舞台

2009年09月08日

【舞台】ワルシャワの鼻

観劇場所:世田谷パブリックシアター(昼の部)

:生瀬勝久
演出:水田伸生

主演:明石家さんま
CAST:生瀬勝久 羽野晶紀 山本太郎 徳永えり
      山西惇 温水洋一 八十田勇一 吉田鋼太郎 ほか


STORY
「もはや戦後ではない」―誰もが未来を夢みた高度経済成長期。
大阪の陸軍砲兵工廠の跡地には
時代から取り残されたかのようにスクラップの荒野が広がっていた。
人呼んで、杉山鉱山。スクラップも見方を変えれば、宝の山で
そこに現れたのがこの膨大な鉄クズを狙う集団、「アパッチ族」。
日本各地から流れものや前科ものが集まり、
生きるために鉄を盗み、売りさばき、酒をあおり、モツを食らう毎日。

ゴロー(明石家さんま)はアパッチ集落のとあるグループの組長で
京大(山西惇)、ワルシャワ(温水洋一)、たまぐす(八十田勇一)など
クセは強いが忠実な手下たちといっしょに
ひとつ屋根の下に暮らしていた。。。


かりめろ的感想
この舞台を観て、いちばんズドンって響いたセリフがあったです。
それは


――生きてるやつの命、奪ったらあかんやろ。


ということばでした。
舞台の終盤で出てくるこのセリフを聴いたとき、
それはもう、半端なく説得力があって、
かりめろはすっごくびっくりしたんです。
…理屈じゃなく、ただひたすらまっすぐに
「命を奪うことはあかん」という“至極あたりまえの事実”
ココロの中に飛び込んできた、というか☆
うん、、、かりめろは…そのメッセージ性よりも
そのセリフの持っていた「ダイレクトな感覚」に驚いたのです。

でね。
何でこんなにまっすぐに説得してくれるんだろって考えたですよ。
…なにせかりめろは理屈こねるのが大好きだから(笑)
するとね、思い当たったのが
『人物たちがみんな生きてたなぁ』って感覚で☆☆☆


登場した人たちが皆「今日」という日をちゃんと生きてた。


そやってちゃんと「生きてた」からこそ
「人の命を奪ることはあかん」ってことを
理屈でなく、ものすごく「あたりまえ」のこととして理解して、
そして、人にも伝えられる。
そのシンプルさと力強さに、ほんとうにココロ惹かれたです。



そんな「生の力強さ」を感じられるお芝居でしたが、
舞台そのものは、めちゃくちゃ笑いました(笑)
落語以外で、生の舞台を観ていて
笑い過ぎて涙が出てくるって体験を初めてしたですよ^^;
…それも一回や二回じゃなかったんです(笑)
そして。
やっぱり「明石家さんま」という人はすごいと思ったです。
だって、生の舞台で
「いつもテレビで見せてるテンション」でしゃべっているのに
まったく求心力を失わないんですよ
話がどんだけ理屈の合わない方へ転がっても(笑)
手下たちにどんだけ冷静に突っ込まれても(爆)
ぜったいに「自分の場面」では客席からの目線を逃さないんですよ
…ほんとにすごいキャパシティを持ってはる人なんだなぁって、
めちゃくちゃ素直に感動したです


さて。
物語そのものはとってもシンプルなものだったと思います。
でもね、そういうときこそ、
演じていらっしゃる役者さんの技量!が試されると思うですが
上にも書いたように、みなさんほんとに「生きて」いらして!
すっごくね、ドキドキしたし、ほろりとしたし
…ココロいっぱい動かされましたw

あと。
さんまさんの演じられた「ゴロー」がほんとに格好よくって
こういう「アニキ」いいよなぁ、格好いいなぁって
かりめろにしてはめずらしく(笑)素直に惚れてました♪


でも、何と言っても「赤門=吉田鋼太郎さん」(ノ≧∀≦)ノ
…着崩した白い制服姿に、めさめさ惚れました☆☆☆
…つか、かりめろさん、めっちゃわかりやすく堕ちました(笑)
だって超かっこいいんだもん

いや、もともと大好きな役者さんなんですけどね
今までシェークスピア物でしか拝見したことがなかったので
今回の役柄はとっても新鮮で^^
…しかも、かっこいい(* ̄∇ ̄*)
声も姿も、最後のセリフも、何もかもかっこいい
何だか吉田さん一人にメロメロにされて帰路についたのでした(笑)



でも、今回のこのワルシャワの鼻では
ほんとに久しぶりに「舞台の醍醐味」を心ゆくまで
味わわせていただいたと思います(o^∇^o)ノ
東京まで観に行って、ほんとによかった
…うん、シアワセだ



かりめろ的BEST SCENE
これからご覧になる方もいらっしゃると思うので、
詳しくは書けませんが...


ラストの、二つの場所が同時に現れる場面で、
ゴローちゃんがどうしようもないほど絶望的な状況であっても
何とか明るいこと、笑顔になることをしようと考える場面で☆



…うん、今こうして冷静になって考えてみると
その場面って「生きること」ってどういうことなのかってことを
きちんと具象化して伝えている気がして。

なので、これをBESTSCENEとして挙げたいと思います。
んじゃ、また☆


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2008年08月13日

【舞台】エリザベート

観覧場所:中日劇場


脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽:シルヴェスター・リーヴァイ


演出・訳詞:小池修一郎


CAST
エリザベート:涼風真世
トート:武田真治
ヨーゼフ:鈴木綜馬
ルドルフ:浦井健治
ルキーニ:高嶋政宏
マックス:村井国夫   ほか


あらすじ
1898年9月10日、ジュネーブ、レマン湖のほとりで
オーストリア皇后エリザベートが暗殺された。
暗殺者は、イタリア人無政府主義者、ルイジ・ルキーニ。
逮捕されたルキーニはその後、独房で首を吊り、自ら死を選んだ。
だが死してもなお、彼に問い続ける声が止むことがない。

『なぜ、エリザベートを殺したのか?』

姿のない声に向かってルキーニは「皇后本人が望んだんだ」と、
エリザベートの物語を語り始めた。
闇に閉ざされた世界から、かつて彼女とともに生きた人々が
次々と現れはじめる。
そこには、黄泉の帝王・トート、またの名を『死』の姿があった…


かりめろ的感想

まだだ…まだおまえは俺を愛していない!!


