2008年07月29日

TOYOTA TEAM CERUMOプレスリリース5

text:ラボ

TOYOTA TEAM CERUMOプレスリリースより

■2008年7月26日(土) Qualify 予選

ZENT CERUMO SC430 #38 立川祐路/リチャード・ライアン

公式予選総合結果 タイム削除

公式予選1回目 天候:曇り|コース状況:ドライ
 マレーシア大会では残念ながらマシントラブルでのリタイアを喫してしまった#38 ZENT CERUMO SC430。しかしながら、55kgと重かったハンディキャップウエイトもセパンの結果を受けて20kg減じられ、みちのく菅生で迎える今回の第5戦は35kgに軽減されることとなった。加えて事前の菅生テストでもメニューをしっかりとこなし、充分な走り込みを経て迎える今大会だけに、チームとしては再び優勝争いを繰り広げるべく、高いモチベーションとともに仙台入りすることとなった。
 
 その状況を裏打ちするように、断続的な雨となった金曜の走行では再びアタッカーを務める立川が精力的に周回を重ね、午前のセッションでは4番手、午後のセッションでは立川とともにライアンもステアリングを握って感触を確かめるなどして3番手と、不安定なコンディションの中で終始安定したパフォーマンスを発揮。好調な滑り出しとなったわけだが、立川も「流れとして悪くないですね」と、土曜の予選に向けて充分な手応えを口にする。
 
 そして迎えた土曜午前の公式予選。すっきりとしない天候に終始した前日同様、早朝の菅生は山間にあるサーキットとあって、名物となっている濃霧に包まれたが、徐々に天候が回復していく。どんよりとした雲はまだ頭上に居座ってはいたものの、霧雨も上がりAM11:00からのスーパーGT公式予選1回目は、ライン上はほぼドライ、しかし部分的には黒く湿った路面が残るという状況で、GT300クラスのアタックから始まった。
 
 GT300クラスの占有時間帯半ば、ヘルメットを被りグローブをはめた立川が#38 ZENT CERUMO SC430のコクピットへ。メカニックたちがコクピット内の立川のために、ボンネット上にモニターを設置し、スポットクーラーのホースを向ける。立川がモニターに目をやりながら戦局を読む中、GT300クラスのアタックが残り5分となったところで、メカニックたちがいったん装着されていたドライタイヤを外してパーテーション裏に準備されていたインターミディエイトを装着する。ドライタイヤを温存し、序盤の路面状況を確認しようというのだ。ところが、この直後GT300クラスでコースアウトやスピンが相次ぎ、セッションは赤旗中断に。コクピット内でアタックの時を待つ立川にとっては思わぬ水入りとなった。
 
 残り4分でGT300のセッションが再開となると、チームは#38 ZENT CERUMO SC430をピット前に押し出す。いやが上にも、ピットの緊張が高まっていく。そしてついにAM11:30、エンジンを指導した立川がゆっくりとピットを離れてコースに向かった。立川がコースに出ると同時に、竹内監督もコンクリートウォールへ向かい、曇天の空もようを確認した後、モニターに視線を走らせる。ピットではメカニックがドライのニュータイヤの準備に余念がない。
 
 ところが、ここでGT300クラスのマシンがコースアウト。再びセッションは赤旗となり、立川はピットへ。このインターバルにチームではタイヤをアタック用のニュータイヤに換装、その後立川はアタックのタイミングを計ってピットで待機することに。空は相変わらずの曇天、雨が来る気配はない。
 
 GT500の占有時間帯が残り12分となったAM11:44、立川がピットアウト。コンクリートウォールでライアンもコースへ出て行く立川を見送る。この時点でのトップタイムは1分17秒台。コースへ出た立川は、ゆっくりとタイヤを温めると、1分31秒台、1分23秒台と徐々にタイムを上げていく。 
 
