haegiwa


出演者コメント+プロフィール


“現在の演劇”に挑み、その瞬間をつくりだすために“今ここで必要な表現”を真摯に突き詰め、
見事な作品をつくりあげた、俳優たちのコメント集です。



町田水城

町田水城

試行錯誤してた期間が長くて、それぞれみんな思う事はあったと思います。
役降ろされて台詞が英語だけになった人(笑)とか、台詞凄く少なくなった人とか。不満を見せずにいつもどうりに稽古してくれてサンキューでした。
そして台本があがって来て、残り10日。それまで色々試行錯誤してた反動と残り時間の少なさと相まって、ドライで粛々とした気持ち良い稽古場でした。今回の作品は今までで一番、物語ありきで、役者が歯車に徹する感じだったけど、はえぎわのグルーブ感は凄く出てたと思います。

〈プロフィール〉
芝居やる前は、フランス料理店で働いてました。と言うと、凄く料理上手いと思われますが、10年やってないと全然です。が『結構ね〜うん…つーくるね』と嘘つきます。


鈴真紀史

鈴真紀史

結成時のはえぎわは「仕掛け成功率6割」みたいな楽屋も舞台もバタバタしたもので。それに比べたら「ガラパコスパコス」は結成10年過ぎてようやく学習し、スタイリッシュな、東大前の劇場だからか頭よさそうな作品で「今までのはえぎわじゃないみたい、おもしろかった」と今までの歩み全否定みたいな感想多々でした。ははは。そんな中のバタバタといえば。クリスマス公演。のぞやんが「クッキー焼いて配りたい」「簡単だよ」「クリスマスだからジンジャークッキーだよね」とか言い出しまして。しかしいざ作るのは暗黙の了解で女子。のぞやんクッキー作ったりするの上手いんだからのぞやんやればいいのに、と思いつつも、現状、御本人、前の晩にクッキー焼いてる場合じゃなくて。でも私、いつかのぞやんがパウンドケーキやらクッキーやら焼いて「はえぎわのお茶会」やればいいと思うのです。本当に上手いから。

〈プロフィール〉
女の厄年あたりから心身にゆがみが生じ、アロマテラピーとYogaを始めたら見事はまりました。資格狙って勉強中。バンド生演奏ライブ芝居みたいなことをする「まばたき」というなんでもユニットやってますの。
 http://mabataki.but.jp/


〈今後の予定〉
まばたきライブ「さつきばれるや」2011年5月末 都内予定 
詳細は http://mabataki.but.jp/  にて


滝寛式

滝寛式

これまでの中で一番シンプルな舞台。大掛かりな仕掛けも一切無し。今まではそれが盛り上がる所だったりしていた事もあって、不安というか、これまでのはえぎわを見続けていた人がどう捉えるのか気になる部分でもありました。でも、テーマである『人間の進化』にあるように絶えず変わり続けているのは劇団も同じなんだと、初日を終えて実感しました。ピエロ役の辰平君がチョークで壁に照明灯を描き、上からスーッと裸電球が降り、紐
を引くマイムに併せて明かりが点く。全く派手では無いのですが、とても素敵なシーンで、シャッター脇の袖から毎回見ていました。あと個人的な事を言えば、相方であった島君に怒られないようにだけ注意しました(笑)。

〈プロフィール〉
大学サークルにて演劇を始め、そこからぽつぽつと外へ出始める。そこでノゾエさんと出会いはえぎわ参加。劇団化に伴い劇団員へ。はえぎわでは、外国人、半漁人、カッパ、シーラカンス、虫など特殊な役どころが多い。

〈今後の予定〉
劇団チャリT企画 第23回公演

『ネズミ狩り』作・演出/楢原 拓(chari-T)
3/3(木)〜13(日)@こまばアゴラ劇場
http://www.chari-t.com/


竹口龍茶

竹口

僕は…、僕は英語しか喋りませんでした。。しかし、渡された台本は全て日本語で書かれており、稽古前の午前中は図書館へ通い、イングリッシュグラマーの授業で学んだ入試英語の叡智の限りを尽くし、セリフを翻訳しました。
がしかし、共演の星野美穂さんが帰国子女だったらしく、即座に添削を願った所、ニューホライズンでは見たこともない、生きた英語に全面転回させられました。
そこから、詰め込み教育の恩恵を預かった者として、どうにか胡散臭いまでにこぎ着けました。
そしてその頃、海外に行くなら、"ロン・タケグチ"と言う名前も思い付きました。
過去の恩恵と未来への野望を垣間見ました。ちょっと進化したと思います。

〈プロフィール〉
初期は子役から還暦A〇男優と幅広く無理な役どころを担う。最近は子役から還暦A〇男優以外の手広く無謀な役どころを担う。持ち味は元気と笑顔とあと多数。今最も次回作が期待される役者—になってみたい。

