2009年09月08日

【舞台】ワルシャワの鼻

観劇場所:世田谷パブリックシアター(昼の部)

:生瀬勝久
演出:水田伸生

主演:明石家さんま
CAST:生瀬勝久 羽野晶紀 山本太郎 徳永えり
      山西惇 温水洋一 八十田勇一 吉田鋼太郎 ほか


STORY
「もはや戦後ではない」―誰もが未来を夢みた高度経済成長期。
大阪の陸軍砲兵工廠の跡地には
時代から取り残されたかのようにスクラップの荒野が広がっていた。
人呼んで、杉山鉱山。スクラップも見方を変えれば、宝の山で
そこに現れたのがこの膨大な鉄クズを狙う集団、「アパッチ族」。
日本各地から流れものや前科ものが集まり、
生きるために鉄を盗み、売りさばき、酒をあおり、モツを食らう毎日。

ゴロー(明石家さんま)はアパッチ集落のとあるグループの組長で
京大(山西惇)、ワルシャワ(温水洋一)、たまぐす(八十田勇一)など
クセは強いが忠実な手下たちといっしょに
ひとつ屋根の下に暮らしていた。。。


かりめろ的感想
この舞台を観て、いちばんズドンって響いたセリフがあったです。
それは


――生きてるやつの命、奪ったらあかんやろ。


ということばでした。
舞台の終盤で出てくるこのセリフを聴いたとき、
それはもう、半端なく説得力があって、
かりめろはすっごくびっくりしたんです。
…理屈じゃなく、ただひたすらまっすぐに
「命を奪うことはあかん」という“至極あたりまえの事実”
ココロの中に飛び込んできた、というか☆
うん、、、かりめろは…そのメッセージ性よりも
そのセリフの持っていた「ダイレクトな感覚」に驚いたのです。

でね。
何でこんなにまっすぐに説得してくれるんだろって考えたですよ。
…なにせかりめろは理屈こねるのが大好きだから(笑)
するとね、思い当たったのが
『人物たちがみんな生きてたなぁ』って感覚で☆☆☆


登場した人たちが皆「今日」という日をちゃんと生きてた。


そやってちゃんと「生きてた」からこそ
「人の命を奪ることはあかん」ってことを
理屈でなく、ものすごく「あたりまえ」のこととして理解して、
そして、人にも伝えられる。
そのシンプルさと力強さに、ほんとうにココロ惹かれたです。



そんな「生の力強さ」を感じられるお芝居でしたが、
舞台そのものは、めちゃくちゃ笑いました(笑)
落語以外で、生の舞台を観ていて
笑い過ぎて涙が出てくるって体験を初めてしたですよ^^;
…それも一回や二回じゃなかったんです(笑)
そして。
やっぱり「明石家さんま」という人はすごいと思ったです。
だって、生の舞台で
「いつもテレビで見せてるテンション」でしゃべっているのに
まったく求心力を失わないんですよ
話がどんだけ理屈の合わない方へ転がっても(笑)
手下たちにどんだけ冷静に突っ込まれても(爆)
ぜったいに「自分の場面」では客席からの目線を逃さないんですよ
…ほんとにすごいキャパシティを持ってはる人なんだなぁって、
めちゃくちゃ素直に感動したです


さて。
物語そのものはとってもシンプルなものだったと思います。
でもね、そういうときこそ、
演じていらっしゃる役者さんの技量!が試されると思うですが
上にも書いたように、みなさんほんとに「生きて」いらして!
すっごくね、ドキドキしたし、ほろりとしたし
…ココロいっぱい動かされましたw

あと。
さんまさんの演じられた「ゴロー」がほんとに格好よくって
こういう「アニキ」いいよなぁ、格好いいなぁって
かりめろにしてはめずらしく(笑)素直に惚れてました♪


でも、何と言っても「赤門=吉田鋼太郎さん」(ノ≧∀≦)ノ
…着崩した白い制服姿に、めさめさ惚れました☆☆☆
…つか、かりめろさん、めっちゃわかりやすく堕ちました(笑)
だって超かっこいいんだもん

いや、もともと大好きな役者さんなんですけどね
今までシェークスピア物でしか拝見したことがなかったので
今回の役柄はとっても新鮮で^^
…しかも、かっこいい(* ̄∇ ̄*)
声も姿も、最後のセリフも、何もかもかっこいい
何だか吉田さん一人にメロメロにされて帰路についたのでした(笑)



でも、今回のこのワルシャワの鼻では
ほんとに久しぶりに「舞台の醍醐味」を心ゆくまで
味わわせていただいたと思います(o^∇^o)ノ
東京まで観に行って、ほんとによかった
…うん、シアワセだ



かりめろ的BEST SCENE
これからご覧になる方もいらっしゃると思うので、
詳しくは書けませんが...


ラストの、二つの場所が同時に現れる場面で、
ゴローちゃんがどうしようもないほど絶望的な状況であっても
何とか明るいこと、笑顔になることをしようと考える場面で☆



…うん、今こうして冷静になって考えてみると
その場面って「生きること」ってどういうことなのかってことを
きちんと具象化して伝えている気がして。

なので、これをBESTSCENEとして挙げたいと思います。
んじゃ、また☆


erita555 at 00:53│Comments(0)TrackBack(0)clip!舞台 

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