  本格的なアタックとなったのは4周目。立川は1分17秒866で一気にトップテンに浮上するが、その後2周ほどはクリアに恵まれずタイムが出ない。徐々にポジションを下げてしまう#38 ZENT CERUMO SC430。しかし、GT500占有時間残り1分を切ったところで、1分17秒383へとタイムアップし7番手。さらに混走時間帯に入ったAM11:56、8周目に突入した立川は渾身のアタックを見せて1分17秒115を叩き出し4番手に、直後に他車のタイムアップを受けて5番手に後退も、その後ステアリングを引き継いだライアンも簡単に基準タイムを超える1分18秒台をマーク。最後には再び立川がコクピットに乗り込み、スーパーラップ用のタイヤのスクラブを行うという万全の体制で予選1回目を5番手という好位置で終えることとなった。
公式予選2回目 天候:曇り|コース状況:ドライ
 予選1回目が終了後、しばらくしてピットに予想外の知らせが届く。ライバル陣営から、#38 ZENT CERUMO SC430が装着しているドアミラーが規定に違反しているという抗議が提出されたというのだ。コントロールタワーに急ぐ竹内監督。タイミングモニターには、「GT500の予選結果に関し抗議が出され審議中」との文字が表示されたまま、まんじりともしない時間が流れる。TRDのスタッフをも交え、ことの真偽を確かめるべく奔走する竹内監督だったが、その裁定は難航。予選1回目の暫定結果も出ないままPM2:45、GT500の予選2回目が始まることに。チームでは予選1回目を踏まえてスーパーラップ進出を信じてセットアップを変更、立川がそのフィーリングを確かめることとなったが、中古タイヤであるにもかかわらず#38 ZENT CERUMO SC430はトップタイムを連発。最終的には4番手でこのセッションを終えるも、より一層スーパーラップでのポールポジションへの挑戦にピットの期待は膨らんだ。
 
 しかし、その後GT300のスーパーラップが行われているPM3:27、予選1回目の暫定結果が届く。結果は予選1回目の全タイムの削除という重いものであった。しかし竹内監督以下、チームは最終的にその裁定を受け入れることに。PM4:05にGT500のスーパーラップが開始されたが、#38 ZENT CERUMO SC430の出走はならず、ライバルマシンのアタックする状況をモニターでじっと見つめ、悔しさを滲ませる立川。こうして#38ZENT CERUMO SC430は、無念の最後尾グリッドから明日の決勝を戦うこととなった。
ドライバー/立川 祐路
「昨日から非常に良い流れで来ていたこともあり、ぶっつけ本番に近いドライでの予選でも納得できるタイムが出ましたね。そこからセットをアジャストして臨んだ予選2回目は中古タイヤでもかなり良かったので、スーパーラップでもかなり前のグリッドに行けたという手応えがあったんですが……。タイム削除となった原因が原因だけに言葉もないというか、まさか、という感じです。しかし、明日は気持ちを切り替えて追い上げて行くしかないですね。」
ドライバー/リチャード・ライアン
「とても残念な結果となってしまったね。けれど、問題となった部分は僕たちドライバーにはどうしようもない部分だっただけにポジティブさは失っていないよ。僕らのパフォーマンスは充分勝ち負けの勝負が出来るレベルにあると思うし、グリッドが後方であるとしても何が起こるか分からないのがスーパーGT。日本は夏場に突然雨が降ったりすることも多いし、チャンスはまだまだあるはず。絶対に明日は追い上げて見せるさ!」
監督/竹内 浩典
「ドアミラーのサイズが規定より小さいのではないかという指摘を受けたのですが、TRDとともにそれを検証した結果、残念ながらその指摘が確認できた部分がありましたので、車両規定違反による予選1回目のタイム削除という裁定を受け入れました。当然悔しさはありますが、菅生は抜けないサーキットではないので、明日の決勝では諦めず戦い、ドライバーのふたりには今日のこの鬱憤を晴らすようなレースを期待したいと思います。」 

enjoymotorsports at 08:47│Comments(0)TrackBack(0)【Super GT】 

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