京都検定で京都を楽しむ!

「京都検定で京都を楽しむ会」です。観光や勉強を楽しくやっていきます。
ブログは複数のメンバーが執筆しています。間違っている点などありましたら、各記事のコメント欄でやさしくご指摘ください。

2015年10月

Code of RIMPA

先日のオフ会には「ドレスコード:RIMPA」なんて設定があったので、乗っかった人をご紹介&解説。

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会長ことワタクシ、うさこじぞうです。
RimpaCode−02
暑くてほとんどストールは着けてられませんでしたが、こんなコーディネート。
濃緑の帯と薄紫の帯揚げ、濃紫の襟、濃紺のストールで「燕子花図」をイメージ。
うさぎの帯留めは渡辺始興の「野兎図」(大覚寺)をイメージしつつ、自己主張。
最終的に、きものの色は「トラりんカラー」だと言い張ることにしましょう。むりやりんぱ?

RimpaCode−03
頭は、甘春堂のお干菓子をアクセサリーにしたかんざし、その名も「光琳梅」。ここで買いました。
これを見つけたから「ドレスコード:RIMPA」なんて言い出したようなモノで、巻き込まれた方、ゴメンナサイ。

RimpaCode−04
参加者さんのRIMPA。本をドレスアップ。「燕子花図」カバー!
これはマジRIMPA! ナイスRIMPA! ばっちりんぱ!
会が終わってしまった後でなんですが、ポイント3点ぐらいプラスすればよかったですね。
次から考えます。……もう次からこんな設定ないかもですが。

以上! 参加者の40%の方が会長のノリに合わせてくれました。ありがとうございました。

↓これは、延長戦として後日に美術館「えき」KYOTOと髙島屋に行った時のRIMPA。
RimpaCode−05
RIMPAっぽくないですか?このお店のはRIMPAっぽいよなぁ、と思って買った時に、髙島屋のチラシをいただきました。やっぱりんぱ!

参考までに…
RimpaCode−06

こういうのが、RIMPAっぽいファッションっていうんでしょうね。というか、The very RIMPA!
次回(琳派500年)の参考にどうぞ〜。
(う)
 

京都検定で非公開文化財を楽しむ会【オフ会情報】

京都検定試験まであとひと月半。秋の非公開文化財特別公開に便乗して実際にいろいろ見て回ることで、しっかりといろいろ覚えていこう、的なイベントです。

タイトルは【京都検定で非公開文化財を楽しむ会】です。

とりあえず今のところの内容(変更・追加があれば随時更新します)
【京都検定で非公開文化財を楽しむ会】
日時:2015年11月7日(土)9:00~(15時ごろ解散予定)
集合:9:00 龍安寺前
参加費:ナシ(ただし、拝観・入館料や食事代、お土産代などはかかるのでお金は持ってきてね)
推奨:「文化財まもる+きっぷ」や市バスの1日乗車券などを事前購入しておくのをおススメ。
服装:たぶん、歩きやすい服装がいいんじゃないかな、と思います。和装でもいいですよ。
特記:京都検定興味ない、という方がご参加いただいてもOKです。
推奨:予習歓迎。みんなで知ってることを教えあいましょう。 

平成27年度「第51回京都非公開文化財特別公開」に乗っかる形での開催となります。
http://www.kobunka.com/tokubetsu/index.html
http://www.kobunka.com/topics/pdf/hikoukai_h27aki_leaf.pdf

毎年、行きたい行きたいと思いつつほどんど見ることなく期間終了してしまうので、会のイベントにしちゃえばいいんじゃないか、という勝手な企画です。
1か所めは、初公開だという龍安寺蔵六庵(「吾唯足知」のつくばい!)へ行き、その後は参加者同士の話し合い(あるいはジャンケンという名の闘い)で次の行き先を決めつつ、進んでいけたら、と思います。もしかしたら、この「次の行き先決定」の部分に何か企画をねじこんでみるかもしれません。
また、拝観したそれぞれの箇所に関する練習問題を作りながら進み、その後のブログ記事にそのまま活かせるようにしたいと思います。うん、これはいいな。

すべて通常は非公開の文化財ですので、テキストに載ってはいるんだけど…というスポットばかりです。あるいは載ってないけど、ときどき出題されたり。そんなスポットを、ぜひこの機会に一緒に見てまわりませんか。京都検定に興味がなくても、楽しめるんじゃないでしょうか。
いくつまわれるかは不明ですので、解散場所や時間も不明です。

