スイスの街角から

スイス在住14年目。 チューリッヒ湖のほとりに、英国人の夫と共に住んでいます。 カルチャーショックでいっぱいの実は意外だったスイスの姿と 海外生活の様子、国際結婚のお話し、 スイスの美しい景色と人々の生活風景、季節の情報など、 写真いっぱいのブログを湖畔の街よりお届けします。

英国

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きっと治るよ!


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(画像は記事とは無関係、2018年11月 チューリッヒ湖畔の我が街にて)

本日は久しぶりに英国の親戚の話題、

ローラとジミーのその後についてです。


先日の記事、

一筋の光が見えた(2018年 10月6日)

からの続きです。


ジミーの耳は現在も、

時々起こる激しい耳鳴りと、

時には痛みにも悩まされ続けているそうです。


その後、ローラとジミーは、

上述の過去のブログ記事に登場した、

スイス チューリッヒ大学で専門医療を学び、

その後、英国に戻ってその道の権威となった

英国人医師の元を訪れました。


英国国民が加入する国民保険で

治療費用をカバーできる病院とは異なり、

プライベートホスピタル(私立の病院)

での受診で、

医療費が全額本人負担となるとため、

予約はすぐに取れて、

新しいドクターの診断の元、

今後の治療方法を話し合うことが出来たそうです。


州立病院の医師からは、

ジミーの耳は、

今の状況を完全に治すためには手術が絶対に必要で、

その手術をすると、

片耳の聴力が失われるだろうとの、

とても酷な診断を受けていました。


その診断に納得のいかない若夫婦は、

セカンドオピニオンを求め、

保険適用外ではあるものの、

その道のスペシャリストである、

有能なドクターの元を訪れる決心をしました。


結論からすると、

新しいドクターの見解は、

最初に訪れた州立病院の医師のとは大きく異なり、

手術をすれば、ジミーの耳の聴力は失われずに、

完全回復ができるだろうとの診断でした。

手術方法も、メスを入れるのではなく、

他の方法で2回に分けて、行われる予定です。


別の医師を訪れただけで、

こんなにも診断が覆ろうとは・・。


1回目の手術は今月に行われ、

2回目は1回目の傷が癒えた頃、

来年にもう一度受ける事になったそうです。


保険適用外で、一度にかかる費用は、

日本円にして約100万円とちょっと。

その他、諸々。

入院費用や術後の治療代など、

追加費用もかかりそうです。

これを x 2回受ける事になります。


もちろん、保険で全ての医療がカバーされ、

受診も手術も治療もタダで受けられる

英国の医療システムを考えると、

高額な費用だとは思います。


けれども、将来のある若い成人男性が、

その金額で元気に回復して、

今まで通りの日常生活を取り戻し、

この先も後遺症無しに元気に働ける事を考えれば、

200万円は、極端に言えば、

親戚に借金をしてでも、

絶対に支払うべき金額だと私は思います。


さて、ここで、現実的なおカネの問題。

夏に結婚式を終えたばかりのローラとジミーは、

決して裕福ではなく、

貯金も結婚式、諸々で使い果たしている状況です。


ローラ本人の体の問題であれば、

父親である私の夫 Banana も

直ぐにサポートできるのですが、

ジミーのご両親はご健在で、

お父様も現役で仕事をされているので、

我が家が援助を名乗り出るのも、

しゃしゃり出すぎです。


手術も含め、

医療費が一般的に無料の英国で、

1回の耳の手術に100万円支払う事に、

ジミーのご両親はどう考えられるのか?

夫 Banana は、

さぞかしやきもきしたようですが、

最初の手術費用は、

ジミーのお父様が支払う事で決定しました。


来年の手術に関しては、

二人でこれから1年働いて貯めたお金で、

支払える見込みがあり、

この医師の元で、

手術を受ける決断をしたそうです。


あとは様子を見て、結果を待つばかり。

愛する娘を思うと、

居ても立っても居られない Banana のようですが、

今は相談にのりながら、

見守る事しか出来ません。


本当にどうしようもなく困った時には、

その時こそは、Banana の出番です。

それは金銭的な面だけではなく、

精神的面でも同じ。

私はそばで見ているだけで、

何のサポートも出来ないのが現実なのですが、

そんな私も、

いざとなった時には少しでも役に立てるよう、

心の準備はいつでも万端にしておくつもりです。


「きっと治るよ、ジミー!」


まずは今月の手術が、

無事に成功しますように・・。


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一筋の光が見えた

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秋晴れの続くチューリッヒ地方。 

今週は週明けの月曜日こそ

冬のような寒さがやって来ましたが、

その後は暖かさが戻り、

お天気の良い美しい秋晴れが続きました。


湖畔の我が家から眺めるチューリッヒの夕暮れは、

秋から冬へと移り変わる季節の、

独特の美しさを醸し出す今週末です。


さて、ここからが本日の話題です。

先日より綴っていた、

英国のジミーの容体にと今後の治療方法について、

少し進展がありました。

本日の記事は、

先日のブログ記事、


医療システムの違いに戸惑う(9月28日)

検査の結果(9月21日)


からの続きです。

ローラとジミーの現在の決断は、

まず、英国のブライベートホスピタルで

別の医師によるセカンドオピニオンを聞いて、

その後に、

これからの治療方法を具体的に決定するというもの。


英国内で色々と調べた彼らは、

耳鼻科の手術を受ける上で、

その道の権威でもある一人の医師に

コンタクトを取りました。

そこで予想もしていなかった

驚きの偶然が発覚したのだそうです。


英国の都市部の病院に勤務するこの医師は、

かつては、

チューリッヒ大学で彼の専門医療を学び、

チューリッヒ大学病院で研修医として過ごした

経歴がありました。

その後、英国に戻り、

専門医療の道に従事していたのです!


