山下臨港線プロムナード
所在地:横浜市中区海岸通〜山下町
(上の写真と地図は大さん橋入口です)

山下臨港線プロムナードは、新港地区と山下公園とを結ぶ遊歩道で、過去の山下臨港線跡を流用して建造されたものです。
昭和30年代、山下公園の東側に山下埠頭が造成されることから、既に新港埠頭の横浜港駅まで敷かれていた東海道本線貨物支線(通称・高島線)の線路を山下埠頭まで伸ばして貨物駅を設置し、貨物輸送を行う計画が持ちあがりました。
しかし線路が山下公園内の敷地内を通過することから、公園の道路側に景観への配慮を重視した構造の高架を建設することになり、1961(昭和36)年に工事が着手され1965(昭和40)年に山下臨港線が完成しました。

その後、本牧埠頭および大黒埠頭の造成で山下埠頭の重要度が低下していき、また鉄道輸送から自動車輸送へとシフトしたことから、貨物列車の運行頻度が低下していったため、山下臨港線は1986(昭和61)年11月1日に廃止されました。
廃止後も麦芽輸送のみ続けられていましたが、1987(昭和62)年2月28日に廃止されました。

横浜博覧会の開催に合わせて会場近辺から山下公園までの線路を旅客輸送に再活用するために、追って廃止された桜木町側の線路と共にそのまま残され、1989(平成元)年3月25日〜10月1日、横浜博覧会協会臨港線として、日本丸駅から山下公園駅まで気動車の旅客列車が運行されました。

その後しばらく山下臨港線部分の線路と高架は放置されていたものの、山下公園敷地内の高架については撤去する工事が開始され、2000(平成12)年までに撤去を完了しました。
山下公園より西側に残されていた山下臨港線跡の高架は遊歩道として整備され、2002(平成14)年に再整備された「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」に伴い「山下臨港線プロムナード」として一般開放されました。
山下臨港線プロムナード
横浜税関付近から、現在造成中の象の鼻パークの上を通り、大さん橋入口を経て山下公園西端を結ぶ500mほどの遊歩道です。
開港の道
桜木町駅から港の見える丘公園を経路とする「開港の道」の一部とされています。
山下臨港線プロムナード
象の鼻や横浜港大さん橋国際客船ターミナルも良く見えます。
山下臨港線プロムナード
大さん橋入口(一番上の写真と地図の場所)へは階段で降ります。
1870(明治3)年頃の横浜港1910(明治43)年頃の横浜港
大さん橋入口の高架脚には「1870(明治3)年頃の横浜港」と「1910(明治43)年頃の横浜港」のパネルが掲示されています。
ベンチ
また、ここにあるベンチは、大正末期から大さん橋再整備事業(平成15年完了)により撤去されるまでの間、海中で大さん橋の基礎杭として使用されていた松杭を再利用したものだそうです。
山下臨港線プロムナード
再び階段を上り山下臨港線プロムナードに戻ります。
山下臨港線プロムナード山下臨港線プロムナード
大さん橋入口から山下公園側の部分からは船がたくさん見えます。
山下臨港線プロムナード
山下公園西側部分の出入口。スロープとエレベーターで上り下りが出来ます。

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