初フライト自家用免許取得

2010年01月12日

初ソロフライト

1回目の渡航は8日間。

初日から訓練が始まり、海外にいるのにホテルと訓練所の往復だけ。

そんな日々が続いていた。

ようやく操縦にも慣れ、ある程度自分の意のままに機体をコントロールする事が出来るようになってきた。


6日目の夕方、いつも通り訓練を終え訓練所のハンガー前までタキシング。

エンジンをシャットダウンした。

さて、今日もこれで終わり。


。。。と思ったら、教官から「じゃ、私はここで降りますから1人で行って来て下さい。 タッチアンドゴーを3回やってきて!」と。


え~っ、、、と思いつつ「1人で行くんですか?」と聞き返してしまった。


「そうです。 大丈夫ですから自信を持って!」と教官。


隣に誰もいないコクピットに1人座っていた。

いつも通りエンジンを回して、滑走路までタキシング。


管制塔から「Confirm, first SOLO??」と言ってきた。

「Affirmative, first SOLO and Ready」と答える。

「Cleared for take off RWY○○, good flight!!」と言って来た。


いつも通りエンジンを全開にして、いつも通り離陸。


やっぱ、1人降りたせいか機体が軽い。

すぐに緊張もとれて、1人でのフライトを楽しんでいる自分がいた。



やっぱ、空を飛ぶのは最高だ。



無事に3回のタッチアンドゴーを終え、着陸した。


管制塔から「Turn at TAXI WAY E, good job!!」と言って来たので、「Thank you for your good assistance!」と答えた。


ハンガーに戻ると、みんなが待ってくれていた。


飛行機を降りたら、恒例の水かけがあった。


暑かったせいもあって最高に気持ちよかった。


1回目の渡航で、あと2日残してソロに出る事が出来た。


私のパイロット人生にとって、記念すべき1日となった。


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engineer_pilot at 00:00│Comments(10)TrackBack(0) 訓練の日々 | アメリカ編

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この記事へのコメント

1. Posted by ぷち空   2011年03月29日 15:42
こんにちは。ぷち空です。
いきなりで申し訳ありません。
色々聞きたい事があるんですが質問させてもらってもよろしいでしょうか?
2. Posted by Hayashi   2011年04月01日 03:31
私は現在フロリダで訓練を受けている者です。4日前にPirvate Pilotライセンスを取得しました。最後のチェックライドは厳しかったのですが何とか合格をもぎ取った感じです。

私は着陸をなかなか習得できずに着陸の訓練で2週間費やしたのですが、6日目でソロフライトなんて素晴らしいですね。

航空整備士の方ということなので、航空機をよく見ている分習得が早いのかも知れませんね。

お仕事との兼ね合いでお忙しく分割訓練になるようですが、晴れてPrivate Pilotになられることを陰ながら応援しております。

私はもう少しだけ飛んで4月上旬に帰国する予定です。

頑張って下さい!!

3. Posted by engineer_pilot   2011年04月04日 23:53
>ぷち空さん
はじめまして。
質問、何でしょうか?


>Hayashiさん
plivate合格おめでとうございます。
私は去年の4月に合格しました。
今、このブログはその当時を思い出しながら書いています。
4. Posted by ぷち空   2011年04月05日 12:06
お返事ありがとうございます!

聞きたい事はやまほどあるんですが、絞ってお聞きします。

・将来は、エアラインパイロットを目指していらっしゃるのですか?
・お金の話をするのは大変失礼かと思いますが、いくら位貯金されましたか?
・英語はどれ位鍛えて渡航されましたか?
・現地での暮らし(言葉や食事など)には苦労されましたか?また、どのように苦労されましたか?
・何故、自社養成等を受けずに海外のスクールに行かれたのでしょうか?また、その決め手となったのは何ですか?

質問が多くてすみません。
答えるものが出来るのだけでいいのでよろしくお願いいたします!
5. Posted by engineer_pilot   2011年04月05日 23:14
プチ空さん

質問されている事すべて、すごく大事な事だと思いますので答えさせて頂きます。

1. もしそういうチャンスがあれば、なりたいと思っています。 チャンスが来た時に免許がなければ始まらない。 だから、今取っています。

2. リアルな話、500万円程です。
  スクール選びは気を使いました。 無駄なお金を使わないように入学金などが無く、かつハイクオリティな訓練が出来るところを選びました。

3. 英語はもともと得意でしたが、ATCは"LIVE ATC"などで耳を慣らす努力をしました。 正直、英語が出来なければ、海外での免許取得は苦労します。 英語が出来なくても免許取れますよって所は信用できません。 学科試験も英語、教科書も英語、実地試験も英語ですから。 でも、試験官によっては、日本人の英語を理解しようとしてくれますので、文法が少し間違っていても問題ありません。

3. 現地での苦労は特にありませんでした。

4. もともと私は整備士を志望していたので、就職活動当時はパイロットをまったく受験しませんでした。 これから、パイロットを目指そうとすると自費取得しか選択肢が無いからです。


こんなところです。
質問あったら、何でもどうぞ☆
6. Posted by ぷち空   2011年04月06日 22:40
丁寧なご回答ありがとうございました。

やっぱり英語力は必要なんですね。

またまた質問があります。
ご回答よろしくお願いします。

・現地で訓練中はどこで生活していましたか?
・スクールの決め手、重視した部分はどこでしょうか?
・渡航するにあたり、日本ではどのような準備をしていかれましたか?
7. Posted by engineer_pilot   2011年04月07日 00:14
ぷち空さん

英語力は必須です。
特にATCはネイティブの英語ですから、耳が慣れるまでに早いか遅いかにも関わると思います。
それだけでも余計なお金がかかります。

・ホテルに滞在してました。 
・飛行機が綺麗な事。 整備士として、そこだけは譲れませんでした。 あとは入学金などが十数万かかるような所は最初から除外しました。 訓練も受けてないのに数十万も払う訳にはいきません。 あと飛行機が調子悪いと、せっかく渡米したのにほとんど飛べなかったなんて事も起こります。。。

・入念な訓練計画を立てました。 この時期までに免許を取るにはどうすればいいかを常に考えてました。 また、FAAの免許を取るにあたり、自習出来る事は事前に自習しました。 これだけでも座学の費用を大幅に減らせます。
8. Posted by ぷち空   2011年04月07日 10:33
なるほど・・・
日本でも結構色々準備してから渡航されたのですね。

最後に1つ質問です。

他のサイトで自費からエアラインパイロットを目指している方々はパイロットになれなかったら失職するという恐怖があるらしいのですが、
engineer_pilotさんはそのような恐怖はお持ちですか?
9. Posted by engineer_pilot   2011年04月08日 01:41
ぷち空さん

仕事は辞めていませんので、まったく心配していません。
仕事を辞めて訓練に入ればそういう心配が出来てしまうんでしょうね。
もしチャンスがなければ、私はこのまま整備士として仕事を続けるだけです。
確かにお金はもったいないかもしれませんが、1人の整備士として飛ぶ人の気持ちが少しでも分かったという事は素晴らしく大きな収穫です。
普段、ライン整備で飛行機をパイロットに引き渡していますが、ライセンスを取って初めて分かった事も多くあります。

航空整備士が空を飛ぶという事は、少なからず航空機の安全運航に寄与出来ていると実感しています。
10. Posted by ぷち空   2011年04月08日 10:34
なるほど。
ただパイロットになるために訓練なさってるわけではないということですね。

本当にためになりました。

将来をよく考えるきっかけになりました。

本当にありがとうございました!

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