good morning N°5『祝・絶望!!』

good morning N°5『祝・絶望!!』座談会ノーカット版 その1

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本誌に掲載しきれなかった座談会のほぼノーカット版です。
good morning N°5の三回目となる公演「祝・絶望!!」は、主演女優藤田記子さんの「坊主をやってみたい」発言から全てがはじまりました。
お芝居の冒頭に流れた
ドキュメンタリーチックな映像では、藤田さん以外にもやってみたい役をリクエストしていた出演者たち。座談会では、そんなリクエストがどこまで反映されていのるかや、舞台の裏側のお話を伺いました。

誌面では演出の澤田育子さんは登場してませんが、実は(時間を間違えて現場にいらした関係で)その場にはいらっしゃり、ちょこちょこコメントを挟んでおりました。
そちらも含めお楽しみ下さい。



能がやりたかった人、寺部智英

寺部     僕は能がやりたいってリクエストしたら、能みたいなことやることになりました。

藤田     寺部が能やりたいやりたいって言うからさ。

寺部     だから、稽古でもあんまりダメ出しもされず。あなたがやりたいって言ったんだから、あなたがやれって感じで。

藤田     あそこの稽古は早かったよね。あっという間にできあがちゃって。

寺部     あと、いい人がやりたいって言ったら微妙に反映されて、「奇跡の人」のシーンで、言うことを聞かないヘレンケラーを殴って諭す役を作ってもらいました。

藤田     あれ、いい人なの? 正義漢で殴る?

寺部     僕はそう解釈したんですけど。一応、採用されたんだなって思いました。

藤田     殴る以外は普段の寺部だよね。演出家に何か言われても「はぁ。はぁ。あ?」って。

田辺     素が反映されているんですか?

寺部     澤田さんとは付き合いがすごく長いんで、そう言う部分を引き出して頂いたのかなって思ってます。



瀬戸内寂聴がやりたかった人、藤田記子

藤田     私は坊主にしたら面白いんじゃないかなって。まあ、見た通りなんですけど。その中でも瀬戸内寂聴さんの役は気に入って、瀬戸内寂聴さんのホームページとか見たり、YOUTUBEの映像見たりしました。

田辺     それは坊主のアイデアが先にあって瀬戸内寂聴になったんですか? それとも瀬戸内寂聴をやりたい思いから坊主のアイデアに至ったんですか?

藤田     坊主にしたら面白いんじゃないかって話が先なんですけど。でも、出オチみたいになるのはイヤで、こんな役をやったら面白いかもねって話の中で、瀬戸内寂聴さんを演じることに興味を持ったというか。あと、せんとくんもですね。実はまさに今回の公演と全く同じスケジュールで、奈良で「平城遷都1300年祭」の記念の文化事業の一環で演劇の公演をやっていたんです。ウチの劇団(カムカムミニキーナ)の座長が奈良出身で凄く奈良と縁があるので、私も東京にいるけど、奈良平城遷都1300年祭を盛り上げられたらって気持ちで演じました。

田辺     そんな思いがあったんですね。

澤田     後付けですよ。



何でもよかった人、MINAKO

MINAKO     私は映像の通りです。「別に何でもいいよ」って言ったらああなりました。

田辺     中華料理屋のアホな娘の役ですか?

MINAKO     あの役、最初は(普段のMINAKOの呼び名の)ミーちゃんって役名だったんです。でも、自分の名前で「おしっこシー」ってしなきゃいけないのは、どうしても耐えられなくて、澤田さんに何とかならないかって相談したんです。そしたら、「おしっこシー」ってするところじゃなくて、役名がミーちゃんからニャンコちゃんに変わっただけでした。悪魔だなって思いましたね。

田辺     おしっこは譲れなかったんですね。

MINAKO     いつもレオちゃん(澤田)の台本の中には、自分の羞恥心のハードルを越えなきゃいけないシーンってのが必ずあるんですね。で、最後にはそのハードルを越えて、やっていることが楽しくなってくるんですけど、おしっこのシーンだけは最後まで恥ずかしかったですね。もし次があったら次はお断りしようと思います。

田辺     冒頭で滝に打たれてましたよね。

MINAKO     あのシーンは、バケツでザバーンと水をかぶる様なことをやってみたかったんですね。よくドリフターズとかでもあるじゃないですか。だから、レオちゃんから「やってくれる?」って言われた時は、正直何の抵抗なかったですね。泳いだりするのも好きだったので。

田辺     ん?

MINAKO     でも、実際にやってみると、冷えるんですね。プールで泳いだ後って、冷えてから体が熱を発するんですね。だから終わった後でぐったりしちゃうんですよね。今回の公演日数だから良かったですけど、これで一ヶ月公演二ヶ月公演になると、かなりしんどかっただろうなって思いましたね。


土偶がやりたかった人、山根ま美

田辺     澤田さんの演出ってサディスティックな印象を受けたんですけど、皆さんの中で「これはできません」とかNGを出されたりはなかったんですか?

山根     ないですね。

伊藤     一応、チャレンジはしてみるんですけど。これはダメだって言っている人はいないですね。

田辺     みんなMっ気がある方たちなんですか?

山根     Mなんですかね?

藤田     (山根)マミちゃんはドーグになりたいって言ってたよね。

田辺     道具?

山根     それは前にレオさんから「今度、土偶の役で使うね」って言って頂いて。

田辺     土偶?

