2006年12月
2006年12月28日
さらばiPod(2)
さて、ではnapster対応のプレイヤーだ。通勤電車で聴けなければ意味が無いからな。メモリータイプは論外。今までのipodの容量10Gは欲しい。
一方で、最近のプレイヤーは音がかなり良くなってきているという。kenwoodのバカ褒め記事に、ほとんどこの製品を買うつもりになっていたのだが、10Gの買い替えに10Gは無いよなあ(それでもサンキュウパなんだから)。評価のいい30Gタイプは498。それも一ヶ月待ち。
そこで、他に目を向けてみると、あまり人気がなさそうだが、東芝のgigabeatがNapster対応。結局、音楽プレイヤーにさらに機能を欲張って、ワンセグもみられるというV30Tという機種を、26000円でネット掘り出した。
使ってから2週間になるが、インターフェースはやはりiPodの方が3千年ぐらい先を行っている。タッチホイールで直感的にボリュームを上げ下げできるあの感覚、これはトーシバなんてポンニチ大企業からはぜったい出てこない発想、という気がする。
さらには、どうしてこういった設計をしたのかと神経を疑うのが、イヤホンジャックのある面と正反対の面にストラップの穴を開けている。首からストラップで下げると、イヤホンは本体下部からだら〜っと伸びてくるのだ。図面起こしたら普通モックアップで使い勝手を見るだろうが・・・
このあたりがトーシバではiPodに256光年かかっても追いつけないところ。
一方で、それ以外の点についてはおおむね満足だ。ポータブルオーディオの音も数年間でここまで良くなるとは、と感心した。特にmp3ではなくwmaの192bpsでリッピングしたマイベンチマーク曲ZEPのアキレス。ボーナムのドラミングが下から上までとてもよく出ている。文句なしだ。
低音の量感と締まりがちゃんと両立しているのは、きょう体が大きいことと、電源がしっかりしているからか。シンバルやホールの残響音も持続時間がこれまでの1.5倍に感じる。ライブ録音を聴くのが楽しみになってくる。
そしてnapster。wmaの192でDLし放題、聴き放題。まだリマスタ以前の古い盤での配信のものもあるが(メセニーのStill lifeは手持ちのリマスタ版をリッピングした方がイイ音だった)おおむね、満足できる内容。
先週から通勤電車はすっかり音楽を聴く時間になってしまった。
一方で、最近のプレイヤーは音がかなり良くなってきているという。kenwoodのバカ褒め記事に、ほとんどこの製品を買うつもりになっていたのだが、10Gの買い替えに10Gは無いよなあ(それでもサンキュウパなんだから)。評価のいい30Gタイプは498。それも一ヶ月待ち。
そこで、他に目を向けてみると、あまり人気がなさそうだが、東芝のgigabeatがNapster対応。結局、音楽プレイヤーにさらに機能を欲張って、ワンセグもみられるというV30Tという機種を、26000円でネット掘り出した。
使ってから2週間になるが、インターフェースはやはりiPodの方が3千年ぐらい先を行っている。タッチホイールで直感的にボリュームを上げ下げできるあの感覚、これはトーシバなんてポンニチ大企業からはぜったい出てこない発想、という気がする。
さらには、どうしてこういった設計をしたのかと神経を疑うのが、イヤホンジャックのある面と正反対の面にストラップの穴を開けている。首からストラップで下げると、イヤホンは本体下部からだら〜っと伸びてくるのだ。図面起こしたら普通モックアップで使い勝手を見るだろうが・・・
このあたりがトーシバではiPodに256光年かかっても追いつけないところ。
一方で、それ以外の点についてはおおむね満足だ。ポータブルオーディオの音も数年間でここまで良くなるとは、と感心した。特にmp3ではなくwmaの192bpsでリッピングしたマイベンチマーク曲ZEPのアキレス。ボーナムのドラミングが下から上までとてもよく出ている。文句なしだ。