〈今後の予定〉
「Tokyo Big Parade デラックス」高野徹監督。 DUDES&1gramix.製作「正義の殺人」卜部敦史監督。近日上映予定。


踊り子あり

踊り子あり

たくさんの人に見ていただき、嬉しいです。
今回は壁、床にチョークを使って文字や絵を書いたのですが、懐かしく、他人の絵心も見れて、楽しかったです。
番外編も時間のないなか、大変だったと思いますが、本編ではいないキャラクターが出てきたり、本編登場人物の過去がわかったりで、やっていて面白かったです。

〈プロフィール〉
はえぎわにしばらく客演し、オーディションで川上さん、鳥島くんが劇団員になる数日前に劇団員になりました。現在、歯科矯正中。


川上友里

川上友里

井内さんが私のお母さん役で、そのお母さんが行方不明になり必死で無事を祈る娘役を演じさせてもらいまして、その感情はどうしたら良いかと考え、もし自分の母が行方不明になったらとか、もし自分の死んだおばあさんが行方不明になったらとか、〇〇とか、色々想像してみたのですが、想像に過ぎず、結局舞台上のお母さんを舞台袖でずっと見てるのが一番実感出来ました。

〈プロフィール〉
鳥取県出身、2007年からはえぎわに参加させてもらい、舞台中心に活動中です。


鳥島明

鳥島明

今回は富川くん、星野さん、山口くんは前回公演から引き続きの出演。
初共演の笠木さんは同じ内股同士で親近感を感じられ、坂口くんとはAVの趣味が合い親近感を覚えました。
この舞台もそうですが、僕はいつもどうやったらこんな発想ができるんだろうといつもシビレています。今回も例に漏れずシビレました。
あ、なんか身内褒めみたいで気持ち悪いので止めます。
僕ははえぎわの本公演を見た事なく劇団員になってしまったのでどんな作品になるのか毎回楽しみにしてしているファン目線なところもあったりしてしまいますが、劇団員としては実力と脳みそがまだまだ足りてないことを痛感させられました。
あ、なんか暗くなってきたのでもう止めます。

〈プロフィール〉
今から四年程前、大学在学中にはえぎわ劇団員オーディションを受けました。オーディション会場である本多スタジオの入口がわからなく遅刻し、脳みそついてるの?と思えるほどでした。今やっと、脳みそついてるかもと思えるようになりました。


井内ミワク

井内ミワク

今回小道具がほとんど無くチョークで書いてくだけなのでチョークさえ忘れなければいいわけで、これは楽でいいなと思いました。あと実際腰が曲がっている老人はその姿勢で体を支えて生活しているのだから、これは凄いことだと改めて感じました。だから進化とか退化とかって視点を変えるだけで面白いなと思いました。

〈プロフィール〉
はえぎわ所属。
もうすぐ四十路。
行きつ戻りつやってます。

〈今後の予定〉
福金センター
『吠え面かいてます』(仮)4/5〜4/8 渋谷ギャラリールデコー


ノゾエ征爾

ノゾエ征爾

なかなか書けなくて皆さんに多大なる心配と迷惑かけてしまいましたが、初参加の笠木さんも坂口くんも、一切嫌がることなく、むしろ新たな試みに挑むということを楽しんでくれて、皆で共に挑戦することができたのは、とても良かった。その結果が、多くの人に喜んでもらえる作品になったのだと思います。
多くの人に助けられて作っているのだなあと、改めて実感することのできた公演でした。
今後もわがままに挑戦することを恐れずにやっていきたいと思います。

〈プロフィール〉
75年、岡山県生まれ。8歳までアメリカで過ごす。
青山学院大学在学中の99年、ENBUゼミ松尾スズキゼミを終了後、はえぎわを旗揚げ。以降、全公演の作・演出を担当。


富川一人

富川一人

ノゾエさんから『ガラパコス(パコス)』のオファーの電話を頂いたのは肉のハナマサでピスタチオを探していた時だったと記憶しています。『ピスタチオ』と『ガラパコス』ってなんか似てますよね、語感がね。
僕が演じたコウスケという役は、物語の中盤までどんな人物なのか謎に包まれていまして、本番はもとより、稽古中も終盤に差し掛かるまで台詞が一言だけでして、謎この上なしでした。
『ぼ、僕はもしかしたら誰かわかんないまま終わるんじゃなかろうか…』
半笑いで稽古してたのを思い出します。
まぁそれはそれで面白いなとも思ってましたけど。本当に素晴らしい作品でした、皆様に感謝デス。

〈プロフィール〉
27歳富山県出身。舞台芸術学院で芝居の基礎を学び、大人計画の研究生を経て舞台、映画、テレビと幅広く活躍中。はえぎわには『春々〜ハスムカイノシャレ〜』『ガラパコスパコス』に出演。次回7月のはえぎわにも出演が決まっている。


