見ようとしないで、ただ単に見る (EASY SHIFT)



これらにあるように、見る、というのは生きる、というのと密接に関連している。

「問題は幻想」、「時間は錯覚」ってどういうことなんだろう?というのがしょうもない問題だらけの世界(と思っていた)から抜け出すきっかけになったのと同じく、
(裸眼のときに)見ようとしない、というのはどういうことなのだろう?というのが視力回復の契機になった。


上の「近視は治る」、には、
眼の運動をする時の心の状態こそが、身体のどんな動きよりもはるかに重要なのだ。私はこうした実践を「眼の運動」ではなく「視力のための瞑想」と呼んでみたい。
とある。

そして個人的には、実践していると瞑想状態というのがわかるのが、この本(p.164)にある「受動的に見る」(原著ではPassive Seeing)で、これはベイツの本に載っていたEASY SHIFTと非常に似ている。


これらは何がしたいのかというと、目は明けているが、ものを見ようとしていない、という状態ができれば、ものはよく見えるよ、ということ。


ということでやり方について
この本より抜粋して最終回とさせていただく。
(日本語のところは意訳)




I suggested to him that he look from one side of the room to the other, paying no attention to what he
saw, but to remember as well as he could a room in his home.

部屋の片端から逆の片端を見る。何が見えているかに気を払わず、家にいる、ということを思い出す。

For two hours he practiced this and was able to move his eyes from one side of the room to the other without paying any attention to the things that were moving or to the things he saw.

彼はこれを2時間、、部屋の動きや見ているものに関心を向けることなく、部屋の一端から逆の一端に目を動かし続けることができた。(視力が通常の半分からノーマルにまで回復したらしい)



ものを見ようとしないのは、問題(そんなもんない)を解決しようとしない、というのと同じくらいに簡単ではない。
しかし、実践していくうちに少しずつ言わんとしていることがわかってくるかもしれない。


実践する際のポイントは、メガネやコンタクトを外すのは当然として、できれば立って行うほうがいい。
長年視力を矯正している人がすぐになにがしかを得られるかは分からないが、目だけを動かそうとするのではなく、身体をゆっくり(これ大事)左右に揺れるのに伴って、目が体と同じ方向に動いている、ということを感じる(これも大事)つもりで行うのが良いと思う。

上手くいったとき、身体が軽い感じがし、部屋が体と逆の方向に動いている感じがするかもしれない。

これがベイツの言う、Mind at rest の状態である。

で、ちょっと目が良くなるだけでも、自分が問題を作っていたんだな、とわかるかもしれない。



それでは、これまでありがとうございました。




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よく見る、ということをあきらめた上で、見る

さて、駆け足でここまで来ましたが、あと2回になってしまいました。


ベイツメソッドについて書かれたものを読んでいて、非常に多く出てくるのは、よく見えるようになるためには、見ようとしてはならない、ということだ。

ものを見ようとしているから、見えない。で、視力を矯正してくれるメガネやコンタクトは、見ようとしている状態のままでよく見せてくれるものだから、使用している限り、見ようとしているのは続き、視力は回復しない、ということになる。



見えないから見ようとするのだし、問題が起こったので解決しようとする。


当然のことのようだが、そうではないらしい(!)。


ただ、見ている、観察者になってみるだけでいいのだ、ということを書きたくてここまで続けてきた。

次回は、ただ単に見る、観察者になる、ということについて書いて、とりあえずの最終回にします。


つづく




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観察者になってみる

あきらめる、というのが難しい場合、見る、ということが有効だと思う。



物事を「見る」能力は、人間にもともと備わっている力です。

一方、「解決する」という能力は、人間に本来備わっていません。


「見る」という行為は消極的に感じられるので、自分で何かをしたくなるのです。

その思いを我慢して、「見る」という行為を入れてあげましょう。すると、自然に行くべき方向へ進んでいきます。


(そういえばここなんかは、に書いてあることとそっくりだ)




見る、というのは物理的に目を使って見る、ということだけではない。



先の究極の問い、

What problem do I have at this moment?
「いま、この瞬間」に、どんな問題があるのだろう?

と問いかけ、答えを見てみるといいでしょう。


つづく



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