山根     私は体型が土偶の形に似ているんで、土偶がやりたいなって思ったんです。今回、色んな衣装を着せて頂いて、結局フォルムは土偶になりましたね。結果的には叶えられました。

藤田     本当は芸術の秋ってシーンで、一時期の構想としてマミちゃんの体を打楽器にするって言うアイデアもあったんです。

山根     ドラムですね。腹を叩くって言う。



思い出を作りたかった人、三原菜央

藤田     (三原)菜央は本編でも言ってたんですけど、普段は普通のお仕事なさっているOLさんなんです。

田辺     専門学校の先生でしたよね。

藤田     オーディションの時に、女優でどうのって言うよりは、思い出を作りたいって言ってたんです。そこから本編中にずっと写真を撮っていたらどうだろうってなって、修学旅行で写真を撮る学生の役になりましたね。

田辺     実際、思い出になりましたか?

三原     思い出にはそうとうなりましたね。でも私、オーディションで思い出を作りたいって言った記憶がないんですよね。

藤田     飲み会とかで言ったのかな?

三原     そっちかも知れないですね。でも、思い出にはなりましたね。家族も思い出ができたって言ってました。

田辺     お芝居を観に来た生徒さんたちのリアクションはどんなでした?

三原     結構微妙でしたね。でも、面白かったって言ってくれました。

田辺     学校ではこう言うことをやりそうな先生なんですか?

三原     働いている中ではやりそうなタイプだと思うんですけど。でも、おとなしかったねって言われました。

     このメンバーの中に入っちゃうとそう見えるのかもしれませんね。

藤田     渡辺えりさんからは、「あの先生は気持ちが動いてらして素晴らしい」って、演技を褒めてましたよ。


〜その2へ続く〜

good morning N°5『祝・絶望!!』座談会ノーカット版 その2


来るもの拒まずの人、岩﨑大


岩﨑     僕は他の舞台があったので、稽古の始めからいられなかったんですね。ですので、最初に何をやりたいとか、何をやりたくないとか言う事もなく、頂いた役を やろうと。それで前回に引き続いて馬をやったりしました。あとは、芸術の秋のシーンでは露出も増えましたね。観に来たお客さんからは「最後はどこまで行く んですか?」「藤田さんを追い掛けてません?」って言われました。

藤田     それに対して何の抵抗もなかったの? 私は肌色のパンツ出しても何にも言われないけどさ。

岩﨑     A4サイズくらい隠れてればいいよって話はしたんだけどね。結果、隠れていないけど。まあ、肌襦袢みたいなので隠れてるからいいかなって。

田辺     普段、出ているお芝居と全く違うタイプのお芝居だと思うんですけど、ここに出たいと思う気持ちは何なんですか??

岩﨑     プリちゃんとはウラスジって所で5年くらい一緒に舞台やってて、レオさんとは去年知り合って、2人がやりたいってことがあるから手伝って欲しいって言われたからなんですけど。ジャンルって僕はこだわりがないんで、出来る事は何でもやろうって思っていまして。

田辺     こう言うお芝居って、やりたいと思わないとできないと思うんですよね。

岩﨑     出れない。やりたくなかったら無理ですね。

MINAKO     そうなんですよね。私のやっているバンドの米米クラブもそうなんですけど、グッドモーニングの舞台も「ミーちゃんでてよ」って誘われて、毎回二つ返事しているのは、やっぱりグッドモーニングのお芝居が好きだからなのかなって思うんですよね。



死体がやりたかった人、鈴木秀暢

田辺     鈴木さんはどうですか?

藤田     元唐組!

鈴木     やりたい役って言われて、最初に言ったのが死体の役だったんですけど、それについては反映されずでした。あと、二枚目の役がやりたかったんです。最初の 修学旅行のシーンでは二枚目の役をやったんですけど、今まで自分が二枚目の役をやったことがないんで、どうしていいか分からなくて。それで、二枚目と言え ば岩﨑さんだと思って、相談してアドバイス頂きました。

田辺     どんなアドバイスをされたんですか?

岩﨑     戦隊ものとかで、遅れて来たヒーローがカッコつけたりするするじゃないですか。そんな感じでやったらとか。あとは、遊び心が大事だから、真面目にやるよりも、「ヘッ、オレ、カッコいいぜ」ってニュアンスでやったら面白いんじゃないかなってことは言いましたね。

藤田     ダイちゃんはすごく面倒見がいいんですよ。本番中も幕とか小道具とか、舞台上で色んなものが転換してるじゃないですか。場当たりの時に「この道具はけら れる人いる?」ってなると、ダイちゃんが「僕、やるよ」って。「あれは?」って言うと「僕やるよ」「僕いけるよ」って。で、ダイちゃんはそのシーン出てな いのに裏で走り回る状況になっちゃったりして。何でもやってくれるんですよ。

中山     転換の準備とか、ユニットを色んなところに運んで待っててくれてくれたり、袖幕の介錯とかしてくれたりしますね。

岩﨑     場当たりの時に、暗転でこれ絶対にみんなぶつかってるなって思ったんで。

田辺 
    気になっちゃうんですね。

藤田     小道具のことで私がワチャワチャ悩んでたりすると、「じゃ、ちょっと貸して」って、「こうしたらいいんじゃない?」ってすぐに声をかけてくれますね。

田辺     本当に面倒見がいいんですね。そこがあっての二枚目ですよね。



中学生がやりたかった人、中山裕康

中山     僕は修学旅行生の役をやったんですけど、かなり以前に中学生の役がやりたいって言ったことがあって、それが反映されたのかなって。もともと僕、前回の グッドモーニングの公演で裏方をしてたんです。その時、皆さんが演じている姿を見てて、自分の作業を忘れてしまうくらい楽しかったんです。なので今回参加 できて良かったなって思いますね。

田辺     裏で見てて出たくなっちゃうお芝居ですか?