てか、ヤバいです(> <)/
…トートにハマってしまいそうです(^^;


いや、ほんっとフライヤーにもありましたが、
武田真治さんの『トート』は、『熱く、しなやかな魔性』ですね☆
Wキャストの山口祐一郎さんの『トート』は拝見してないですが、
たぶん相当の存在感で来るだろうと思うんですね♪
…山口さん、もともと柄が大きいしw

でも。
武田さんってかなり小柄な方だと思うんですけど
舞台に出られると、ほんっと目を惹きつけられるんです☆


エリザベートの『ココロ』の全部を自分のモノにしたくて。


ただそれだけのために、
エリザベートの周りにあるもの ― 人だけでなく国までも
滅びに向かわせてしまう。
それはもしかすると、「単なる」時代のうねりだったかもしれない。
でもきっと、きっかけになったのは
エリザベートがトートに、トートがエリザベートに出会ったこと…
一つの出会いが、すべてを滅ぼしていく。


最後にね、トートがエリザベートにキスをしてその命を奪うんですが...
そのシーンがものすっごく印象的で!
何でだろって思うと。
人生の岐路で、必ずと言っていいほど二人は出会うです。
でもそのとき。
必ずと言っていいほど、一方が求め、
求められた方が拒むんですよね。

そのキスは『死』をもたらすものなのだけれど、
…何ていうんだろ…
エリザベートはようやく安らかに過ごせる時を得て、
トートはいちばん欲しかったエリザベートを得る。
ようやく二人が結ばれたんだなって思えて…少しだけほっとしたのでした☆


実は。
トートがなぜエリザベートをあれほど欲したのか、わからないでいるのですが(笑)
そんなことどうでもいいほど、武田トート、圧巻でした(≧∀≦)ノ


あと、もう一つ印象に残っているのが。
『トートダンサー』たち、なんです♪♪
あちこちの場面に彼らはそっと存在しているのですが
目立たないようでいて、でも、超アヤシイんですよねぇ…( ̄▽ ̄;)
そして、鳥肌立つほど圧巻だったのが
エリザベートの息子であるルドルフの命を奪うところ、なんです。
このルドルフの物語は五月に舞台で見ていますが☆→【コチラ
だから、かりブロ♪でも書いていたように
あのとき観た物語を思い出したりしていたのですが。

…てか、むしろこの『エリザベート』を観てから『ルドルフ』観たかったですが。
(かりめろさんったら、世界史音痴だから^^;)

うん、こういう解釈…
絶望したルドルフに、
幼い頃からの『友だち』だからそばにいると言いつつ
一方で、
エリザベートから大切なモノを奪うためにトートが近寄ったのだ

っていう解釈もありだなぁって思って!
そのね、ルドルフの命を奪う場面。
トートダンサーたちが、まるで嘲笑うかのように
ルドルフの体を翻弄するんですよね…ほんっとぞっとするくらい冷たいダンスで!

観ててね…すっごいドキドキしちゃったです(> <)/



…って、考えてみたら。
タイトルロールの「エリザベート」について
一っ言も書いてないですね、かりめろさんったら…( ̄▽ ̄)…



かりめろ的BESTSCENE

ラストの、エリザベートの死のシーンで☆

トートって
わりと激情をそのままに迸らせる場面が多いイメージがあるですが。
今この場面を思い出すと...
すっごい静かだったなぁって思って。
うん、、、とってもキレイでした、、、



今日はこんな感じで♪
んじゃ、また☆

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2008年07月21日

【舞台】ダブルブッキング

観劇日:7月18日(金)
観劇場所:紀伊国屋ホール

脚本・演出:堤泰之

CAST
斉藤慶太 富田麻帆 高橋光臣 笠原秀幸
住谷念美 松田一輝 宮下ともみ 水谷あつし ほか


解説
紀伊国屋ホールとシアタートップスをダブルブッキングしちゃった!
え?上演日も開演時間も同じ公演の両方に出なきゃいけないの?
……う〜ん、こうなったらやるしかあんめぇ!
街へ出て、両劇場を走って行き来しながら
両方の舞台を成立させます!
どちらかだけを観てもおもしろい!両方を観たらもっとおもしろい!
さぁっ〜て、どうなりますことやら、乞う、ご期待! ふぅ〜っ!


かりめろ的感想
今回のお芝居が『紀伊国屋ホール』で行われると知って
まず思い浮かべたのは、鴻上尚史さんのことでした。
鴻上さんが主宰している『第三舞台』も
この舞台に立っていたんだってこと、でした。


そっからは単なる連想ゲーム。



小劇場。進出。ステップアップ。
なじみのお客さん。新たな観客。仲間。
…and so on...