山口航太

山口

思えば自分が初めてはえぎわを見たのは「スカタン、或いは」という作品でした。当時の自分にとってはまさに衝撃で、トラウマのごとく脳みそに焼きついた芝居となったのを覚えています。いや…ごとくではなく実際トラウマでした(笑)しかし逆にそれが癖になったのか、その後の公演にも何度か行くようになりました。そんな見る側だった自分が今回の公演を含め二度も出演させてもらえるなんて、感謝感激です。自分が初めて見た時から四年余りの時間が経ち、はえぎわは作風がどんどん変化していると感じます。その新しい変化に関わらせてもらえる事を嬉しく思います。そして自分が影響を受けたはえぎわに何らかの影響を与えられたらとても幸せです。

〈プロフィール〉
群馬県生まれ。全てがでかい、気は優しくて力持ちの大男。何を思い立ったか演劇を急に始める。筋肉がたくさんあっても芝居は上手くならないと悟った冬、はえぎわ第21回公演「春々〜ハスムカイのシャレ〜」に参加。


星野美穂
星野美穂

稽古場で最後まであがった台本を初めて読んだとき、うるっときました。本が本当におもしろかったので、あとは演者にかかっているのだな、とどきどきぞくぞくしたことをよく覚えています。個人的には15日間という公演期間が初めてだったので、毎公演後の黒板消しも楽屋での時間もすべてが私にはかけがえのない体験です。劇場周辺には弁当屋が多数あるんですが、ほとんど楽しめなかったことには唯一悔いが残ります。男性陣ががつがつと食べるそれは本当に美味しそうでした。

〈プロフィール〉
27歳、東京出身。カメラマンのアシスタントをしていたが“撮られる側になりたい!”と役者を志すように。おもな出演作は、映画「余命1ヶ月の花嫁」、ドラマ「絶対に泣かないと決めた日SP」、毛皮族の軽演劇 など。


金珠代

金珠代

あれは、楽日の前日の上演でしたか。劇中、仕込んだラムネじゃなくて、舞台上に落ちてる本物のチョークを食べてしまった水城さん。「体は大丈夫か」と問う私に「まずかったよ」と一言返してくれました。男!
そんなこんなで、先生役の山口君が振り回していた物差しチックなものが一体何だったのかも判明せぬまま、あっちゅう間に幕は下りました。心残りといえば、見学させてもらったデーケアサービスで、おじいちゃんおばあちゃんを前に「ここ幼稚園みたいですね〜」と言ってしまった自分の素直さを反省しつつ、老いることがすべてを失うことだ、というような解ったような風潮にはあまり巻き込まれないで、これからは老いに向き合って行けるような気がしております。

〈プロフィール〉
79年生まれ。本籍は香川県。宝塚北高校演劇科出身。早稲田大学在学中に劇団こめのこを友人らと旗揚げ。2005年より、はえぎわに演出助手として参加。剣道2段。趣味は登山(標高の低い山)

〈今後の予定〉
7月はえぎわの公演に出演します。


笠木泉

笠木泉

まず、以前からはえぎわの舞台のファンだったので参加できて嬉しかったです。

稽古中「ちょっとしゃくれてみましょうか」という演出を受けた時は「・・来たな」と身震いしました。
「しゃくれ=はえぎわに迎え入れてもらえた」という感覚で静かに幸福を感じたのです。
もちろんその喜びを誰にも言いませんでしたけど。まあ、バカだと思われるから。
あと、ノゾエくんが稽古中ちょいちょい英語でダメ出しをしてくるのが面白かったなあ。
真面目なのかふざけているのか全くわからない。
なんだったんだ、あれ。

と、くだらないこともくだらなくないこともひっくるめ全員が格闘の毎日でしたが、しかし格闘の先には光があるのだと教えてくれた公演だったような気がします。

〈プロフィール〉
76年生。今まで遊園地再生事業団、劇団、本谷有希子、mikuni yanaihara projectなど多くの舞台に参加。映画「パンドラの匣」「ゴールデンスランバー」「シャーリーの転落人生」やドラマなどにも出演している。



坂口辰平

坂口辰平

感想とゆうことで、感想とゆうことだからとゆうわけでもないのですが、あまり真面目に書きたくないのですが、そうですね、なんで真面目に書きたくないかとゆうと、うん、なんか、なんで真面目に書きたくないかとゆうこと書くことが、真面目になってしまいそうで、今回は書きませんが、そう言えば、ちょっと文字数多めになってきまして、あんまり文字数多いと自己主張つよい奴と思われそうで、それがイヤなので、ちょっと感想短めにさせていただきますが、たのしかったです。

〈プロフィール〉
83年生まれ。ハイバイ所属。

〈今後の予定〉
ハイバイ特殊公演「七つのおいのり」 作・演出  ハイバイ全員 2011年6月20日(月)〜26日(日)