中山     そうですね。前回、レオさんがマリリン・モンローをやっているシーンがあったんです。その時に本当は袖幕の裏で片付けをしなきゃいけなかったんですけ ど、ギリギリまでずっとレオさんのことを見てたら、別の人がやってくれてたってことがありました。それくらい楽しかったですね。

田辺     楽しそうなのは伝わってきますよね。

中山     ええ。本当に学生の役ができて良かったなって思いますね。

田辺     どこでもできそうな役ですけどね。

中山     そうですね。

〜その3へ続く〜

good morning N°5『祝・絶望!!』座談会ノーカット版 その3


面白くなりたかった人、伊藤真奈美

伊藤     私は、自分が特徴がないなってずっと悩んでいたんです。役者って何かしら顔や体型に特徴がある人たちがやるもんだって思ってたんですね。

藤田     顔、特徴あるじゃん。しゃもじみたいだよ。

伊藤     そんな風に言われるのって初めてだったんです。記子さんとレオさんにお逢いして、いじられるってことを初めて経験したんです。それまではお前は中途半端だからダメだってことをずっと言われてたんです。

田辺     ほう。

伊藤     そんな時、たまたまグッドモーニングの一回目の舞台を拝見して、とにかく全力でバカやっているお二人の姿に感動したんです。それで、お二人と初めて飲んだ時に「どうやったらそんなに面白くなれるんですか? 私、面白くなりたいです」って、思わず泣いちゃって。

藤田     彼女、飲むとすぐに泣くんです。彼女と共演させて貰った時に、凄くガッツがあって面白かったんですよ。「見て下さい藤田さん」「澤田さん見て下さい」み たいな感じで、何度も何度も自分のシーンをやってみせてくれて。毎回全力でやってくれるんで、あの人面白いねって今回声を掛けたんです。

伊藤     若干出オチみたいな感じではあるんですけど、顔に米をつけて出る役を頂きました。

田辺     ああ、しゃもじから。

伊藤     私が「面白くなりたい」って言ってたんで、「じゃあ、そういう風にしてあげよう」「着いて来れるかい?」って、そんな役を与えてくれたので、それが心地よかったです。

藤田     そんなおこがましい気持ちはないですよ。

田辺     じゃあ、伊藤さんは2人の凄いファンだったんですね。

伊藤     ファンって言うか、憧れですよね。

藤田     私のことになっちゃうんですけど、私も昔、同じこと言われたんですよね。お前は中途半端だって。痩せてるわけでも太っているわけでもないから、10キロ痩せるか10キロ太るかどっちかにしてくれって。

伊藤     まさに私も同じことを言われました。

藤田     それで私は頑張って10キロくらいダイエットして痩せたんです。でも、私はもともと顔の骨格が大きいんで、体は痩せたのに顔ばっかり大きいままで、捕ら えられた宇宙人みたいになっちゃったんですよ。それで悩んでいたら、他の女優さんに「プリちゃんのその顔の大きさは役者として宝だよ」って言ってくれた り、澤田さんも「ぽちゃぽちゃした今のあなたが好き」って言ってくれて。

澤田     そんな恋愛みたいな?

藤田     色んな人の出会いがあって今の自分を認められる様にはなったんですけどね。なんだか自己啓発みたいな感じになってきてますけど。

伊藤     私、外に出て行く時にもメイクをバッチリしていかないと怖いんですよね。それが、その飲み会で散々泣いた次の日に、目も腫れたままで、朝も寝坊してスッ ピンでお二人の前に行ったんです。そしたら、「なんて面白い顔をしているんだ」「伊藤さん、しゃもじみたいな顔してるな」って言われて。それで、「あ、別 に自分で自分はダメだって決めつけなくても、受け入れてくれる人はいるんだ」って思える様になって、すごく楽になったんです。

藤田     また泣いちゃうんじゃない?

澤田     口を挟まない様に我慢してるけど、これ自己啓発のセミナーだよね。

田辺     リハビリ効果もありそうですね。



気にしてた人、加藤亜依

加藤     私も自分の体型が細いって言うことを気にしてて。

田辺     またですか。

加藤     細いって胸もないし細いし、あんまりいいイメージないよなって思っていたんです。そしたら澤田さんがガリガリの役を書いてくれて、ガリガリって言うのは面白いだって自信を持って受けられる様になりました。

田辺     皆さん、基本的にバカにされてると思うんですけど、逆にポジティブですよね。

MINAKO     みんなドMが集まっているんですよ。

田辺     普通、そこは腹立てるところじゃないんですか?

伊藤     言われてみればそうですよね。心地いいって感じちゃってました。

澤田     言い方、言い方。

伊藤     なるほど。うまいんですね、そこら辺がやっぱり。

田辺     乗せ上手なんですね。

伊藤     稽古場では千本ノック並みに同じシーンの繰り返しの稽古をするんです。だけど、「そこはもっとこうしてくれたらいい感じ」みたいに、ちょこちょこ乗せて くれるんで、「私、もっと頑張れるんじゃないか」って気持ちになっちゃうんです。気付いたら千本ノックさせられているんですけど、やっている最中は千本 ノックだって思わないんですよね。

田辺     澤田さん自身が役者をやられているから、役者の気持ちが分かるんですかね。

藤田     それはあると思いますね。

伊藤     一回、こう言う感じって、自分で演技をやって見せてくれるんですよね。それが凄く分かり易いんです。感情とか見せ方とか分からなくても、マネしているうちに出来上がってくる気がして、私には合ってる演出だと思いますね。



居場所を捜してた人、佐久間淳也

田辺     皆さん、澤田さんをベタ褒めですね。

澤田     ここにいるから?

