京都検定で京都を楽しむ!

「京都検定で京都を楽しむ会」です。観光や勉強を楽しくやっていきます。
ブログは複数のメンバーが執筆しています。間違っている点などありましたら、各記事のコメント欄でやさしくご指摘ください。

まぎらわしい京都検定

京都検定をゴロ合わせで楽しく覚える!

久しぶりのブログを担当しますkakkyです。週末はいよいよ京都検定当日となりました!
最後の追い込みでテキストの最終チェックや過去問演習に取り組まれている方も多いかと思います。


私も最後の追い込みで頑張って覚えようとしているのですが・・・いつも困るのは
「似たような名前が多くてごちゃごちゃになる問題」


京都検定は似たような名前のものが多すぎるのです。
錦鏡池?? 鏡湖池?? 鏡容池??  池の名前全部「鏡」やん!
あじろぎの道?? さわらびの道??  どっちなんだい!
温習会?? 水明会?? みずゑ会?? 秋の「をどり」はさっぱりですわ!
最勝寺?? 尊勝時?? 円勝寺??  法勝寺以外わからん!


うーむ。
なんとかこういった「ごちゃごちゃになりそうな名前」を覚える方法はないだろうか・・・??


そうだ! ゴロ合わせで楽しく覚えよう!
上に挙げたもの全部ではありませんが、いろんなゴロ合わせを紹介したいと思います。


【ゴロ合わせ・その1】 金閣寺・銀閣寺・龍安寺の池
まずは池の名前から。それぞれの池がどこの寺院にあるのか?


鏡湖池金閣寺 錦鏡池銀閣寺 鏡容池龍安寺 ですね。


上のツッコミの通り、全部「鏡」がつくのでごちゃごちゃになりやすいです。笑
そのくせ級を問わずよく出題されています。


そんなときにはゴロ合わせ! の順で行きますよー!


恭子近況許容せよ!
 

以前、当会の勉強会の時に参加者の方から教わったものです。
金・銀・龍の順で、恭子(鏡湖)・近況(錦鏡)・許容(鏡容)というもの。
私もこれで覚えられました! 池の名前、もう迷わない?

こんな感じでどんどん紹介していきますよー!


【ゴロ合わせ・その2】 さわらびの道・あじろぎの道
これもまたどっちがどっちかわからなくなるもの。それぞれのキーワードは次の通り。


さわらびの道宇治神社宇治上神社〜源氏物語ミュージアム
あじろぎの道平等院〜宇治公園


ではゴロ合わせをご紹介!

うじ あら


これぞザ・シンプル。咄嗟に思いついたものの、結構お気に入りのゴロ合わせです。
さわらびうじ宇治神社・宇治上神社)あら平等院あじろぎ) 
これでもう迷わないような気がします。


【ゴロ合わせ・その3】 金閣・銀閣の各層名
次は金閣と銀閣の各層の名前です。これもまた覚えにくい。

金閣 一層→法水院 二層→潮音洞 三層→究竟頂
銀閣 一層→心空殿 二層→潮音閣 ですね。


特に覚えにくいところは「それぞれの二層の名前がほぼ同じ」という点。
選択肢に「潮音洞」と「潮音閣」があったら二者択一で絶対迷ってしまいます・・・。
ではゴロ合わせ!


 小腹ちょうどいいクッキー枚、いっぺんにほっすぃー
 銀色のシンク上に超隠れる優れもの


かなり苦しいか。逆に覚えにくかったらすみません。
金閣は二層→三層→一層の順です。
小腹二層ちょうど潮音洞) クッキー究竟頂枚(三層) いっぺんに(一層ほっすぃー法水院
銀閣は一層→二層の順です。
銀色のシンク心空殿) 上に上層超隠れる(潮音閣


また、潮音「洞」か「閣」で迷ったら「銀閣は国宝だから)が上層」という覚え方もありますのでご参考までに。


【ゴロ合わせ・その4】 大和猿楽四座と能の流派
続いては能の流派とそのルーツ。私は、これ覚えるの苦労しました・・・。


金剛流坂戸座 観世流結崎座 宝生流外山座 金春流円満井座 ですね。


でもゴロ合わせでスッキリ!


