向性への舵取りをしたいものです。

江夏