2008年11月03日

なぜ、マグドナルドはフォーク並びではないのか?

銀行のATMなどではおなじみの「フォーク並び」。

複数のATMがあるとき、それぞれで列になって並ぶのではなく、一列に並び、空いたATMから先頭の人が入っていく、というアレです。

ATMを始め、並ぶ場所では採用されていることが多いのですが、なぜかマクドナルドでは採用されておらず、普通に各レジに並ぶことが多いです。
公平かつわかりやすいフォーク並びを、なぜマクドナルドは採用しないのか?

お客様相談室などに聞いてみれば手っ取り早いのでしょうが、ここはコンサルタントらしく、いろいろ推測してみました。

店内混雑説

フォーク並びをすると、列が無秩序になってしまい、店内が混乱してしまうのでは、という説です。

フォーク並びにすると、その並ぶ人はずらーっと一列に並ばなければなりません。
マクドナルドには並ぶ柵があるわけでもなく、もしお客様の自主性に任せると、列が曲がりくねってしまったり、店の外にはみ出してしまうかもしれません。
すると、列の最後尾がどこかわからなったり、列が客席のほうに伸びてしまうなど、かえって混乱してしまうからでは。

行列錯覚説

フォーク並びにすると、一列が長くなり、お客様に「列が長いから時間がかかりそう」と思われてしまうから、という説です。

例えばレジが3台、お客様が15人だとします。各レジに並ぶと、レジで注文をしている人を除くと、各レジには4人が並んでいます。しかし、フォーク並びだと、12人がずらっと並んでしまいます。これだと、「レジ一台あたり」だとどれくらい並んでいるのか、待たなければならないのか、といったことがわかりづらく、長時間並びたくないお客様が帰ってしまうからでは。

時間短縮説

接客にかける時間を短くするため、という説です。

もし各レジに並んでいると、自分の前の人の接客が終わったら、自分もすぐ前に移動して注文をすればよいだけです。しかし、フォーク並びで先頭に立った場合、どのレジが空くかを集中して待っていなければならないし、中には集中力が散漫になって、すぐレジが空いたことに気づかない人もいることでしょう。これは時間のロスになってしまいます。
また、もし空いたレジが列から遠い端の位置だと、そこまで移動する時間もロスになってしまいます。接客時間を数秒短縮すれば収益が数億円変わるといわれるマクドナルドでは、この1秒・1歩の差も積み重なれば大きいのでは。

顧客認識説

そもそも、お客様の中にはこのフォーク並びを知らない人が多く、混乱を避けるために各列に並んでもらっている、という説です。

さまざまな年代の人が来店するマクドナルドの来店者は、フォーク並びを必ずしも知っている人ばかりとは限りません。もし、フォーク並びをしていた場合、それを知らない人が空いた列にスッと入ってしまったら、トラブルになりかねません。それだったら最初から、混乱を招きかねないフォーク並びはやめて、各列に並ぶというわかりやすい方法を取り入れているのでは。

以上、4つの説を考えてみました。
日常の当たり前のことも、いろいろ考えられるものですね。

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eplissio at 23:02コメント(0)トラックバック(0)マーケティング  この記事をクリップ!

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幸本陽平
Yohei KOMOTO

広島県広島市在住
中小企業診断士

新潟県長岡市出身
幸本陽平事務所 代表
ediamu 講師

大学卒業後、外資系化粧品会社・日系化粧品会社などに勤務。経営戦略やブランディング、海外進出プロジェクトなどに取り組む。2010年東京から広島市に転居、事務所開設。

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