先日、スイスに来られてまだ数ヶ月という日本の方とお目にかかる機会があり、

スイスの生活に慣れるためにもドイツ語を勉強したく、

語学学校探しをしておられるというお話しをうかがい、

自分自身も同じように感じ、

2年前まで通っていたドイツ語学校での出来事を思い出しました。


それはある日、クラスメイトたちに日本の文化を見せるため、

日本で撮影した写真や、手持ちのポストカードを紹介していた時の事。


当時私が受講していたクラスは少人数制で、

私も含め5人のクラスメイトとドイツ人の女性教師。

クラスメイト達は、ポーランド、セルビア x 2、イタリア人でした。


BlogPaint


まずは、現在の東京の様子を説明。

高層ビルから見える東京タワーや新宿の高層ビル、

レインボーブリッジやお台場の様子、皇居の周りなど。

そして次に、日本の伝統的・歴史的な文化の様子。

歌舞伎座や、京都の清水寺、舞妓さん等。


舞妓さんを見て、「ゲイシャ、ゲイシャ」 と騒ぐ友人達に、

これは芸者さんではなく、「舞妓 ・マイコさん」 と

何とか違いを説明し、次は
日本各地の風景。

世界遺産の清水寺を説明しようとしたところ、

みんなが一番感動してくれたのは、


「秋の十和田湖の紅葉」


の様子と春の日本の風景で、

彼らが同時に大きく興味を示してくれたものは、


"富士山を背後に、

桜が美しく咲いている様子を写したポストカード"


でした。


富士山と桜は予想できたものの、

日本の紅葉にあれほど興味を示すとはちょっと意外!


でも考えてみれば、

ヨーロッパの紅葉は基本的には、

オレンジがかった赤や黄色っぽいものが多いので、

同じ赤でも 「日本のオレンジがかった赤」 や、

「緑っぽい黄色」 など、

微妙な "色のコントラスト" は初めて目にしたのかもしれません。


祖国に歴史的建造物や記念物の多いヨーロッパ人から見ても、

日本の美しい四季の様子は「特別な風景」として彼らの眼に映ったようで、

とても誇らしく嬉しく感じた事を思い出します。


日本の近代的な部分に関しては、

テレビの映像や映画で観る機会のある彼らにも、

日本の四季の美しさを目にするのは、稀な出来事だったのかも!?


実際に海外に住んで日本の文化や景色を紹介してみると、

自分が思っていた日本の美や紹介したかった風景と、

相手が感動してくれる景色が微妙に異なっていたりするのがまた不思議なもの。


ちなみに景色ではありませんが「相撲」に興味を抱いている人も多く、

"相撲力士の写真" なども、とても好評です!



人気ブログランキングへ


にほんブログ村 海外生活ブログ スイス情報へ


2つのブログランキングに参加しています!

大変お手数ですが、下の応援の クリック を、
どうぞよろしくお願い致します