発達障害の人と付き合う、という事(成人)6。(写真展開催中です) 

  • author: enjujp
  • 2009年11月20日

□■□■□■告知です□■□■□■

【JRP松戸支部 写真展】





 11月17日(火)〜11月22日(日) 入場無料 
松戸市文化ホールにて(駅徒歩5分)10:00〜18:00 
 (初日は13:00〜、最終日は16:00迄となります)

 ※合評 21日(土)15:00〜
懇親会21日(土)18:00〜 
  
 ※私は21日(土)14:00くらいから、
  会場にいる予定です。
  いらした方は気軽に声をかけて下さい♪

 久々に写真展に参加します。
 JRPという日本リアリズム写真集団の
 松戸支部(千葉県)のグループ展に、
 ひょんな事から参戦させて頂く事になりました。
 私はJRP会員ではありませんで今回はゲスト参戦ですが、
 久々の写真展に心躍るものがあります。
 是非いらして下さい。

□■□■□■□■□■□■□■□■□


このテーマを書く時は、
必ず下記の文章(□で区切った部分)を掲載しています。
欠かせないイントロダクションですので
毎回お読みになっていると飽きると思いますが、御了承下さい。

□□□□□

本日のblogをお読みになる方は、下記の点を御注意下さい。

 ・私は医師・看護師等の医療関係者ではありません。
  あくまで一個人の体験談&考え方というスタンスで書いています。
  専門的な事を求めて読まれた方のお役には立てません。御了承下さい。

発達障害について、ずっと書きたいと思っていました。
でもテーマとして難しく厄介である事も事実で、
 『どう書けば、一番誤解が少なくて済むだろう?』
と逡巡していました。
実際、一切の誤解なくしては書けないテーマだと思いますしね。

結果、一度で全てを書く事はやめました。
色々な事柄があるし、私自身も考えが固定せずに色々思い直したり、
肯定したり否定したり、未だに揺れる部分も沢山あるからです。
だから私は一般論は敢えて絡めず、自分自身が体験して感じた事や考えた事を、
誤解を恐れず真摯に、少しずつ書く事にしました。

まず発達障害がどんなものか、皆さんは御存知でしょうか?
御存知ない方はコチラを御覧になってから、続きの文章をお読み下さい。

 ・発達障害とは 社団法人発達協会王子クリニック 石崎朝世
 ・自分を変えたい人 自分で治したい人のためのページ fromやんばる

そして私の周囲には、このような診断を受けた友人知人が複数います。
(全員公表していますが、継続治療やカウンセリングを受けているのは2名です。)
 ・アスペルガー症候群 1名
 ・ADHD(注意欠陥・多動性障害) 3名

□□□□□

当ブログでは、発達障害について時折書いてきました。

有名人にもその障害を持つ人は沢山いますが、
私は彼等の障害を障害として理解せず
表面的な部分だけを個性としてもてはやす風潮(本人も周囲も)には
感心しません。
「病状をつけて可哀想がれ」と言うのではないけれど、
やはりそれはそれとして認めた上で
周囲も御自身も折り合いをつけて欲しいと思うし、
変な風に“個性”なんて耳障りの良い言葉で美化して欲しくはありません。

だって、それは個性じゃなくて症状だもん。

身体障害者の何方かが
 「障害が個性なんて、そんな事あるわけない。
  本当は無い方が良いと思うものは、個性なんて言わない。
  でも自分は障害を持ってしまったから、
  それを踏まえながら前向きに人生を楽しむ事にしている。」
というような意味の事を仰っていた事があり、私はその意見に深く同意します。

ちょっと前、アメトークで“徹子の部屋芸人”という企画を観ました。


黒柳徹子さん司会の長寿番組“徹子の部屋”出演で、
彼女の超マイペース&KY&傍若無人な進行に
心を折られた芸人達の鬱憤晴らしとしての企画です。
勿論、芸人達なので面白おかしく
エンターテイメントとして話を膨らませていましたが、
黒柳徹子さんといえばADHD(ご本人曰くLDもあるとの事)である事で
有名です(あとは長島茂雄さんも有名)。

私は友人知人に発達障害の人が数名いるので、
100%面白おかしくは観られませんでした。
何て言ったらいいんだろう・・・。
「笑いにするなんて、ヒドイわ!」なんてのは全くないのですが、
ハッキリ言って周囲の人間として苦労する部分も多々あるので、
面白いとか破天荒とか、そういった角度からだけでは見られないんですよ。
大変な事とか意思疎通ができない事とか、色々思い出しちゃってね。

試しに録画を見直して、
どういった部分が徹子さんの特徴として挙げられているのか、
書き出してみました。

? 逃がさない
? 例え話は伝わらない
? トークの主導権は絶対に自分

あー、スッゴイ解る・・・。

?【逃がさない】

当ブログで発達障害ネタを書く時に毎回言いますが、
彼等は“察する”という事ができません。
ウヤムヤにしたり言葉を濁す事で
 「まぁ、あとは察して下さいよ。」
というような事は伝わりません。

