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前々回の記事、


からの続きです。

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昨年12月、

ローラのウェディング・ドレスをオーダーし、

クリスマスイルミネーションで輝くロンドンで、

数日間の休暇を過ごし、

早2週間が経過していました。


その後もローラから夫へ、

"バージンロード" を

父、母のどちらと歩くか?

の最終決定の連絡はまだされておらず、

既にロンドン滞在中に、

ローラからその決意を聞かされていた私は、

『いつ夫に打ち明けるのだろう?』

と思うと、

気が気ではありませんでした。


夫からはその間、時折、


「ローラからまだ連絡は無いけれど、

バージンロードを花嫁と歩くのは、

父親の役目だよね。

絶対に前妻がまた、激しい口調で口出しをして、

ローラを困らせているに違いない・・。」


と言うような言葉を耳にしつつ、


「そうね。でもまあきっと、

年内に何らかの連絡は入るわよ。

あまり彼女を急かさず、待ってみよう・・。」


と答えるしかありませんでした。


私にとっても、

とてもストレスを感じる2週間でした。


そして遂に、クリスマスの朝、

ローラからスカイプが・・。


私は正直なところ咄嗟に、


『えーっ?

クリスマスは彼(夫)にとって、とても大切で、

喜びの日でもあるのに、今日なのか・・』


と、思いました。


古典的な英国人の代表のようでもあった、

2年前に亡くなった義母も、

毎年クリスマスを楽しみにしていましたが、

同じ英国人のローラにとってもまた、

クリスマスの日は大切な日で、

この日を終える前に、

父親に自分の決断を

伝えたかったのだろうと思います。


ローラからのスカイプに、

最初はいつものようにとても嬉しそうに、

ニコニコと笑顔で話していた夫でした。

私はことの顛末が見えていたので、

リビングの席を立ち、

別の部屋へ移動していました。


ローラとのクリスマスの挨拶と、

全ての会話が終わった時の夫の様子は、

クリスマスの朝、

クリスマスプレゼントを開封し、

ローラからの連絡が入る前までの

上機嫌な夫とは別人のようで、

明らかに落ち込んでいました。


やっぱりローラは、今日、打ち明けたんだ・・

とすぐに分かった私は、


「ローラ、元気だった?

仕事はうまくいってるの?」


と問いかけました。


(夫)元気だよー。

キミにも、ハッピークリスマスって

言ってたよ。


(私)そうか〜。

他にナニか言ってた?


(夫)バージンロード、やっぱり母親と歩くって・・。


(私)あ、そうなんだね・・。

あんなに以前から楽しみにしていたし、

とてもショックだとは思うけれど、

彼女が決めた事だから、仕方ないよね。


(夫)ボクは結婚式でスピーチをする事になった。

でも、バージンロードを花嫁と歩く役割と、

スピーチでは、

絶対にそっちの方が格下だよね。


そう言われてしまうと、

私には励ます言葉も見つからず・・。


思わず私の発したコトバ、


「アナタには、私がいるじゃない!

ローラの一番は今も、

そしてこれから先もジミー。

でも、私の一番はずっとアナタよ。」


我ながら、

バージンロードの決断とは

全く無関係な言葉だとは思ったものの、

つい、そう出てしまったのです。


その後も特に元気づけられそうな

励ましは思い浮かびませんでした。

その時の自分は、

しばらくはその件に触れず、

そっとしておくしかない。

と言う思いでした。


SNSで個人的にも繋がっているとローラには、

夫の落胆ぶりが気の毒でならないので、

彼女の負担にならないよう気を遣いつつ、

バージンロードについては

彼女の決断を尊重するけれど、

せめてスピーチ以外にも、

何とか彼にも満足のいく方向で、

もう一度役割を考えてもらう事が出来ないか?

をそっと尋ねました。

するとローラは、時間をかけてもう一度、

熟慮してくれました。


最初はバージンロードを、


● 案(1)父と母で、半分ずつ歩くのはどうか?


● 案(2)最初に母と歩き、

新郎に新婦を手渡す前に一旦夫に手渡し、

夫から新郎に手渡すのはどうか?


など、いくつかの案が出ましたが、


(1)は、結婚式を挙げるのは小さな村の

小さな教会なので、

バージンロードも短く、

それはちょっと無理そうだとの事。


(2)は、夫と前妻お互いが、

お互いを好ましく思っていないため、

二人で手を取り合うのは難しいだろう。


などの理由により、いずれも見送り。


最終的にローラが決めた案は、

祖母の家から教会まで(徒歩5分ほど)

の距離を、

夫が花嫁の手を取って教会の入り口まで歩き、

その後、

バージンロードを一緒に歩く母親と交代する

と言うアイデアで決定しました。


夫のスピーチは挙式の最中ではなく、

その後の披露宴で行い、

挙式の際には、

ローラの希望する詩を夫が詠む

と言う事で一件落着しました。


夫とローラ、二人の間に立っていた私は、

ある意味、

ウェディング・ドレスのオーダー以上に

緊張感の続いた昨年末の数週間でしたが、

何とかうまくおさまりました!


あとはジミーの耳が完全回復するのを待つばかり。


前妻とその家族に会わなければならない、

しかも長時間!

(過去に、前妻以外には会った事はナシ)

については、

今は落ち着いた様子の夫とは真逆で、

日に日にナーバスになってしまい、

自分は違った意味での

ストレスを感じている事は事実なのですが・・。


お式の当日は、

我ら、晴れ夫婦のパワー全開で、

美しい英国の夏の日になる事を期待します。


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