erinamnamのブログ        **映画館の今をレポート中**

映画業界女子による日常ブログ。                   映画館から見た“映画興行”のすべてをご紹介します。

映画興行に関するコラム。【映画館の収支と売店の関係。】


こんばんわ。

以前、映画館の収益構造、という記事を書いたのですが
こちらに頂いたご質問になるべく数字で検証してから、お答えしようと思っていたら
長くなったので、回答内容をそのまま記事にしてしまいます。

質問内容をまず引用させていただきます。

以前どこかで、
「本来なら(飲食などを)何も買わない人のチケット代に上乗せされるはずの料金を
負担してくれてんのは飲食物を買う客」
ということをおっしゃる方の発言を見たことがあるのですが、
気になるのはこの「負担」の部分です。
映画館に映画を観に行くのに、チケット代だけでは
その客は、本来払うべき対価を支払っていない、支払えていない。
ということでしょうか?
ええつまり、チケット代は、もともと、表だって公表はしていないが
飲食などに金を払うことでやっと釣り合う程度分安く設定されているということなのでしょうか?


“映画館に映画を観に行くのに、チケット代だけでは
その客は、本来払うべき対価を支払っていない、支払えていない。
ということでしょうか?”とのご質問ですが、
これを私は、売店の収入があることで映画館は黒字経営になっている側面があるのか?
というご質問と受け止めました。

個々の劇場についての収支のことは分からないので、少し調べてみました。
平成16年に作成された経済産業省のレポートの18ページ(ページ数表記が18の箇所です)に
映画館の収支に触れた内容があります。

以下、URLです。
http://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/contents/downloadfiles/movie.pdf#search='%E6%98%A0%E7%94%BB%E9%A4%A8+%E5%8F%8E%E6%94%AF+%E7%B5%8C%E6%B8%88%E7%94%A3%E6%A5%AD%E7%9C%81'

こちらに映画館を運営するために必要な費用の分布が、
映画館の経営形態別に挙げられています。


<売店のある映画館の利益>

例えば、一番上には“ショッピングセンターなどとの同居型”、というのがあります。
一般的なシネコンの形態ですね。

一事業所あたりの平均費用は、この統計がとられた平成16年の時点で
5.2億円。
対して、一事業所あたりの平均売上は、5.9億円。利益は、0.7億円です。


次に費用をこの平均であてはめてみると、
映画上映経費が49%。(2.54億円)
人件費が10%。(0.52億円)
食堂・売店単価8%。(0.4億円)
他、賃貸料11%、設備投資、広告宣伝費・・・等、続いていますが、微々たるものなので省略します。


次に売上の内訳を推定してみると、
売店収入の比率は興行収入の7~20%であると書きましたが、
それを売上全体のうちの何%になるか、ということに置き換えると15%ほどになります。

ということは、
売店売上が、5.9億円の15%、0.88億円
映画料に、5.01億円。


<売店がない映画館の利益>

これらを基に、この映画館に売店収入がなかった場合を当てはめると、
費用面では、
映画上映経費が49%。(2.54億円)
人件費が10%。(0.52億円)⇒売店がない分、2/3になったと想定し、0.35億円。
食堂・売店単価8%。(0.4億円)⇒0
他の経費でもいくらか変化はあるかもしれませんが、影響があるのは人件費と仕入れでしょう。
5.2-0.17-0.4=4.63億円。

売店がなかった場合の費用は、4.63億円と仮定します。

売上面では、
5.9-0.88=5.01億円。

売上から費用を差し引くと、利益は、0.38億円。


映画上映だけでも経営は黒字になっていますが、
売店があるほうが、
0.7-0.38=0.32

3200万円のさらなる利益確保につながる、ということになります。


と、こんなまわりくどい説明で大丈夫でしょうか?