田辺     本誌では澤田さんはいない体になっているので、悪口とか言って貰って構わないんですけど。そこら辺を佐久間さん、お願します。

佐久間     え……?

澤田     聞いてるよ。

佐久間     えっと……。

田辺     では、そこら辺気にせずに。

佐久間     さっきの流れから言うと、僕もこんな風貌だし。生きてていいのかなって。自分の居場所が見付けられた感じがしました。

藤田     自己啓発セミナーだ。

佐久間     やりたい役は特になかったんですけど、一応言っておいた方がいいかなってメールはしました。

藤田     何てメールしたんですか?

佐久間     僕も(鈴木と)同じカッコいい二枚目の役ですね。

藤田     (冬のソナタのシーンの)サクスク!

MINAKO     ああ、もうバッチリじゃん。

佐久間     あれはやってて楽しかった。

藤田     ダイちゃんのと並んで二枚目って言うのがね。サクスクとダイ・ヨンジュンでね。

佐久間     それは凄いことだよね。

澤田     チェジウ役のえりさんを2人で取り合うシーンなんですけど、それをやることになったら、サクちゃんがこそこそって私のところに来て、「岩﨑くんと……俺でいいの?」ってすごい不安そうに聞いてきたんですよ。「いいんだよ」って言ってあげましたけど。

藤田     この世に存在してもいいんだよって。でも、声が凄くセクシーですよね。

田辺     いい声は僕も思いました。

藤田     毛も細いし、セクシーだなってお客さんも言ってました。

佐久間     毛が細いって。


〜その4に続く〜

good morning N°5『祝・絶望!!』座談会ノーカット版 その4


乗せ上手な人、澤田育子


田辺     劇中に流れる映像ってどこまでドキュメントなんですか?

澤田     全部嘘ですよ。

田辺     一応、坊主になりたいって話しがあった上でのフィクションでもないんですか?

澤田     そう言う話はないです。

田辺     じゃあどうして坊主にしたんですか?

澤田     坊主にしたら面白いからやんなよって。やりたいなんて一言も言ってない。

MINAKO     え? じゃあ、私、「何でもやる」なんて言ったっけ?

澤田     それは言った。その辺の細かいのは混じってます。

田辺     僕も基本的にはSかMかって言ったらSタイプなんですよ。僕も劇団で時代劇をやった時、役者さんに頭を剃ってちょんまげを作れって言ったりしてるんで、 澤田さんと似ているなって思いました。なので、ドSとしては、観るのは楽しいお芝居ですけど、絶対に出たくはないお芝居だなって思いましたね。

山根     でも、澤田さん、いつも優しく役者側の立場に立ってくれるんで、私たち自身は気付いてないんですよね。結局はやらせるんですけど、「辛いよね、もう一度 やったら辛いよね〜。でも出来る〜?」みたいな言い方で来るから、私たちもつい「できます!」って言っちゃうんですよね。

伊藤     そうそうそう。

MINAKO     私も一回目に参加した時から無理なことやらされるし、「もう今回で卒業だなあ」って思ってるんですよ。でも、前回も「今回で卒業だな」って思って、今回 も「今回で本当に卒業だな」って思いながら、結局毎回出ちゃってるんですよね。やっぱりやってる側は必死だし、毎回出る前は気分が悪くなるくらい「お客さ ん楽しんでくれるんだろうか」ってプレッシャーを感じているんですよね。ホントに毎回、グッドモーニングは観る方が楽しいんだろうなって思うんですけど。

田辺     客席で観てて、やってみたら楽しそうだなって、お客さんは思ってると思いますよ。あの輪の中に入りたいなって思える様な空気のお芝居だと思います。

MINAKO     私は音楽畑でみんなとは全然違ったところから来たんで思うんですけど、澤田さんの感覚って、音楽的なところがあるんですよね。ノリとか間とか。そこが面白くて私もついつい適当なことをやってしまうんですけど。

田辺     適当?

MINAKO     申し訳ないなと思いながら適当なことをやっちゃうんですよね。自分の中でどんどんイメージが膨らんでいっちゃって。



実際の裏側、稽古場

田辺     稽古場の雰囲気とかはどんな感じなんですか?

山根     凄くいいですよね。

藤田     人数多いから楽しいですよね。自分が疲れたりしてても他のみんなが元気でやってるの見たら、それに対しては意見を言いたくなるって言うか、「こうしたら 面白くなる」ってことはどんどん思いついちゃうんですよ。今回たくさんの人が参加してもらったことでかなり楽しくなりましたね。

田辺     お芝居の内容が悪ふざけみたいな感じもあるじゃないですか。稽古場では真面目に作っているんですか?