なので。
この『ダブルブッキング』という舞台も
そういう感じなのかなぁ…と漠然とした予想は持っていまいた。


結果。


だいたいその通りのストーリーで(笑)
へんな話、
物語を1/3ほど見た段階で話の落としどころが見えてました^^;
それがどうの、ということではもちろんないのですが(笑)



かりめろは小劇場系のお芝居をあまり観ることがないので
最初は正直言って、ノリに戸惑っていたです^^;

『この客層はなんだろう?』
『あ〜ココ笑うところなんだ…お約束みたいなもん?』


…ってな感じでw
じゃあ最後はノれたのか?と言われれば
結局最後までかなり冷静に見ていたですけどね♪♪

ただ一場面だけ、
ぐぐっと感情を持っていかれそうになったところがあって。
それは。


高橋さん演じる武田が、斉藤慶太さん演じる星川=柏木に
ものすっごい勢いで詰め寄るところ。



そこまではかなり俯瞰的に舞台を眺めていたですが。
うん、ココだけはぐぐってのめりこんで。
武田の『天空旅団』への気持ちが『どんっっ』ってやってきて。
なんだろ…コトバにならないようなかたまりがぶつかるような感覚があって。



舞台を観ている醍醐味って
コトバとか音楽とかってのももちろんあるですが
『コトバにならない部分』を役者さんたちが
どれだけ強くこちらに伝えてくれるかってのもあるです。
また書きますが、
『ミス・サイゴン』での、新妻聖子さんのキムとか
…テンションすごくて、台詞がところどころ割れたりはしたんですが
でも、キムの『生き様』だけは、
ほんとにほんとにダイレクトに伝わってきて...
何にも考えなくても、ココロを持っていかれたんです。
知らないうちに涙しそうになってて...

でね。
この場面の武田には少しだけココロもっていかれる感覚があって。
うん…高橋さんの演技で、そういう感覚を持てたというのが
すっごくシアワセだったです☆



この『ダブルブッキング』、実はまだあと数回見ます。
かりめろ的には
舞台は一期一会だと思っているので
同じ舞台を何回も観ることってあまりしないのですが。
(最近同じの何回も観ているのは、チケ取りの関係です/笑)

せっかく何回か観る機会を得るのだから
このお芝居が千秋楽に向かって、どれくらい『深化』するのか
じっくり感じられたらって思います。



今日はこんな感じで♪
んじゃ、また☆


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2008年05月19日

【舞台】ルドルフ

観覧場所:帝国劇場

脚本・歌詞:ジャック・マーフィ
演出:宮本亜門


CAST
井上芳雄 笹本玲奈 知念里奈 香寿たつき
浦井健治 畠中洋 岸祐二 新納慎也
三谷六九 岡幸二郎 壌晴彦 ほか


あらすじ

僕たちの最後のキスがこの帝国を滅びに導く…

これは、ハプスブルク家の皇太子・ルドルフと
男爵令嬢マリー・ヴェッツェラの悲恋の物語である。
若き皇太子ルドルフは厳格なる父、皇帝フランツ・ヨーゼフとの
人間的、政治的な対立に苦悩していた。
妻との関係は冷え切り、周囲は彼を責め立てるばかり。
自由と平等を夢見るルドルフに、
ハンガリーの独立を願う勢力が接近する。
オーストリアと父への反逆に組することはできないが、
現状に留まることもできない。
深まる苦悩の中、唯一の救いは、
皇太子の心を癒す運命の女性マリー・ヴェッツェラとの出逢いだった。
しかし、道ならぬ二人の関係は、
やがて謀略家である首相ターフェの知るところとなり…。


かりめろ的感想
かりブロ♪でも書きましたが
物語としては、『悲恋モノ』の王道パターンだと思います。
昼ドラちっくと言いますかw


この舞台では。
最初の場面で、ルドルフとマリーの『最期』が描かれ
このお話が、
二人の『最期』に向けて走っていくことが示されます。
それは逆に言えば。
二人の美しいまでの『最期』へ至る道程を
相当の説得力を持って築き上げていかないといけないということで。


なぜ彼らは死ななくてはならなかったのか。
なぜ逃避でもなく、別離でもなく、二人での死を選んだのか。



今冷静に、この舞台を思い返してみると。
その説得力を物語的な部分にではなく
『舞台としての迫力』に語らせていたような気がします。


…ターフェの謀略に引っかかり
理想も夢も希望も、名誉も地位も、何もかもを失ったルドルフ。
同じ頃。
失意の中、男爵に嫁ぐことを決めたマリー。
ルドルフは、最愛のマリーさえも失い、、、
たぶん、正確な意味での『絶望』の中にいたんだと思うのです。



そこへ、マリーは戻ってきた。



それは。
絶望という暗闇の中で差し伸べられた、一筋の光。
マリーは、ルドルフにとって
最後の最後、たった一つ、その手の中に残ったモノだったんだろうなって思うのです。

だからこそ。
失えなかったし。
失いたくなかったし。
そのためには、二人で『最期』を選ぶしか、なかった。


死が二人を分かつまで、君を愛し続ける。


そう刻んだリングをマリーに渡したルドルフ。

最後の場面。
舞踏会で、二人は
周囲のことなど何も気にせず
お互いしか見えない様子で、したかったことをします。
それは奇妙に、かなしい、シアワセで。

たぶん、ほんとに
この世には『二人』だけしかいない、ということを確認したんだろうなって。
誰も味方にはなってくれないし、祝福もしてくれないって
はっきりと自分たちに刻みつけたんだろうなって思うのです。


出会ってしまったから。
ただのロマンスでも、ただの運命でもない相手に
出会って、恋してしまったから。


死が二人を分かつまで、君を愛し続ける。


それは。
死さえも分かつことのできない相手だったから。
だから、死を選べたんだろうなって思ったりするのです。


かりめろ的BESTSCENE
第一幕のラスト近くだったと思うのですが。
上に書いた

『ただのロマンスじゃない ただの運命でもない』
『あなただけいれば、それでいい』


っていうような(若干うろ覚えなんですが)歌詞の歌があって。
その歌がとっても好きでした。


あと。
『ぼくは皇太子としてふるまうしかできない』と弱音を吐くルドルフに
『じゃあ、あなたがなりたいと思う皇太子になればいい』
と言い切るマリーのセリフが好きでした^^


今日はこんな感じで♪
んじゃ、また☆

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2008年05月06日

【舞台】49日後…

観劇場所:PARCO劇場

:竹内 佑
演出:池田成志
出演:古田新太、八嶋智人、池田成志、松重 豊・小田 茜


あらすじ
世の中には、自然死、変死、自死、と形は違えど
たったひとりで、ひっそりと亡くなる人がいる。
その故人の多くは遺族に見放され、供養はもちろんのこと
亡くなったあとの部屋を片付けてもらうことさえままならないという。

