2006 映画ア行

2007年01月17日

【DVD】イヌゴエ

監督 横井健司
原案・脚本 永森裕二

CAST
山本浩司 村上淳 馬渕英俚可
宮下ともみ 大森博史 遠藤憲一
ブン太(ペス) キャンディ(ルーちゃん)ほか


あらすじ
主人公は、内気でさえない20代の青年・直喜。
自分の殻に閉じこもって、やることなすこと全てに慎重、恋にも臆病…。
唯一のとりえは、イヌなみに鼻が利くことくらい。
ある日、そんな直喜のもとに父親がむりやり押しつけた不思議なフレンチブルドッグがやってきて、平凡な彼の日常は一変する…

人生に消極的だった不器用な青年が、
人間の言葉を話す無愛想なイヌとの奇妙な交流によって、
少しずつポジティブに成長してゆく姿を描きます。
ふたりのやりとりに笑いころげているうち、いつしかじわじわ泣けてくる!?
そのおもしろさと感動は、ディズニー映画もビックリ☆

一見キュートなフレンチブルドッグのペス。
ところが、口を開けばお下劣な"ワン"ウェイトークが、なんと関西弁で炸裂!




かりめろ的感想
最初は。
「内気でさえない」主人公・直喜(山本浩司)が、
なんというかこう…うっとうしくて、うっとうしくて(ー"ー;
彼のような、なにごとにも後ろ向きで、
自分がやらないことの言い訳を全部人に押し付けて、
というタイプはいちばん苦手なので(笑)
一瞬「今回も失敗か…><」と投げ出しそうになりましたが
(ここんとこ、DVDのハズレが多いのです…)
いやいや、まてまてと自分をなだめつつ、見ていたらば。
直喜が少しずつ変化していくのがわかって。
ときどきくすくすと笑いながら、
結局最後まで引き込まれながら、見てしまいました(笑)

直喜の変化をもたらしたのは、
人間の言葉を話すペスによって、というよりは。
犬の話すコトバがわかってしまうことによって、という感じなのですが。
この変化の具合というか、バランスが
過剰じゃなくて、いい案配なんですよねぇ♪
「犬と青年の心の交流!!!」とか言って、それを前面に押し出すでなく。
でも、たしかにそこに「ココロの通い合い」や
それによって起こる「青年の心持ちの変化」というものはあって。
そのほんのりした感じがいいんです(^^)
そう考えると。
最初の直喜の、ある種の鬱陶しさも理解できるわけで(笑)
あの後ろ向き加減から、
少しずつだけど確実に変化をしている感じ
が映画全編にあって。
たとえば。
直喜は最後ペスとお別れをすることになるのですが。
今まで感情をむき出しにすることがなかったから、
ペスが行ってしまったあと、
直喜の中で、わけのわからない感情が溢れ出てきて。
がむしゃらに、もう行ってしまったペスを追いかけて、走るしかなくて。
その間も「オレ、何やってるだろ?」と、やっぱり自分の感情を理解できなくて。
そういうのが、いいなぁって思えたんです。


このDVD…というか、映画を見ようと思ったきっかけは
このペスの声をあてているのが、遠藤憲一さんだったからなんですね
ペスはフレンチブルドッグで、めちゃめちゃラブリーなのに、
もう完全におっさんの関西弁で、傍若無人なトーク炸裂(笑)
でね。
なぜ、遠藤さんがと思っていたら。
ペスのもともとの飼い主が、遠藤さん演じるおじさん、だったんですよね
…犬の声は、飼い主と同じになる、という伏線を途中で見たのですが、
そこまで思い至らず、一本取られた( ̄▽ ̄;な気分に(笑)
でも、エンケンさん見られたからいいやと勝手な理屈で納得してみたり♪


とりあえず、ペスのきらきらした瞳と、めちゃめちゃおっさんな声にやられてみてください♪


かりめろ的BESTSCENE
ペスの本当の飼い主がやってきて、
直喜とペスがお別れの会話をしているところ
、ですね
彼らの会話がかみ合うのって、ココだけなんですよ!
それにまたほろりとしてしまって…かなり好きでした♪

