2025年08月22日

──芥川比呂志さんのご兄弟について──

第二回 薫風コラム

──芥川比呂志さんのご兄弟について──

薫風コラムの担当をする山本琴美です🍃

皆さんお気づきですか?
第一回目のそよ風コラムから今回は薫風コラムと風の名前はそれぞれで考えているんです👀

今回、薫風にした理由。
薫風とは初夏の若葉や青葉の香りを含んだ穏やかな風。
という意味があります…この意味もとても素敵だなと感じたのも一つの理由なのですが、
芥川比呂志さんの演出されたある舞台の上演が1978年7月だったという事で、7月は暑さが本格的になる時期。穏やかに平穏無事という意味も込め、俳句でも季語として使うことの出来る薫風にさせて頂きました。

今回のコラムは
「芥川比呂志さんのご兄弟について」

皆さんは芥川龍之介の3人の息子たちについて知っていますか?

私は演劇集団円に入ってから芥川比呂志さんのお名前を知り、このお芝居に携わってから芥川比呂志さんに二人の兄弟いることを知りました。
やはり、関わって本を読んでいるとその人物について更に知りたくなります。
ここに全てを書くことは難しい事ですが、私が書きたかった事を少し書かせて頂きます🍃


芥川多加志(あくたがわ たかし)次男

幼少期、父のレコードをそばを離れない也寸志さんと一緒にヴィクトローラの手回し式蓄音機で、レコードを毎日のように聞いていたそうです。
「星座」になった人―芥川龍之介次男・多加志の青春 という本があります。

同人誌「星座」を創刊。
「星座」という名前も多加志さんが考えたそうです。
この本のタイトルも多加志さんへのオマージュだそう。本には多加志さんが遺した唯一の短編小説も全編掲載されているそうです。
とても興味深いです。
風コラムを読んで下さった方や興味を持っていただいている方も是非探してぜひ読んでみてください😌

芥川也寸志(あくたがわ やすし)三男

幼少期はいつも多加志さんの後ろをついて周り、多加志さんと父の遺品であるSPレコードを愛聴し、兄弟で毎日『火の鳥』や『ペトルーシュカ』などを聴きながら遊び、幼稚園の頃にはストラビンスキーの『火の鳥』の「子守唄」を口ずさんでいたんだそうです。
⬇️YouTubeでストラビンスキー指揮の火の鳥の動画。
https://youtu.be/EnkshojTyYk?si=9OVbzZPK7uaLhU-E

曲を聴いて改めて考えると、幼稚園の頃にこの曲を口ずさむなんて、芥川也寸志さんしかいないんだろうなと思いました🫢
絵本の詩を即興で作曲することもあったそうてすが、当時まだ五線譜を知らなかったので、自己流の記譜法で書きとめたと。

そして作曲家・指揮者として活躍されました。
1978年には第1回日本アカデミー賞
「八甲田山」と「八つ墓村」が最優秀音楽賞と優秀音楽賞を受賞。


下記のものは兄芥川比呂志さんとの作品。
⬇️
1955年(昭和30年)9月25-10月29日
芥川比呂志演出。
文学座公演「なよたけ」の舞台音楽作曲。


1967年(昭和42年)
芥川比呂志演出。
劇団雲公演「榎本武揚」の舞台音楽担当。


音楽や歌はとても良く記憶に残る…私はそう思っています。特に今の現代では音楽を聞かない人なんてあまり居ないと思います。

也寸志さんにはこのような言葉もあるそうで、
「音楽や歌がなかったら、人間は生きていけない。」と……

素敵だな、シンプルにそう思いました。
也寸志さんの曲は壮大であるものもありますが、その物語や風景が見えるような、そんなイメージがありました。私たちは芝居で、也寸志さんは音楽でそれぞれの表現をしているのですね。
皆さんもぜひ也寸志さんの作曲された曲や指揮をされている動画など、是非見て聴いてみて下さい😌

長くなりましたが、今回の風コラム・薫風コラムはここまで。
 

「風のやむとき」劇中での人間関係や家族関係等も、是非注目してみて下さるととても嬉しいです👀🍃

皆さん次のコラム、そして願わくば吉祥寺シアターでお会いしましょう✨️
最後までご覧くださりありがとうございました、担当は山本でした🙇‍♀️

engekisyudan_en at 20:12│
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