
昨年1月に KAAT 神奈川芸術劇場の柿落し公演として上演された『金閣寺』。同劇場の芸術監督をつとめる宮本亜門が演出したこの舞台は、三島由紀夫の「金閣寺」の世界を見事に現出させた舞台成果が認められ、「リンカーン・センター・フェスティバル2011」への正式参加が決定し、2011年「Fusion Theater(融合劇)」という言葉で、多ジャンルを取り入れた演出が高く評価された。
主人公で吃音から疎外感に悩まされ育った溝口を森田剛が演じ、下肢に障害を抱えながらも不敵に溝口を挑発する柏木を高岡蒼甫、また溝口とは寺の同朋であり明るさの裏で自死を選ぶ鶴川を大東駿介がそれぞれ見事に演じたこともこの作品の好評に繋がった。
その『金閣寺』が、1月19日の大阪初日を皮切りに日本凱旋公演をスタートさせている。東京では1月27日から赤坂ACTシアターでの公演が決まっている。
【宮本亜門×平野啓一郎 アフタートークショー開催】
東京凱旋公演中の1月31日(火)14時公演の終了後に、『金閣寺』演出の宮本亜門と、作家・平野啓一郎によるアフタートークショーの開催が決定した。
平野啓一郎は1998年にデビュー、現代文学の最前線で多彩な小説を発表し、芥川賞受賞作「日蝕」発表時には「三島由紀夫の再来」とその才能を絶賛された。その平野啓一郎が「金閣寺」を、そして三島由紀夫を語る機会はまさに珍しい機会となる。
〈平野啓一郎 HIRANO KEIICHIRO〉
1975年生まれ、愛知県出身。京都大学法学部卒。99年在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。以後、02年発表の大長編『葬送』をはじめ、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。著書は『滴り落ちる時計たちの波紋』、『決壊』、『ドーン』、『かたちだけの愛』『モノローグ(エッセイ集)』、『ディアローグ(対談集)』など。11年9月より、『モーニング』にて長篇小説『空白を満たしなさい』を連載中。
〈アフタートークショー〉
●1月31日(火)14時公演終了後
会場/赤坂ACTシアター
出演◇宮本亜門(演出・台本) 平野啓一郎(作家)
※公演終了後、5分間程度の休憩を挟んでの開催。
※トークショーは20〜30分程度を予定。観劇時と同じ座席。
※公演当日の公演チケットを持ったお客様が対象。
『金閣寺』日本凱旋公演
原作◇三島由紀夫
演出◇宮本亜門
原作翻案◇セルジュ・ラモット
台本◇伊藤ちひろ・宮本亜門
出演◇森田剛 高岡蒼甫 大東俊介
中越典子 高橋長英 大西多摩恵 花王おさむ/山川冬樹/瑳川哲朗 ほか
●1/19〜22◎梅田芸術劇場メインホール
●1/27〜2/12 ◎赤坂ACTシアター
〈料金〉S席10000円 A席8000円
〈問合せ〉
大阪・キョードーインフォメーション 06-7732-8888(10:00〜19:00)
東京・サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(10:00〜19:00)
公式HP http://www.parco-play.com/web/play/kinkakuji2012/
昨年の神奈川芸術劇場での初日ルポが観劇予報に掲載されています。
http://blog.livedoor.jp/enbublog-forecast/archives/51626545.html
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