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2006年05月18日

【映画】明日の記憶

観覧場所 ピカデリー■

原作 荻原浩■
監督 堤幸彦■
脚本 砂本量 三浦有為子■

CAST 渡辺謙 樋口可南子 吹石一恵 水川あさみ 及川光博 遠藤憲一 香川照之ほか■

あらすじ
広告代理店の仕事にも脂が乗り、家庭円満、一人娘は結婚間近と人生の円熟期を送る佐伯雅行(渡辺謙)は、今年50歳になる。そんな穏やかな幸せに満ちている彼を突然襲う若年性アルツハイマー病。こぼれ落ちる記憶を必死に繋ぎ止めようと、あらゆる事柄をメモに取り、闘いはじめる佐伯。夫を懸命に受け止め、妻であり続けようと心に決める妻・枝実子(樋口可南子)
「お前は平気なのか?俺が俺じゃなくなってしまっても」。
一緒に積み重ねてきた人生をいつか忘れてしまうのだ。ひりつく想いでそう訊く夫に、彼女は静かに答える。
「私がいます。私が、ずっと、そばにいます。」
喪失を乗り越え、支え合い生きていく二人の情愛を描いた映像から伝わるのは生きることの喜び、切なさ、そしてすばらしさ……。
――【チラシより】


かりめろ的感想
「……あなたと、います」
夫婦の愛と絆。心に響く物語。


このことばが、この作品をよくあらわしていると思います。

もしも、私の、あるいはパートナーの記憶が少しずつ失われてしまったら。
もしも、ずっと一緒にいると決めた人が、自分との記憶を失ってしまったら。
もしも、自分がパートナーと一緒に過ごした時間を忘れていってしまったら。
あなたは、あるいはパートナーはどうしますか?


それを考えるということは、自分とパートナーとの関わりを考えることなのだよなぁ、と。
この作品では家族だから、夫婦だから」一緒に生きていくのがあたりまえだ、という答えが提示されていたと思います。
きっと「家族」とか「夫婦」とかって、そういうものなんだろうなぁと、、、理屈なんかではないんだろうなぁ思います。
どんな状態であっても相手を受け入れることができるか、どうか
この作品を見ているとき、
ずっとそういった「夫婦とは」とか「家族とは」とかと問いかけられているような気持ちがしていました。
そういう意味で、感動する作品というよりは、意欲的な作品という方が合っている気がします。
(相変わらず、素直には感動しないらしい/笑)

このお話は、映像から何かがにじみ出てくるというよりは、
この「若年性アルツハイマー病」という病をめぐる現実を、罹った本人、その家族、そして病院、会社、施設などの社会的なものと、一つひとつ丁寧に映し出していった映画だと思います。
安易な結末をつけたりせず、きちんと現実(きれいすぎるという側面はあるにしても)映し出したというところに、この映画の価値があるのではないかと思います。


俳優さんたちが、ほんとうにうまかったです(≧∀≦)
かりめろ的には、遠藤憲一さん香川照之さんがとっても印象的でした
お二人とも、もちろん言わずもがなのすばらしい役者さんなのですけどね
出演されているシーンはそれほど多くないのですが、
その中に、映画では語られることのない主人公・佐伯と過ごしたこれまでの長い年月をにじませていて、、、
彼らが佐伯を思う気持ちというのが透けて見えて、ほんとうにすばらしかったです
あと、及川ミッチーナイスキャスティングだと思いました


かりめろ的BESTSCENE
ラスト手前の、樋口可南子さん演じる枝実子の表情ですね。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、、、
ほんとうにコトバにならないたくさんの気持ちが表情の中にあって、、、
とてもせつなかったです。

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2006年03月16日

【映画】ウォーターズ3

観覧場所 ゴールド劇場■

監督 西村了■
脚本 岡田俊平■

cast 小栗旬 松尾敏伸 須賀貴匡 桐島優介 平山広行 森本亮治 葛山信吾ほか■

あらすじ
ストリートパフォーマーのリョウヘイ(小栗旬)、元青年実業家(須賀貴匡)、元実業団バスケ選手の直人(松尾敏伸)、その後輩のケイタ(森本亮治)、元インテリアコーディネイターの進太郎(葛山信吾)、元銀行マンの正彦(桐島優介)、元板前の鉄平(平山広行)。それぞれの世界で夢破れた彼らだが、心機一転受けたホストクラブの面接は見事一発合格、今日から晴れて初出勤だ!
しかし、世の中そんなに甘くない。張り切って駆け込んだ店はカラっぽ、なけなしの保証金を渡した店長も見当たらない。やっとダマされたことに気づいた彼らは、手っ取り早くカネを稼ぐべく無謀にも素人ホストクラブ”DOGDAYS”をオープンさせる。
それは、7人それぞれが忘れかけていた”何か”を取り戻すひと夏の大騒動の始まりだった…。
――【チラシより】