藤田     凄く真面目には作ってます。

MINAKO     それはそれはもうビックリですよ。一言一句演出されてないところはないぐらいの練習をします。たまにお休みして稽古場に行くと、私が台本を読んでイメー ジしてたのとはまるっきり違う演出のついたシーンが出来上がったりしてますね。終盤のシーンでは、途中で稽古が見れないことがあったので、完成したものを 見た時に感動すらしましたね。

田辺     じゃあ、ノリっぽく見えている部分もちゃんとネタで作っているんですね。

寺部     レオさんは、熱みたいのが入ってないとダメなんですよね。演出の時に「どうやってもいい」とは言いつつ、ただでかい声を出すだけはダメなんですよね。

澤田     ただでかい声を出すって。

山根     「乗ったらなんでもいい」とはよくおっしゃってました。

藤田     でも、実際何でもいいわけでもなかったりするんですよ。「ううん、ノリちゃん、それはいらない」とか。私も気持ち良くてやってみたりしたんですけど、 「それはいらない」って冷静なところでパスッて切られることもあるので、なんでもいいわけではないんですよね。みんなのノリとか熱とか、そこにプラス計算みたいなものがちゃんとあるんですよね。



2人の関係、作演と主演

寺部     あと、レオさんは稽古では、僕らには結構優しいですけど、記子さんには厳しいですね。記子さんの稽古している時は僕らもシーンとしちゃいます。

伊藤     でも、それを見れば見る程、こっちも熱が入るんですよね。「ダメだダメだ。私たちもっとやらなきゃダメだ」って。

寺部     記子さんって、ホントにMだなって思いますね。

MINAKO     普通そこまでやられたら、顔色ひとつくらい変わると思うんですよね。それが同級生で親友なわけだから、他の演出家と役者の関係以上に出てもおかしくない と思うんです。稽古では、ひとつのフレーズをひたすら2時間も3時間もやるわけですよ。ミュージシャンでもレコーディングの時にひとつのフレーズにこだわって、何回も何回も3時間くらい歌わされることもあるんですけど、そんな感覚に近いのかなって思いましたね。

田辺     例えば「頭剃ったら面白いんじゃん」って言われた時に抵抗とかってないんですか?

藤田     ただ坊主にしただけじゃ、お客さんは納得しないとは思うんですよ。どう言う流れだったらいいのかなとか、こう言う流れだったら面白そうだねって言うの は、2人でよく話したりします。だから、「面白そうじゃん」って言われたから「うん、分かった」って言うことではないんです。いきなりつるっ禿げ頭のせん とくんで出てきたって、それはただの出オチでしかないから。レオちゃんが組んできた台本を見たり、打ち合わせをして面白いからですよね。

田辺     必然のあるヌードだったら脱げるって言う女優さん的なこだわりですかね?

藤田     そこは私もよく分からないんですけど。「脚本にとって必要だったら」って、そこまで私も高くとまっているわけじゃないです。そうしたら面白いかなってなんとなく思えたり、寂聴の役をやったら面白いかなって思えればって言う、感覚的なものなんですけどね。

田辺     寺部くんは拙者ムニエルで一緒にやってきましたけど、稽古や演出での違いって感じますか?

寺部     レオさんの場合は、稽古の無駄がないって言うのはありますね。千本ノックって言うのも、探りながらの稽古ではないんですね。遠回りしているんじゃなくて、これがやりたいんだなって言う、方向性が見えた上での千本ノックなので、稽古場が止まることは少ないですね。

MINAKO     やっている側は、やってみないと分からないって言うのはあるんです。稽古を重ねていくうちに、気持ちが自由になってきて、解放されてきて、どんどん面白くなっていく感覚があるんですよね。


神聖な儀式、断髪

田辺     そろそろお時間なんですが、言い残したこととかありませんか?

藤田     さっき坊主にすることを必然性があったら脱ぐみたいに例えてましたけど、別に坊主にすることに必然性は全くないんですよ。ただ自分たちが面白いって思うことをやっているだけで、そう思うことをやっていける集団であればいいなとは思いますね。

田辺     坊主に関して言えば、必然性のなさが面白さなんでしょうね。

山根     レオさんが「坊主やって」って言ったから記子さんが坊主にしたのに、そのドSっぷりのレオさんが坊主にした記子さんを見て「ノリちゃん、偉いね」ってホロっとしてて、この人は何だって思いましたね。

寺部     自分がやらせておいて。

MINAKO     坊主頭を見てホロってしてみたり、大爆笑したりして。

田辺     坊主にするのって抵抗はなかったんですか?

藤田     やっぱりいろいろ考えますよ。

田辺     みんなのリアクションはどうだったんですか?

山根     女性だし、女優さんだし、私としては儀式みたいな感じでしたね。面白いから笑っちゃいますけど、でも本当に剃られていく姿が綺麗で。

田辺     みんなの前で剃ったんですか?

岩﨑     稽古場でです。

山根     断髪式です。

藤田     レオとダイちゃんに刈ってもらったんです。

岩﨑     まずレオさんがハサミを入れて。

澤田     ザックザックザックザックって。

藤田     私の髪の毛をむんずと掴んでジョキっていったときは、みんなシーンってして ましたね。

岩﨑     この人、鬼だって思いながら。それで、その後に俺が剃ったんですけど、これは生半可でできねえなって思いましたね。しっかりやんなきゃって丁寧に丁寧に剃りましたね。

藤田     凄い丁寧にね。

MINAKO     なんか平常心では見ていられない様な感じでしたね。私は今回が三回目の出演で、毎回とんでもない恰好とか髪型とかしてるのを見ているじゃないですか。だ から、これくらいのことするんだろうなって言うのも、心の中で思いつつだったんです。でも、いざ坊主となると、私も結婚しているんで家族のこととか考えた りしちゃうし、面白くなるんならノリちゃん主演だしって思う気持ちもあって、実際に坊主にするときは、私は凄い複雑な思いはありましたね。でも、やってみ たら頭の形が綺麗で、こう言うのも一回くらいいいのかなって思いましたね。私は出来ないですけど。

田辺     やっぱり女の人が頭を剃っちゃうと、普通は引いちゃうと思うんですよ。でも、お客さんとして引いたりとかはなく観れたんで、そこは凄いなって思いましたね。笑いとしてはちゃんと成立してましたよ。

