株式投資におけるリスクとは、端的に言うと、株式取得時の株価から、上下する株価のブレになります。株価は毎日市場動向により上下を繰り返します。購入時に期待していた株価に近づくブレも発生しますが、逆にその株価から遠ざかる方向にブレが生まれることも発生します。この期待とは逆の動きをすることが、価格変動リスクがあるという性質になります。

どの銘柄も、永遠に上がり続けることも、永遠に下がり続けることもありません。どのくらいの期間で、どの方向に、いくらブレるか、この目標に対して投資をするのが株式です。この読みに、市場の動きが沿わなかった場合、金銭的なリスクが発生します。

一般的なリスクはこれにつきますが、実際に初めて株式投資をされる方は、他にもちょっとしたリスクを考慮しておいたほうがいいかもしれません。

1つ目は精神的なリスクです。株式は本人の意思とは無関係に値動きが発生します。一時的なブレだけでなく、株価に影響しそうな様々なニュースが入れば、気をもむ人もいるかもしれません。気になって他の仕事が手につかないなんて場合も考えられなくはありません。

2つ目は時間的リスクです。自分が買いたい、売りたいと思う株価がいつ実現されるかは分かりません。有利な取引をしようと思うと、常に市場をウォッチする必要に迫られます。こうした時間を取られることもリスクとして考慮する必要があります。

割高・割安を長期的に判断する投資の尺度リスクプレミアム

「リスクプレミアム」とは、株式投資の際に、割高・割安を長期的に判断する投資の尺度を意味します。リスクのある株式投資の期待収益率から、リスクが無い資産の収益率を引いた差のことをリスクプレミアムと呼びます。株式に投資するということはつまり、株価の大きな値上がりを期待できる反面、株価が値下がりする可能性も高く、投資家はその両方の展開のギャップを受け入れたということになります。

リスクの大きな株式と、リスクが全く無い金利が同じリターン(収益)が見込める投資手法があれば、誰もがリスクの無いに投資手法に投資をすることでしょう。株式とリターンが同じで、逆にリスクは無いということですから。投資家は無リスク金利にいくらの利回りを上乗せすれば、リスクのある株式を買う気になるのかということを、リスクのある株式投資の期待収益率から、リスクが無い資産の収益率を引くという数式で数値化できます。これがリスクプレミアムになります。一般的に、債券などよりも株式投資の方が、リスクは高いといわれています。

しかし株式には、期待以上の大幅な収益を生み出すチャンスが生まれやすい特徴も持っています。リスクプレミアムとは、投資家が、リスクを引き受ける対価として上乗せされる利益、リスクに応じて期待する割増料、とも言い換えることができます。

価格変動リスクを考慮しない場合

まず、価格変動リスクを考慮しない場合どうなるかといえば、目標株価に反して下がり続け、預けた資産が減ってしまう、つまり元本割れが発生します。

もっとひどいケースだと、投資先の企業が倒産してしまうといったことも無いとは言えません。倒産してしまえば、株の価値は基本的にゼロになってしまいます。

それだけでなく、実際に株式投資を始めると分かりますが、精神的なリスクというものはつきまといます。実際に運用を始めて成功、失敗が生まれると、その経験値を過剰に自分の中で絶対化し、リターンを少なくしたり、リスクを広げたりする精神的な作用が生まれます。やはり人は生き物ですので、そのような考え方になることも否めませんが、最初に決めた投資方針が繰り返しブレるようなことがあれば、前述の金銭的リスクを誘発する可能性もあります。

また、時間的リスクについても、考慮があなどれません。時間があるときには、綿密にこの株価で売却するなどと考えていたとしても、株価のチェックを怠ったり、想定していた価格以上に株価が一方的に下がってしまったり、買うときのチャンスを逃したりします。このような状況が続けばリターンを上昇させるのは難しくなってきます。

株の値動きの規則性を見定めるリスク回避をしよう

株式の投資にはリスクがあることは,間違いない事実ですし、未経験者が思っているほどのリスクではないことも事実ですし、それを回避する工夫をして、実際にリターンを得ている人が大勢いるのも事実です。

リスクを回避する方法として基本的なことは、株の値動きの規則性を見定めることです。きちんとした方法で買えば勝率を高めることもできます。

ただし、実際にはこれが難しいので、これだけでなく他にもリスクを回避する必要があります。たとえば、全ての資産を一つの株式に投資するのではなく、様々な業種、分野、成長のスパンなどを考慮し、幾つかの株式に投資を分散させることでリスクも分散できます。

また、どこで損を切るかというルールを明確に作り遵守することで、影響の拡大を止めるだけでなく、資産の流動性を維持するというリスク回避策もあります。精神的なリスクを避けるためにも、決めた運用ルールの見直しは大切なものの、きちんと守った上で、評価することが大切です。

また、時間的なリスクについては、現在はネットで様々な便利ツールが使えますので、これらを利用するといったことでの株のリスク回避も可能です。一番のリスク回避としては、少ない額でもよいので実際の取引で経験を積んだ方が効率よく学べると思います。

参考リンク
株のリスクと対処法(株初心者に贈る株式投資入門)
http://www.kabu-syoshinsya.com/stock-risk