そんな死者の嘆きを、
「オーワコーポレーション」の男たちが引き受ける。
死亡現場の特殊清掃、家財整理、遺族への配送、
供養までのすべてを請け負う、"清め"のプロ集団だ。
社長の川口、社長と同級生の大和田、バイトの相沢、
そして入社間もない中西。
彼ら4人が今回やってきたのは、ひとり老婆が亡くなった現場。
待ち受けるのはミステリアスな葬儀社の女・能瀬。

「死」の現場を生業にする男4人と、ひとりの女。
壮絶な「死」の現場を前に
彼らは何を思い、仕事を遂行させるのか。


かりめろ的感想
パンフレットに


*処分しておきたいもの
*会っておきたい人
*やっておきたいこと



というキーワードがあって。
キャストさんたちがそれぞれ語っていらして。
で、つられて
かりめろも、そんなコトを帰りの新幹線の中で考えてみたですよ☆
そしたら。


『処分しておきたいもの』はコレと言ってなく^^;
何でだろ?って、理由考えてたら。

もともと、かりめろは
モノを集めたがるというか、置いときたがる性質、だったんですよね。
「だった」というか、今もその気はわりに残っているですがw
ご当地キティとか、めさめさ集めてるし☆

でもね…ときどき…年に一回くらい、かな…( ̄^ ̄)…



どっどぉぉぉぉ〜ん!!!!!



と、ものっそい量のモノを捨て去るときがあるんです(笑)
そりゃもう、びっくりするくらいの潔さで
全部を捨て去るんですよね。
しかも、突然。
めさめさ思いつきでやり始め、黙々と捨ててるんですよねぇ( ̄▽ ̄)

そーゆーときって、何だかミョーに集中してて。
けっこう目がマジになってて。
…端からみたら相当コワいと思います^^;


うん、だから。
処分しときたいものってコレと言ってないんですよねw


じゃあ、
『会っておきたい人』はいるかと言えば、これも思いつかないし。
『やっておきたいコト』はあるかと言えば。
…これまた思いつかない(ノ><)ノ


もう寂しいんだか何だか(笑)


でもね。
コレの理由も何となくわかってるんですよw
何かというと。

あたしね、いつもどっかで
『明日死んでも後悔しない』ってことを考えてるんですよね^^
…何を生き急いでるんだかって感じですが♪♪

やりたいって思ったコトは、たいていガマンせずにやっちゃうし。
(人はそれを『わがままという/爆)
会いたいって思った人は、
たとえば高橋さんにも、会えたし☆
…ってな感じで、念じれば会えると思ってるし。
(どんな電波を飛ばしてるんだか/自滅)


うん、だから。
突然自分がいなくなってしまっても、案外平気かなぁ、なんて☆


…って、考えてることそのものが
ものっそい自己中なんだと知ったのはいつのことだったかw
まわりの人のこと、考えると
まだちょっと、いなくなれないかなぁとか思ったり、思わなかったり。

そんなこんなな毎日♪♪



で☆
今回のこのお芝居。
観に行った理由は、もちろん役者さんたち!!

フライヤーをどっかの劇場で拝見したときに、もう目が点☆
だって…ものっそい『濃い』んだもん(爆)
古田さんに、成志さんに、八嶋さん、松重さんって
もう、その絵面だけで濃い×!!!(≧∀≦)ノ
こりゃ観に行かなくちゃ><って思って、チケ取って♪


観に行ったら。
うん、やっぱりすごいなぁって思ったですよ☆


ワンシチュエーションで。
『会話』を積み重ねていって。
フツーに『会話』していく中で
それぞれの性格だとか、それぞれの場面における関係だとか。
仕事に対する姿勢、隠しているモノ、過去/未来。
うん、そういういろ〜んなモノが
すっごい説得力を持って、滲み出てくるんですよね^^


劇的な出来事の起こった『あと』のお話。
うん、だから
わかりやすい起承転結の『転』があるわけじゃない。
ほんっとに、
男4人で「いつもの仕事」をしながら、フツーに会話して。
気付いたり、気付かなかったりしながら、で進んでいくお話。

なんだけど。
でも。

淡々としては、いない。
…てか、むしろ濃い(笑)

それが凄いなっていうか、
やっぱりそこは役者さんたちの技量なんだろうなって思ったです☆


高橋さんがブログ
『少しの間だったりホントに絶妙でした』と書かれていたのが
観ている途中で、すっごいヒントになりました☆
あと。
ほんっと偶然なんですが
同じモノを観られて、うれしかったです(*^^*)



今日はこんな感じで♪
んじゃ、また☆


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2008年02月20日

【舞台】となりの守護神(ガーディアン)

観覧日:2月7日(木)
観覧場所:シアターサンモール

原作:嶋木あこ
脚本/演出:西田大輔

CAST
嘉陽愛子 吉田友一 天野浩成 大桑マイミ
秋山奈々 井上和彦 窪寺  昭 西山宗佑
折井あゆみ 田中良子 村田雅和 村田洋二郎 ほか。


あらすじ
2年前に両親を亡くした女子高生・里緒(嘉陽愛子)は、
幼い弟(秋山奈々)とのふたり暮らし。
学校生活と家事とに追われ、恋のチャンスも失いがち。
そんなある日、
街の露天で一枚の古いトランプを手に入れる。
それは、
中世の魔女が魔法をかけたと伝えられるクラブのJだった。
クラブのJに宿っていたのか、
その夜里緒の前に、
ランスロットと名乗る中世の騎士(吉田友一)が出現したのだ。
そして、ランスロットは
「命のある限り里緒を守る」という騎士の契りを交わしてしまう。
しかし
現代の常識がまったくわからずに、やることなすことズレまくり!
そんな姿に里緒は次第に惹かれ、恋に落ちていくのだが・・・



かりめろ的感想

あなたにとっての守護神は誰/何ですか?