低音の量感と締まりがちゃんと両立しているのは、きょう体が大きいことと、電源がしっかりしているからか。シンバルやホールの残響音も持続時間がこれまでの1.5倍に感じる。ライブ録音を聴くのが楽しみになってくる。
そしてnapster。wmaの192でDLし放題、聴き放題。まだリマスタ以前の古い盤での配信のものもあるが(メセニーのStill lifeは手持ちのリマスタ版をリッピングした方がイイ音だった)おおむね、満足できる内容。
先週から通勤電車はすっかり音楽を聴く時間になってしまった。
さらばiPod(1)
今年最後のお買い物。
といっても、別に蔵を建てたとか、芸者を身請けしたとかそんな豪勢なものではなく、おとーさんのつましいお買い物なのだが。
さらばiPod、こんにちは、gigabeat。
長男のクリスマスプレゼントに、ポータブルオーディオを買おうということで、いろいろ調べているうちに(けっきょく彼にはシャープの薄型)、そういえば自分のiPodもそろそろなあ、と買え買え悪魔がささやいてきた。
自分のiPodは出た当日に買った初代win版。今じゃ電車内で白いイヤホン(=ipodユーザー)だらけだけど、わしゃずっと前から目をつけていたのさ、はっはっは。と、密かな自負も無きにしもあらずで、このまま持ち続けるのもありえないことではなかった。
でも、電池のもちはまだ充分使える範囲だが、10Gという容量では192bpsのmp3には足らない。
そこで、ここにきて色々調べていくうちに、買い替えへ思いっきり背中を押されたのが、napsterのサービスへの対応、という一点。
そりゃ、itunesも試してみたけど、150円払って購入したのはこれまで一曲のみだ。そこまで払うほどほしい曲が無い(品揃えとして)ということもある。一方で、napsterは月額1980円で聴き放題、DLし放題、プレイヤーにも転送できる。曲のラインアップも、かなり自分のニーズにマッチしている。j-pop(ほぼ一曲ごとに有料)に期待しなければかなりうれしいのではないか(つまり洋楽ファンならばOK、ということ)。
例えば、自分が中学生のころに流行っていた曲:Eddie MoneyのMaybe I'm a fool(いい曲なので機会があれば聴いてみてください)は、確かitunesには無く、ツタヤレンタルにも無く、かといってこの一曲だけのためにCDを買うのもなあ、というような「聴きたいのはヤマヤマだが費用対効果の面から先送りにしている曲」リストが一気にクリアできるという、画期的ソリューションなのだ、napsterは。
You're only lonelyやMy Sharonaを聴くためだけに、アルバムをそれぞれ買いまっか?ということ。
古い曲だけではない。例えばこういうことがあった。上記のような、napsterにある曲ない曲を、アキバタワレコの紹介ブース(napsterサービスにはタワレコがからんでいるそうだ。サービスに常時接続されたPCが置いてあるのだが、まだまだ客は殆どスルー)で検索していると、店内にCOLDPLAYのCLOCKSをラテン風にアレンジした曲が流れた。肩の力が適度に抜けたリラックスムードが気に入ったので、店員に売り場を尋ねると、新作入荷、プッシュ中のコーナー。このアルバム、他にもU2やSTINGの曲もラテン化しているようで、今までだったら「おもろそうや」と懐に余裕があればレジに直行する流れだったが、チョトマテクラサイ、ナプスタアリマス、ということで再度ブースで健作すればあるじゃないの。
こりゃ買わずともDLすりゃいいや、と。ワシ的にアキバタワレコが「ほしいCDを見つけ買う場所」から「新譜の目星をつけてnapsterでのDLリストを手帳に書き付ける場所」に変貌した瞬間だった。
といっても、別に蔵を建てたとか、芸者を身請けしたとかそんな豪勢なものではなく、おとーさんのつましいお買い物なのだが。
さらばiPod、こんにちは、gigabeat。
長男のクリスマスプレゼントに、ポータブルオーディオを買おうということで、いろいろ調べているうちに(けっきょく彼にはシャープの薄型)、そういえば自分のiPodもそろそろなあ、と買え買え悪魔がささやいてきた。
