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ディズニーアニメでも有名になった中国に古来から伝わる物語『木蘭 ムーラン』が、日中の豪華なアーティストの繰り広げる壮大なファンタジー歌劇となって立ち上がる。

9月に東京で10月には上海で上演予定で、「上海万博/上海国際芸術祭記念 日中友好舞踊歌劇」と銘打たれたこの作品で共演するアーティストは、元宝塚歌劇団の真琴つばさと、中国のトップダンサー黄豆豆(ファンドゥドゥ)。音楽監督は日本の伝統文化界の第一人者である東儀秀樹、演出振付にはダンス界の重鎮の上田遥が手がける。

さらにこの作品の見どころは真琴が男役の賀廷玉(がていぎょく)を、黄が黄豆豆が女役の木蘭(ムーラン)を演じるという、性別逆転、凛々しい真琴と麗しい黄という組み合わせが大きな話題を呼んでいる。

その『木蘭 ムーラン』の製作発表会見が、8月23日に都内のホテルで行われ、真琴つばさ、黄豆豆、東儀秀樹の3人が登場。以下のように挨拶した。

s_RIMG1971黄豆豆「今回は日本の方々と一緒に公演できることになりまして、大変嬉しく思っております。中国の伝統ある劇を日本の方と一緒に上演できることは、日中友好の点においても非常に有意義なことと思っております。
今まで女性役を演じた経験はありませんが、ムーランは女性でありながらも将軍にまで登りつめた、ある意味男性よりも男性らしい人です。なので、外見は非常に綺麗で美しいけれど、内面は鉄のように強い人物を演じたいと思っています。
真琴さんは、11年前、上海の国際芸術祭で拝見した時、一番素晴らしいと思った女優さんです。また面白いのが、そのときまだ僕は妻とは知り合っていなかったのですが、お互いに真琴さんのお芝居を見ていたことがわかりまして(笑)。それを知った時にすごくご縁を感じました。素晴らしい劇になると思います。ありがとうございました。

真琴つばさ「将軍の賀廷玉(をさせていただきます真琴つばさでs_RIMG2009す。私は11年前、宝塚時代に中国公演があり、上海大劇院という舞台に立ちました。その時に黄豆豆と会っております。一緒に撮った記念写真もあって、このお仕事をいただいた時に私も強い大きな縁を感じました。
この作品の見所は、やはり男性である黄豆豆が女性であるムーランという女性を演じるところ、そして私が女性でありながら賀廷玉という男性を演じるところにあると思っています。性別だけでなく国を超えて演じ合うところが面白いんじゃないかなと。
登場する時に流れた音楽が「悲しみを乗り越えて」という東儀さんの書き下ろしの曲なんですが、これがまた素晴らしいんでありまして、私も歌わせていただきますけれども、男性の声でもない、女性でもない、不思議な魅力を出せたらいいなと思います」

s_RIMG1993東儀秀樹「この仕事の音楽監督と聞かされた時に、“まさに僕がやるべきことだなぁ。ピッタリな仕事がきたもんだな”と思いました。僕がやってる雅楽というのは、1400年前に中国大陸から海を越えてやってきて、そして日本の中で、また日本らしく育ったものなんですね。なので、いつも僕の中には中国大陸や、その先祖達に対する敬意がありました。
あと僕は雅楽でデビューする前から、映画音楽だとかミュージカル音楽が大好きで、そういう曲をたくさん作って遊んでた時期があるんですね。
雅楽師としての中国への思いと、自分が大好きなこと、そういうものの集大成を発表するチャンスをもらえたような気がしています。もしかしたら雅楽よりも得意かもしれない(笑)。なので今、すごくワクワクしています」

この豪華な舞台の東京公演は、東京芸術劇場中ホールで9月4日、5日と短期間なのでお見逃しなく。

 

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上海万博/上海国際芸術祭記念 日中友好舞踊歌劇

『木蘭 ムーラン』

演出・振付◇上田遥

振付◇黄豆豆

音楽監督・作曲◇東儀秀樹

出演◇黄豆豆、真琴つばさ、張海慶、新上裕也、寺島ひろみ、上島雪夫、孟建華、大貫勇輔、古賀豊、TAKA、原田みのる、鈴木陽平、長澤風海ほか

●9/4、5◎東京芸術劇場中ホール

●10/9、10◎上海大劇院

〈料金〉

東京公演

前売:S席 ¥10,000、A席 ¥8,500

当日:S席 ¥10,500、A席 ¥9,000

〈問合せ〉

アンクリエイティブ 03-5456-0548(平日11:00〜18:00)

 

【取材・文/岩見那津子】