
2011年3月に初演された『グリム童話〜少女と悪魔と風車小屋〜』は、シンプルなストーリーと率直なメッセージを鮮烈に印象づけ、多くのお客様から感動を伝える声が寄せられた。
この春、SPACでは「少女と悪魔と風車小屋」を再び上演するとともに、同じく『グリム童話』シリーズから「本物のフィアンセ」を、SPAC芸術総監督・宮城聰の最新演出作として上演する。
現代フランスを代表する劇作家オリヴィエ・ピィの戯曲『グリム童話』は、グリム兄弟の童話をもとに作家が独自視点を盛り込んだ作品である。
「少女と悪魔と風車小屋」と「本物のフィアンセ」には、どちらにも少女が登場し、苦難の人生を生き抜いていく。彼女たちは、天使の力を借りたり自分の知恵を絞りながら、それぞれの方法でハッピーエンドを獲得する。ひたむきな少女の姿は、生きていること自体を奇跡として浮かび上がらせ、観客を勇気づけてくれる。また、「本物のフィアンセ」には「少女と悪魔と風車小屋」の一場面が取り込まれており、2作を観劇することでいっそう楽しめる趣向になっている。
2011年『グリム童話〜少女と悪魔と風車小屋〜』初演からSPAC芸術総監督・宮城聰は「詩の復権」を掲げ、舞台における詩のあり方を追究してきた。俳優も観客も「詩の雨に濡れる」ためにはどういう演技が必要なのか――今回の『グリム童話』の演出も、そんな問題意識をもとになされている。宮城はそのための演技方法を「弱い演劇」と呼んでいる。「詩にうち震える身体は、なすすべもなく弱いはずだ」と。果たして「弱い演劇」の全貌はいかに――宮城聰とSPACが、演劇表現の新境地に挑戦するのが『グリム童話』である。
【あらすじ】
「少女と悪魔と風車小屋」
風車小屋に住む粉屋が森で見知らぬ男に出会い、「風車小屋の裏にあるものを3年後にくれるなら金持ちにしてやろう」と言われる。粉屋は男の提案を受け入れ、瞬く間に金持ちになる。だが男と約束したそのとき、風車小屋の裏にいたのは粉屋の一人娘だった。男は悪魔だったのだ。3年後、悪魔は風車小屋を訪れ、粉屋に命じて娘の腕を切り落とさせる。娘は悲しみのあまり放浪の旅に出て......。
「本物のフィアンセ」
少女は継母に毎日無理難題を押しつけられていた。森に逃れた少女は王様と出会い、互いに恋に落ちる。 王様は再会を約束して森を去る。だが、継母が王様に「忘却の水」を飲ませたために、王様は少女を忘れ、継母の実娘そっくりの人形に恋をしてしまう。そうと知らない少女は王様を探しに行くが、継母の手によって牢獄に囚われ、死を覚悟する。しかしそこで俳優たちと出会い......。
『グリム童話〜少女と悪魔と風車小屋〜』
演出◇宮城聰
作◇オリヴィエ・ピィ
訳◇西尾祥子、横山義志 音楽監督:棚川寛子
出演◇
「少女と悪魔と風車小屋」
池田真紀子、武石守正、 大内米治、貴島豪、大道無門優也、永井健二、 布施安寿香、森山冬子、若宮羊市
「本物のフィアンセ」
美加理、赤松直美、石井萠水、泉陽二、大高浩一、小長谷勝彦、牧山祐大、三島景太、吉植荘一郎、渡辺敬彦
●会場 静岡芸術劇場
「少女と悪魔と風車小屋」
1月21日(土)15:00/1月28日(土)15:00/2月25日(土)13:30(※)
「本物のフィアンセ」
2月25日(土)16:00(※)/3月3日(土)15:00/3月4日(日)15:00/3月10日(土)15:00/3月11日(日)15:00
※2月25日(土)は2演目通しでご覧いただけます。
●多彩な割引を用意。
■ 2作品セット券:6,400円(2作品)
※各作品それぞれご希望のお日にちをお選びいただけます。
※ウェブ、携帯電話からの予約およびセブン・イレブンでの販売に関しては2月25日(土)
のみの販売となります。
■ペア割引 ペアチケット(2枚)7,000円
■ グループ割引 3名様以上で1名様3,200円
※学割対象者は人数に含みません。
※10名様以上は電話・窓口のみでのお取り扱いになります。
■ ゆうゆう割引(満60歳以上の方対象) 3,400円 ペアチケット(2枚)6,400円
※ペアチケットをご購入される場合は、同行者も満60歳以上の方が対象となります。
※公演当日受付 にて年齢のわかる身分証をご提示ください。
■学割 大学生・専門学校生2,000円 高校生以下1,000円
※公演当日受付にて学生証をご提示ください。
■障がい者割引:障害者手帳をお持ちの方2,800円
※付き添いの方(1名)は無料となります。
※各種割引を組み合わせてのご利用はできません。
※割引をご利用の際は、必ずご予約時にお知らせください。
※静岡県内の中学生以下の方をご招待(1公演先着30名様)
○電話予約:SPACチケットセンター 054-202-3399(受付時間10:00~18:00)
○ウェブ予約 http://www.spac.or.jp/ticket.html
○ 携帯電話からの予約 http://www.spac.or.jp/m/
○ 窓口販売:静岡芸術劇場チケットカウンター(受付時間:10:00〜18:00)
○セブン・イレブンでの販売:店内マルチコピー機をご利用ください。
※チケットのご予約受付は公演前日の18時までとなります。
当日券:公演当日開演1時間前より、静岡芸術劇場チケットカウンターで販売します。
※当日券の有無を公演当日必ずお電話もしくはtwitter (@_SPAC_)でお確かめください。
中高生鑑賞事業/静岡県の中高生のための無料招待公演を行っています。
●鑑賞事業公演日
「少女と悪魔と風車小屋」
1月16日(月)、17日(火)、19日(木)、20日(金)、24日(火)、25日(水)、26(木)、27日(金)、31日(火)、2月3日(金)、9日(木)、20日(月)、22日(水) 各日13:30開演
「本物のフィアンセ」 2月14日(火)、15日(水)、16日(木)、17日(金)、21日(火)、23日(木)、3月6日(火)、7日(水)、8日(木)、9日(金)
各日13:30開演 3月13日(火)18:30開演
※ 各鑑賞事業公演日に、約30席の一般席を販売いたします。(1月31日(火)、2月14日(火)は除く)
〈問合せ〉 SPACチケットセンター 054-202-3399
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