自分のiPodは出た当日に買った初代win版。今じゃ電車内で白いイヤホン(=ipodユーザー)だらけだけど、わしゃずっと前から目をつけていたのさ、はっはっは。と、密かな自負も無きにしもあらずで、このまま持ち続けるのもありえないことではなかった。
でも、電池のもちはまだ充分使える範囲だが、10Gという容量では192bpsのmp3には足らない。
そこで、ここにきて色々調べていくうちに、買い替えへ思いっきり背中を押されたのが、napsterのサービスへの対応、という一点。
そりゃ、itunesも試してみたけど、150円払って購入したのはこれまで一曲のみだ。そこまで払うほどほしい曲が無い(品揃えとして)ということもある。一方で、napsterは月額1980円で聴き放題、DLし放題、プレイヤーにも転送できる。曲のラインアップも、かなり自分のニーズにマッチしている。j-pop(ほぼ一曲ごとに有料)に期待しなければかなりうれしいのではないか(つまり洋楽ファンならばOK、ということ)。
例えば、自分が中学生のころに流行っていた曲:Eddie MoneyのMaybe I'm a fool(いい曲なので機会があれば聴いてみてください)は、確かitunesには無く、ツタヤレンタルにも無く、かといってこの一曲だけのためにCDを買うのもなあ、というような「聴きたいのはヤマヤマだが費用対効果の面から先送りにしている曲」リストが一気にクリアできるという、画期的ソリューションなのだ、napsterは。
You're only lonelyやMy Sharonaを聴くためだけに、アルバムをそれぞれ買いまっか?ということ。
古い曲だけではない。例えばこういうことがあった。上記のような、napsterにある曲ない曲を、アキバタワレコの紹介ブース(napsterサービスにはタワレコがからんでいるそうだ。サービスに常時接続されたPCが置いてあるのだが、まだまだ客は殆どスルー)で検索していると、店内にCOLDPLAYのCLOCKSをラテン風にアレンジした曲が流れた。肩の力が適度に抜けたリラックスムードが気に入ったので、店員に売り場を尋ねると、新作入荷、プッシュ中のコーナー。このアルバム、他にもU2やSTINGの曲もラテン化しているようで、今までだったら「おもろそうや」と懐に余裕があればレジに直行する流れだったが、チョトマテクラサイ、ナプスタアリマス、ということで再度ブースで健作すればあるじゃないの。
こりゃ買わずともDLすりゃいいや、と。ワシ的にアキバタワレコが「ほしいCDを見つけ買う場所」から「新譜の目星をつけてnapsterでのDLリストを手帳に書き付ける場所」に変貌した瞬間だった。
2006年12月15日
2006年12月10日
DSをさがして
次男のクリスマスプレゼントにDSを、という話になって、先週は月から木まで毎日会社帰りに捜し歩いていた。
ないのだ。「品切れ、入荷未定、予約受付不可」。異常だ。
ヨドバシアキバなんて、wiiもPS3も自分がのぞいた時は「限定数入荷」で並べば買えないこともない、という状態がたまたまあったのに,DSはそういった状況に出くわさなかった。
一方でPSPはどこでも売っている。もう、ハードオフでDS新品と同じ値段の中古がある。自分としてはスペックが上っぽいPSPの方がいいと思うのだけれど、世間および次男はそうは考えないようで。
結局、木曜日に某都内のツタヤで水色を入手。なんとかカメラみたいにたくさんポイントはつかないけど、入手できただけよかったとしよう。
ないのだ。「品切れ、入荷未定、予約受付不可」。異常だ。
ヨドバシアキバなんて、wiiもPS3も自分がのぞいた時は「限定数入荷」で並べば買えないこともない、という状態がたまたまあったのに,DSはそういった状況に出くわさなかった。
一方でPSPはどこでも売っている。もう、ハードオフでDS新品と同じ値段の中古がある。自分としてはスペックが上っぽいPSPの方がいいと思うのだけれど、世間および次男はそうは考えないようで。