ただ、今はもしかするとフィルム上映ではなくデジタルになったことで
費用面の見直しも出ているかもしれませんので
この比率が正しいというわけではありません。
現在のほうが恵まれている部分があったり、
デジタル化に伴って、設備投資にかかる費用が増えた部分があったり、
既に私にはわからないところも大きくなっていますので・・。

ただ、推測としての回答は、
映画だけでも黒字です。でも、売店があればもっと黒字です。

“チケット代は、もともと、表だって公表はしていないが
飲食などに金を払うことでやっと釣り合う程度分安く設定されているということなのでしょうか?”とのご質問に関して。

チケット代がその分安く設定されている、という関連性はないと思います。
映画の料金がまずあって、そこにさらに売店があればもう少し利益がでるぞ、という事で
付帯収入になったという経緯ですね。
分かる範囲でお答えさせていただきました!

リスクのある商売なんでしょうけど、私は憧れますね~
映画館経営ヽ(^。^)ノ

erinamnamでした☆

映画『桜、ふたたびの加奈子』@丸の内ピカデリー

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(C) 2013「桜、ふたたびの加奈子」製作委員会


あの子はきっと生まれ変わって帰ってくる―





「桜、ふたたびの加奈子」公式サイト
http://sakura-kanako.jp/

原作はこちら。


映像といい、音楽といい、計算された映画、という印象です。
冒頭は加奈子のお葬式から始まったかと思いきや
次は桜の舞う公園を加奈子の手をひいて歩いてく母親の容子(広末涼子)の場面に。

顔から写さず、足元から始まる場面が多く
表情を捉えるまで、なんだか不安な気持ちにさせられながらも
引き込まれてしまいました。

広末の母親役のハマり具合もバッチリでした。
そして吾朗ちゃんの一歩ひいた場所にいる父親像も。

桜の舞う季節が何度もこの流れる映画を観ていると
実際に一緒に時を経たかのように感じます。
人が深い悲しみに沈んだ時っていうのは
こうして人は乗り越えていくのかなって思いながら観ました。 


内容としては、かなり重いし、辛いし、悲しいです。
母親の加奈子に会いたい、会いたい、会いたい・・・と心の奥底で唱え続けるところ、
加奈子の好きなオムライスを作り続ける姿、
加奈子がそこにいるかのように手を握った状態のまま歩く母親の姿。
もう泣きそうなシーンの連続。
折れそうになる母親の姿と広末のイメージがぴったり重なって、
良かったです。

ネタバレになるから詳しくは書かないけれど、
ラストでゾワゾワっときます。
そういう伏線が張り巡らされてたんだ、と。

福田麻由子、久しぶりにみたなぁ~。
共に登場する、高田翔くんが結構かっこよくて気になっちゃいました。
映画のキャラクターが好青年だったからというのもあるかと思いますが。

そんなに期待しないで観たけど
これは映画っぽい映画だなっていうことで、個人的にはいい発見をした映画でした。

映画『図書館戦争』



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(C)“Library Wars” Movie Project

本のために、あの人のために。
守りたいものがある。本と恋と自由のための王道エンターテインメント!




「図書館戦争」公式サイト
http://www.toshokan-sensou-movie.com/index.html


有川浩のベストセラーが映画化です。

メディアワークス
発売日:2006-02


原作を読んでいる私ですが、
原作のファンなら納得!の映画ではないでしょうか。
岡田くんと榮倉奈々の身長差まで、原作に忠実だし(^。^)

原作がライトノベルなので、こういうノリが苦手な方もいると思いますがね。

亡き児玉清が、写真出演しているのも、驚きました。
なんだか不思議ですがどういう状況で決まったんでしょうね。

岡田くんは堂上教官役で、まったく笑わない役なので
終始むっつりしてますが、接近戦になると日頃アクションものをやっているだけあって
キレのいい動き楽しませてくれます。
SPでの経験なども役立っているのかな?