 力士の立ちを、側でるのは髪
 はおいっぱいで、
 

「クッキー3枚いっぺんにほっすぃー」よりはまだマシな感じはあります。笑
金剛金剛流)力士の坂戸座)立ち 観世流)るのは髪結崎座)師
外山座)はお宝生流) 金春流)爛円満井座


〜流は大和猿楽四座の何座をルーツとしているか?みたいな問題はこれでもう大丈夫!
このタイプの問題は出題頻度もそこそこ高いように思います。


【ゴロ合わせ・その5】 仏師と仏所
最後のゴロ合わせは仏師と仏所。三条仏師、七条仏師、七条大宮仏師の祖は誰か。


三条仏師長勢 七条仏師覚助 七条大宮仏師院助 ですね。


ではお待ちかねのゴロ合わせのお時間です。


回殴られたいで、針縫ったがえていない、手術で即入 


ちょっと苦しいですが、ストーリー性はあるかと。
回(三条)・・・長勢)いで 針(七条)・・・覚助)えていない
七条大宮)手術で即入院助
去年は1級で七条仏師の名前を答える問題が出題されましたが、私はこのゴロで乗り切りました!


六地蔵、六勝寺、都七福神、花街のをどり、をどりの流派・・・などなど
「ごちゃごちゃになりそうな名前」は他にもいっぱいあります。
「こんなゴロ合わせがおすすめ!」とか、今回紹介したものでも、「こっちの方がもっと覚えやすいよ!」とかありましたら、ぜひ教えてください。


ここで紹介したゴロ合わせがみなさまのお役に立てれば幸いです。
では試験まで頑張りましょう!

(K)

鵺!鬼!土蜘蛛!【鵺編】

3級の京都の怪異で1級でしてくれ、なんなら論述で…と思った人は私だけではない、しらんけど。

第一回【鵺】

アラフィフなら思い出す。「鵺のなく夜は恐ろしい…」という悪霊島のキャッチコピー…はおいといて

鵺(ぬえ)…源頼政が退治したという妖怪。
顔が猿、手足が虎、お腹が狸、尻尾が蛇。
…いや、怖いのか、それ…(昔々青年マンガの『ナマケモノが見てた』でネタにされていたからそちらをすぐに思い出してしまう…画像は検索してください) 
さて、鵺をやっつけたのは源頼政公。通称源三位。(そしてじっちゃんとも…はまたまた置いといて

時は平安末期、第76代近衛天皇(75代が崇徳天皇で77代が後白河天皇といえば把握しやすいかも)の御世、御所の清涼殿に毎晩黒雲とともに不気味な鳴き声が聞こえてくるので近衛天皇は病に伏せ、鵺の退治を弓の達人である源頼政に命じた…と。

さて、鵺もネッシーじゃあるまいに一匹だけじゃないだろう…ということで
まずこちら。

在りし日の大将軍神社
東三条社

以前の拝殿、本殿、ご神木

鵺がワシャワシャいても違和感ない…。
これが2018年10月に襲った台風のせいでこうなるわけで…
大将軍2

2018年10月の当会のブログより

ここから清涼殿まで出張していたわけ…ですかね…

そして源頼政公は見事に鵺を撃った。
鵺の落ちたとされる地点にあるのが鵺池。

IMG_20210413_140655


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ここに鵺大明神があるわけです。
IMG_20210413_140426


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平安京の地図を重ねてみたらこんな感じ。無題


そして鵺を見事討った源頼政公、その矢じりを神明神社に奉納いたしました。
…話は前後しますが、鵺退治のための祈願をこちらでしたからなんです。
IMG_20180315_151520


しかし亀岡には古世地蔵堂というところに矢根地蔵というお地蔵さまがあり、守り本尊のお地蔵さまに願をかけたら矢田の鶏山(鍬山神社のあたりが矢田です)の白鳥の羽で矢を作れとお告げを聞いた、という話があります。

そしてその鵺の遺体はどうなったかというと。
以前は岡崎にあった鵺塚(ごめんなさい、どこかわかってないので写真撮ってません)

それが移転して今は東福寺の近所へと移転しております。
正式名 鵺塚陵墓参考地
IMG_20210407_155444


なんで遠くから撮影したのか…ですか?
こちら、宮内庁管轄地でこちらの塚に行く道にチェーンが張ってあるのです。
誰もいないけどさすがにそれを無視することは私には出来ない…。