さて、二週間も前に観ていたのに
まだ感想を書いてなかった『となりの守護神(ガーディアン)』
…明日また舞台を観るので、
記憶が上書き更新されないうちに(笑)書いておきたいと思います☆


この舞台でいちばん印象的だったのが『殺陣―剣技』で☆
舞台の後半、ランスロットが元いた時代の場面で
どどんっと殺陣三昧!になるですが。
その殺陣に、それぞれの役柄が出ていて!
たとえば。
ランスロット(吉田友一)は、
びっくりするほど技の冴えた騎士の剣だし。
ガヴェイン(窪寺昭)は、
すばやく軽妙な、相手を翻弄するような策士の剣だし。
アーサー王(天野浩成)は、
相手の手をよけるときさえ最小限しか動かない、重く強い王の剣だし。


舞台そのものがとってもせまい劇場なのですが
そのせまさを生かして、
それぞれの役柄を殺陣で伝えてしまうのはすごいなぁと…
席がものすごく前の方だったこともあって、
かりめろは相当ドキドキしながら見つめておりました><

ほんとうは買う気のなかったDVDを
この殺陣を見て
一気に買うことを決心したことはナイショの方向で(^^;


さて、物語。
かりめろは一応舞台を見慣れているので
(先日数えたら、今までに見た映画より舞台のが多かったという
お話がどれほどこちゃこちゃしていようとも
だいたい一発で理解するのですが。
…今回のお話、ものっそいこちゃこちゃしていて


『あ〜ココがアレに繋がるのね!』
『あ〜この繰り返しはこういう意味ね!』


と、ミョーにアハ体験する箇所wが相当多かったです(笑)
それに関連して、というのかわかりませんが
終演後、『複数回観ればよかった><』
とおっしゃるお客さんが多かったのが印象的でした。


うん、そのキモチはよくわかる><


物語を追うのに必死にならないでもいいような状態で
もう一度観たかったなぁっていうのはありますね、やっぱりw
でも、かりめろが観たのは大ラスだったんで^^;
ニンともカンともどうにもしようがなくw
ま、でも
舞台って『一期一会』なものだと思うので
それはそれでいいのかな♪とも思っているですよ^^


で、物語。
たぶんハッピーエンドだろうなぁとか、
こういうカタチで進むだろうなぁとか、大方予想の範囲内でしたが。
(…って、相変わらず素直に観ないんですね、かりめろさんったら
それでも
ラストで、里緒のもとにランスロットが戻ってきたのを観て
ものっそいほこほこしてしまいました(*^^*)
うん、、、


『おまえが必要なんだ』とまっすぐに言ってくれる人。
『おまえはオレが守る』とココロから誓ってくれる人。
…そんな《守護神(ガーディアン)》がそばにいてくれるコト。



現実には、夢の中の存在でしかないけれど。
でも。
虚構の世界では、そんな夢をかなえてほしいと思うし。
…そういう舞台を観ると、やっぱり、ココロがあったかくなるし^^


うん、かなりの強硬スケジュールで行った舞台でしたが
(『かりブロ♪』2月7日記事参照/笑)
すっごいあったかいキモチになれたし!
2008年最初の観劇で
この舞台に出会えてよかったって思えたし!


ほんっと行ってよかったです☆☆☆



今日はこんな感じで♪
んじゃ、また☆

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2007年12月01日

【舞台】モーツァルト!

観劇場所:帝国劇場


脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽:シルヴェスター・リーヴァイ
演出・訳詞:小池修一郎


CAST
ヴォルフガング:井上芳雄
レオポルド(モーツァルトの父):市村正親
ナンネール(モーツァルトの姉):高橋由美子
コンスタンツェ(モーツァルトの妻):hiro
ヴァルトシュテッテン男爵夫人:香寿たつき
コロレド大司教:山口祐一郎


あらすじ

音楽 それは僕
心と体 そして魂さえも…



幼い頃「神童」と呼ばれその才能を知られていたモーツァルトは
成長するにつれて、周囲の目が自分の意思とは別方向に
向いていることに気が付く。
いつまでも神童のイメージを持ち続ける父レオポルドや
過大な期待を抱く姉ナンネール、
そして才能の独占を図る領主コロレド大司教の束縛を断ち切り
モーツァルトは自由を求め、故郷ザルツブルクを飛び出す。

しかし、
世間知らずのモーツァルトはあちこちで手痛い目にあってしまう。
やがてありのままの自分を受け入れてくれるコンスタンツェに惹かれ
二人は愛をはぐくむのだが、この愛にも障害が立ちはだかる。

自分でも計り知れない自身の才能、
自分の人生は、その「才能」に仕える運命であることに
やがてモーツァルトは気づき始める、、、



かりめろ的感想

*2005年10月観劇の感想は→【コチラ
*もう一つまとめ的な感想も書いていたです(笑)→【コチラ



第一幕ラストと、第二幕ラストに歌われるのが
『影を逃れて』というナンバーです。
ヴォルフガングvsアンサンブルという構図で
重ね合わせるように歌われるこのナンバーの歌詞は壮絶で。


どうすれば
自分の影から 逃れられるのか?
自分の過去から 解き放されたい
心捨てれば 忘れられるのか
自分の影から 自由になりたい



二年前にこの舞台を初めて観たとき
この歌の迫力、また、この歌が歌われる場面の衝撃に
ココロ奪われて。
以来、かりめろは好きなミュージカルには
必ずこの『MOZART!』を挙げてしまうほど
この舞台にハマってしまっています。
うん、この歌がすべての始まりだった、です。

そして、
先日二年ぶりにこのミュージカルを観、
この歌をナマで聴いたですが。
なんかね、、、
このシーンって、想像していた以上に壮絶なんだって気づいて。



第一幕では。
自分の才能を支配下に置こうとするコロレドから逃れて
ありのまま自分を愛してはくれないレオポルドからも離れて。

『これでボクは自由なんだ!!』

と、笑顔で叫ぶヴォルフガング。
そんな風に、
外側から見える鎖のすべてから解放された彼が見つけたのは。
自分をいちばん縛り付けているものは
この『才能』であり、『音楽』である、という純粋な事実、だった。