この映画には近未来な雰囲気の素敵な図書館が登場します。
これらは実際ある図書館でロケをされているそうです。
本が好きな人には、そうい一面からも楽しめますね。

そういえば、最近佐賀県の素敵な図書館がTSUTAYAの運営に切り替わるという
ニュースがありました。
ここの図書館、図書館戦争に出てくる図書館に近い雰囲気があります。
すごく気になります。近くにこういう図書館できないかなぁ。

pic-12

pic-10

<佐賀県武雄市図書館HP>
http://www.epochal.city.takeo.lg.jp/winj/opac/top.do

公開は、4月27日です。

映画『プラチナデータ』


T0012587
(C) 2013「プラチナデータ」製作委員会

この愛さえも、DNAで決まるのか。

彼は天才学者だった、連続殺人犯のDNAが自分と一致するまでは―。



「プラチナデータ」公式サイト
http://www.platinadata.jp/


東野圭吾原作の「プラチナデータ」映画化です。




原作と設定がちょこちょこっと変わっている結果、
原作とはまた違うストーリーになっています。

それはそれで、アリ、というか
映画としてはちゃんと完結しているので、アレンジうまくやったな~と思いました。

でも、個人的には、原作の感想はちょっと残念な読後感だったので
もったいない印象なのです。
途中までのスピード感がよかっただけに、犯人がだれか、とか
プラチデータって?という真相解明部分にあたる終盤の感じが読みきれてしまうのが
もっと何とかならなかったのかなぁと感じています。

もしかすると、ちょっとした意外性や感動を求めていたのかもしれません。
そういうのが原作で、あまり得られなかったな。そんな気持ちです。
設定はとっても面白いし、スリリングでちょっと謎が謎をよぶ展開はお気に入りなんですけど。

という感想の本が、原作なわけですが、
二宮くん、安定感ありますね。やっぱり。
人気という意味でも、演技という意味でも。

冒頭に映画にしては珍しくタイトルコール(と呼ぶのかな?)があるのですが、
二宮くんがささやくように「プラチナデータ」と言うのが、
なかなか印象的でした。
ドラマっぽい演出だなぁと。

二宮くん演じる神楽龍平が、トヨエツ演じる刑事に追われる逃走シーンも
映画ならでは、なスケールで、見どころですね。

まぁ~この映画、やっぱニノのファンの為にあるような映画ですよね。
生瀬さんは、いつも面白い役やってますが
今回の映画では至って真面目で、アドリブっぽいのもないし(?)

インテリなニノと、ちょっとカジュアルラフなニノ、
両方が楽しめる作品です。

公開は、来週3月16日です。

映画興行に関するコラム。【角川、シネコン事業から撤退を発表。】


先日、WMがイオングループの傘下に入ることが発表されましたが、
本日は、角川グループホールディングスが持つ、シネコン運営会社である角川シネプレックスの株式を
ユナイテッドシネマへ売却することが発表されました。



このニュースは、今後の映画興行界のシェアを大きく変えていくことになりそうです。
母体に安定した(映画以外の)主要事業を持っていないシネコンは
今後、より厳しい状況となっていくことになりそうです。

このことにより、
シネコンのシェアは、この春以降、
1位 イオンシネマ(74館)※3月オープンの春日部を含む。
 ただし、現時点での運営は、ワーナーマイカルシネマズ、イオンシネマでの運用となる模様。
2位 TOHOシネマズ(57館)
3位 ユナイテッドシネマ(34館)
こちらも、現時点では、名称変更や運用については未発表。

となります。これまでは、WMとTOHOシネマズが圧倒的シェア、
3番手以降は似たような規模のシネコンが乱立していましたが、
大きく変わります。

ユナイテッドシネマのプレスリリースです。



今回、株式譲渡の際に角川シネプレックスから引き渡されるのは、
角川シネマ有楽町・角川シネマ新宿を除く全劇場。
角川シネマの運営は、今後角川書店に移るようです。
3月末の譲渡を予定しているということで、この春は映画業界にとって大きなニュースとなりました。

百田尚樹の「モンスター」、高岡早紀主演で映画化!


結構お気に入りな百田尚樹さんの作品たち。
美への病的なまでの執念を描いた「モンスター」が映画化です。



あらすじはこちら。

町でいちばん美しい女は、
かつてバケモノと呼ばれていた。

醜い女が完全なる美を獲得した先にあるのは、
誰もが羨む幸せか、それとも破滅か──。
ベストセラー『ボックス!』『永遠の0』の著者、待望の書き下ろし最新小説!

