【麻布台】江夏画廊より「希望・愛・喜び」のBlog

麻布台・六本木エリアにある江夏画廊のブログです。ハートウォーミングをコンセプトに、英国ベストセラーの画家マッケンジー・ソープ(Mackenzie Thorpe)など、世界各国の人気現代画家作品を扱っています。
オーナー江夏大樹による、心とアートに関するコラムも連載。

日記

相続時の絵画リストを作成しました

先日、お客様からご依頼をいただいて、相続のための画像付き絵画一覧表を作成しました。

絵画の評価というのはとても難しいですし、税務署が認めるかたちのものを準備する必要があります。

先代がアートが大好きで、アーティストたちを支援もしてこられたようです。

その愛情のようなものがコレクションから感じられました。


江夏画廊の作品ではないのでオークションレコードなどを調べてリストを作成しましたが、サインの部分も調べて問題ないかどうかを確認をしました。

百貨店を通じて購入されているので間違いのない買い物ではありますが、やはり念を入れて調べないといけないですよね。

最後は私が査定者として印鑑も押して完成!

江夏画廊で作品を購入されたことがあるお客様でしたら、そのような際にお手伝いをさせていただきます。

これまで作品をご購入いただいたお客様とは末永いお付き合いをさせていただきたい。

そういう願いを持って毎日仕事を続けています。

11月イベントのレポートと景気動向

11月は絵画展を3つさせていただきました。

先ずは池袋東武のマッケンジー・ソープ絵画展

うっかり会場写真を撮り忘れてしまったのですが、ソープさんの新作展でした。

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今回は珍しく、小ぶりなアクリルガッシュの原画が6点日本に届きました。
とても綺麗な作品で会場でも評判でした。


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新作版画、サマー・オブ・ラブもとても可愛いです😍


そして、2年に1度開催する伊藤哲日本画展。

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今回は松島がテーマ。

島国日本に住む、我ら日本人のアイデンティティを再認識できる松島作品はとても好評でした。


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江戸琳派の力強くありつつも、渋くて粋であり、季節の風情を感じさせる作風はまさにTHE JAPNという感じで素晴らしかったです。


そして最後はayaka nakamura展。

ほぼ3年ぶりの個展だったのですが、新作のアクリル画はほぼ完売となり、中村さんの人気が高まっていることにとても驚きました。

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中村さんのインスタグラムなどを見て来てくださった方も多く、新しい時代のマーケティングを感じられる、ものすごく学びが多い個展でした。


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会期中は感覚共有アートプログラム、『今日の一枚』を開催しました。


【ぜひ子供版も開催したい】

一枚の絵を通じて人と人とが感覚を共有できるユニークな機会です。
おかげさまでご参加の皆さんから大好評をいただき、オンライン参加も加えて、合計5ヶ国での同時開催でした。

「長らく人とこういうことをしてこなかったような気がする」

「自分の視野が広がったような気がする」

「ぜひ子供向けにされるといいと思います❗️」

など、嬉しいメールをたくさんいただきました。

特に唯一リアルでご参加いただいた若い女の子(中国の方でした)が素晴らしいコメントをくれて、大人の固定概念の殻を破ってくれたように思います😄

いずれ小学校高学年から中学生くらいの子供たちでもやってみたいな〜と思いました。かなり面白いことが起きそうです。

かつて障害を持つ子どもたちだけでやったこともあるのですが、彼らがすごくポジティブに世界を捉えていることに感動したことがありました。

「オンラインのみ」、「親子版」、「独身男女版」、「社員研修版」、などなど、

いろいろなバージョンでやってみたいな〜と思う今日この頃です🤔

でも何の制限もなく、年齢性別関係なく、誰もが自由に参加できるのが、やはり一番面白いかもしれません。


【景気動向】

ここからは私の個人的な見解ではありますが、少しシビアな話しになります。

私の仕事のジャンルは人々の心のゆとりから成り立つ仕事です。だから世相がものすごく現れると感じています。

多くの方が実感していると思いますが、相対的に日本はかなり経済的に格差が広がっています。

アートのジャンルにおいては、これまではよく売れていた中間価格帯のものが動きがかなり鈍くなっていて、比較的リーズナブルなものか高額なものか。そんな動きになってきています。

あと投機的なアートの動きはそれなりに活発ですが、趣味的なアートの動きがかなり冷え込んでいるように感じます。
この趣味的な部分は経済的にも心にもゆとりがないと動かないところですし、実は心身のために本当に必要なのはこちらだと思うのですが、現状はこのような感じです。

SNSやリモートなど、ITの発達によって利便性は増しているように思いますが、その反動で本来の人と人との繋がりが薄くなっているようにも感じます。

『まさに便利は不便』

そのように思う日々です。

イベント「今日の一枚」などは人の繋がりを少しでも取り戻したいと始めましたが、もっと浸透していくと良いなと思います。


江夏画廊
江夏 大樹

アートディーラー回顧録5

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ご無沙汰しております。

江夏画廊の江夏です!