見える何かが自分を縛り付けているならば
それを解いて逃げることは、できる。
だけど。
見えない何かが自分を縛りつけ
そして、なにより。
その自分を縛り付けているのは、
『自分自身』に他ならないのだから。
逃げることなど、できは、しない。


何よりも自由を切望したヴォルフガング。
彼を自由にしてくれるものは『音楽』だった。
だけど。
彼から自由を奪うものも、『音楽』だった。



それを端的に示したのが
第一幕のラストではないかと思うのです。

そして。
第二幕のラストはもっと壮絶で。
実は、
第二幕のラストでこの『影を逃れて』が歌われるのは
ヴォルフガングが死んでしまったあと、なのです。


運命に 従うほかないのか
絶対に 無理なのか
影から 自由になりたい



『影から自由になれた』とは言わないのです。
彼は、死してなお『影から自由になりたい』と歌うのです。
ということは。
ヴォルフガングは。
我が身が滅んでも、
『才能』『音楽』から逃れることはできなかった、ということ。

…それは、ほんとうに壮絶で。

引き裂かれていくしかなかった彼のココロが
ほんとうに痛切で、、、哀しくて、、、
涙が出て仕方なかったです、、、


あとね。
井上ヴォルフガングが、以前よりもさらに表情豊かになっていて!
無邪気に『僕こそ音楽』と歌うところや
コンスタンツェと愛をはぐくむところ、
あるいは、家族とココロを交わすところが
ほんとうにシアワセそうで!
だから余計に、
ヴォルフガングの運命の悲痛さが際立ったのかもしれません…


もう一つ。
以前観たときにはあまりぐぐっとは来なかった歌が
今回はけっこうぐぐっと来て☆
それが『愛していれば分かり合える』で♪
ただひたすら「あなた」のことだけを想う純粋さがすっごく好きで。
気が付くと、鼻歌まじりに歌っていたりするのでした(*^^*)



かりめろ的BESTSCENE
29日の昼の部に観たときの
シカネーダー(吉野圭吾)さんの登場シーン

『オレのこと知ってるかい?』
と自信たっぷりに問いかけるシカネーダーさんに

『知らねぇよ、気持ちわるい!(笑)』

と、アドリブをかました方がいらっしゃって!w
それに対して、シカネーダーさんが

『だれだ、気持ちわるいまで言ったやつ(ー"ー;』

と返していたのが、すっごいおもしろかったです☆


あと。
30日の昼の部の、やっぱりシカネーダーさん
ヴォルフガングのほっぺにチューしまくってるのが
ものっそいほほえましくて(笑)
いきなりチューされた井上ヴォルフガング
『ぎゃっ!』と叫んで、(≧Д≦)な顔してたのも
すんごい楽しかったです☆



今回はこんな感じで♪
んじゃ、また☆



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2007年10月19日

【舞台】吉例顔見世

というわけで、観てきましたよぉ『第43回吉例顔見世』(^^)v
久々の歌舞伎だったので


ちゃんと起きてられるかな?


って心配もありましたが(ってをい
まぁ〜ったく の〜ぷろぶれむ☆
ものっそい楽しかったです(ノ≧∀≦)ノ

というわけで、演目ごとの感想♪

↓START↓
鳴神
鳴神上人:團十郎
雲の絶間姫:菊之助

時の天皇が約束を破ったため、これを恨んだ鳴神上人は、
水を司る龍神を北山の奥の滝壺に封じ込め、
天下に雨を降らせない。
宮中第一の美女雲の絶間姫は、
天子の命を受けて山中に分け入り、
女の色香で上人を堕落させ、
滝の封印を切って龍神を空に帰し、雨を降らせる。



…とにかく、
菊之助丈の『雲の絶間姫』がすんばらしくって(≧皿≦)
最初出てきたときは、すっごく可憐でかわいらしいんです♪
で。
そのあと、巧みに上人を破戒させるのですが
そのときのおきゃんな感じが♪
上人がウブなだけに(笑)


「ボクに釣られてみる?」


な感じがあって☆
でまぁ、彼女は見事に上人を堕とすわけですが(^^)v
その後、
上人と「夫婦の杯」を交わすときの、
雲の絶間姫の、超オレさま(爆)というか、、、


「オレはすでに命令したぁ!」


な感じが、かわいくて、こわくて!(笑)
その迫力にたじたじになって
下戸なのに、さんざん飲むハメに陥った鳴神上人が、
ものっそいかわいらしかったです(*^^*)


達陀(だったん)
僧集慶:菊五郎
青衣の女人:菊之助
堂童子:松緑

東大寺二月堂の「お水取り」を舞踊に仕立てたもの。
お水取りの儀式が始まり、僧集慶が過去帳を読み上げていると
青衣の女人が忽然と現れ、過去の恨み言を述べる。
しかし、
青衣を投げつけて妄執を断ち切ると、
女人は消え、集慶を中心に、
練行衆の走りの行法が始まる。



…この舞踊、あるいは、お話を見たとき
もう少し「お水取り」についての知識があったらなぁ><って思って。
もちろん、知識がなくても楽しめる演目なのですが
知識があった方が、細かいところまで楽しめるかなって思いました☆

このお話に現れる「青衣の女人」は
僧集慶から見ると、自分の妄執が見せたモノであるのですが。
でも。
「青衣の女人」から見ると、すっごい哀しくて。。。


『私の、名前を、呼んで』


彼女の願いは、それただ一つ、で。


なぜ私を一人置いて、あなたは出家してしまったの?
たった一年経っただけなのに、
なぜ私を名前で呼んでくれないの?
お願いだから、名前を、呼んで。
『若狭』と、昔と同じに、私を呼んで。



ほんとに、胸が痛くなるくらいにせつない願いだなって思ったでした...