田舎町で瀟洒なレストランを経営し、町中の男を虜にする絶世の美女・未帆。
彼女の顔は、かつて畸形的なまでに醜かった。周囲からバケモノ呼ばわりされ、友達もできない悲惨な日々。
そして思い悩んだ末、ある事件を起こしてしまう。
追われるように移り住んだ「美女の街」東京。
そこで整形手術に目覚めた未帆は、手術を繰り返して完璧な美人に変身を遂げる。
そのとき、甦ってきたのは、かつて自分を虐げた町に住むひとりの男に対する、狂おしいまでの情念だった──。


最近なぜかよく読んでしまう、整形した女がちょっと壊れてしまう系のお話。相当な整形をする時点でどこか壊れてるんだとは思うけど。
このお話でなるほどって思ったのが「美人は最も没個性的な顔である」ということ。「日本人の顔のパーツを平均化したものをシュミレーションすると、最も美人とされる顔になる」らしい。むしろ不器量な顔のが、最高に「個性的」なんだってね。どうして男性が美人にひかれるのか、科学的には解明されていないらしい。一説では、その平均的なパーツからその女性が「安定的な遺伝子を持っている」と感じて魅かれるのでは?とも言われているそうな。
そして、生きものは“選ばれる性”のほうが、美を追求するんだそう。異性を選んでもらうために。人間は女性が“選ばれる側”ってこと。
それって大変~。オナガドリはメスがオスを選ぶから、オスのほうが美しい容姿だそう。なるほど~。
と、本筋と関係ないところで、色々学ぶことありました。

キャストはこちら。

瀬戸内海に面した町のレストランの美人オーナー・鈴原未帆
(昔の田淵和子)・・・高岡早紀

他、加藤雅也、村上淳、大杉漣が決定しているようです。

いや~、これはちょっと怖い映画になりそうです。

公開は2013年6月予定です。

『映画 鈴木先生』@丸の内TOEI

T0013039
(C) 2013 映画「鈴木先生」製作委員会

常識を打ち破れ、
世界は変わる




「映画 鈴木先生」公式サイト
http://www.tv-tokyo.co.jp/suzukisensei/


だいじょうぶ3組に続いて、教育モノ。
小学生、と来たら今度は中学生です~。

この「鈴木先生」、ドラマはノーチェックでしたが
実はかなり高評価な話題作だったんですね。
映画を観て納得です。
原作は、2007年の文化庁メディア芸術祭のマンガ部門優秀賞を受賞しているんだとか。


知らなかっただけに、面白い発見をした気分です。
鈴木先生は、ともすると“ほんとに優秀なの?”と首をかしげたくなる
ちょっと妄想癖がある先生。
だけど、先生の持論が
一般的な熱血先生と違って
“一見、悩みを抱えていなさそうな普通の生徒こそ、
目をかけるべき存在。いわゆる不良は、現実を生き抜いていくだけの強さを持っている。”という
考え方は、いいなと思いました。

この話は、明らかなる問題児よりもその他の優等生だったり
普通の生徒にスポットがあたるお話のようです。

今回の映画は、生徒会選挙と文化祭の準備に追われる生徒たちと
先生の思惑、そして卒業生の存在がからんで
面白い展開をしていきます。

え?っていう現実離れした展開もないとは言えませんが、
これはこれで面白いし、新鮮な気持ちで鑑賞しました。

ドラマもチェックしてみたいな・・・。

映画『だいじょうぶ3組』



T0011994
(C) 2013「だいじょうぶ3組」製作委員会


ボクらの教室に、
手も足もない先生がやって来た。




「だいじょうぶ3組」公式サイト
http://daijyobu-3.com


乙武洋匡が実際に体験した小学校教師時代の経験を
映画化したのが本作。

観た感想は・・ん~っとなんて、ノスタルジックな映画!!
小学生の頃を思い出してしまいました。

ハンディキャップがある先生が担任いう設定こそあれ、
クラスで起こるトラブルと、それに向かい合う先生の姿といったら、
幼い頃の自分自身の経験を重なる部分があったりして
温かい気持ちで鑑賞することができました。

