月曜に登記を申請する不動産について、
1時間ほど前に閲覧※1をかけたところ、
3筆のうち1筆だけ「登記中」のエラーメッセージが出て、
閲覧できなかった。

え、うそ。
何の登記してるの?

差押等を本気で心配しなければならないような所有者ではないし、
そもそも1筆だけというのが解せない。
その筆だけは分筆してできたばかりの土地だが、
別に関係ないはずだ。

念のためにもう一度請求したが、やはりダメ。

この時点で当時者の中で一番事情に詳しい人に
連絡を取ることを決意。
留守電だったので、電話をくれるように伝言を残す。
どうせ今日もまだまだ帰れない。


30分ほどして、その人から電話が入った。
何も心当たりがないという。
どういうのだ。※2

電話で話しながら、すがるような思いで3度目の請求。

……取れた。

何なんだよ!
本当に謎の登記が入っているよりはいいけど、信用丸つぶれじゃん。
ああ恥ずかしい。

って、私が間違えて請求したのか?
いやいや、それはまず考えられない。
毎回すんごく慎重に請求しているから。なにせ有料なので。

しかも、2度請求している。
その間に別の筆を取ったから、2度目も地番だけは
入力し直している。
だから、間違った筆で2連続請求ボタンを押したということはない。
1度だってまず間違えないのに、2度も間違えるかい。

そうは言っても、現実に3回目は取れたからなあ。
どうも説得力がない。

取れたものを確認したが、最近登記がされた形跡などは
もちろんなく、登記所の職員が残業をしていて、
登記を完了させる前後の絶妙なタイミングで請求してしまった
なんていうことでもない。
ということは、やはり私が間違えたのだろうか?


いいや。
システム上に何らかのエラーが起き、短時間で回復したんじゃないか?
そうとしか考えられない。

基本的には自分のことも疑ってかからなければならないが、
ことこの件に関しては、システムより自分を信じるぞ。




※1 「閲覧」
正確にはインターネット登記情報提供サービスを利用した確認だが、
簡単に昔ながらの「閲覧」という用語を使っている。
ちなみに、登記が申請されると完了するまで登記簿はロックされ、
謄本を取ったり閲覧したりすることはできなくなる。
どんな登記が申請されているのかはわからない。

※2 「どういうのだ」
眠狂四郎がいぶかしむときに使う口癖。
「どういうことだ」とは、なぜか言わない。
現在では私の口癖でもある。