あと、清水寺の六花亭というお茶屋さんのところに「毛朱一竹塚」という名前で鵺塚があったとか(これまた写真撮ってません…)
あと大阪と芦屋、そして静岡にも鵺塚があると…。

おまけとして
鵺退治のご褒美として近衛天皇から賜った刀は獅子王(「獅子唐じゃねえよ!」)です。


まる

臨済宗主要寺院まとめ表

はじめまして。
森口裕史(もりぐちひろふみ)です。
Twitterアカウント hmoriguです。

京都生まれ京都育ちですが、わけあって現在は東京在住。
京都検定は2級受かったものの、1級落ち続けています。

内容を整理することで覚えられるのでは思い、その第1弾として、京都検定テキストをベースに、臨済宗の主な寺院を表にまとめてみました。

<2014.04.21 建仁寺と東福寺の順位が誤っておりましたので修正いたしました。申し訳ございません。>

Clipboard01

表が見づらいかなあと思ったりもしますが。ご意見ください。

お庭の項目がない、あの重要文化財が記載されていないのはおかしい、知りたいのは塔頭の詳細だ、などなど、ご意見多数あると思います。いや、ありすぎるくらいだと思います。それでもまあ一つの参考になれば幸いかなということで。

ちなみに私の苦手分野がはっきりしていまして、美術・伝統工芸・伝統文化です。今後しばらくは、この分野の勉強を兼ねて、ブログ執筆できればいいなと思っています。

なにとぞよろしくお願いいたします。

京都検定1級対策☆漢字書き取り一気に50問!

1級の問題は全て記述式で基本的には漢字で書きます。ココが結構ツライところで、漢字が間違ってるとペケになっちゃうわけです。。
そんなわけで書きにくい漢字50選書き取り問題。難易度高め。
(カッコ)内は雑な説明やヒントなど。

2級3級受験予定の方も、頻出キーワードたくさん含んでますので眺めていってね。いつものキーワードが平仮名で書かれていて分かりにくいかもしれませんが・・・w


・ぬえのもり
・かんちょうれきめい(空海の書物)
・ひえいざん
・なこそのたき(大沢の池北側)
・ほっけつがた(長安城をモデルにした都市造り)
・うらぼんえ
・しゃめんちおどり(秋元神社)
・ちょうねん(清凉寺の釈迦像を中国から持ち帰った人物)
・きこくてい(渉成園。きこく=からたち)
・ねはんえ

・なげいればな
・けびいしちょう
・やぶさめしんじ
・ほらがいもち
・しょうき(町家の屋根の上に居てる)
・ようしゅうふし(黒川道祐)
・かがりや
・やまとぶみ(祗園甲部始業式。京舞井上流の演目)
・せきとくさんつう(東寺の国宝。空海から最澄への手紙。風信帖など)
・とひもんどう(江戸時代、石田梅岩の書物)

・こうろかん(平安時代の外交施設)
・のきばでら(のきばじ)(常寂光寺)
・きこうでん(きっこうでん)(七夕、冷泉家)
・おうきこうこう(新英学校及び女紅場)
・ししんでん(御所)
・いちひめじんじゃ
・こうやくのずし
・ぐかんしょう(「ムサ(武者)ノ世」、青蓮院門主慈円)
・みとみつくに
・ようきひかんのん

・そてつのま(二条城)
・ごしちにちみしほ(東寺)
・よししげのやすたね(池亭記)
・むりんあん
・おくだえいせん(京焼中興の祖)
・かんこぼこ
・からびつじゅんこう
・とくさやま
・とうろうやま
・あられてんじんやま

・らでん
・きょうとげいひんかん 
・さつまはん
・どうしょくさいえ(伊藤若冲)
・まんだらやま
・よどみのせき(金戒光明寺)
・ぶじょうじ(左京区花背)
・すいきんくつ
・ちょうじゅうじんぶつぎが
・みろくぼさつはんかしいぞう(はんかしゆいぞう)