そんな経歴は全く知らなかったローラとジミーですが、

全くの偶然で、コンタクトを取った際に、

その専門医が、

スイスで医学を学んだ事実を知ったのだとか。

診察のアポイントも無事に取れて、

近々その医師の元を訪れる予定との事です。


有名な医師でもあるその名前をネット検索すると、

彼の経歴が出て来ました。


そして、もう一つの偶然は、

彼がスイスで学んだ際の師でもある

チューリッヒ大学病院の教授は、

その後、

チューリッヒ市内の別の病院 H

(ロジャー・フェデラーも利用する有名私立病院)

で、現在も現役の医師として活躍されています。


更なる偶然は、

その病院は、夫 Banana が数年前、

チューリッヒ大学病院で体のある部分の

命に関わる大手術を受けた際に、

執刀、担当医であった当時の医師が、

現在はそちらの病院 H に勤務しており、

Banana も数年に一度、

今でも定期検診に通っている

(今後も同じ医師を担当医として選び、病院をHに変えた)

馴染深い病院なのです!


Banana が手術を受けた際、

当時大学生だったローラは英国から父の元へ駆けつけ、

数日を過ごしました。

その際にチューリッヒ大学病院で目にした、

素晴らしい医師や看護師、

医療スタッフ達の姿を目の当たりにした事が、

その後の彼女の人生や、職業を選択する際に、

大きな影響力となったと、

彼女はいつも私達に話しています。


我が家にとっては、

まるで点と線が結びつくような、

偶然と運命が重なった出来事です。


英国の第二の医師が、

ジミーにとって最良の治療を英国で出来るのであれば、

それが一番ベストなのでしょうが、

もしも今後スイスの病院で、

耳の手術を受けるという可能性がある場合、

その奇跡的とも言えそうな繋がりは、

きっと大きな助けとなる事だろうと思っています。


一筋の明るい光が見えた

英国からの明るいニュースに、

良い意味で、

気持ちが高ぶった今週の我が家です。


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医療システムの違いに戸惑う


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毎日のように透けるような秋空の続く  

チューリッヒ湖畔の街です。

今週は毎日、

自宅からも美しい夕暮れの湖が眺める秋の日々です。


本日は先日のブログ記事、


からの続きです。


ローラより連絡が入り、

週末、父と娘は長い時間電話で、

今後のジミーの治療についてどうするかを、

話し合っていました。


ローラとジミー側の決断としては、

現在かかっている

コーンウォールの州立病院だけに留まらず、

一度、プライベートホスピタル

(↑ 彼らがそう呼んでいるので、

私もそう記述しておりますが、

私の解釈では、"私立" の病院の事だと思います)

の医師の判断を

セカンドオピニオンとして仰いでみようという

のが、まず彼らの決めた最初のステップです。


前回の記事でも、

州立病院でジミーの耳の不調を検査する

最初の段階において、MRIをせぬまま、

耳にたまった菌を抜くだけの手術をし、

その後も完治せず、

耳の不調をうったえるジミーを

なぜそのまま経過観察にしたのか、

私なりに疑問を呈している事を綴りました。


その際の補足なのですが、

英国の医療システムはとても独特かつ複雑で、

国民全員の医療費が無料であるがゆえに、

全てをその範囲で治療や検査を賄わなければ

ならないのだそうです。


私の単純な考えでは、

では、無料でなくとも、

その分の追加料金は自分で支払うから、

最初からMRIや他の検査もして欲しい

と言えばいいのに・・

と思ったりするのですが、

国の医療システム上、

それは出来ないのだそうです。

もしも無料医療の適用外で治療をしたり、

セカンドオピニオンを聞きたければ、

その場合はもう、

病院を、プライベートホスピタルの医療に

チェンジするしかないのだとか。

それぞれの国の医療システムの違いには、

ただただ、戸惑うばかりです。


誰もが簡単にそうしない(そう出来ない)理由は、

プライベートホスピタルで受ける医療は

保険適用外で、

とても高額だからなのだそうです。


この英国の医療システムを踏まえ、

まずは英国第2の都市ブリストルにある

プライベートホピタルの医師を訪れるため、

次の予約をしたローラとジミーです。


父と娘の話し合いでは、

その結果次第では、次にスイスに来て、

セカンド、サードのオピニオンへと進むかどうか、

決めようという事になりました。


英国では国民のほとんどが

無料医療だけでカバーしているため、

この、プライベートの医療に関して

深い知識を持っている人はそう多くは無いようで、

ローラは最初、母親に相談してみたものの、

彼女自身も、その家族達も、

今までの人生において、

プライベートホスピタルに

お世話になった事は一度もなく、

全く役に立ちそうな情報が無かったのが現実でした。


国外に住んでいても、

英国の医療とシステム、保険にも詳しく、

知識もある夫 Banana (ローラの父)

のアドバイスによって、

まずは、最初のプロセスとしては、

何とかうまく進んでいる様子です。


ローラは、

「パパがいてくれるおかげで、心強い。

英国の医療についてのアドバイスもだし、

何と言っても、この先、

スイスで治療をするという、

最大のベネフィットと言える選択肢もある・・。」

と、

彼女自身の気持ちを

ポジティブに保ってくれています。


一方、当人のジミーは、

ローラが仕事から帰ってくると、

一人で涙している事もあるのだそうです。

英国(かかりつけの州立病院)で

手術を受ける事によって、

大きな後遺症が残るであろう事はもちろん、

再び耳の手術を受けなければならない事自体に、

不安と恐怖でいっぱいなのだと思います。


今は私達はまだ、

遠くから見守る事しか出来ませんが、

その時が来れば、彼らの力になりたいと、

次へのステップへ、

心の準備だけはしておこうと思っています。


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