かりめろ的感想
あらすじ■にある〔7人それぞれが忘れかけていた”何か”を取り戻すひと夏の大騒動〕ということばがこの映画を端的に言い表していると思います。
ん〜〜…悪くない映画、でしたよ
ホストという見た目人間関係が濃そうな世界を、〔ひと夏のさわやかな騒動〕という形で描き、夢破れた7人の若者が「仲間」という大切なタカラモノを手に入れる。
一言で言っちゃうと
いろいろあったし、何度もだまされちゃったけど、でも、あ〜楽しかった
という感じですかね^^
、、、、、ていうか、そんだけなんですけどね(笑)
惜しむらくは脚本が少し欲張りすぎて、内容が薄くなってしまったところでしょうか
7人はそれぞれ過去に悲しい思いをしている。それ自体はうまくまとめられていたと思うのですが、じゃあなんで彼らが「ホスト」を目指したのかがよくわからない
その部分に説得力がないから、一つの事件をきっかけとして彼らは改めて「ホスト」としてプロの仕事をしようと決意するんですが、そこの変化がご都合主義に見えてしまう。そして、最後の最後までだまされていた彼らのこれからがまったく見えてこない
まぁ、軽いタッチでひと夏のホスト体験を描いたモノと割りきってしまえばいいのかもしれませんが、それにしては7人全員にいろいろありすぎだし(笑)、その設定をうまく生かせてないような気がして。
もったいないなぁなどと思ったのでした。


かりめろ的BESTSCENE
最後に7人で海辺を走るシーンですね。
内容はともかくとして、7人の演技はとても好きでした。そして、そのシーンは、彼らがとても楽しそうな、充実した表情だったので、とても印象的でした


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2006年03月04日

【映画】あおげば尊し

観覧場所 シネマテーク■

監督・脚本 市川準■
原作 重松清(新潮社刊)■

cast テリー伊藤 薬師丸ひろ子 麻生美代子 加藤武史ほか■

あらすじ
父がもうすぐ、いなくなる。この世から、消える。家族で最期を看取るため、自宅での介護を決めた。一生教師だった父。でも、誰よりも頑固で厳しい教師だった父を見舞いに来る教え子なんて、ひとりもいない。「おじいちゃんを見舞いに来る人って、なんでいないんだろう?」息子の問いに、僕は曖昧な返事をかえすだけ。日々介護をする妻は「もう、なんにも、できないの」と、溜め息を吐く。父は本当にこのまま死んでゆくのだろうか。僕ら家族にできることは、本当にもうないのか…。
そして、僕が教える小学生たちは、死の意味がわからない。インターネットの死体写真。斎場への寄り道。けれど「どうして死体を見ちゃいけないの?」という彼らの問いに、僕は何も答えることができないでいる。
――父さん、死ぬってどういうことなんだろう?
僕にも全然分からない。だから父さん、僕らに教えてくれないか?ずっと生きてきた父さんが、今こうして命を見つめている姿を、見せてやってほしいんだ…。
――【チラシより】


かりめろ的感想
しまった、、、いつもなら、自分の感想を書いてから、ほかの方の感想を読んでいくのですが、今日はなぜか最初に読んでしまい、、、何を書けばいいか、わからなくなってしまいました(笑)ま、それはともかくとして。


この映画のラストに、不覚にも泣きそうになりました。
いつも通り、「泣きそう」で終わるんですが(笑)
なんでかというと。
映画の中では「頑固で厳しかった教師」だった父に見舞いに来る人はいない、ってずっと繰り返していて、最後の最後でたくさんの教え子がやってきて、実はその父の教えはちゃんと教え子に伝わっていたという、なんだかお約束の構図なんですよね。
そのお約束っぷりに、観た当初は違和感を感じてしまって、で、「泣きそう」で終わってしまったんですね。

でも、冷静になって考えてみると。
自分の伝えたかったことが、自分以外の人の中に残っていくというのは、奇跡的なことであって。しようと思ったって、できることじゃない。
伝わっているんだということを自分自身では知ることが出来なくても、自分が生きていた証が人の心の中にあるというのはほんとうに幸せなことだと思って。
こういう構図でなく、もう少し違ったかたちでそれを見せていただけたら、違和感を感じずに素直に見られたかなぁと思います。