さて。
舞台そのものは、ラストの数十人による群舞
ものっそい迫力でした!
ライティングも、赤と青を効果的に使ってインパクトあったし♪
その下で、花吹雪の中展開される舞、そして音が
未だに目と耳に残っていて!
ほんとに勇壮な群舞というのはこういうのを言うんだなって
ダイレクトに理解したかりめろでした☆


義経千本桜
佐藤忠信/源九郎狐:海老蔵
静御前:門之助
源義経:友右衛門

平家追討に勲功のあった義経は、兄頼朝と不和となり
吉野山中の川連館に匿われている。
静御前も忠信を供に、義経を追ってやってくる。
しかし。
そこへもう一人の佐藤忠信が現れる。
実は、静のお供をしていたのは、
初音の鼓の皮となった狐の子源九郎狐が忠信に化けて
鼓を守ってついていたのだった。



…源九郎狐をしている海老蔵さんが、、、(笑)
狐言葉とか、狐の仕草とか、声色とか、ものっそいかわいらしくて!
もう、何度噴き出したことか(爆)

ほんっと身軽にあっちこっち動きまわって!
か〜な〜り縦横無尽に、早替りだわ、出現だわ!
それを拝見しただけでも、観た甲斐があったなぁという感じでした♪
あと。
最後に猿之助さん仕込みの宙乗りがあったですが。
いや、あくまでも
狐さんが宙乗りしてるのはわかっているですよ?
初音の鼓を義経から貰い受けて
源九郎狐がものっそいうれしいんだなっていうのもわかってるですよ?
でもね、、、海老蔵さん、、、


相当暴れてましたから!!!( ̄◇ ̄)


超にっこにこ顔で
じたばたと大暴れしながら宙乗りする
源九郎狐=海老蔵さんがおもしろいやら、ヒヤヒヤするやら(笑)
ドッキドキの幕切れでした♪



今日はこんな感じで♪
んじゃ、また☆


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2007年09月05日

【舞台】ロマンス

観覧場所:世田谷パブリックシアター

:井上ひさし
演出:栗山民也

CAST
オリガ・クニッペル ほか…大竹しのぶ
マリヤ・チェーホワ ほか…松たか子
壮年チェーホフ ほか…段田安則
青年チェーホフ ほか…生瀬勝久
少年チェーホフ ほか…井上芳雄
晩年チェーホフ ほか…木場勝己


かりめろ的感想
このお芝居は、ロシアの作家・劇作家である「チェーホフの評伝劇」
チェーホフという主人公はいるし、
「チェーホフの生涯と時代を追うことでドラマを積み重ねていく」のですが。
でも「チェーホフが中心ではないという構造」で。
「むしろ、チェーホフがじっと見つめてきた人びとのドラマ」である、と
演出の栗山さんがパンフレットに書かれていました。

うん…まさにそういうお芝居でした。
チェーホフの周りの人たちが生きていました。


CAST■のところでもわかるように
このお芝居は、出演者が6人だけで、
その方たちが、一人何役もされているのですが。
でも、
雰囲気とかたたずまいとかで、
今どの人を演じているのか、すぐにわかるんですよね!
やっぱりそれってすごいコトだよなぁとしみじみ。
それに。
これって、舞台だからこそできるお芝居なんですよね♪
うん、映像ではできない…というか、やらないよね(笑)
あと。
「チェーホフ」という人物を
段田さん、生瀬さん、井上さん、木場さんという4人の役者さんが
それぞれの年代を、つくり上げていらっしゃるんですが。
もちろん、それぞれの役者さんの個性は
演じられる「チェーホフ」像に反映されているですよ。
そもそも個性の強い役者さんばかりですしね♪(^^)♪
でもね。
そうやって個性豊かな役者さんたちが演じた
それぞれの「チェーホフ」が
ちゃんと「一人の人物」として一貫していたんですよ
!!堯福陰◆院
演出の妙で、さりげなく入れ替わりがあるんですが
そうなっても、まったく違和感がないんです!!
それって、ほんとにすごいことだと思うんです!!
…かりめろさん、ちょっと興奮気味ですが(笑)
うん、でも。
力のある役者さんたちのされる舞台ってのは
観ていて、ほんとにココロ踊るものでありますよ♪
かりめろ的にはどの年代のチェーホフさんも好きでした(*^^*)

この舞台は。
ほんとに、すばらしい役者さんたちが
ココロにじんわりとしみわたるセリフで創られた脚本を
シンプルで質の高い演出によって、創りあげた舞台
で。
東京まで観に行った甲斐があったなと思えるものでした(^^)v


でね♪
「ココロにじんわりとしみわたるセリフで創られた脚本」
上に書きましたが。
ほんとにそんな感じだったんです。
観終わったあとに、かりめろがふと思ったのが
「人生ってのは、意外と悪くないんだな」ってコトだったんですよねw
しかも、そのコトバがココロをじんわりと温めてくれて。
いや、
かりめろが悲観主義者ってわけでは全然ないんですよ?(^^;
でも、なぜかそのコトバが浮かんできて!
そいで、何でかなぁって考えてみたですよ。


最後の方の場面に、
チェーホフとオリガが会話をしていて。
それはほんとにささやかな、フツウの会話で。
二人は、その会話で笑い転げている、というのがあるんです。
かりめろは、その場面で、、、ちょっとだけ泣いてしまったんです。

「笑いは、人が人のために作るものである」

ここでの二人は、ほんとうにお互いを思いやっていて。
「思いやる」なんてコトバをわざわざ使わなくったっていいくらいに
自然に相手と自分のココロを通わせていて。
お互いがお互いを楽しませるコトバが自然と溢れてきて。
ほんとにね、
「いとおしむ」っていうのはこういうことなんだなって感じて。
その場面のあまりの優しさに、
かりめろは泣いてしまったのかなって…思うです。

