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ブライダルサロン メイフェア in ロンドン(前半)

からの続きです。


前半の記事で、タイトルを上記のようにつけてしまい、

サロンの名前が

 "メイフェア" だと思われたかもしれませんが、

そうではなく、

メイフェア地区にあるブライダルサロンという意味です。

表現が不十分で失礼いたしました。(念のため)


従いここでは、

ロンドンのブライダルサロン「A」としておきます。


宿泊中のホテルからタクシーで向かった

メイフェアのサロン「A」は、

高級なブティックが並ぶ、その中の一角にありました。

大きなガラス張りのショーウィンドウから

中の様子はうかがえるものの、ドアは施錠されています。

まずはドアベルを鳴らして、中から開けていただき入店。

アポイントのある事を伝えると、

お店のスタッフは笑顔で応対して下さり、

ウェディングドレスがズラリと並ぶ下の階へと移動しました。


ロンドンの現在のサービス業の状態を象徴しており、

このサロンを含め、後から訪れたサロンも、

スタッフは英国人ではありません。

これは、ホテル、レストラン、ショップスタッフ .. etc

どこもほとんど同じです。


フロアーは貸切で、

人気のデザイナーのドレスがたくさん並んでいました。


まずは、

「シャンペンはいかがですか?」

と尋ねられ、もちろんいただく事に。


グラスのシャンペンが運ばれてくると、

担当してくれたスタッフからは、

いつどこで、どういうスタイルで結婚式を挙げるかを

尋ねられました。


上記については、その後に訪れた他のサロンでも同じです。


サロンを3軒回って気がついたのですが、

後から考えてみると、

この1軒目のお店での対応は、

なんとなく話を聞きながら、品定めをされたように思います。


ローラの結婚式は、

英国の、ある田舎町の小さな、しかしとても趣のある、

教会で開催される予定です。

その後、彼女の母方の祖母の、

大きな家の大きな庭にテントを張り、

披露宴は着席型の、

ガーデンウェディングパーティーを行います。

私からすると、まるで英国の映画の世界のようで、

とても素敵だと思うのですが、

サロンの担当者はそうは感じなかったようです。


担当者は、

自分のウェディングプランについて話すローラに、

「そうなのですね〜。」

と頷きながら話を聞くも、

何となく興味を示していないように感じました。

高級エリアのにあるサロンには、

ロンドン市内の高級ホテルで結婚式を挙げる人たちも、

たくさん訪れるのだろうと容易に予想できます。


この旅ではローラ達も一緒だったので、

あまり豪華過ぎるのもどうかと思い、

いつもロンドンで宿泊をするホテルとは別の、

こじんまりとしたチャーミングなホテルに宿泊しました。

しかし普段夫と二人で宿泊している

 "ザ ランドマーク ロンドン"には、

大きな宴会場がいくつかあり、

過去の宿泊中にも何度か、とてもリッチに見える人々が集い、

それは豪華な結婚式を挙げている場面に遭遇した事があります。

きっと同じメイフェアにある  "ザ リッツ ロンドン" や、

それらのランクのホテルで結婚式を挙げる人達が

顧客にはいっぱいいるのでしょう。


実際にそのお店のデザイナーのウェディングドレスを

目にすると、

ビーズやストーンが散りばめられ、

キラキラしているものが多く、

ガーデンでのウェディングというより、

ホテルなど、室内での結婚式を想定して

デザインされているように感じました。


3軒のサロンを訪れた後に話してみると、

ローラ本人もそう感じたのだそうです。


時間が1時間と限られているので、

試着も最初から急ピッチで進みます。

ローラは事前にネットでチェックをして、

着てみたいドレスを数着決めており、

それらのドレスと、

その場にあった数多きドレスの中から、

着てみたいものを選びました。


ドレスはオーダーメイドですが、

既存のデザインの中から選んで、

それを本人の身体に合わせてあつらえるシステムです。


1軒目のサロンという事もあり、

ローラはかなりのハイテンション。

嬉しそうな彼女とはウラハラに、

サロンの女性スタッフは冷めた様子で、ドレスを次々と準備します。


