京都検定で京都を楽しむ!

「京都検定で京都を楽しむ会」です。観光や勉強を楽しくやっていきます。
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2013年09月

大河ドラマ「八重の桜」関連の話題(人物編)

大河ドラマ『八重の桜』の話題で京都検定的な部分をピックアップしてみます。長くなりそうなので、今回は人物編。

新島八重…主人公・八重さん!…ですが、ご本人そのものを答えさせる問題はというと、正直…どうでしょう。 女紅場で舎監として働いておられたので、その辺は押さえておきたいですね。ちなみに、二度の結婚で、山本→川崎→新島と姓が変わっております。

山本覚馬… 八重さんのお兄さんです。覚馬お兄さまが出題されたことはあまり記憶にありません(選択肢にはあった?)が、今年は出てもおかしくないです。出るでしょ。今年でしょ! 京都府顧問京都商工会議所会長(第2代)、京都府議会議長(初代)などを務められ、同志社の設立に尽力、京都の近代化に貢献されました。前にも書きましたが、建白書『管見』もチェックですよ。

新島襄…八重さんの2人めの夫。今年で生誕170周年。同志社大学の設立者。同志社の校地は、もと薩摩藩邸のあった土地を覚馬さんが買い上げ、襄さんに譲ったものです。1級受験予定者は、漢字でしっかり書けるようにしておきましょう。

松平容保(かたもり)…会津藩主ですね。京都守護職とセットで覚えておきましょう。

徳川慶喜…徳川15代将軍。小御所会議や、二条城での大政奉還などをチェック。ドラマ前半の盛り上げ(視聴者怒らせ)役。

佐久間象山(しょうざん/ぞうざん)…幕末の思想家、兵学者。開国論、公武合体論。江戸では勝海舟、吉田松陰、坂本龍馬ら(覚馬さんも)が師事。木屋町御池下ル付近に寓居跡があり、御池上ルの辺りで暗殺され、遭難の碑があります。松代藩(長野県)出身。今年150回忌を迎えます。

岩倉具視…ドラマでは腹黒い京都人政治家、って感じですが、京都検定的には葵祭の復活が大事。テキストには過激派公卿って書かれてます。

三条実美…ドラマで見かけた気がします。梨木神社のご祭神です。

西郷隆盛…京都検定的には清閑寺での月照との密議、ぐらいかしら。あ、長男の菊次郎氏は二代目京都市長です。

桂小五郎…ホテルオークラ西側に銅像。料亭幾松。

・坂本龍馬…ほとんど(全く?)出てこなかった。幕末なのに。

槇村正直… 京都府二代目知事。豪腕知事として知られたこの方の行った政策は、かつて1級の「5つ書き出せ」問題で出ましたが、たっくさんあるんです。小学校女紅場英学校画学校盲唖院舎密局(せいみきょく)療病院勧業場博物館集書院新京極通り製紙工場(梅津)、鴨川の牧場…などなどの設立・設置や、京都博覧会の開催、その付博覧として都をどりを発案………。何か漏れていることはなかろうか。第3代の北垣国道府政の内容と間違うことも多いので、しっかり確認しておいてください。ちなみに、最近のドラマではかなり嫌な感じです。

明石博高(ひろあきら)舎密局を設立。ドラマが京都編になって、槇村府知事の横によくいらっしゃいます。

こんなところでしょうか。次回、事項編を書く予定です。 

京都検定対策!2013公開テーマ『花の名所』桜編その1!

京都検定10周年ということで、初の試みである【公開テーマ】が設定されました。
今年の公開テーマは3級が『京都・花の名所』、2級が『洛北 大原・八瀬・比叡山』、1級が『京都と映画』とのことで。
本日は3級の公開テーマ、花について。
3級の場合は出題はテキストから9割で基本的な知識を問う、だそうですからマニアックな対策はあまり必要ないかなと思います(多分)。
花の名所も色々ありますが、本日は論点を特にに限定してみます。