結局、木曜日に某都内のツタヤで水色を入手。なんとかカメラみたいにたくさんポイントはつかないけど、入手できただけよかったとしよう。
無人島レコード
「無人島レコード2」という本をちょっと立ち読みした。
リンク先より:「無人島に1枚だけレコードを持っていくとしたら?」すべての音楽ファンが頼まれなくても一度は考える永遠のテーマに、ミュージシャン、作家、タレント、漫画家などなど、各界の猛者たちがあの手この手で挑んだ
という本で、ざっと見ると、ビーチボーイズのペットサウンズが人気だ。
一方で、自分の新作を挙げているミュージシャンがいたけど、それってどうなんだろう。
「無人島に一枚だけ」というのは、もうそれしか聴けない、ワンアンドオンリーなわけだから、えば〜ぐり〜ん、永遠の定番を選んでしまうのであって、浜男子や甲虫が選ばれてしまうのは当然の帰結。そこへ自作を持ってきて肩を並べるというのだから、これはあとン十年先にはえば〜ぐり〜ん化しているのだろう、多分。
いや、かの枝雀師匠は「自分の落語が一番面白い、何もなくても頭の中でなにかハナシを繰っているだけで十分楽しい」という究極の悟りを語られていたので、それに近いものなのかもしれない。
で、自分なら何を選ぶかなあ。無人島だから、いくら大音量で再生しても誰からも文句言われない、という意味ではZEPのPRESENCEは絶対絶対ハズセない。
一方で、空気がキレイだろうから、夜空の満天の星を見ながらBeckのDiamond Dustを聴けたらさぞかしよろしかろう。同じくMethenyのFirst Circle、Still Lifeも。
でも、ひとりぼっちだったら人恋しくなって、女性ボーカルが死ぬほど聴きたくなる日もあろうから、Carpentersのベスト(SACD)も要る。
あ、もしSACDのマルチ環境があるんだったら、Carpentersのそれもそうだけど、Pink Floydの狂気、Steely Danのガウチョ、チューブラーベルズなどのマルチの音空間構成を分析的に聴く、というのもいいなあ。
もしMTRとシンセがあるんだったら、チューブラーベルズの完全コピーをするとか。「何回ダビングでできました」って。
自分で演る、という意味では誰のでもいいからベートーベンの有名ピアノソナタ集も要るな。悲愴の1&3楽章を死ぬまでにマスターしたいと思っているのだ。
結局、一枚だけというのは「ムリ」。
しかし、そもそも無人島って電気が通じているのか。ipod持って行けばええやん、という身も蓋も無い意見もあるが。
リンク先より:「無人島に1枚だけレコードを持っていくとしたら?」すべての音楽ファンが頼まれなくても一度は考える永遠のテーマに、ミュージシャン、作家、タレント、漫画家などなど、各界の猛者たちがあの手この手で挑んだ
という本で、ざっと見ると、ビーチボーイズのペットサウンズが人気だ。
一方で、自分の新作を挙げているミュージシャンがいたけど、それってどうなんだろう。
「無人島に一枚だけ」というのは、もうそれしか聴けない、ワンアンドオンリーなわけだから、えば〜ぐり〜ん、永遠の定番を選んでしまうのであって、浜男子や甲虫が選ばれてしまうのは当然の帰結。そこへ自作を持ってきて肩を並べるというのだから、これはあとン十年先にはえば〜ぐり〜ん化しているのだろう、多分。
いや、かの枝雀師匠は「自分の落語が一番面白い、何もなくても頭の中でなにかハナシを繰っているだけで十分楽しい」という究極の悟りを語られていたので、それに近いものなのかもしれない。
で、自分なら何を選ぶかなあ。無人島だから、いくら大音量で再生しても誰からも文句言われない、という意味ではZEPのPRESENCEは絶対絶対ハズセない。
一方で、空気がキレイだろうから、夜空の満天の星を見ながらBeckのDiamond Dustを聴けたらさぞかしよろしかろう。同じくMethenyのFirst Circle、Still Lifeも。
