五月から、忙しくてすっかりブログを放置していました。

金沢行きの不安を書いたのが最後になっていましたが、あのあと金沢生活を二週間営み、無事目的をある程度達して東京に帰り、さらに二週間かけて、仕事を完成させました。
すぐOKが出たので、これは一段落。

そのあと忙しくしているうちに、気づくともう八月も半ばなのでした。。。




今年の夏の大会(未来の)は、繁忙期だから行かないことにしていたのですが、評論エッセイ賞というのをいただくことになったので、日曜日行ってきました。
体調不良になって直前に日帰りすることにしたので、かなり厳しかった。

会場に着いて歌会を聞いてるうちに元気にはなったけれども、暑いか寒いかよくわからなかったので、熱がけっこうあったかもしれない。

「あらにしきみさんでしょー」と初めてお目にかかる方々にかなり声をかけていただいたので、名札を上のほうにつけておくといいんだな、とかぼんやり思っていましたが、よく考えたらたぶん今月号に写真が載っていたから、顔見て声をかけてくださったのだと、帰ってから気づきました。

写真いやだったけど(からんくんの隣だしさぁ。。。)、よかったなと思いました。

ちなみに、ツイッターでも何度か書いたけど、あの写真は金沢生活のとき、氷見から遊びにきてくれて一緒に能登半島ドライブ(島なおみさん運転)をした際に岡田幸生さんに撮っていただいたものです。旅の良い記念にもなった。

授賞式は緊張したけど、黒瀬さんが賞状受け取るのもあいさつも先にやってくださったので、なんとなく真似してやればよくて、安心だった。
常に後ろに隠れ気味な感じでいると安心だ。
ふだん引きこもって地味な仕事をする生活なので、人前とか金屏風とか、晴れがましいことはたいへん苦手なのであった。パネルとかのほうが緊張しないよね。。。隣に誰かいるし。
そんなわけで、終わってほっとした。

あいさつでは、あのころは毎日まだ余震があったので、書き終わる前に死ぬんじゃないかと本気で思っておびえていたこととか、あの文章がきっかけで野樹かずみさんの歌がドイツで翻訳されて紹介されたらしいことなどを話しました。
自分が生き残ることで必死で余裕がないころに書いたので、あれこれ反省点が多いし、評論といえないような手法で書いちゃったものなので、選ばれたことにはびっくりしましたが、これからも書いていいよという許可をいただいたと思ってやっていきます。

しかし、来年あたり、短歌と仕事のバランスをどうしたらいいか、よく考えないといけなくなるのかなあ、と思っている。仕事で変化があって、時間的精神的なバランスが難しいこのごろ。



お知らせです。

「詩客」というサイトで、半年間、短歌の時評を書くことになりました。

一回目はここです。ご覧いただければ幸いです。
ネットなのでできるだけ読みやすく、難しくなく、好きな歌を紹介できればと思ったりしています。