検定対策ですから、まずは桜関係で色々10問、出題してみましょう。4択の選択肢は作成していないけど、ぜひ解いてみて下さいませ。


【1】歌僧西行にゆかりが深く、西行桜で知られる寺院はどこか。
【2】北山通と北大路通の間、京都府立植物園西側に沿った枝垂れ桜の並木道をなんと呼ぶか。
【3】開花時には根本から花をつける「歓喜桜」で知られ、西陣聖天とも呼ばれる寺社はどこか。
【4】桜の神紋を持ち、春には境内に約50種400本の桜が咲く、夜桜の有名な神社はどこか。
【5】今宮神社の摂社・疫社の祭礼で、京都三奇祭のひとつにも数えられる、散る桜とともに飛散する疫病を鎮めるとされる祭事はなにか。
【6】京都一の遅咲きの桜として知られ、御室桜(お多福桜)と呼ばれる低木の桜が咲く寺院はどこか。
【7】遅咲きの普賢象桜の名所として知られ、閻魔法王を本尊とする千本閻魔堂の正式名称は何か。
【8】春の数日間しか開花しない、一重で純白の千眼桜で知られる、奈良春日大社から勧請された洛西の神社はどこか。
【9】10月の日蓮聖人入滅の頃に咲き始め、冬じゅう咲き続けお釈迦様の生誕日である4月8日頃に満開になる御会式桜で知られる西陣の寺社はどこか。
【10】円山公園の枝垂れ桜のほか多くの桜を育て、京都迎賓館の庭園も作成した、京都の庭師で桜守としても知られる人物は誰か。
 
↓ 
解いたら続きを読もう。

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京都検定的に福知山を語る

ここのところたびたび福知山がニュースに登場することがあるのですが、あまり明るい話題ではないようです。仕事やボランティアで応援できない人も、落ち着いてから観光で貢献するということもできますので、今回は福知山のいいところを、できれば京都検定に絡めて(ちょっとムズカシイけど…)お伝えしようと思います。

福知山市、とひとくちにいっても範囲が広く、2006年には大江町、三和町、夜久野町を合併しているのでさらに広くなっております。2004年にも大きな台風の被害を被ったのですが、その時は大江町などは福知山市じゃなかったのですね。ふむふむ。
ま、とりあえず思いつく順に。

まずは、福知山城。城主は明智光秀。二条城・伏見城以外が京都検定的に取り上げることは少ないようですが、城と城主は要チェックかもですね。また、光秀さんは本能寺の変で謀反を起こしちゃった人、という印象が強いかと思われますが、領地は福知山だったんですね。市のキャラクターにも光秀関連がたくさんです。それから家紋でもある桔梗も頭の片隅に…。なお、福知山城は郷土資料館でもあるようです。

大江山といえば鬼です、酒呑童子です。 それくらい、鬼、です。「日本の鬼の交流博物館」なんて施設もあります。個人的には、「世界鬼学会」の存在を知った時のインパクトが大きかったです。
もひとつ、大江山といえば思い出してほしいのは、百人一首に出てくる、小式部内侍の和歌です。
「大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみもみず 天橋立」 
……ですが。この大江山ってその大江山とは違うって書いてありました。しまった。でも「生野の道」は今の福知山にある、と書いてあるのもあったのでまぁよしとしましょう。 どちらにしても、この歌は京都府内の地名が出てくるので、時々出題されますね。

そういえば、私、三和町には行ったことがあります。数年前にウリ坊とみわちゃんコンビで動物園が話題になりましたよね。あの頃行ったのですが、結局動物園には行かず、でもうさぎ館長のいる三和荘に行ってきました。うさぎ館長、かわいかった。ウリ坊はもうすっかりイノシシなんでしょうね…。
その時、お土産として「やぎのたまご」を買いました。宮本輝『三十光年の星たち』にも登場するというやぎのたまご。さすがにこれが出題されるとは思わないけど、せっかくなので。

そうそう、食べ物はおいしいものいっぱいだと思います。これからの季節とくに。
丹波くり、新丹波黒大豆、丹波マツタケ、などなど。
栗なんてテキストにも「栗といえば丹波くり」と書いてありますよ。おいしいもの食べに行くのもいいですね。 

ざっくりとしか書いてない(書けない)ので、興味のある方は自分で調べてくださいね。
そして、ぜひ福知山に行ってみましょう!

【参考サイト】
福知山市
福知山観光協会オフィシャルサイト 
日本の鬼の交流博物館
三和荘
やぎのたまご 

萩の宮の萩まつり

先日来ちょっとした話題で盛り上がっている梨木神社
無粋な話題はひとまずおいて、秋の花、萩を愛でる「萩まつり」のもようをチラ見してきました。

 梨木神社1萩

通称「萩の宮」の「萩まつり」ですから、萩が見事でした。萩というのは、文字通りというか、秋らしい感じですね。三級の公開テーマ「花の名所」あたりで出題ありそうでしょうか。
萩を詠んだ俳句や短歌が短冊に書かれ、萩の枝に吊るされておりました。

萩まつり参拝した時はちょうど、弓術の披露が行われておりました。
素敵です。
写真で見ると、見物側にも甲冑姿の武者やお公家さんがいらっしゃって、それもまたやはり素敵です。
テキストによると狂言や舞楽の奉納とかも書いてございますね。
池坊による献花や茶会もあるようで、もっとじっくり参拝しておいたらよかったかと反省しております。