MINAKO     私の知り合いでも感動したって言ってましたよ。な んか分からないんですけど、「祝・絶望!!」って、坊主にしたから絶望ってことでもないんですけど、みんな何か弾けたいとか、何かを取っ払いたいと か、そう言う色んな何かを抱えて生きていると思うんですよね。それを思い切ってこう言う舞台で坊主にする潔さを見せられると、人って感動しちゃうんですよ ね。

田辺     坊主ひとつでそこまで思ってもらえるなんて本望ですよね。

藤田     本望ですね。

田辺     それでは、もっとお話を聞きたいんですが、お時間が来てしまいましたので、今日は本当にありがとうございました。


〜続いて出演者プロフィールと共通質問をお楽しみください。〜

good morning N°5『祝・絶望!!』出演者プロフィール+共通質問

澤田育子と藤田記子によって結成されたgood morning N°5。
第3回公演『祝・絶望!!』の出演者の共通質問と自筆プロフィール。


[共通質問]
①あなたが「笑い」で影響を受けた作品を教えて下さい。
②プロフィール
③11/9以降の次回予定


澤田

澤田育子
①●『8時だヨ!全員集合』。小学生の頃、完全に夢中で、渋谷公会堂に公開生放送を観覧しに行き、いかりや長介氏の前説&CM中のお喋りに興奮した。沢田研二さんや松田聖子さん等、歌手やアイドルが参加するコントを見て子供ながらに贅沢感を感じてワクワクした。 ●『オレたちひょうきん族』『元気が出るテレビ!!』。出演なさってる方々が楽しそうにギラビカリしていた(ギラギラと輝いていた)のが衝撃的だった。単純に観て楽しんでいた『8時だヨ!全員集合』と比べると、やっている方々が楽しそうで羨ましいと感じた番組。高田純次さんや島崎俊郎さんにドキドキした。●ラス・メイヤー作品。好み(巨乳&暴力)を徹底的に追求し拘り抜く揺るがない作風は、圧倒的なパワーを持ち、楽しさや笑いさえ与えてくれるのだなぁと今でも熱狂する。●『Dr.スランプ』。頭に柔軟性をぶち込んでくれるギャグマンガ。つい、ペンギン村に住みたいとホザイてしまいます。
②東京都出身。96年、拙者ムニエル参加。08年、good morning N°5を結成し、脚本・演出も手掛ける。開拓民的精神&ゴージャス感&独特のハイテンションを武器に、ステージというジャングルで、セレブから売女まで幅広く演じあげる。舞台や映画、ドラマ等での活躍の他、TVでのコメンテーターや、作詞提供も。
③MINAKOソロライブ(2010年12月19日@渋谷プレジャープレジャー)コント脚本・構成。

藤田_02
藤田記子
①小学生の頃、「オレ達ひょうきん族」を毎週欠かさず見ていました。
特に鶴ちゃんやのりおが大好きで、ひょうきんベストテンのマッチや、白塗りのキューピーや
フラワーダンシングチームなど特にお気に入りでした。当時の二人が醸し出すギラギラした
いやらしい感じも大好きで、私は、密かに、西川のりおと津川雅彦に抱かれてみたい、と幼心に思ったものです。他、作品ではありませんが、上島竜平さんや藤山直美さんなど、目が離せない方、何かを学ばせて頂いているな、と思う方はいます。テンションが異常に高いものや、生き様としてそういうふうになってしまっているもの、が好きです。
②兵隊的精神&ダイナミック感&キレのある動きを武器に、ステージという戦場で、ヨゴレから生娘まで幅広く演じあげる。チャームポイントは、披露宴の円卓を彷彿とさせる巨大な顔の中央に寄り過ぎた顔のパーツ。good morning N°5とカムカムミニキーナに所属。

③カムカムミニキーナ旗揚げ20周年記念メモリアル公演『水際パン屋』〜WATERFRONT BAKERY〜

■東京公演/2010年11月3日(水)〜17日(水)吉祥寺シアター

■名古屋公演/2010年11月20日(土)テレピアホール

■奈良公演/2010年11月23日(火・祝)やまと郡山城ホール大ホール
■大阪公演/2010年11月27日(土)・28日(日)ABCホール

詳細→http://www.3297.jp/

MINAKO_01
MINAKO
①実は米米CLUBも笑いには貪欲で、音楽がメインなのですが、それ以上に笑わせる企画やネタを考えていて、もしかしたら、そちらのリハーサルの方が長かったり(笑)
そんな中、たぶん、15~16年ぐらい前に、それまでほとんど観たことがなかった演劇に誘われて、三谷幸喜さんの「君の名は?」という作品を観に行き、それを観て演劇ってこんなに面白いんだ~って、衝撃を受けて2回観に行った覚えがあります!瞬発的な笑いではなく、ジワジワと人間の持つ滑稽な部分を描いていて、そんな笑いに私は、感動した覚えがあります!こんなお芝居ならやってみたいなぁ~なんて漠然と思った記憶があります!
②1985年米米CLUBデビュー
ダンシングチームシュークリームシュとして、米米の曲のほぼ全曲振り付けを担当
1998年からMINAKOソロ活動開始
今も定期的にライブ活動を続けている。
③2010年12月19日MINAKOソロライブ(ゲスト・シュークリームシュ)澤田育子さん脚本のプチ演劇あり、歌詞にも参加!!歌って踊って演技?して、のりのりライブ!!
場所@渋谷プレジャープレジャー

