朝の冷え込みが冬の到来を予感させます。
コーヒーを淹れ、仕事の準備をしながら日記を開くと、乱雑に書き殴られたアイディアが転がっている。その一つ一つを丁寧に整理しながら、一つのテーマをチョイスしました。

「スポーツで人生は変わるか」

もう少し詳しく言いますと、スポーツでの経験を通じた自己成長は人の性格や考え方に
どのように影響を与えるか。それについて書いてみようと思います。

スポーツは学生時代で終了?

私は学生時代バスケットボールをしていました。しかし高校1年生の時、部活動の在り方に違和感を感じ、辞めてしまったんです。しかしふとしたきっかけで定期的に練習を再開しました。それが約2年前。現在は定期的に大会に出場しています。30歳の時に、高校以来となるバスケの大会に出場しました。その時感じた事、それはとにかく「つらい、きつい、走れない・・・」でした。あれ?バスケってこんなにきつかったっけ?と。当時もトレーニングをしていましたので、体力には自信があったのですが、「つらい、きつい、走れない・・・」と感じた時「違和感」を感じました。「あれ?今やっているトレーニングは何のためなのだろう?」その時に感じた劣等感は私にふたたび火を付けました。「再びバスケットに通用する動ける体をつくる」自分はトレーナーなので、体と心の変化を自分でどう出せるのか、自分自身を実験台とする2年間の日々が始まりました。「ようし、やってやろう」

本番と練習を区別する

フィジカル的な面でのトレーニングであれば、「その人がどうなりたいか」によって、ある程度経験のあるトレーナーであれば、論理的に組み立てることができます。事実、私も自分の身体を使った人体実験開始から半年くらいの間は変革期として、どんどん変化が出てきました。「あ、なんだかちょっと上手になってきた!」「人の身体は何歳になっても変わるんだ!」そう感じる反面、練習によって自信がついてきて、さらに何度か大会に出てみると、それはそれで全く勝手が違いました。練習でうまくできたことができない。そもそも練習の時より動けない、疲れる、余裕が無い。大会に出て、練習と本番は全く別物だということを再認識した私は、あることに気づきました。結果を出す人は「練習のための練習」はしておらず、「本番のための練習」をしているんだ。

「波」はコントロールできる

「バッティングセンターのバッターボックスに立つこと」と「甲子園9回裏2アウトのバッターボックスに立つこと」では重圧が違います。「友達との旅行計画で北海道より沖縄を勧めること」と「会社の取締役に企画書を通すためのプレゼンを行うこと」とでは、汗のかき方が違います。全部おんなじ感じで取り組めたら何の苦労もないのだろうけど、そうはいかないのが人間。どうしてかな?と考えてみると色んなことが複雑に関係していることに気づかされます。人間はみな「波」をもっています。上がったり下がったりの、波。地球の約7割は海であり、まさにその海のように。生理的に言うと、血管の収縮は心拍数の増加を生み、筋肉の収縮は疲労物質の蓄積を生む。心拍数の増加は緊張を生み、疲労物質の蓄積は集中力の欠如を生みます。心理的に言うと、これらの要素は心身の調整の乱れを生み、ボディバランスの乱れを生み、形(フォーム)の乱れを生みます。

スポーツパフォーマンスを阻害する3つの要素
・心身の調整の乱れ(例えばイメージしたように体が動かなくなったり、浮足立ってしまうこと)
・ボディバランスの乱れ(例えば柔道の組手の際、簡単に倒されてしまうこと)
・形(フォーム)の乱れ(例えばサッカーのフリーキックでボールをふかしてしまうこと)

大会に出場した時に感じた「違和感」その正体はこの3つでした。
「心身の調整の乱れ」→「ボディバランスの乱れ」→「フォームの乱れ」このように精神と肉体は
密接に連動しているのだと気づいたのです。じゃあ試合で浮足立たないためにはどうしたら良いか?
ここまでの経験はすでに僕にその答えを教えてくれていました。「血管の収縮」「筋肉の収縮」「心拍数の増加」などが原因となり「心身の調整の乱れ」を生み、それが最終的にフォームの乱れを引き起こす。これが本番で浮足立ってしまう原因なのだと。それをコントロールしてあげれば良いのだと。
それが私の仕事である、パーソナルトレーニングであり、グループレッスンであります。一言では申し上げることができないので、ご興味がある方は是非ご体験を(と一応営業も入れておく)。
私はそうしたメンタルとフィジカルの両面からのトレーニングと練習を30歳を過ぎた身体で2年間
継続した今、「本番で浮足立たないメンタル」と「人生で一番走れて飛べて戦える身体」を形成することができたと感じています。これは私にとって、仕事の面でも、人生の質の向上という面でもプラスに
作用してくれていると実感しています。私は自分の身体を使った2年間の人体実験の結果また新たな「スポーツで人生は変わる」という成功体験を積み重ねることができました。

人生の本番はいつか

スポーツでもビジネスでも恋愛でも「その時」は突然やってきます。9回裏での突然の代打。大事なプレゼン。結婚のプロポーズ。本番での成功程、自分に自信を与えてくれるきっかけはありません。それは自分をアピールする絶好のチャンス、そのチャンスを活かし自分の箔にできるか。あるいはプレッシャーに負け、自己嫌悪に陥るか。人は自ら選択できるのです。本番での成功を重ねれば重ねるほど、人生の質は向上するのだと思います。

ぶっつけ本番で、成功できる人はいません。

本番はいつなのか?自分にとって生きていく上で何が重要なのか?それらを意識して生きてゆく。
日常とはそのための準備。

人はいくつになっても成長できると私は信じています。

自分の「波」を理解し、認識し、調整し、一人でも多くの方が人生の向上を感じられるよう願いつつ、この社会がより良い方向へと向かっていくことを願います。



トレーニングスタジオ ナヴィーオ
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代表 : 山崎
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