参加ご希望の方は、この記事のコメント欄やメールでできるだけ11月5日(金)までにお知らせください。
1)これまで参加したことのある方は、この記事のコメント欄に、ハンドルネーム、と参加の意思を書き込んでください。
2)初めて参加される方は、会のメール(enjoy.kyotokentei@gmail.com)宛に、お名前、ハンドルネーム、性別とおおまかな年代、メールアドレス、当日連絡可能な連絡先(メールで連絡取れる方はそれでもOK)、京都検定取得級あるいは受験予定級、ひとこと、などをお知らせください。折り返しこちらからご連絡します。
そんなにならないと思いますが、15人以上だと事前に連絡が必要なので、アポ無しはご遠慮くださいね。

質問・ご希望・ご意見も承ります。答えられる範囲でお答えします。
それでは、皆さま、よろしくどうぞー。
(う)

京都検定でRIMPAの秋を楽しむ会 【オフ会報告】

こんにちは、歩いたろうです。

京都検定の秋、RIMPAの秋到来!ということで、 「【2級対策】京都検定でRIMPAの秋を楽しむ会」のオフ会を行ってきました。天候にも恵まれさわやかな秋晴れ。集合の京都国立近代美術館前の大鳥居も真っ青な空に華やかな真紅で芸術的!RIMPAの秋のスタートです。

平安神宮

スタートに先立ち、今回のイベントのお楽しみを紹介。「検定クイズ大会~!」
会長さんが琳派にちなんだ問題などを中心に出題。
問題出題

正解者はポイントをGetし、スマイル☺シールを貼ることができます。また、問題を出題すると2ポイントGet!優勝者には豪華賞品!と太っ腹な企画です。
ポイント
早速問題を出題。どんな問題が出たか・・・・は、きっと琳派問題が今後公開されますので、お楽しみに!

ということで、琳派クイズで準備体操をして、いよいよ美術館へ。本日最初の訪問は、国立近代美術館」「琳派イメージ展」です。
近代美術館
琳派の祖である「本阿弥光悦」「徳川家康」から「鷹峯」の地を与えられ、「光悦村」がスタートしてから400年。師弟関係というようなものではなく、新鮮で、自由で、魅力的な作品の魅せられ、師を敬い、模範として学ぶ「私淑」というスタイルで受け継がれた琳派。その琳派のスタイルを受け継いだ、近代、現代の芸術作品が「琳派イメージ展」で展示されています。
入り口では京都府の広報監の「まゆまろ君」もお出迎え。
(ところで「まゆまろくん」、推定2000歳なんだって~、しらんかった~。)
琳派まゆまろ
作品はとても豪華でしたねー。金屏風に鮮やかなカキツバタを描いた「神坂雪佳」「杜若図屏風」や有名な木版「百々世草」などが展示されていました。「神坂雪佳」蒔絵師の「神坂祐吉」(雪佳の実弟)がコラボしてできた「鹿図蒔絵手元箪笥」は小さな箪笥に美しい鹿の柄がきらびやかに施され、見事でした。
そして、「籬図(まがきず)屏風」。金の屏風に金の模様が浮き上がり、何とも言えぬ美しさ。これは思わず見入ってしまいましたね。神坂さんやりますねー。

もう一人、ひそかに注目したのが「加山又造」さん。ご存じ「天龍寺の雲龍図」を描かれた方ですね。いままで彼の作品は雲龍図以外拝見したことがありませんでした。今回、銀の屏風に群がる鶴が見事だった「群鶴図」や、繊細な星の流れが美しい「天の川」など、すばらしい作品の数々で、すっかり気に入ってしまいました。

それにしても、美術館の紹介は写真が撮れないのでなんとも難しいですね。
結構忘れちゃうし。。。もっと紹介したい作品がたくさんありました。
ワグネル
国立近代美術館を出て次は「細見美術館」へ。
の前に、恒例のクイズタイム!「そこの石碑の人は誰?」
コースにマッチした出題ですねー。岡崎の府立図書館裏あたりにある石碑。正解わかりますか?
「ゴットフリード・ワグネル」さんはドイツ出身。「京都舎密局」では工業化学関連品の製造技術の普及に尽力したり、京都の陶磁器七宝焼きに鮮明な色彩を導入したりと、京都の近代化に大きく寄与されたかただそうです。