岩﨑_03
岩﨑 大
①影響を受けたのは… 間違いなく、「8時だよ!!全員集合!!」ですねぇ~っ♪
毎週土曜日は、テレビにかじりつきで見ていました。
今も、たまにDVDで見るのですが、笑いがいまでも色あせる事なく楽しめます。
しかも、あの毎回違うコントを毎週、生放送でやっていたから、またそれも素晴らしい事ですよねぇ…
コントの中のキャラクターもしっかりと描かれているし、設定もちゃんとしている、ただ、みんなのやることなすことが可笑しくて、可笑しくて。
お客さんも参加して、一緒に怖がったり、オィ~っス!の声に答へたり、後ろ!!って騒いだり。
こんなに楽しめるのは、おそらく、やっているドリフターズのメンバーが楽しんでいるからなんだなぁ…今は、そう思ってまいす。
笑いだけど、常に本気、笑いだからこそ、常に本気なのかなぁ?
 素晴らしい作品だったと思います。
笑いの宝庫だったと今でも強く思っています。
劇団スタジオライフ所属。オーディション3期生で、舞台をメインに活動中です。劇団では、少女漫画家、萩尾望都先生の作品「トーマの心臓」を劇団の代表作として、何度も再演・出演させてもらっています。
また最近は、外部出演もさせてもらう機会が増えて、様々な劇場やカンパニーで、幅広くやらせてもらっています。
③来春1月7日~16日まで
池袋 サンシャイン劇場にて
tvkなどで人気の 「戦後鍋tv」が、舞台化されます。 そこに出演させて頂く事が決まりました。 よろしくお願いします。

伊藤_01
伊藤真奈美
①私は大阪出身なので小さい頃から吉本新喜劇をみて育ちました。
一番近くにある笑いだった気がします。
最近、芸人さんと一緒に仕事をする機会が増え、劇場でお客さんの空気を瞬時に読み独自の笑いをぶつけていく芸人さんの姿に私にもこういう度胸があればいいなんて思っていました。
でも、私は容姿に特徴があるわけではないので何をやっても笑いには変わらないだろうとそんなことばかり思っていました。
そんな時に出会ったのがグッドモーニングNo.5の「アタシが書くからアンタが演りなっ!」
衝撃的でした。
同じ歳くらいの女性がこれでもかってくらいに全力でバカやるんです。思わず笑ってしまう。みにきた人を楽しませたい、自分自身が楽しみたいそれだけ。その思いが見事に笑い声となってあらわれている。
澤田さんと藤田さんはグッドモーニングNo.5の公演をやるうえで迷いがないのでしょうね。それが観ている側にも伝わるから劇場は笑いの渦となるのだと思いました。
私が求めていた役者像はこれだと。
私の中に新たな笑いの形がみえた瞬間だったので強く影響をうけました。
②1978年10月12日大阪生まれ。天秤座のO型。
24歳で上京し、青年座研究所をへてよしもとクリエイティブ・エージェンシーが主宰する劇団THEフォービーズに所属。神保町花月をはじめとするよしもとクリエイティブ・エージェンシーが手掛けるライブや舞台に多数出演。

加藤_03
加藤亜依
①「道」監督:フェリーニ
 サーカスに売られた主人公のジェルソミーナが置き去りにされて一人で、土手で泣いているときに遠くから鼓笛隊の行列が横切るシーンは、衝撃的でした。
ジェルソミーナは泣いていたことを忘れて踊りながら鼓笛隊についていくのですが、楽しくて救われる場面のはずなのに、何度見ても涙がでてしまいます。
あの鼓笛隊を見たジェルソミーナの笑顔は今まで見たどの笑顔よりドラマがあると思いました。
哀愁があってかつ絶望的な映画だけど、そこには必ず笑いがありました。
だからこそ見ている側は悲しいのだなと。
 笑いと悲しみは同居していないと、見る人には響かないんだなと感じた忘れられない映画でした。
②2004年劇団宇宙堂に参加
2005年「風回路」作演出渡辺えりに出演

2008年「りぼん」作演出渡辺えりに出演

2009年「URASUJI」作演出松村武に出演

2010年TPT「血の婚礼」に出演
2010年首藤幹夫写真作品にモデルとして参加
オフィス300公演 作・石原燃 演出・渡辺えり
 アトリエフォンティーヌにて
12月26〜30日

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佐久間淳也
①中学生の頃、怪物ランドが好きで「ウソップランド」という番組を毎週録画していた。面白く、ちょっとカルトで、どこか演劇チックだった。高校生になり、その青春=演劇部、なんだが、録画していた「ウソップランド」をよく観ていた。かなり刺激を受け、影響されていたと思う。映画で言えば、同じく高校生の頃「サボテン・ブラザース」を映画館で観ている。ジョン・ランディスとか、スティーブ・マーティンとか、そのへん大好きである。スティーブ・マーティンが大好きなのだが、理由はわからない。理由なんてない。
②1970年9月5日生まれ。舞台芸術学院卒。趣味 映画鑑賞、おもちゃ屋めぐり。特技 アニメ特撮ソング500曲以上歌えること。劇団ファインベリーオフィスPSC所属。舞台「守り火」。映画「踊る大捜査線3」。