今日は画廊で父と

インタビュー動画撮影をしました。

もうすぐ米寿を迎える我が父。


江夏画廊のFacebookページや

Youtubeで動画配信をし始めた

理由のひとつには

父との歴史を記録しておきたい

という想いもあったからです。


私が小さい頃

父はフランスとの往復の繰り返しで

あまり家にいませんでした。

そんな私にとって唯一の楽しみが

父がお土産で買って帰ってきてくれる

海外のおもちゃでした。


しばらくするとまた海外

帰ってくるとコレクター巡りで

これまたいない。


大きくなってからも

あまり父から仕事の話しを

聞くことはありませんでしたが

数年前に初めて父と故郷である

宮崎と鹿児島の車旅をしてから

やはり記録を撮っておきたい

という気持ちが募りました。


「アートディーラー回顧録」として

こちらもいずれアップしようと思います。

巨匠たちが活躍していた熱きパリの時代です。

ちょっと貴重なインタビュー動画

かもしれません。


いずれ子供にも見てもらえたらと

皆さんも大切な人との

インタビュー記録動画いかがですか?

けっこう知らなかったお話しが

たくさん聞けると思います。


撮影した動画は後日少しずつアップしていきますので

ぜひご覧ください!


江夏画廊チャンネル

https://www.youtube.com/channel/UCRuSw9e2KU9WxDP5f37yZKQ



ミラクルエッシャー展

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今日は子供とその同級生を連れて、上野の森美術館で開催されている、ミラクルエッシャー展を観てきました。

エッシャーは子供の頃にこの写真の作品を観て衝撃を受けて以来、とても記憶に残るアーティストでした。当時は錯視という言葉は知らなかったのですが、それでも、エッシャーの作品をよーく観ていたら・・・

「えっ、えっっ!!」

「なんで!なんで!?」

という驚きがあったのは、懐かしい出来事です。

そこで、今回はこの錯視をもって、子供たちの教育の場にしてしまおうと考え、一緒に観覧に来たのです。

先ずは

「エッシャーという人は知っていた?」

と聞くと、二人とも知らないという答え。知っていたらこっちがビックリなのですが、あえてこういう質問をしたり、すごく面白い作品を作った人なんだよ~、ということを伝えることで、

「それってどんな人?」

という興味をまず持ってもらいました。


美術館の楽しみかたの一つとして、私は子供たちにいろんな質問を投げかけます。

自分が知っていることを質問するというより(時にはそれもありますが)、自分も疑問に思ったことをそのまま子供たちに問いかける感じです。

「この絵はどこか不思議じゃない?どこだろう?」

とか

「なんでこの人は指をこんな風に立てているのだろうね~?」

とか。

そうすると、時に子供はこちらが驚嘆する答えを返してくれることがあるのです!


こちらが質問していると、子供たちからも質問が出てきます。


大人同士で静かに観るのも楽しいですが、子供たちに感動しながら観てもらうのはもっと楽しいですね(^^)

既成概念を崩して驚きの感動につながるエッシャーの作品は教育にもうってつけです。


最終的には、いろいろと観たエッシャーの作品から、子供たちが

「何を感じたか」

を聞いてみたいのです。


一緒に楽しみながら観ていったのですが、はっきり言って子供たちの視点にこちらが驚かされっぱなしでした。

特に娘の同級生は、いろいろと気づくことが多い子でした。

たとえば、第二章の聖書のコーナーで、

「なんでこの人の手や足には黒い印があるんだろう?」

なんて、いったいどれくらいの人がそのことに気が付いたんだろうな~と驚きました。

もしその時に答えがわからなくても、

「う・・うん(汗)、じゃあ、あとで調べてみようね!」

などと言って、宿題も用意できます。

その子が気になったものは聖痕であり、イエス・キリストが磔刑で受けた傷が、選ばれた聖人に現れたといわれる現象でした。そういうバックグラウンドを知ることによって、また絵画の楽しみ方も増えます。

子供から教えてもらえることも多く、自分自身の学びにも繋がるので、子供たちとどんどん一緒に美術館に行きましょう!