この映画では「死ぬとはどういうことなのか?」ということを繰り返し問うてきます。
子供にとっては未知のできごととして。
大人にとっては自分の身近なものとして。
子供にそれを問われて、どのように答えるのか
大人である自分が、親の老いや介護、死、あるいは自分の死とどのように向き合うのか
目をそむけたくなるけれど、でもそむけてはいけない問題。
テリー伊藤さん演じる光一は戸惑いながら、そのときにできることに懸命に取り組みます。その戸惑いや、試行錯誤、悲しみ、、、などが切実に伝わってきました。
惜しむらくは(かりめろだけかもしれませんが)、光一が父を呼ぶ口調に父子の重ねた時間を感じられなかったこと。そのために、お話に没入できずに終わってしまいました。


でも。
「死」というものと真摯に向き合い、それをめぐる子供や大人の気持ちを安直に答えを出してしまわず、善悪含めて丁寧に描いたところにこの映画の真価があると思います。
答えを提示するというよりは、観た人に投げかける作品なのでしょうね。


ん〜やっぱりうまく書けない…><。
いや、いつもがうまく書けているかというとそうでもないんですけど(汗)


かりめろ的bestscene
ラストシーンですね。
上にも書きましたが、教え子たちが、心を込めて「あおげば尊し」を歌いながら、恩師を見送るシーン
エンドロールで生前の父の姿を映しますが、それは教師である父が生徒たちを見送るシーンなんですね。その対になった二つのシーンは心に残りました。

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2006年03月03日

【映画】愛してよ4

観覧場所 名演小劇場■

監督 福岡芳穂■
脚本 橋本裕志・李正姫■

cast 西田尚美 塩顕治 松岡俊介 野村祐人 鈴木砂羽 ほか■

あらすじ
じゃあ、私のことは、
いったい誰が愛してくれるの?


シングルマザーの美由紀は、10歳の息子ケイジをキッズ・モデルとして成功させようと、幾つも習い事をさせ、オーデション通いをしている。仕事も順調に入ってくるようになった。でもケイジはモデルの仕事が好きなわけではない。「予定を詰め込むのが大好きで、手帳の空欄から運が逃げていく」と言うママにつきあってあげているのだ。こんな母と息子の心はどこかすれ違っていて、ママの恋人の登場で溝は深まっていく。そして恋に仕事に忙しい母親の知らないところでケイジはさまざまな経験をしていく。
子供は大事だけれど、母親だって恋をしたいし、時には誰かに頼りたくなる。女性としての自然な気持ちに従う美由紀に、幸せは訪れるのだろうか?


かりめろ的感想
観てよかったです
世の中では子供の抱えるコドクに目が行きがちだけれど、オトナだって孤独を抱えている。どうしようもない孤独を抱えて愛されたがっている。
そんな単純なことを改めて知りました

大人だから、という理由で寂しかったり、愛してほしかったり、っていうのをストレートに出すことをやめてしまう。でも美由紀はそれをストレートに言う。それによって、ケイジは傷ついてしまって、美由紀に自分を見てほしいという気持ちでいっぱいになってしまう。
スクリーンから、美由紀とケイジそれぞれのの愛してよ」っていう気持ちがいっぱい溢れていました。
そして、ラストで二人は「幸せ」を見つけます。
ネタバレになるので、詳しくは書きませんが……
「愛してほしい」という気持ちばかりで、自分の寂しさにばかり敏感では幸せは見つからない。でも、少しだけ自分のまわりを見てみると。だれかが自分を見つめてくれている。それに気付くことができれば、そこに幸せは転がっている。
とっても幸せなラストシーンを見せてもらいました。


映像に重ねられるピアノの音がとても印象的でした。
あと、大人たちを見つめるケイジの瞳がとてもまっすぐで、、、少しだけ影を帯びていて、、、
ケイジの側に視点を置いてみると、大人たちがとても勝手で無責任に思えるけれど、オトナたちの側の視点で観ると、、、なにかわかってしまうものがあって
それはきっと自分がオトナたちの側に足を踏み入れているからなんだろうなぁと思いました。


