ちょっとした、おぼえがき

え~わたし脳腫瘍だって?どうしゅよ~ 髄膜腫の治療のおぼえがきです。

脳外科手術を受けなければならなくなった場合
女性なら、いや男性でも
髪がどうなるのか心配だと思います。

私も、術前に髪を切るべきか悩んだのですが、
お医者さんからそのままでいいと言われました。
かつらがいるような状態にもならないと。

なんと、ほとんど包帯もありませんでした。
髪は殆ど剃られず、メスを入れた場所にはホッチキスで止めたような跡が・・・
頭に線路が通っているような感じです。

衛生上の問題から触らないように、との指示はありましたが、
だからと言って、毎日消毒する、という事もありませんでした。

頭痛はあります。
ナースコールするとボルタレン(座薬)を持ってきてくれました。
食欲がまだ戻らず、あまり食べられないため
胃への負担も考えて座薬になったようです。
良く効くお薬です。
だから切れた時が痛い・・・・

夜中にまた痛くなってナースコールしました。
インターホンもあるのに、看護師さんがわざわざ来てくれます。
「痛み止めをください」と言うと「はい」とお薬をとりに行ってくれます。
でも、なぜか手ぶらで戻ってきました。
「前回からまだ6時間たっていないので出せません」とのこと。
頭が痛いのも辛いけど、忙しい看護師さんに無駄足を踏ませたことがショック~
なので、痛み止めを貰うたびにスマホに時間を登録することにしました。
で、時間を確認してからナースコールすることに。
これからしばらくは、スマホで時間を確認しては、「あと〇時間だ~」と6時間めを待ちわびることになりました。

食欲はありません。
なんといっても口が開かないのです。
口と舌がしびれたような状態で味もほとんど感じられません。
なんでもいいから食べられるものを、という事で
わたしはウィンターインゼリーを母に買ってきてもらいました。
それから大好きなリンゴ
これは母が殆ど毎日、皮をむいて小さく切ったものを持ってきてくれました。
本当に家族ってありがたい。

手術翌日
目が覚めると病室のベッドに寝ていました。
頭が痛いです。
当たり前ですよね。手術したばかりですから。
普段の頭痛とも違います。中からの痛みに傷の痛みも。

父母そして弟が来ていました。
記憶はかなりあいまいです。
朝ごはん、少しは食べられたのかな?
たぶん食べられなかったと思います。

母が私の眼に異常がないかと、何度も顔を覗き込み、右を向けとか左を向けとかうるさいほどでした。
いくつになっても子供は子供です。心配で寝てなかったのではないでしょうか。
病気になって、心配かけて、本当に申し訳ないです。

両腕に点滴が入れられていました。
尿管も入れられたまま。
背中にも骨髄液が漏れないようにとの管がはいっいて、この管が外れると大変なことになるという事で、くれぐれも注意するように言われました。(寝返りにも注意が必要です。)
この状態で、動くこともままならず仕方なく、本を読んでいました。
そこに入ってきた先生が、嬉しそうな顔で「本が読めるなら大丈夫」と。
そうですね。複視の心配はないようです。
でも、右耳は水が入ったような感じでほとんど聞こえません。
(中耳炎のひどいのにかかった感じ)
あと、なぜか口があまり開かなくて・・・・・
少しでも食べるようにと病院食が出ますが、ほとんど食べられません。
ICUで吐いた時の痛みを思い出して・・・吐こうとして力が入るたびに頭が割れるように痛んで、本当に辛かったので、胃が食べ物を拒否しているような感覚でした。
これが、3~4日続きました。

以前先生から今回の腫瘍は全摘は無理なので、再発の可能性があることを聞かされた時のこと。
先生「腫瘍がまたできたら、手術してまた取ればいいんですよ」
私  「そうですよね。」
などと言っていたのですが、とんでもない!!こんなの二度と経験したくないです。

