モースポコラムMAX-plus

モータースポーツを楽しもう!!

January 2009

8耐/ホンダ、また撤退。5

text:ともひと

前回のんたとたか。さんが激しくやらかしていたホンダ問題w

残念ながらまた撤退です。ホンダは8耐からも撤退します。ホンダの二輪車のモータースポーツからの撤退で浮いた費用は30億円とか。

モトGPは商品開発と販売に影響が出るから止めないそうですよ。つまり「売れない商品」に関しては別に撤退しても構わないと。

企業が大変なのは分かりますよ。俺の会社も同じです。

でもホンダにとってのモータースポーツってこんなに簡単に切れるものだったのかと。

たか。さんも言ってましたが、この30億円。確かに大きいですよ。でもこの30億円は本当にホンダにとって「無駄」な費用なのか。

むしろ看板じゃないのかと思いますけどね。

現場の気持ちをもう少し分かって欲しいと思う記事でした。

コラム/分かった!!5

text:のんた

たか。さん。

えーっとですね(笑)

なんか文章読んでると私とたか。さんの考え方はニュアンスが違うだけで同じだと思うんです。

たか。さんがHRF1に関与されているにせよ、いなかったにせよホンダが撤退すれば少なからず700人強のスタッフの8割はカットされます。もちろんドライバーも。

みんな人間です。ドライバーもスタッフもホンダの為に一生懸命頑張ってこられた訳で彼らこそ被害者であり、私はレースチームスタッフを批判するつもりは毛頭ありません。

ニック・フライは別ですが(笑)

ちなみに私が一番頭にきたのがチーム売却額。

1ポンドっちゃないでしょ。

栃木研究所を始め、このホンダF1の為にどれだけの方が血と汗流して働いたか。

年間数百億円の予算です。現場の開発者たちは伴わない結果と本社からの圧力でどれだけ苦しんだかは想像に難くありません。

革新的なソニックシフトも、肝心なホンダスピリットもたった1ポンドなのか。

東京で椅子に座ってる方には分からないでしょうね。レースのホンダ。オヤジさんの気概は何処へ行ってしまったんでしょうかね。

現場軽視のこの判断が悲しいです。

ですからホンダを誰かが買って「レーシングチーム」にして欲しい。

名前なんてもうどうだって良いですよね。

ホンダの名前に心血を注いだ全ての方の努力が報わない事が無いように祈るばかりです。

コラム/たか。さんへ5

text:のんた

私はジャーナリストでも批評家でもありません。一個人です。

でもね、たか。さん。みんな同じなんですよ。

私も少し前まで日産にいましたけど、企業は確かに社員が大事かもしれません。しかし日本の企業は今どうでしょうか。

モータースポーツを続ける余裕なんて本当はあるんですよ。たかが一年そこいらの不況で傾くなら、それは企業の危機管理マネジメントの責任です。そんな企業が見栄張ってモータースポーツに参戦する事自体が問題です。

たか。さんのブログにもモータースポーツって楽しいものってありますよね。私も心底同意見ですよ。モータースポーツから楽しさを奪ったら何も残らない。

だから企業は続けるべきなんですよ。

昨年まであれほど利益を上げてきた一方で、利益を社員に還元する事もなく、派遣を切り、モータースポーツも無責任に止めて、挙げ句の果てには正社員まで切ろうとする企業のリスクマネジメントには本当にがっかりです。

