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(本日の画像はイメージ。2012年6月、ドイツ ハンブルクでの結婚式に参列した際の様子です)

前回の記事、

バージンロードは誰と歩く!?(前半)

からの続きです。


娘の結婚式に、

父親と歩く事が当然だと信じ、

疑う事さえなかった、

「バージンロードを誰と歩くか?」

について、

まさかの問題を抱えた英国人の夫。


この件については、

親子の間柄という観点からは、

アカの他人に等しい私は、

一切の口出しをする事は

避けようと考えていたのですが、

夫のあまりの落胆ぶりに、

そのまま放っておく事も出来ず、

二人きりになった際、ローラに切り出しました。


もちろん、

"バージンロードはパパと歩くべきよ"

なんて、直接的な事は口にはしません。

ちょうどウェディングドレス・ドレスの

オーダーが無事に終え、

お茶を飲みながらのリラックすタイムに、


「そういえば、お式の日、教会のバージンロード、

ちらっとパパから耳にしたのだけど、

どうするか決めたの?」


と、そっと切り出しました。


彼女のその答えは、


「この事については散々迷ったけれど、

バージンロードは、ママと歩こうと思う。」


との事でした。


「そうか〜。

あなたの決めた事に

私が口出しをする権利は無いのだけど・・。

でも、貴女のパパ(私の夫 Banana)

のとても残念そうな様子を眺めていると、

見ていられなくて・・。

何とか考え直す事は出来ないかなぁ。

貴女のお父さんは

この世でたった一人なのだし。」


自分としては、

夫の力になりたいと思い、

何とか絞り出した言葉でした。


それに対しての彼女の答えは、


「もう既に決断した事だし、

これは私の結婚式だから・・。」


でした。


この言葉には正直、日本人の自分としては、

大きなカルチャーショックを受けました。

日本では結婚式は、

両親への恩返しとか、

そんな感謝の気持ちを表す場として、

親のために・・

みたいな部分もありますが、

(少なくとも、自分の時代はそうだった)

欧米では、結婚式に対しての考え方や、

捉え方も異なるのだと、

つくづく感じました。


ローラ本人曰く、

今までの人生の中でも、

最もハードな決断だった

と言っても過言ではないのだそうです。


母親の苦労をずっと見てきたし、

ここまでいつも一緒に、

一心同体で頑張って来たから、

バージンロードは母親と歩きたいのだそう。


夫が懸念していた、

前妻の性格を考えて、

そうしないとローラが責められるから、

"やむを得ず決断した"

のではなく、

ローラ自身がそうしたいと思い、

下した決断であると分かった以上、

もはや、私が説得できる範囲は超えています。


私は、言いたかった事を、

グッと飲み込む事しか出来ませんでした。


本当は、

離れていても、

父親の精神的、経済的サポートが無ければ、

彼女はおそらく大学に行く事も出来なかったし、

成長過程でも、

大きな困難にぶち当たったであろうと思います。


離れていても、いつも味方になり、

力になってくれた父がいたからこそ、

きちんとした教育を受けて、

生まれ育った小さな町とは異なった環境で、

様々な体験、経験をして、

そこで人生の勉強もしながら、

新しい友人達にも出会い、

成長できたのだと、私は信じています。

とは言え、

ローラが下した決断、結果が全てです。


救いとしては、父親には、

バージンロードを歩く以外で、

式の最中には、

大きな役割を果たしてもらう予定である

との事でした。


夫 (娘は一人だけ)にとっては、

娘とバージンロードを歩くというか事は、

父親として一生に一度の事で、

本人にとっては、

私が想像していた以上に

とても大きな事柄でした。


彼は自分が大きく落胆している事を

ローラの前では見せていなかったため、

その時、私が彼女にゆるりと話をした事で、

ローラも自分の父が、

バージンロードを一緒に歩く事を

そんなに楽しみにしていたのだと言う事実を

知ったようです。


最後にローラは、

例えば、

バージンロードの半分を父親と、

半分を母親と歩く事が出来ないかどうか、

次回の教会での打ち合わせの際に、

神父様と話をしてみると言うところまで

こぎつけました。

(最終的には、この案は諸事情により叶わず、

バージンロードは母親と歩く事になりました。)


ローラは私に、

父親はそういった感情を自分には出さないので、

Apfel  に彼の本心を聴けてよかった。

パパも傷つけないよう、

ママも怒らせないよう、

みんながハッピーになれるよう、

夫 Banana が父として、

大きな役割を担えるよう、

もう一度、

他のアイデアも考えてみる事になりました。


他人の私が、

全く余計なお世話にような気もしましたが、

やはり第三者である自分が、

ローラと話をして良かったのだと思います。


しかし、夫としては、

ロンドンに行く前の時点で、

"バージンロードの件は、

ロンドンで会った際に話そう"

と言うところでストップしており、

その先については(実は彼にだけ)

保留のままとなっていたため、

それをいつ打ち明けるか?

と言う点で、

私の中でのストレスは頂点に達しました。


夫は、

私がローラと二人で出かけた後、

ホテルの部屋に戻る度、

「バージンロードの件、何か言ってた??」

と問いかけるのです。

「ううん、特には何も〜。」

と、嘘をついてしまった私・・。


ちなみに英語ではこのような状況の嘘を、

"white lie" (ホワイト ライ=罪のない嘘)

と呼ぶそうです。


この件については、

「自分に任せて欲しい」

と言うローラの言葉を信じ、

しばらく待ってみる事にしました。


(別の記事を挟み、関連記事として、更に続きます)


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