鈴木_03
鈴木秀暢
①私が最も影響を受けたのは「マンガ」でした。子どもの頃の自分はお笑い番組を見ていても、腹の底から笑う事も無く、ただ面白かっただけで「笑い」を意識として持っていませんでした。それまでは身体を動かす事が楽しく、「笑い」とは全く縁のない生活を送っていました。
ある時、親に頼まれた買い物で立ち寄ったコンビニで、ふと目についた新刊のマンガ雑誌。
いつもは素通りするその売り場に、なぜか吸い寄せられた僕は迷わずに購入。急いで家に戻り、菓子を片手に夢中で読みあさりました。身体を動かすことでしか感じなかった心の喜びが、新たな楽しみとして「マンガ」で溢れ、僕の中での「笑い」の原点となったのかも知れません。
いつかはこんなに人を笑わせることのできる役者になれれば、また新たな自分と出会えると信じています。
②出身は埼玉県所沢市で、好きな事は寝る事、日向ぼっこ、あとは一人で考える事など。嫌いな事は人込みの中を歩く事、人に強制され何かをやらせられる事。長所はまだ模索中、短所はせっかちで人の話をあまり聞けない所。好きな食べ物ポテトフライ。嫌いな食べ物くさ。好きな言葉、一人は皆のために皆は一人のために。我思う、故に我在り。

寺部_01
寺部智英
①拙者ムニエル「将軍」(1995年 第三回公演)
いわゆる小劇場ってものをろくに知らなかった学生時代、地元の先輩である加藤啓氏が早稲田で芝居をやっていると知り内容もよくわからず観に行きました。そしてその内容は、演劇ともコントともつかない、っていうかまるで演劇をバカにしたコントのようで、なんとなくストーリがありはするけれど、ほとんどが脱線していて、最終的には強引に演劇っぽく盛り上がって終わる。といった、僕がそれまでにみたことのないものでした。
ムダにテンションが高いキャラクターがムダ過ぎて逆にカッコいい。内容にまとまりがなさすぎて逆にカッコいい。フライヤーや音楽がなんだかオシャレ。面白くてカッコよくてしかもオシャレってのが、当時の僕にはすごく刺激的で、「これだ!」と思いました。
のちに劇団に入ってからこの公演のビデオをみせてもらったのだけど、意外にも、記憶にあるよりすいぶんのんびりしていて微笑ましくなる舞台でした。
②愛知県豊川市出身。高校では演劇部と写真部、大学入学とともに上京し、大学では演劇サークルと美術部に所属したりしつつ、卒業後、拙者ムニエルに入団。多趣味が高じてグッドモーニングN°5をはじめとする小劇団のフライヤーやwebなども作っています。俳優としての所属事務所は(株)ヘリンボーン

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中山裕康
①テレビ番組になってしまうのですが、一番影響を受けたのは「ダウンタウンのごっつええ感じ」です。お客さんのリアクションが演じている側からも一番わかりやすいのが、笑いだと思うのですが、大学で演劇を始めた当初は、どうしてもそれが気になってしまい、作品内容そっちのけで、どうしたら見ている人に笑ってもらえるかばっかり考えていました。それで、小学生のときに見ていた「ごっつ」のビデオを借りてきて、よくネタをパクってやっていました。
「ごっつ」を見ているとメンバー全員が楽しそうなのです。自分の発言に笑ったり、ハプニングを楽しんだり。そんなところがすごく印象的でした。
その時、見ている側に笑ってもらうには、まずは自分たちが笑って楽しんで、始めて成立するんだと感じました。それが誰かに作られた笑いだとしても、自分の中で消化して楽しむ事は今でも大事だと考えています。
②通称ヤス。現在フリーで積極的に演劇活動をしており、昨年12月に澤田と出会い、今回の出演が決定。グットモーニング男性キャストの中では最年少ながらも、それを感じさせないマイペースさを持つ。
また、巧みな話術で全く身にならない話しを周囲に聞かせ、周りの人の時間を奪う。会話の適当さから、グットモーニング内では「適当」と命名されてしまった。
③12月8日~13日
 ザムザ阿佐ヶ谷 
劇団中井組vol.2
『純愛百景~Lovin'You』

三原_01
三原菜央
①古くを辿れば、小学生の頃、土曜のお昼に必ず見ていた吉本新喜劇が私の笑いに 
大きな影響を与えていたように思います。でも、私が何より衝撃を受け、その後 
の人生にも大きな影響を受けた作品は、2004年に上演された毛皮族さんの「DEEP 
キリスト狂」です。名古屋で大学生をしていた頃、たまたま憧れの東京に遊びに来てフラリと入った劇場で、体中の細胞が夢と希望に溢れた激しいエネルギーに 
襲われました。未知の笑いに出会いでもその未知な笑いが、私が一番求めていた 
笑いでした。それからお芝居の虜です。思えば澤田さんとの運命的な出会いもこ 
の作品。人生ってホント面白い!
②84年生まれ、岐阜県出身。2010年「good morning N°5」初の実施となるオーディ
ションに合格し、「祝・絶望!!」に参加。普段は専門学校で先生をしている。

山根_01
山根ま美
①影響を受けたといえば、やはり幼い頃に毎週かかさず見ていた『8時だヨ!全員集合』です。
幼い私は、あの番組がとてもおもしろく、しかしとても怖くて、目が離せませんでした。
もう一つ、『ピーウィーの大冒険』という映画に影響を受けました。ピーウィーの、何だっていう微妙な動きを見ていると、言葉では表せない気持ちになります。
②1978年6月28日生まれ。
役者になって四年目のある日、自分の体型(身長158cm体重65kg)が中途半端なことに気付き、どちらにいこうか迷った末、太ることを決意する。
舞台ではちょくちょく、その太った身体でダンスを踊るという暴挙に出る。
主な出演作品、『舞台版 ドラえもん のび太とアニマル惑星』 『ロミオとジュリエット』等。

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