余談ですが、スマホのMonument Valleyシリーズという、エッシャーのような錯視を利用したパズルゲームがあるのですが、芸術的にも素晴らしいゲームです(娘がハマりました)。




【社長コラム】ちょっと不思議な出来事

先日ご紹介した、「トレーニング・デイ」と「タウン・プライド」の額付き写真をスタジオで撮影しましたので、ぜひご覧いただきたいと思います。


s-『 トレーニング・デイ 』  絵のみ

「トレーニング・デイ」
http://www.enartsu.co.jp/shop/detail/3202/

シルバー系のすっきりとした印象の額装にしています。絵画展会場でご覧いただいた皆さまからは、人々の何気ない仕草から、ソープさんのやさしさを感じる、というご感想をいただいています。
 


s-『 タウン・プライド 』  絵のみ


「タウン・プライド」
http://www.enartsu.co.jp/shop/detail/3203/

ホワイト系のエレガントな雰囲気の額装にしています。木の質感が良く出ている額なので、優しい雰囲気も出ています。飛び上がるスノードロップの花言葉は「希望」です。


この日本限定記念版画2作品については、Jリーグの湘南ベルマーレのユニフォームをモチーフにした作品であることは、以前の記事でも書きましたが、先日と今日で不思議なことがありました。


ここからが、ようやく本文です。

実は先日ベルマーレさんのオフィスにお伺いした際に、トレーニング・デイの舞台となっている、ベルマーレさんの練習グラウンド、馬入ふれあい公園サッカー場河川敷が、台風で氾濫した時の写真を観させていただきました(驚愕の写真でした・・・)。

きれいな芝の練習場がすべて水に埋もれてしまい、水が引いたあとも、たまったゴミやヘドロの除去にものすごく苦労されたとのことで、4トントラック10台分の除去を1週間以上かけているので、相当な人力が必要だったことは想像に難くありません。


そして・・・帰宅後の夜だったのですが、子どもの体調が徹夜の看病が必要となるほど良くなかったので、妻と私で交代で看病しました。

私は先にある程度寝て、夜中の3時くらいに交代しました。普段ならしないことなのですが、こういう状況だったので、ベッドを交代して、私が妻のベッドで看病し、妻が私のベッドで寝ました。

そして、朝になり、妻がなぜか「昨日は怖い夢を見た」と言い始めたのです。

なんと、自分たちが川の目の前に住んでいて、その川が台風で氾濫してしまう夢だというのです!

当然のごとく、私はすぐにベルマーレさんのオフィスで先日見た写真を思い出しました。

ここでポイントなのは、普段はありえない「妻が私のベッドで寝ていた」ということです。


妻が言うには、目の前の川が氾濫しているのに、呑気に布団を干そうとしている私に激怒している夢だというのです(笑)

しかし、夢ではあるのですが、妻は冷静に、なぜ私がそのような行動をしているのか、夢の中で考えたそうです。すると、何か家のための防波堤のようなものにしたくて布団を干したのではないかと思ったそうです(実際にはあり得ないのですが・・・)。

実は、私は写真を拝見させていただいたときに、

「防波堤のようなものでなんとか氾濫を防げないかな」

と思ったのです。その言葉そのものも、その場で口に出ていました。

しかしすぐに、どう考えてもコスト面で難しいな、という結論に至っていました。


妻から夢の話しを聞いたのが不思議でしょうがなかったのですが、すぐに

「残留思念」

というキーワードが思い浮かびました。

つまり、私が前日に見た、その驚愕の写真の内容と自分の思考が、眠った時にベッドに残り、そのまま後で私のベッドで睡眠した妻が、その残留思念にピントが合ったということです。

不思議な話に聞こえるかもしれませんが、すでに世界各国でその土地の古くからある残留思念について体験してきた身としては、納得のいく展開なのです。

人の思念ってすごいんですよね。

物体にその思念が宿ります。

私は作品が素敵で、一緒にお仕事したいアーティストが現れた時には、必ず長時間その方と話しをします。

私がそのアーティストの作品を取り扱う前に、どのような想いで作品制作をしているのかをきちんと確認しておきたいからです。

アーティストの想いが、制作した作品に宿ります。

だから、アーティストが制作したものは、そのアーティストの自画像なのです。

とても大事なことです。

江夏 拝



プロフィール

江夏大樹

東京(麻布台)で画廊を経営しています。「人生を変えるアート」、「ハートウォーミング」をコンセプトに、心豊かになる絵画作品を世界各国から集めてご紹介しています。