でも、ひとりぼっちだったら人恋しくなって、女性ボーカルが死ぬほど聴きたくなる日もあろうから、Carpentersのベスト(SACD)も要る。
あ、もしSACDのマルチ環境があるんだったら、Carpentersのそれもそうだけど、Pink Floydの狂気、Steely Danのガウチョ、チューブラーベルズなどのマルチの音空間構成を分析的に聴く、というのもいいなあ。
もしMTRとシンセがあるんだったら、チューブラーベルズの完全コピーをするとか。「何回ダビングでできました」って。
自分で演る、という意味では誰のでもいいからベートーベンの有名ピアノソナタ集も要るな。悲愴の1&3楽章を死ぬまでにマスターしたいと思っているのだ。
結局、一枚だけというのは「ムリ」。
しかし、そもそも無人島って電気が通じているのか。ipod持って行けばええやん、という身も蓋も無い意見もあるが。
Kind OF Blue 紙ジャケ
「06年DSDリマスター」という文句に惹かれてレジにフラフラと。
これ、SACDよりいいかも(マルチでは聴けないけど)。
まず音量レベルがやや大きくなっている。
そして、シンバルの音がやたら繊細なのだ。「しょわ〜ん」感が今までになかった。
全体的に、ステージが向こう側方向に奥行きが感じられる半面、ソロパートの楽器はくっきり際立って前に出てくる。けっこうピアノなんかも芯のある音。
ベースはあいかわらずモヤモヤブンブンしてるけど、SACDよりもエッジが立ってるところもあって、はっきりはしているように感じるし。
59年だから、もう50年近く前の録音なのに、これだけみずみずしく聴こえることが驚きだ。
しかし、マイルス生誕80周年、没後15周年企画、だとか。って何とでも言えるよな。「マイルス、初来日20周年」とか「マイルス、車の免許取って45周年」とか。
これ、SACDよりいいかも(マルチでは聴けないけど)。
まず音量レベルがやや大きくなっている。
そして、シンバルの音がやたら繊細なのだ。「しょわ〜ん」感が今までになかった。
全体的に、ステージが向こう側方向に奥行きが感じられる半面、ソロパートの楽器はくっきり際立って前に出てくる。けっこうピアノなんかも芯のある音。
ベースはあいかわらずモヤモヤブンブンしてるけど、SACDよりもエッジが立ってるところもあって、はっきりはしているように感じるし。
59年だから、もう50年近く前の録音なのに、これだけみずみずしく聴こえることが驚きだ。
しかし、マイルス生誕80周年、没後15周年企画、だとか。って何とでも言えるよな。「マイルス、初来日20周年」とか「マイルス、車の免許取って45周年」とか。
2006年12月04日
2006年12月03日
タンノイのエジンバラ/長島有
タイトルでオーディオ評論家のエッセイ集か、と思ったが、芥川賞受賞作家の純文学短編集だった。
無職のもう若いといえない男が、隣に住んでいる母子家庭の小学生の女の子を預かってしまう。その子が男の部屋にある、彼の父の形見である「エジンバラ」で持参のJ−POPを聴かせてくれ、と。
で「いい音ね」と感心する。
別にオーディオ的うんちくが披露されるわけでもなく(主人公は特にオーディオに興味も無いみたい)、「純粋な耳が音楽を理解した」みたいな教訓が示されるわけでもない。
まあ、お金は無いけど時間だけはたっぷりある(仕事なし、学校も行かない)平日の空気感、というのは感じることが出来た(うらやましいかも)。
無職のもう若いといえない男が、隣に住んでいる母子家庭の小学生の女の子を預かってしまう。その子が男の部屋にある、彼の父の形見である「エジンバラ」で持参のJ−POPを聴かせてくれ、と。
で「いい音ね」と感心する。
別にオーディオ的うんちくが披露されるわけでもなく(主人公は特にオーディオに興味も無いみたい)、「純粋な耳が音楽を理解した」みたいな教訓が示されるわけでもない。
まあ、お金は無いけど時間だけはたっぷりある(仕事なし、学校も行かない)平日の空気感、というのは感じることが出来た(うらやましいかも)。