去る2018年12月26日に、弊社の人気アーティストとしてファンも多い、ミヒャエル・クーデンホーフ=カレルギー画伯が帰天されました。享年81歳でした。

2017年に肺がんと診断され、発見時は、すでにかなり進行した状態でしたが、それでも絵画展やオーダー制作を最後まで続けられて、画家としての人生を全うされました。

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こちらは2018年9月のオーストリア共和国大使館において、オーストリア共和国大統領より、フーベルト・ハイッス大使を通じて「科学芸術名誉十字勲章1等級」を授与された時の写真です。ベレー帽を被った御姿がとても画家らしく素敵でした。

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ミヒャエル先生の祖母は青山光子です。明治時代に日本人として、おそらく初めて、当時のオーストリア・ハンガリー帝国の伯爵家に嫁いだ女性として有名です。


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伯父は現在のEU統合の父と呼ばれる、リヒャルト・クーデンホーフ=カレルギー。この有名なお二人の肖像もよく描いていました。


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ミヒャエル先生の絵画は、繊細かつ柔らかな色使いで表現され、この世のものとは思えない可憐で空想的な画面を創り出し、レームデンやフックス、フンデルトヴァッサーといったウィーン幻想派の系譜を独自の解釈に落とし込み自由に描いてきました。


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自然もとても愛していて、私たちが普段見過ごしてしまうような、ちょっとした野花の美しさや虫たちの営みにも感動し、描き続けてきました。


12月には、最後のオーダー作品の制作に向かい、抗がん剤で徐々に動かなくなる身体になりながら、夜中にまで起き出して制作を続け、帰天される1週間前にとうとう仕上げました。

最後は腕が上がらなくなっていたそうですが、奥様に腕を上げてもらい、身体全体で描き続けたそうです。まさにプロとしての執念だったと思います。

クリスマスを親しい方々と過ごし、その翌日にまるで眠るかのように、静かに息を引き取られたそうです。

3月13日(水)〜21日(木・祝)の期間、東京渋谷のBunkamura Box Galleryにて、追悼展をさせて頂くことになりました。
貴重な未発表作品がたくさん出てきました。それらも公開予定なので、ぜひ観にいらしてください。

↓以下より詳細をご覧いただけます