看護師さんが血圧と体温を計りにきます。
他にも点滴を見に来たりと、しょっちゅう様子を見に来てくれました。
先生も三人様子を見に来てくれました。
何度か痛み止めが欲しくてナースコールをしました。
でも、6時間を過ぎないと次の痛み止めは貰えません。

この時、術後2日間は一人部屋にいました。
二人部屋が空いていなかったためです。
しかも、少し高めの一人部屋だったため大変快適でした。
(この分の差額別途代については、父が病院と話し合って通常の(安い)一人部屋代で済むことになりました)

午後からは薬が効いている時には友人とメールやLINEで連絡が取れるようになりました。

いよいよ手術です。
昨夜は夕食も食べられませんでした。
(美味しそうだったし、わざわざ希望を聞いてパン食にしてくれたのに・・・)
友人とメールしたりはしていたんですけど、食欲は・・・・
夜10時からは絶食です。
見たかった「ドクターX」も観られませんでした。


看護師さんが術着を持ってきてくれました。
それから薬剤で頭を洗ってくれます。
手術用の加圧ソックスを履きます。

朝早くから、父と弟が来てくれました~
母は、ニャンコ達の世話をしてから病院に来る予定です。
今回病気がみつかった時に、一番気掛かりだったのが、このニャンコ達のこと!
わたしに万一の事があった場合に、長毛で甘えん坊なこのチビ達の世話を誰がするのか。
父も母も既に高齢。もっともっと長生きして欲しいけど、ニャンコ達の方が長生きするかもしれない…その場合のニャンコ達の行く末は・・・・・
結局これは、チビ達のブリーダーさんと、その縁でつながった猫友達にお願いしておきました。
心配かけるのが嫌で、あまり周りには病気の事は言わないでおこうと決めたのですが、最悪の場合を考えるとなかなかそうも行きません。

いよいよストレッチャーに乗せられて手術室へ・・・・
めったにない経験だから手術室の様子はよ~く見ておこうと思ったのですが、実際はドキドキでよく覚えていません~しまったな・・・

看護師さんや先生が優しく声を掛けてくれます。
たぶん顔が緊張でガッチガチになっていたのだと思います。
私が緊張したって仕方ないんですよね~寝ている間に終わっちゃいますから・・・・
麻酔医さんが「麻酔を入れます」と言われて点滴開始、すぐに爆睡~

家族はICU前の専用の待合室みたいなところで待機します。
ドラマみたいに、手術室前で待つのではないらしい。
食事等に行く時は、インターホンで看護師さんに連絡すれば、院内での移動は可
でも、結局は心配で、交代で食事にも行ったみたいです。(美味しく食べたそうです、最近の大病院は食堂にカフェ、コンビニもあります)

後から弟から聞いた話ですが、
脳腫瘍が悪性だった場合など、想定より悪いものが見つかった場合は、必ずご家族にお伝えします。
と、先生がおっしゃてくれたので、何もないのは手術が順調に進んでいるという事だと思って待っていたそうです。
しかし、待っている間も看護師さんが忙しそうに行き交いしていて、しかも、みんな、てきぱき早足で動きます。
それが、「想定より悪いものが見つかった場合」ではないかと、何度も勘違いしてドキドキしどうしだったそうです。
本当に看護師さんたちは良く動きます。しかも笑顔で・・・・・偉いです。

眠っている間に手術は無事に終了しました。先生に声を掛けられてなにか返事をしたような気がします。先生と、それから父と弟の顔が見えました。でも、またすぐに眠りました。
次に気が付くと、真夜中だったと思いますが、周りで看護師さんたちが忙しそうに働いていました。
吐き気がして何回かベルを押して、看護師さんを呼びました。
昨夜から絶食してますから当然吐くものはありません。
それでも何度が急激な吐き気に襲われました。
この時力を入れると頭の痛いこと痛い事・・・・・
これが術後しばらくの食欲不振の原因にもなりました。

しかし、なんといっても手術は成功です



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