2009年05月11日

神様

ロックの神様が死んでしまった。


2005年のRSR、ヒロトが飛び入りで参加して、
雨上がりやキモチEを一緒に歌っていた。
あれが最初で最後になってしまった。

素晴らしいR&Rショーだった。

ゴッドは最後に、
着ていたT-シャツを馬鹿丁寧に畳んで客席に放り投げた。

なんでかわかんないけど、
T-シャツを畳んでいた時の細く丸まった背中をやけに思い出す。

あんなに、優しい顔をしたロックスターはいない!




その数日後、違う神様に会いに行った。


ナイロン100℃『神様とその他の変種』@本多劇場


自称神様がストーリーテラーとなり、
古くも趣のある一軒屋に住む家族を中心に
向かいの動物園、家庭教師、同級生の親等を巻き込んで
物語は動いていく。


歪んだ愛情を息子に注ぐ母親と、その歪みを取り繕う愚かな父親。

忙しく家庭を顧みない父親と、「幸せな家庭」を守ろうとする母親。

そして、それぞれの息子。

このふた家族は、それぞれを想う故の嘘やまやかしで
かろうじて繋ぎとめられている。
それが後半バラッバラに崩壊していく様はとても切ない。

撒かれた伏線が繋がって、速度は徐々に上がっていく。
3時間弱あってダレないのは、役者の演技もさることながら、
この緩急の付け方の上手さもあるんだろうなあ。すごい。

そして物語が収束を迎えた「祈り」の場面。
思えばあれは「懺悔」じゃなかったのかな。
あの後の空模様。
あれは、すべてを洗い流す雨だったんでは。
と山内さんの頭上の水しぶきを思い出しながら考えている。


たなか

enokiteikoku at 18:07コメント(0)トラックバック(0) 

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