さて、続いては「細見美術館」。細見美術館は大阪の実業家、細見家の方たちのコレクションを展示する美術館で、琳派関連の作品も数多く収められています。今回の展示は「MIHO MUSEUM所蔵 琳派のやきもの 乾山」ということで「尾形乾山」の作品を集めたものです。
細見美術館
「尾形乾山」は、「尾形光琳」の実弟で、京都の呉服商「雁金屋」に生まれた二人は江戸時代を代表する陶芸家ですね。
紅葉を表した色とりどりの器や百合の花の形をした美しい器など、とても印象的でした。中でも正方形の角皿を色紙に見立てて、絵に漢詩を添えた「銹絵牡丹図角皿」がすばらしかったですね。これは尾形光琳尾形乾山の合作。乾山が器を作り、光琳が墨絵のように描く。まるで水墨画のような器が何とも印象的でした。

それにしても、これだけ器を見ていると、ついつい何を乗せたらおいしそうかなー、なんて考えてしまいます。
そう。じっくり器を堪能したあとはおなかを満たしてあげないと。。。。
ということで、お昼にしましょう。
おひるごはんは、そば処「たこえん」。おそば各種セットメニューのほか、そば飲茶や、うどんグラタンなんていうのもあるようです。
乾杯
そしてこちらは、、、いや、昼から飲んだくれていたわけではないですよ。これは蕎麦茶なんですよ。黒の屏風に黄金の輝き。RIMPA風に「蕎麦茶乾杯図」[伝(う)命名] と呼んでみたい。
すっきりとした飲み味でおいしゅーございました。

つづいては、「みやこめっせ」へ。
こちらは、京都の伝統工芸品の展示が常時行われており、無料で見学できます。
京焼、京漆器、京友禅、西陣織、京小紋、京組みひも、京指物、京うちわ、京扇子、京象嵌、京表具、京仏具、、、、とにかくあらゆる京都の工芸品が展示されており、それぞれの製作工程などが紹介されています。
また実演で作っているところを見られるコーナーもあります。日曜日には舞妓さんとも出会えるかも。

伝統工芸の分野は京都検定の中でも苦手な私にとって、みやこめっせはとてもありがたいところです。やっぱり実物を見ないとイメージがわかないですよね。皆さんも岡崎に来られたら、是非、お立ち寄りくださいな。
みやこめっせ周辺には「七代目清水六兵衛」を襲名した「清水九兵衛」の赤いオブジェがあります。

また、これはなんでしょう。「仮面ライダー???」
いえ、これは石のドームで四神を表したもので、こちらは「玄武」。亀と蛇を表したものだそうです。
四神

さてさて、お次はバスで移動して、「京都国立美術館」で開催中の「琳派誕生400年記念 琳派 京(みやこ)を彩る」展へ。
午前中は1時間以上並んでいたようですが、我々が到着した頃には待ち時間なしで入場できました。京博を午後に持ってきて正解!
つる

本展示のハイライトはなんといってもこれ。「風神雷神図」ですね。「俵屋宗達」によって描かれたの屏風画で国宝。「建仁寺」にあります。そしてその後、「尾形光琳」「酒井抱一」「鈴木其一」など多くの方々がこの風神雷神図をベースにした作品を残しています。
今回の展示会ではこのうち、「俵屋宗達」「尾形光琳」の作品が展示されており、また10月27日からは「酒井抱一」の作品も展示されます。3つ同時に展示されるのは10月27日~11月8日までです。

知恵をつかさどる「文殊菩薩」が乗る獅子、慈悲を象徴する「普賢菩薩」が乗る。そして、真ん中の金屏風は「お釈迦様」を表すとか。俵屋宗達の斬新な発想に惚れた人々が、時代を超えてリスペクトし、自分らしさを加えながら受け継いでいく。なんか素敵だなーと改めて感動しました。
琳派展

そのほかにも、盛りだくさん。「本阿弥光悦」「舟橋蒔絵硯箱」を発見し、おー出た、「いそ辺餅」、と感激し、「養源院」から出張中の「俵屋宗達」「唐獅子図杉戸」にごあいさつし、「本阿弥光悦」「俵屋宗達」「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」をうっとり眺め。。。。至福の時を過ごしました。
つる
たっぷりと展示を楽しんで来た後は、お待ちかね、クイズタイム!この建物を建てたのは誰でしょう。
ヒントは「東山」ってナイスは覚え方を教えていただきました。
古都館