1着試着するごとに、

「素敵!」と声を発しながら、

彼女は一言ずつコメントを付け加え、

鏡の中の自分を見つめていました。


すると、サロンのスタッフが、


「この場にあるドレスがどれも素敵なのは分かっています。

短い限られた時間なのだから、

いちいち、あれもいい、これもいいじゃなくて、

どれが気に入って、どれが気に入らないかを伝えていただかないと。

必要ないものは順番にしまっていきますから。」


と、かなり強い口調で発しました。


横で聞いていた自分は、正直驚きました。


とりあえずその場では私は何も言わず、

ローラが気に入ったドレスを時間内に全て着用できるよう

促しました。


度々時計をチェックしながら、ドレスを運んでくるスタッフ。

土曜日という事もあり、

次の予約もいっぱいだったのだと思います。

その様子から1時間キッカリで、

その場を出なければならない事が分かりました。

最終的には、11着ほど試着。


このブライダルサロンでは、

ドレスを着用した姿の写真撮影が NG でした。

試着した中で、

気に入ったものがあれば、1着だけ撮影してもよしとのコト。

限られた時間の中で、

ローラが写真の候補に絞ったのは2着。

1着だけと言われていましたが、

ここで何も言わなければ、何のために同行しているのか!

ようやく自分が口を開きました。


「どちらも気に入っているようなので、

2着写真に撮ってよろしいですか?」


と尋ねると、すんなりとオーケー。


前、横、後ろ姿と、

慌ててあらゆるポーズを取らせて撮影。

普段ブログのために写真撮影に慣れていた事が、

役立ちました〜。

(お料理もいろんな角度から撮影するので!笑)


1時間キッカリで試着は終了。

こちらから尋ねる前に、

担当者はドレスのプライスリストも示さないし、

自分のコンタクトを教えてくれる事もありませんでした。


ちなみに、ローラが試着してみたドレスは、

どれを選んだとしても夫の予算内で、

我が家では問題なくオーダーできるドレスでした。


1階に戻り、帰り際にありがとうと挨拶。

スタッフの女性が入り口のドアを開けた時、

私はコートをまだ着ている途中で、片袖を通したところ。

片袖のまま、

「ありがとう。それではまた。」

と挨拶をし、お店を後に。


ローラがこのサロンについて、そしてドレスについて、

どういう印象を持ったかが定かでなかったので、


「なんだか、最後はとっとと帰って欲しそうだったね。」


と、笑いを交えながら冗談ぽく伝えてみると、

彼女も全く私と同じ印象を持ったらしく、

スタッフの対応にとてもビックリしたとの事。


彼女が試着している最中の女性スタッフの強い口調にも、

帰り際の失礼とも思える態度にも、

そして、担当者が彼女の名刺も渡さず、連絡先も伝えず、

ドレスのオーダーについても何も説明しなかった事に、

ローラ本人も、

このサロンでドレスを作りたくはないと感じたようです。


実はこの結末と状況は、

事前に自分が行なっていたイメトレの中で想定内でした。


世の中にはああいうタイプの人も存在するし、

自分で対応できる状況と、

どんなに頑張ってもムリな事もある。

少し辛くてキビシイけれど、

私自身もそうだったように、

ローラもいろんな状況で身をもって人生の経験をしながら、

きっと大人の女性へと成長していくのだろうと思います。


要は40ポンドの予約料を支払った分、

最低限の応対はするものの、

"うちのドレスはアナタにはお呼びじゃない"

と言われたように感じました。


炭酸の抜けたシャンペンは、40ポンド支払って飲んだようなもの。


「あのサロンのドレスは、

ホテルで結婚式を挙げる人向きだと思う。

ワタシ、次のお店では、

きっと気に入ったドレスが見つかるような気がする!」


と意気込むローラ。


私も、


「そうね、2軒目のお店は、憧れのノッティングヒルよ。

次はきっと貴女にあった素敵なのが見つかるわよ!」


と、ポジティブに気持ちを切り替え、次の場所、

映画「ノッティングヒルの恋人」でも一躍有名になった、

ノッティングヒルへと移動しました。


(続きます)


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