さてさて、梨木神社で京都検定的にチェックしておきたい項目があと数点φ(.. )
ご祭神の三条実万(さねつむ)実美(さねとみ)父子。※祭神が人物の場合は要チェックですぞ! 明治維新の功労者ということで、あれ、そういや大河ドラマでも実美公が出ておられませんでしたかいな。

境内に京都三名水のひとつである「染井(そめのい)」があります。 三名水といいつつも、涸れているところもありますので、貴重です。

そして、歌碑。
梨木神社歌碑写真は湯川秀樹博士の歌碑です。
「千年の 昔の園も かくやありし 木の下かげに 乱れさく萩」と詠まれております。
歌碑問題は曲者中の曲者で、テキストにはどこどこに誰それの歌碑がある、としか書いてません。なのに、この歌は誰の作で歌碑はどこにあるか、とか問うてくるんですね。いやはや…。
かくいう私も、湯川秀樹博士のは覚えてたし見つけたんですが、テキスト確認したら上田秋成の歌碑もあるというではないですか。うっかり。

まだまだ萩が見頃の梨木神社。さわやかな秋のお出かけにいかがでしょうか。 

京都検定で高瀬川を楽しむ会オフ会完了!

たまーに思い出したように行われる「京都検定で京都を楽しむ会」のオフ会的なおでかけ会です。
本日の様子をチラっとお知らせいたしますよ。

集合は「桂小五郎前」。桂小五郎の像はホテルオークラ西詰に佇んでおります。
今年の大河ドラマで及川光博氏が演じていたそうで。
「でも昨日の放送分で桂小五郎死んでしまった」「えぇっ・・・(汗)」

+++

さて、高瀬川舟まつりの見学に行きました。
高瀬川一之船入(木屋町二条)にて、高瀬舟への乗船などが行なわれていました。式典には市長も来るし、某県人会のブースや、ふろしき包みの会の実演などが盛り上がっていて非常に楽しげでした。

ここで高瀬川のお話。
高瀬川は木屋町二条あたりを起点とする物流用の運河で、京と大坂を結ぶ大動脈でした。
角倉了以・素庵父子によって開削された運河ですが、元々は方広寺大仏殿の再興のための物資運搬を目的としていたとか。
かつてはこの地と伏見を結ぶ運河で、伏見港あたりで宇治川に注いでいたそうですが、現在は十条通の手前で鴨川に合流するそうです。 
高瀬川といえば森鴎外『高瀬舟』でも知られていますね。江戸時代、流人は高瀬舟に乗せられて高瀬川を下り大坂に送られていたそうです。
また、起点を一之船入と呼びますが、下流には◯之船入が順番に、九之船入まで存在するみたい。
高瀬川沿いには幕末の遭難碑など歴史にまつわる碑が多く建っているので、じっくりと歩きながら研究してみると興味深いですね。今回は佐久間象山・大村益次郎遭難碑などを見学しました。
 
そんな高瀬川の高瀬舟に乗っかってみました。
高瀬舟
出航は、しません。
川の水量もくるぶしぐらいまでの高さですし、そもそも固定されてて出航できませんです。残念。いや大坂まで流されても困るんですけども。


さて、この高瀬川舟まつりに合わせて、すぐ近くにある島津創業記念館が無料開放されます。
この地は島津製作所創業の地、ひいては近代科学研究発祥の地なわけです!
創業者「GS」こと島津源蔵の発明品の数々が展示されています。
蓄電池とか、X線装置とか、写真器とか蓄音機とか映画の原理を説明するストロボスコープとか、もうなんか昔の謎の機械がいっぱい。昔の機械ってアンティーク的に可愛かったり、発明品のガラスや木の風合いが独特だったり、あの風合いだけでも相当興味深い。理系の知識がある人はきっともっともっと楽しめるでしょう。
建物にもステンドグラスとか嵌めこんであって当時の面影を感じられて素敵です。
京都検定的には「舎密局(せいみきょく)」「ゴッドフリードワグネル博士」「内国勧業博覧会」などのワードも出現します。 このあたりもひっくるめて覚えておきたい。


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そんなこんなで高瀬川周辺の見学の後は、鴨川床スタバにて作戦会議であります。
次回は大山崎か、石清水八幡宮?宇治もイイよね、叡電もいい。相国寺もいいし大文字山もイイ、勉強会と称して京都を語り倒すのも楽しそう、などと色々。。
多分、京都検定を軸にして京都好きが数名集まったなら、どんなスポットでも盛り上がるかなぁという感じです。 また遊びたいですね。
そんなわけで、次回の会合にはキミも是非参加してみよう、楽しいよ!
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