大変お疲れ様でございました。答え合わせ。


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京都検定の「まぎらわしい」論点まとめ!その1♪

学習中に、個人的に「コレ紛らわしいだろ・・・」と感じた論点をサックリと軽くまとめていきます。
ホントに何度見ても覚えられないぐらい紛らわしいものもあれば、それは紛らわしくないだろと総ツッコミが来るような論点もあるかもしれませんが・・・。
個人的な苦手論点のまとめでもあります。
何かの役に立てて下さい。


【桂春院・瑞春院・芳春院】
桂春院は妙心寺塔頭
瑞春院は相国寺塔頭、水上勉の雁の寺。
芳春院は大徳寺塔頭。前田利家の正室松子の創建で、京の四閣に数えられる呑湖閣があります。
→芳春院の京の四閣呑湖閣を押さえていればきっとOK。

【浅井長政・永井尚政・黒田長政】
浅井長政は桃山時代の武将。秀吉の側室淀殿(茶々)の父親。養源院は、淀殿が父浅井長政の菩提を弔うため秀吉に頼んで創建しました。
永井尚政は淀城主。宇治の興聖寺を自らの菩提寺として復興。
黒田長政は大徳寺龍光院を創建。
→ 養源院の由来は時々出題されます。永井尚政はまず出ません。

【大友宗麟・尾和宗臨】
大友宗麟はキリシタン大名。本名は義鎮(よししげ)で、宗麟は出家時の法号。大徳寺瑞峯院の開基です。
尾和宗臨は室町後期の境の豪商。一休宗純のために建てた大徳寺真珠庵の開基。
→ほぼ出題されない論点ですが、どちらも大徳寺塔頭開基でこれは紛らわしい!

【北山別院・岡崎別院】
北山別院は浄土真宗本願寺派。西本願寺別院。御里坊。親鸞聖人が六角堂から延暦寺に修行に行く途中に身を清め喉を潤した御聖水。
岡崎別院は真宗大谷派。東本願寺別院。 親鸞屋敷。親鸞聖人姿見の池。
→一回ずつ出題履歴あり。同じ浄土真宗でも宗派が全く違う。伏見別院もあります。

【松平定信・松平容保】
松平定信は1758~1829、老中。白河藩。裏松固禅の大内裏図考証をもとに御所を復元。寛政の改革。
松平容保は1835~1893、初の京都守護職。会津藩。幕末の佐幕派。桜田門外の変。 京都府庁(元京都守護職屋敷)内に容保桜があります。
→苗字と福島の藩というのが一緒なだけで生年も被ってません。松平容保は今年出ますよ。出ます。きっと。

【竹内栖鳳・上村松園】
竹内栖鳳は男性。第一回文化勲章受章。「斑猫」「絵になる最初」「アレ夕立に」等。
上村松園は女性初の文化勲章受章。美人画。「四季美人図」「序の舞」等。
→コレまぎらわしくないのかも。でも私は毎回間違えます、何故だろう・・・。たびたび出題されますし、どんな絵なのか知っておくと良いです。

【出雲阿国・観阿弥世阿弥】
出雲阿国歌舞伎創始者。北野、五条河原でかぶき踊り。
観阿弥世阿弥を大成。父子です。足利義満の保護を受けました。『風姿花伝』など。
→これは全然まぎらわしくなかった。 どちらもそれなりによく出ます。
 
【作庭記・池亭記・隔冥記】
作庭記は平安時代のもので、著者は橘俊綱。寝殿造の庭園の作り方が書かれた、日本最古の庭園書
池亭記慶滋保胤(よししげのやすたね)著。平安時代の社会情勢についての本で、平安中期に右京が衰退してくる様子なども書かれています。
隔冥記は江戸時代の書物で鳳林承章(ほうりんじょうしょう)の日記。江戸時代の社会情勢が垣間見えるほか、修学院離宮を褒める文章なども書かれた資料です。
→ひとつだけ時代が違いました。3つとも時々出題があるので注意。書名と著者を確実に結びつけておきたい。



他にも紛らわしいもの、たくさんあると思います。 ダイゴゴダイゴとか、ナントカの乱とか。
「これは紛らわしいと思う!!」というものや、紛らわしい論点の効果的な覚え方などがあれば是非コメント欄などで教えてください。
タイトルに「その1」と書いたわけですが、きっとそのうち「その2」も書きますよ。そんじゃまたー。
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