小学生のころにこういう素敵な先生に出会えたりすると、
大きくなっても、自分の考え方に影響を受けていたりするものですよね。

役者ではなく、実際に体験をした乙武さんが主演だと
ドキュメンタリーな面が大きい作品でした。

教育の奥深さを感じます。

公開は、2013年3月23日です。

映画興行に関するコラム。【映画館のデジタル上映設備工事、9割に近づく。】


こんにちは。

2013年2月現在、映画のデジタル上映設備の設置状況は、
全映画館の88パーセントを超えているそうです。

ちなみに映画館のデジタル化が意味するところとは、、
キネマ旬報社さんの記事(2011年9月時点)を引用します。



映画を観ている側としては、“ふーん”程度なのですが、
映画をかける側には大きな違いがあるわけです。

このデジタル化への工事、昨年で急速に普及率(と呼べばいいのでしょうか)が
上がっています。

主たるシネコンはもちろん、今は郊外の小さな映画館がデジタル化へ動いている様子。
以下は、横浜の映画館、港南台シネサロンがデジタル化更新工事の為、休館するというお知らせ。


一方、デジタル化工事を目指している映画館で、こうした動きも。



北海道 苫小牧のミニシアター、シネマ・トーラスのお知らせです。
デジタル化の波は、フィルム上映の需要が限りなく小さくなることを意味するわけで、
その波に乗れない映画館には厳しい現実です。


そして以下は、岩手県の映画館・みやこシネマリーン。
こちらは東日本大震災の後も、早々に営業再開し、地元の人々に元気を与えている映画館です。






少し前ですが、静岡県のミニシアター、シネマe_raのブログでは、
2010年にデジタル化工事が終わりました、というお知らせを載せています。


3D上映があったり、デジタル化、ODS・・・
今の映画館にとっては、保守費用に相まって、お金のかかることだらけですね。

『ソロモンの偽証』

わたしは宮部みゆきの作品が苦手だ。なぜなら心情説明や比喩、状況や人物の行動表現が職人並みに細かいのだ。それが、わたしには毎回、だからどうしたのだ。テンポよく進めてくれ、と苛立たしく思う。それでも宮部みゆきの本は何度か手にしている。
その回りくどい説明にはかなりの確率で後半での展開に必要な背景であることが多いからだ。だから毎度苛立たしく思いながら後半でやっとスッキリするという我慢大会のような読み方をしている。
今回の本は中学二年の柏木くんがクリスマスイブの深夜、学校の屋上から転落死していたという事件を発端に起こる中学校内の混乱。そして続く事件。不完全燃焼といったらおかしいだろうが、うまく心のなかで整理がつかないままの生徒たちに暗い影を落とす。そして、柏木くんがいた頃のクラス委員、藤野涼子は提案する。学校内裁判で、みんなで柏木くんの自殺について話し合おう。事件性はないと早期の段階で警察は判断していたはずの事件には、あれは殺人事件ではなかったのか?という噂が学校内で巡っていた。その噂の標的となっている男子生徒、大出俊次を被告人として、裁判で戦おう。
実はこの本では早くの段階で事件の裏側のほとんどが明らかにされている。
というのは、裁判をしようと言い出す、藤野涼子、柏木くんのお兄さん、柏木くんの遺体を発見したクラスメイト。そのほか数人の目線から経緯を語っている章があるからだ。だからタイトルである偽証がふくまれていることも読み手には登場人物たちよりも早く承知している。それでもこれだけの長編にしているのはミステリー長編にするため、というよりも中学生の抱える問題、心の動きを書き連ねたかったからのように思える。
こういうとあんまり面白くないのかと感じるかもしれないが、それでも読む意味はある。最後の最後に、染み渡る展開、場面が用意されているからだ。薄々わかっていたのに、こう感じられるのは、わたしの嫌いな細か過ぎる表現が無駄でなかった証拠だと思う。

2013年の本屋大賞ノミネート作品として
チェックしていたのですが、出鼻から大変なページ数でした。
1冊あたり700ページ以上。
それを3冊読み込む、というのはかなり読書家でないと
できないです・・・

連続ドラマなら、アリな原作ですね。
**また、見に来てね!**
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