そして、こちらが、「虎形琳ノ丞」、通称「トラりん」京都国立博物館のPR大使(見習い)だそうです。ちょっと無愛想な表情ですが、愛想は非常によく、ハイタッチやハグなどサービス精神旺盛。なかなかの人気者でした。
ということで、当会とのツーショット。いかがでしょうか。
とらりん
ちなみに、ご丁寧に名刺までいただきました。
名刺

いやー、そんなこんなで1日琳派を満喫してきました。
本当は養源院や建仁寺も行こうかとの話もありましたが、主だった作品がみんな京博に来ているからねー。
最後にお茶して解散。いやーホント、楽しい琳派尽くしの一日でした。
お疲れ様

ちなみにクイズの商品として、美術館の招待券や優待券、絵葉書などいろいろいただいちゃいました。ラッキー。
とってもお得なオフ会でした。

作品をもっとご紹介できればよかったのですが、写真撮れないからねー。雰囲気だけでも味わっていただけたでしょうか。
この後琳派関連の問題などもアップされていくと思いますのでお楽しみに~。




カウント!

みなさん、ご存じですか?
昨日(10/24)で第12回京都検定試験まで、あと50日となったことを。

2015-10-25-カウント1

心配になってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、何かを始めるのに遅過ぎるということはありません。たぶん。
50日あれば、1日10問でも500問解けます。5年分の過去問です。20問ずつなら1000問、ほぼ10年分! やってやれないことはないような気がするではありませんか!
受験予定の方、がんばりましょうね。


そしてそして、なんと!!
BlogPaint

同じく昨日、当ブログのアクセス数が、累計10万を超えました!わーパチパチ。
読んでくださるみなさまのおかげです。
やるやると言いながらほったらかしの記事などもありますが、何とかこれからもがんばって行きたいと思います。


どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。



 

【丹波の祇園祭】亀岡祭を見学してきました。

京都の祇園祭を源流とし、いまや全国各地で行われるたくさんの祇園祭。
そのひとつ、丹波の祇園祭と呼ばれる亀岡祭を見学してきたので紹介します。
(京都検定にはほぼ出ないのですが、当会副代表超オススメの祭事です。)

京都市のお隣、亀岡市の鍬山神社の鍬山宮、八幡宮二社の祭礼です。
10月のはじめにくじ取り式をして巡行順を決めるあたりは本家祇園祭と近いもの。
山鉾は11基で、先頭の翁山(おきなやま)としんがりの鍬山(くわやま)はくじ取らずです。
23日、24日に宵宮をして、25日に山鉾巡行をします。
山鉾巡行ではもちろんくじ改めもおこなわれます。
(以下写真はクリックで拡大)
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この山は「高砂山」という名称で、鉾頭は三日月の形。
うーん、すごく祇園祭に近いものだなぁ。
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こちらは羽衣山の囃子方かな。こういったあたりも、すごく祇園祭なのです。
ただし、本家祇園祭とは違い、女性が山鉾を引っ張ったり、女児がお囃子に参加したりしています。
高砂山の音頭取りは子供たちでした。
でも、扇で「エンヤラヤア」をして進むあたりはやっぱり祇園祭と一緒。
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難波山の音頭取りさんは美人さん♪

辻回しの方法が、本家祇園祭とは全く違います。
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山鉾の真下に大きなクイが立ち上がるような仕掛けになっています。
このクイをヨイショっと立てると、クイに支えられて車輪がわずかに浮き上がります。
車輪が浮いたところで数人で山鉾をぐるっと回すのです。
最後にクイを寝かせるようにしながら進んでいけば、辻回し完了です。
クイ便利。

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大きな車輪の曳山だけでなく、舁山もあります。
アッパレと書かれた浦島太郎伝説に由来する山。
ほかに蛭子山、稲荷山も舁山のようです。

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3つの輪のマークの三輪山。亀岡祭の山鉾の車輪は寄木細工のようなファンシーさ。

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武内山は唐破風屋根。見送りの雰囲気も本家祇園祭の山鉾に近い。

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まちなかのお祭りなので、電線を避けるために鉾頭が折りたたみ式になっているのが興味深いです。
これは八幡山の鉾頭。なんと前に倒せます。
電線に差し掛かると鉾頭を抜き取って片付けてしまう山もありました。

+++

まちなかを巡行すると山鉾は解体され、午後には還幸祭のお神輿が出ます。
京都市の祇園祭は7月ですっかり終わるので、10月の秋真っ盛りに山鉾巡行を見られるというのはとても新鮮な感じです。
木枯らしが少し寒い日でしたが、なかなか興味深い祭礼を見学することができました。
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