かりめろ的BESTSCENE
美由紀の恋人である青山と、ケイジが食事をする場面ですね。
青山を「ケイジのパパよ」と紹介する美由紀に対して、ケイジは「(ほんとうの)パパは?」と繰り返し聞きます。そして、青山がプレゼントしたジャケットをわざと汚して、、、そんなケイジを美由紀はひっぱたくのです。そのときのケイジの瞳と、美由紀の表情が、どちらも「愛してよ」って叫んでいて、、、とても印象的でした。

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2006年02月24日

エリ・エリ レマ サバクタニ

観覧場所 センチュリーシネマ■

脚本・監督 青山真治■
cast 浅野忠信 宮あおい 中原昌也 筒井康隆 戸田昌宏 岡田茉莉子ほか■

あらすじ
西暦2015年。世界中で正体不明のウィルスが蔓延していた。"レミング病"と呼ばれるそのウィルスは視覚映像によって感染し確実に死に至るというものであった。人々は不安に怯え、絶望感に満ちていた。そんな中、病気の進行を抑制するといわれる唯一の方法が発見される。それは、2人の男、ミズイ(浅野忠信)とアスハラ(中原昌也)が演奏する"音"を聴くこと。やがてその噂を耳にした老富豪(筒井康隆)が彼らのもとを訪ねてくる。息子夫婦をレミング病で失い、たったひとりの跡取りとなった孫娘ハナ(宮あおい)までもが病に侵されているという。愛する孫娘の"死"を止めるため、彼らに演奏を懇願する老富豪。意を決したミズイはハナをある場所へと導くが…。
――【C2(フリーペーパー)より】


■かりめろ的感想■
*かりめろ的期待度は【コチラ


えっと。。。
映像はとっても好きでした
色の使い方や、組み合わせ。あるいは、映像そのものの風合いといったもの。
感覚的なものなので、うまく表現できませんが、ざっくりした感じというんでしょうかね、、、
フィルムの良さが最大限に引き出されていたと思います。

この映画のタイトル「エリ・エリ レマ サバクタニ」は
Eli,Eli,Lema Sabachthani?」、
ヘブライ語で「神よ、何ゆえに我を見捨てたもうや?」という意味。
主イエスが十字架に貼り付けられながら唱えた最期の言葉、だそうです。



…なんですけどね(汗)
お話が、、、ちょっとお粗末だったかなぁと。
放りっぱなし話題があまりにも多いというか。
「正体不明のウィルス」によって、日本では300万人、アメリカでは800万人が自殺をしてしまった、というところからお話がはじまるのですが、これに対して、「細菌兵器」というコトバが出され、一瞬その場の空気が凍るというシーンがあるんですね。これは老富豪がミズイたちの存在を知る場面ではあるのですが、、、


細菌兵器云々話はどこへいった?!堯福陰◆院


…とまぁ、それ以後、まぁ〜ったく出てこないんですね(笑)
たしかにそこに話を入れ込んでしまうと、ミズイが世界のヒーローになるしかなくなりますし、主旨がまったく変わってしまうんで、まぁよしとしようとは思えるのですが。
でもね。
ミズイは、老富豪の孫娘ハナを"音"で助けるのですが。。。


ほかの感染者はどうするんだぁ!?堯福陰◆院


と(笑)
"音"を奏でるミュージシャンが一人の少女を救う話、とまとめてしまえば、まぁそうなんですが、それを語るのであればここまで奇抜な設定にしなくったっていいんではないかと。
しかも、その「世界を救う」らしい"音"がまた、、、ノイズ以外何者でもないんですよね(笑)
たしかに"音"と言っているのであって、"音楽"とは言ってませんから、仕方ないんですが、、、
うるさいこと、この上ないーー;
それを延々と長回しでやられたときには、、、すいません、寝かけました(汗)


この映画の冒頭のシーンである、ミズイとアスハラが"音"を創って楽しんでいる場面はとても好きでした。二人が"音"を使って遊んでいるようで、、、
でも全体的に、この監督のテンポとかりめろのテンポは合わないみたいで、ところどころ飽きて寝そうになってしまいました。ごめんなさい。


かりめろ的BESTSCENE
アスハラはウィルス感染者で、結局自殺をしてしまいます。
それは病気による自殺なのか、本気の自殺なのか、、、わかりづらくはあるのですが。
ミズイはアスハラを自分の手で葬ります。
そのSCENEが、やさしさと悲しみが入り混じって、じんとしました。

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