例えば、話題を打ち切りたい時。
何となく言葉数を減らして相槌のみにしたり、時計を見たり、
さりげなく手元の物を片づけたりして、私達は相手にサインを送ります。
相手はここで気付いて、話題を収束していきます。
でも、彼等にこういう事は通じません。
 「今日はもう、終わりにしよう。」
と言われなければ分からないのです。
でも私達は普通、ダイレクトに言う方が角が立ったり
気分を削いだりしがちな為、だからこそオブラートに包むわけですよね。

なので直接的な物言いをする事にコチラも慣れなければなりませんし、
でもそれを発達障害でない人に向けて使ってしまうのはマズイしで、
発達障害者向けにギアチェンジしなければならず大変です。
しかもハッキリと言われないと理解できないにも関わらず、
それで物言いがキツくなってしまう事には異常に敏感で、
「傷ついた」「謝って」等と言う場合もままあり・・・。
この辺は、疲れてしまう部分です。

?【例え話は伝わらない】

これも、察する事ができないからでしょうね。
記憶力が抜群に良かったり、細部まで覚える力は凄くあるので
「○○みたいな」といった具体的な例え話は伝わるのですが
(でも記憶力が良過ぎるがゆえ、
流していい部分にまで反応&反論したりしてKYになる)、
自分の詳しくない物事に対する想像力は欠落しがちで、
しかもウヤムヤにできなかったり、
興味の矛先が別の部分にそれてしまった場合に上手に軌道修正できない為、
相手の意を無視して脱線した方向で話し続けてしまったりします。
そのせいで、途中で話の腰を折る事も多々あります。

極論ですが、例えば「新幹線みたいな早さ」と言う場合、
「物凄く早い」という事が言いたいわけです。
でも彼らは「それはひかり?こだま?」となってしまう。
「両者の早さは全然違う」というある意味正論からの質問なのですが、
我々はもっとザックリした所で話しているんですよね。
しかもひかりに興味が移ってしまったりすると
そっちに話を持って行ってしまったりして、
コチラがイライラしていてもその理由が分からずに
「何で怒ってるの?」と聞いてきたりします。

?【トークの主導権は絶対に自分】

これも、そうですね。
人の話を全く聞かないわけではないのですが(障害の程度によるが)、
まずは何よりも自分の話。
話さなくてはならない用件があっても、まずは自分の話。
一通り話したら(主題のみならず脱線も多々)タイムアップしちゃって、
肝心の話はちょこっと時間に追われながら・・・なんて事はザラです。
あと自分の興味に突っ走ってしまうので、
“自分が好きな物はみんなも好き”という事に自動的になってしまうようです。
ダーッと話まくった挙句、こちらが興味がなさそうにしていたりすると
 「なんでそういう態度なの?」
と言ってきたり、ひどい時には
 「人の話を聞くのに、そんな態度はないだろう。」
と怒ってしまったりします。
その前に“自分がそれを話すに適した場所なのか”とか
“話すならどのくらいの長さでまとめるべきか”というのができないので、
甚だ自分勝手な振る舞いになってしまいます。

発達障害の人の特徴は、
言ってみれば“甚だ自分勝手である”という事になってしまいます。
でもそれが性格ではなく症状であり障害で、
その反面良い所も沢山あるし人にはない才能もあるので、
排斥対象にはならないし、する気もないし、なるわけもないし・・・なのです。

でも今の世間の風潮のように、ただ闇雲に“受け入れましょう”ばかりで
“受け入れなければヒドイ人”というのも、私は違うと思います。
だってそういう独特な人と居るのって、労力使うじゃないですか。
コチラだって余裕が無いと、ぶっちゃけキツイです。
だからこそ、お互いに歩み寄る事が必要だと思うんです。
発達障害の人はその辺を汲むのが不得意ですから
余計に気にかける必要があると思うし、私達は彼等の努力に応えるべく、
彼等よりも更に大きく歩み寄っていく事が必要だと思います。
身体障害にしても私のような虚弱体質にしても、
自分自身も歩み寄ろうとする人もいれば、
 「自分はこうなんだから、受け入れてよ。」
という主張ばかりする人(また、その家族)もいます。
それは、凄く違うと思います。

また周囲の無理解の象徴として、
変人扱いをして面白がるだけというのも違うと思います。
黒柳徹子さんについては芸能人としての武器になっているともいえるので
面白おかしくてよいのかもしれませんが、
 『いつかこの障害を持つ有名人が
  キワモノ以外の扱われ方でカミングアウトして、
  啓蒙活動や意見発信をしていくような世の中になるといいなぁ。』
なんて事を、ちょっと思ったりもしたのでした。 

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