どんなに会社が傾いたって三菱みたいにパリダカだけはって会社もある一方で、スバルのように簡単に投げ出す会社もあります。

私も社長の会見を見ました。泣いてましたね。

でも、それで納得出来た方がどれほどいるものか。

泣いて済めば安いもんですよ。

モータースポーツに参戦する事は強い会社があってこそ。

スバルもホンダもスポンサーの不足が要因です。つまり会社同様にリスクマネジメント能力不足です。身から出たサビです。

私は到底納得できません。会社もモータースポーツも、リスクマネジメントですよ。

昨年までのスバルやホンダの決算報告見ましょうよ。

社員の生活云々分かります。

本当に社員の努力に見合う還元を社員にしましたか。ホンダやスバルはたかが一年そこいらで傾くような状況でしょうか。私は納得出来ない。

不況を理由に何でも出来ると思ったら大間違いですよ。

切られるのが派遣社員とモータースポーツ(そこにも人がいます。)。なんだかんだ言って会社は人を切っている状況です。

私は過去の状況から見て「人を切るなら相応の理由が必要だろ。」と思います。

たか。さん。

会社の中を見ましょうよ。しめしめと笑ってる奴らがいますよ。私はそれが許せないんです。

長文すみませんでした。

コラム/風林火山5

text:のんた

知ってます?風林火山ってあるじゃないですか。あの武田信玄で有名な。

あれは中国の偉いお坊さんが書いたいわゆる軍略の本に出てくる一節なんですね。

ちなみに、風林火山は本当は風林火陰山雷の6文字からなるんです。

早き事風の如し
静かなる事林の如し
侵略する事火の如し
知り難き事陰の如し
動かざる事山の如く
動く事雷挺(雷挺)の如し

早く動く時は風のように、でも林のように静かに。そいで攻め込む時は火のように行きつつも、バレそうな時は陰のようになり、動かない時は山みたくどっしりしとけ。あ、でもどうせ出るなら、ユー雷みたく一気に出ちゃいなよ。って事です。

なぜ陰と雷が端折られたかは不明です。

さて、前置きが長くなりましたが、今冷静に考えるとホンダはF1でこれを実践したのかなと思います。

つまり…

早き事風の如し。

F1だから当然です。 一つ目クリア。

静かなる事林の如し。
新聞で地方のマラソン大会より扱いが小さいまさに林の静けさ。

侵略する事火の如し。

ブラジルでマシンの火を先読みして消火器を噴射し、その後にマシンが燃えたのでこれも何となくクリア。

知り難き事陰の如し。

これは敢えてコメントしません。

動かざる事山の如し。

悪い意味でどっしりしてたツケが…。

動く事雷挺の如し。

きっと何人も青山で雷を食らった事でしょう(笑)


とにかく、ひと通りクリアですね。

モータースポーツと歴史を同時に学べるのはやっぱりモースポコラムだけ!(笑)

F1/2009年にやらかしそうなチーム5

text:のんた

一位 ウィリアムズ

これはもう疑いようがありません。空力が大幅に制限されれば当然メカニカルグリップが必要になりますけど、今年の成績見てもウィリアムズはメカニカルグリップの必要なコースでやたら速いんですよね。ワークスと違って予算規模の小さなウィリアムズは大規模な空力アップデートは不可能。そこを補って余りあるのがサム・マイケル以下技術スタッフ。パトリック・ヘッドも健在で2009年。何かやらかしてくれそうです。

二位 フォースインディア

メルセデスとマクラーレンの技術供与で相当な戦力アップが見込まれるフォースインディア。空力が制限され、そこにマクラーレンのメカニカルテクノロジーが入ってくれば、こりゃ楽ですわな(笑)

興味はマシンの形。シーズン終盤に技術スタッフの放出をしましたからマクラーレン風なマシンが出てきてもおかしくない。…まさかスーパーアグリにあれほどちょっかい出してたチームがやるわけ無いよなぁ。

もし、そんな事やらかした日にはフランク爺さんにけちょんけちょんにやっつけてもらいましょ(笑)

三位 ルノー

私の知る限り、日産からも何人か技術スタッフが行ってるルノー。

予算の規模が少ない割にはよくやってたんで、まあまあの印象。空力とメカニカルで言うとメカニカルの開発が若干苦手な印象がありますが、アロンソは気が短いんでルノーもやるでしょう。

番外編 フェラーリ

噂では他のチームより毎年80億円もFIAより「お小遣い」をもらっているフェラーリ。会長も大好きなフェラーリ。

富士では無理やりブルデに突撃してもペナルティ無しのフェラーリ。

密かにエンジンを開発しているフェラーリ!!






…。


「てめぇらの血は何色だ!」





ってか80億円って。

スーパーアグリだったら一年持ちますよ。政治力で今年もやるんでしょうか。

まぁ、F1がまだスポーツであることを祈りつつ見守って行きたいですね。
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