人生って、しんどいこととかいっぱいあったり、する。
でも、そうやって
誰かが自分をいとおしんでくれたら。
自分が誰かをいとおしむことができたら。
二人で笑い合うことができたら。
そんな時間を、一瞬であれ、持つことができたら。

それだけで、人生は悪くない、って思えるなって、、、思うです。
めちゃくちゃあたりまえのことではあるんですけど…
でも、そういうことをたいせつにしなきゃなぁと、、、うん、感じました。


ほんとに優しい、愛おしいお芝居でした。
ところどころ、すっごい笑えて!
(アドリブで?、舞台上の役者さんが笑いそうになってたところもw)
というか、笑えるところがかなり多かったような♪
歌あり、踊りあり、の盛りだくさんなお芝居で!
でも、終わったあとに、すっごい染み渡る感覚があって。
あと、「『舞台』を観た!!(≧∀≦)ノ」っていう充実感もあって。


すっごくシアワセな時間を過ごすことができたのでした☆


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2007年06月07日

【舞台】血の婚礼

観覧場所:名古屋市民会館

原作:フェデリコ・ガルシア・ロルカ
台本・演出:白井晃
音楽:渡辺香津美

CAST
森山未來 ソニン
浅見れいな 岡田浩暉
新納慎也 尾上紫
江波杏子 池谷のぶえ
陰山泰 根岸季衣
渡辺香津美

あらすじ
婚礼の日、花嫁がかつての恋人と逃げ出した。
花嫁と一緒に逃げた男は、
花婿の父親と兄を殺した一族の人間だった。
この因縁めいた出来事は、宿命なのか。


かりめろ的感想
高橋さんのファンミのときにSマネさんに
「今度、『血の婚礼』見てきます!」と申し上げたら、
「すっごいかっこいいですよ!」とおっしゃっていて。
何がかっこいいのかなぁ♪と、わくわくしながら観に行ったですよ。
そしたら。

演出がかっこよかったです!!

こう…
自身のセンスの鋭敏さ、繊細さをギリギリのとこまで持っていき
それを舞台上で余すことなく、でも過剰にならないラインで魅せた
、という感じ。
舞台で展開される照明や衣装の色調、
ほんとうに限界まで削ぎ落とされたシンプルなセット。
そして。
芝居…激情をフラメンコに託したり、聞こえないくらいのセリフに乗せたり。
事件の発端となる出来事を群舞で表現した最初の場面から、
ラストの森山さんのダンスまで、
ほんとうにかっこいい演出で、お見事としか言えなかったです☆

さて、お芝居の部分。
かりめろは、たぶん森山未來さんの初舞台を拝見しているですよ。
たしか、宮本亜門さん演出の『ボーイズ・タイム』だったと思います。
(今日はパンフを買わなかったので、ちょっと自信ないですが)
そして、
かりめろはテレビドラマや話題の映画を見る習慣がほぼないのでw
森山さんの印象ってそこから、一気に映画『SCHOOL DAZE』に飛んでしまうんですね(^^;
そう考えると。
一つ一つまったく違う役柄を拝見していることになるですが。
やっぱりうまい役者さんだなと思うですよ
どうしようもなくて、引き裂かれてしまったかつての恋人。
逢うことなどかなわないのに
どうしても足がそこへ向いてしまう。
抑えきれない気持ちと、自分を束縛する現実。

レオナルドのいらだち、あるいは持て余すほどの情熱が
その表情やたたずまいから、痛いほど伝わって。
惹きつけられるお芝居でした

あと、印象に残ったのが新納慎也さんのダンス
結婚式の場面では
舞台の前方で、結婚式の様子が展開され、
後方でずっと渡辺香津美さんのギターに合わせて、
黒い男=新納さんがフラメンコを踊っていて
手足が長いこともあると思うのですが
それが、ほんとに華のあるダンスで
実は、前方のお芝居そっちのけで、食い入るように見ていたのでした(笑)
黒いマントをひるがえしながら、手足でリズムを刻んでいく感じがものっそいキレイで。
それほど込み入った振りではないのですが
それでも、
ちゃんと踊れる人が踊るとまったく違うんだなぁとしみじみ

でね。

ちょっと辛口なことを書くと。
ほかの出演者の方のフラメンコが、、、ちょっと、、、(^^;
かりブロ♪の方にこそっと書きましたが
ブラセオ(手の動かし方)や、パルマ(手拍子)の音、
あるいは手のポジションなどの基本的な部分がちょっとお粗末だったかなと
…たぶん、かりめろ自身がやってるからこそ感じてしまったのだと思うんですけどね(笑)
うん。
演出はよかったし、照明の使い方もクールだったし。
出演者の方のお芝居も好きだったんです。
でもイマイチ乗り切れなかったのは、
たぶんこのフラメンコが理由なんだろうなと思います。


アツさ―熱さ、暑さ、篤さ、厚さ…全部ひっくるめた「アツさ」が
物語に、舞台上にあって。
それは
乾燥した空気を支配する「アツさ」。
かつての恋人への想いの「アツさ」。
自分の中に流れる血筋の「アツさ」。
どうしても結ばれることのない宿命の「アツさ」。

それらはすべて逃れられないモノだったのか。
あるいは。
ただ逃れることをあきらめていただけだったのか。
そして。
「死」を以ってしか、逃れることはできなかったのか。



他人なんてどうだっていい。
ただおまえと一緒にいたいだけなんだ。

きっとそれは、レオナルドのいちばんpureな気持ちだったんだろうなと思うです。
だからこそ、その叫びに涙しそうになったのだろうなと思うです。


かりめろ的BESTSCENE
婚礼を前にした、花嫁(ソニン)とレオナルド(森山未來)の場面ですね。
引き裂かれても、どうしようもなく惹かれてしまう。
だけど、二人とも相手への想いが強すぎて
あるいは、その想いを互いに激しくぶつけることしかできなくて。
罵りあいのようになっているんだけど
すっごい強い想いを相手に伝えてる
のが、、、せつないなと思ったです。




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